安倍政権追随の高島市政において、様々な問題が浮き彫りになっている福岡市。いよいよ2月18日から平成28年第1回福岡市議会定例会がはじまる。あわせて17日には、5回目となる議会改革調査特別委員会が開会される。今回の委員会は、定例会(本会議)に報告する内容(調査の経過や意見など)が協議されることになっている。こちらも前述のとおり、問題は山積している。
一番の問題は、与党会派が「委員会の議事録に発言者名を記載するなら、ルール(時間制限)を設けよ」と主張しているところにある。そもそもこの議事録。福岡市議会のホームページで確認できるのは有り難いが、発言者名が記載されていないこともあって、なかなか状況が掴みにくい。委員会を傍聴した人が見れば想像もつくだろうが、そうでなければ何とも分かりづらい代物だ。およそ議事録と呼べるものではない。その上、議会事務局は、発言者名がない議事録を掲載するのに、2~3ヵ月もかかると言うから不思議だ。確かに今は、第2回委員会(10月23日)までしか掲載されていない。これでは市民に見せたくないのではないかと、勘繰りたくもなる。
そこで、これまで傍聴した委員会から第3回と第4回の記録をまとめてみた。(下表)議員の発言を会派ごとに表にしたものだが、こうすることで各会派の議会改革に対する姿勢(本気度)がはっきりわかる。きちんと仕事をしている議員とそうでない議員もよくわかる。ルールが必要だと言いながら、議論を引き延ばしているのは、実は名前を載せたくないからではないのか。仕事をしていないことが市民にわかってしまうからではないのか。この現状を一人でも多くの市民に見てほしいと思うのだが。
※PDFはこちらに掲載(市民に開かれた議会を実現する会ニュースサイト)
第3回及び第4回議会改革調査特別委員会(各会派の意見)pdf
《関連資料》