yamanba's blog

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佐賀平野と脊振山地

2024-07-28 22:58:00 | 日記

梅雨明け後、猛烈な暑さが続いている。時折、ゲリラ豪雨も発生したり、天候が落ち着かない。東北地方では大雨による被害も出ている。名古屋大・横浜国立大の坪木教授によると、今回の大雨は台湾付近から大陸へ移動していた台風3号から水蒸気が送り込まれたところに南から台風3号を回り込む水蒸気も加わったことで非常に強い雨雲が形成されたことによるものだと。近年、梅雨前線が北上しても弱まらない傾向が見られ大雨に慣れていない地域でも災害が起こりやすくなっていると指摘されている。今年は大きな災害もなく梅雨が明けるものとばかり、、自然は容赦ない。(お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします)

一方、こちらは引越しの準備に追われている。引越しは9月末の予定だったが、施設に入所中の姉が入院することになったので(宮崎から通うことは困難なので)1ヵ月延期することにした。母の介護に姉の入院の段取りに引越しの準備とやらなければならないことがありすぎて、さすがに頭が回らなくなっている。昨日は所用のため五ケ山経由(東背振トンネル越え)で大川市から甘木市へ向かったが、途中、広々とした佐賀平野とそこから望む脊振山地にひととき癒された。偶にはこういう時間が必要かもしれない。

 

 

撮影日:2024.7.27

佐賀平野と脊振山地(写真中央あたりが脊振山山頂)

麦の収穫を終えた畑の向こうに脊振山地が連なっている、外は暑いけれど山から吹く風が心地よい

 

 

 

《関連記事》

専門家「東北地方は数日間 大雨に警戒が必要な状況が続く」(NHKニュース 2024.7.26) 

記録的な大雨 山形・秋田の被害まとめ(NHKニュース 2024.7.28)

 


五ケ山ダム満水(7月29日更新)

2024-07-17 18:07:57 | 五ケ山ダム

7月14日からの大雨により、五ケ山ダムは15日午後5時、常時満水位(407.10m)を超えた。17日18時現在の水位は407.58m。昨年7月10日豪雨以来の満水超えである。洪水時最高水位まであと5.8m。梅雨もそろそろ明けそうなので、もう心配はないと思うが、治水能力を誇る五ケ山ダムでさえ、梅雨末期には満水になる。今後、さらに異常気象が進むとどうなるか、心配になる。

3連休は大雨の予報が出ており、14日から15日にかけて九州北部では線状降水帯発生の可能性があると報じられていた。うろうろするのはよくないと思ったが、引越しの段取りがあり(介護の合間に行くしかなく)、13日、宮崎へ向かった。用事を済ませ翌14日、福岡へ戻ろうと雨雲レーダーを見ると、午前8時頃、長崎で線状降水帯が発生していた。熊本も大雨だったので、いつものルート(米良街道~九州道)ではなく、東九州道~大分道経由で帰ることにした。幸い、大雨に見舞われることはなかった。ただ、昨年7月10日の大雨で土石流被害を受けた大分道の高山トンネル(朝倉~杷木)はまだ完全に工事が終わっていない状態(一部ブルーシートがかけてある状態)だったので気になったが、その後、雨は小康状態になったのでよかった。

 

梅雨明け宣言も秒読み段階に入り、いよいよ過酷な夏がやってくる。福岡での時間も残り少なくなってきた(寂しいな)。できれば宮崎へ引越す前に五ケ山に行っておきたいのだけど、、(写真を掲載しておきたいので)

 

《2024.7.29更新》

7月27日、五ケ山経由(東背振トンネル越え)で大川市へ行く途中、車の中から撮ったものなのでわかりにくいと思いますが、写真を掲載しておきます。

 

五ケ山ダム、満タン(佐賀大橋から見たところ)

 

 

福岡県総合防災情報(ダム情報より)

7月15日午後5時、満水超

 

15日午前5時頃~6時頃の1時間に50ミリの大雨になり、脊振ダムからの流入量が一気に増えている。ちなみに、同時刻、那珂川市市の瀬で63ミリの大雨になっていた。(下表参照)

 

 

 

 

7月17日午後6時現在の五ヶ山ダム

408mまでいくかな

 

 


五ケ山ダム水位3m上昇

2024-07-04 11:28:28 | 五ケ山ダム

大雨になると五ケ山ダムへのアクセスが増えるので、最新の状況を急いでまとめた。(これから山口なので)

 

7月4日11時現在、五ケ山ダムの水位は403.86m。平常時最高貯水位まで3.24mのところ、今回の大雨で約3m上昇している。ただし上流の脊振ダムが満タン状態(貯水率100%)で、脊振ダムからの流入が続いているため、水位はもう少し上昇するかもしれない。ちなみに脊振ダムでは降り始めからの雨量は356ミリ(報道されていないが)、大雨になっていた。福岡県内の主要ダム貯水状況を見ると、7月3日現在、93.6%となっており、大雨前と比べると8.4%上昇。昨年の同日と比べても2%多く、県内21ダム中7ダムがレベル2超過となっている。この状態で昨年7月10日の豪雨のような雨が降ると、緊急放流するダムが出てくるかもしれない。五ケ山ダムも例外ではない。

というわけで、梅雨が明けるまでしばらく警戒モードでいなくてはいけない。大雨にならないことを祈りながら。

 

 

五ケ山ダム状況(2024年7月4日11時現在)

平常時満水位まであと3m

 

 

脊振ダムからの流入が続いている

 

 

福岡県主要ダム貯水量グラフ(2024年7月3日現在)

一気に昨年を超えた

 

 

福岡県主要21ダム貯水状況(2024年7月3日現在)

これからどうなるか、、

 

 

《参考》

福岡県防災情報 

福岡県主要ダム貯水状況

 


梅雨最盛期、しばらく警戒モード

2024-07-03 19:08:08 | 災害

7月1日、梅雨前線の影響で九州北部や山口県は大雨に見舞われた。宗像市や久留米市では道路や田んぼが浸水する被害が出ている。北九州市小倉南区では自転車ごと側溝に落ちて川に流された人が亡くなっている。今回、雨量が最も多かった大分県日田市(72時間270ミリ)では花月川にかかる三郎橋(国道386号線)の橋脚が倒れる被害が出ている。山口県では下関市や美祢市などで大雨となり、中国道が通行止めになった。

今年は梅雨入りが遅く、どうなるかと思っていたが、やはり例年とおり7月に入いるやいなや大雨になった。先月27日、気象協会は梅雨明け予想を発表しているが、それによると九州南部から東北北部の梅雨明けは7月中旬から下旬にかけて、いずれも平年並みとなっている。このまま梅雨が明けてくれればよいのだが、梅雨末期の大雨は常態化しており、どこかで災害が発生しないと梅雨明けしないという状況。もうしばらく警戒モードでいないといけない。

 

 

山口県美祢市東厚保・厚狭川(7月1日5時40分)

昨年6月30日豪雨で大きな被害が出た美祢市東厚保(厚狭川)では、1日午前3時半頃、氾濫危険水位を超えた

 

 

 

午前7時頃から小康状態になったので助かった

 

 

 

7月1日午前3時頃の雨雲の動き

7月1日午前3時頃、山口県に線状降水帯らしきものが発生していたが、基準に満たしていなかったようで気象庁の発表はなかった

気象庁の発表をまっていたらいくつ命があってもたりない(毒)

 

※参考:顕著な大雨に関する気象情報の発表基準

 

 

7月1日午前7時現在の降水量

福岡県宗像市では1日午前5時から6時までの1時間に7月の降水量で最大となる65.5ミリの雨を観測していた

大雨情報リアルタイムデータ

 

 

こちらは毎年氾濫する山陽小野田市の桜川(7月1日午前8時頃)氾濫寸前

 

福岡にいる間は母を施設に預けているが、1日朝、施設のそばを流れる桜川の様子をライブカメラで見ると氾濫寸前だったので、すぐさま施設に連絡をすると垂直避難をしているとのことだった。その後、雨は小康状態になった。先月、施設でクラスターが発生したため施設の利用ができず、福岡へ戻ることもできず(ブログも更新できず)、半月ぶりに戻ったあとの大雨。何かあれば下道を走ってでも行くつもりだったが大事に至らなくてよかった。明日は母を迎えに行く。田舎も1時間30ミリ以上降っていた。さて、家はどうなっていることやら、、