ようやく九州北部地方(山口県含む)の梅雨が明けた。と、ホッとしたのも束の間、25日午後、福岡県や大分県などで大雨に見舞われた。大分県では、25日午後3時25分、中津市、宇佐市、由布市、九重町、玖珠町に土砂災害警戒情報が出た。気象台によると、午後3時半までの1時間に九重町付近で90ミリの猛烈な雨、大分市でも午後4時前までの1時間に46.5ミリの激しい雨を観測している。また、由布市では増水した川(花合野川)に砂防ダムの改修工事をしていた作業員が流され、1人が死亡、1人が行方不明となっている。梅雨が明けても不安定な天候が続いているので、油断はできない。(というか、油断しないで)
厄介なことに、来週は台風がやってくるかもしれない。tenki.jpによると、日本の南の海上の雲がまとまりつつあり、28日までに熱帯低気圧(台風のたまご)が発生する見込みで、31日から8月1日頃、この熱帯低気圧が台風になって、沖縄付近に近づく可能性があるという。今、太平洋高気圧の勢力が強いので、台風は大陸へ追いやられ、九州へ近づく可能性は低いという解説を目にしたが、どうなるかわからない。九州北部や山口県は6月末から7月10日の記録的大雨で大きな被害を受けたばかり。台風が直撃するとそれこそ大変なことになる。
山口の実家では、6月末の豪雨で屋根がやられ、雨漏りがひどい状態になっている。秋の台風シーズン前までに工事を終えればよいだろうと思っていたけれど、これは急いで段取りしないといけない。それにしても、今年は雨に翻弄され続けて、気を抜く間がない。
7月25日午後2時から3時時頃にかけて福岡市内も大雨に、雷がすごかった (写真:tenki.jpより)
由布市では30分で52.5ミリの大雨に、災害が起きてもおかしくないレベル(26日朝のNHK福岡ニュースより)
7月25日午後3時25分、大分県に土砂災害警戒情報が出た際にツイートした画像(気象庁HPよりキャプチャー)
早くも台風シーズン到来!
8月から9月は要注意
それしても、台風シーズンがずいぶん早くなった。台風といえば秋だったが、今は8月がピーク。今年は秋にかけてエルニーニョ現象が続くらしく、7〜9月は台風の発生数は少なめで、台風の発生位置は南東にずれる予想のよう。とにかく急いで備えないと。
《台風6号発生 2023.7.28更新》
28日午前3時、台風6号(カーヌン)発生。予想進路は、太平洋高気圧の勢力が強いためか、西へ追いやられ大陸へ。九州直撃コースはなさそうだが、その分、暑さは災害レベル。地獄の日々が続きそう。
・台風6号「カーヌン」発生 発達しながら北上 沖縄に接近の恐れ(tnki.jp 2023.7.28)
大陸へ、、
と思ったら、、
《台風6号、Uターン! 2023.8.3更新》
明日(4日)、Uターンするのか、、
海水温が高いからか、勢力が衰えそうもない
・台風ゆっくりUターン 沖縄や奄美は長期間大荒れ 来週は強い勢力で九州や四国接近か(tenki.jp 2023.8.3)
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・大分県に土砂災害警戒情報 梅雨明け早々に大雨 安全な場所に避難を 災害に厳重警戒(tenki.jp 2023.7.25)
・大分 由布 増水した川で作業員2人流される 下流で1人死亡確認(NHKニュース 2023.7.25)