五ヶ山ダムの試験湛水(昨年10月21日)がはじまって、早いもので1年が過ぎた。そこで台風22号が過ぎ去るのを待って、バタバタと五ヶ山へ向かった。
今月は毎週のように台風が襲来しているのでどうかと思いきや、意外に水は貯まっていなかった。前回(8月)の訪問時と比べても状況は大して変わっていなかった。福岡県五ヶ山ダム事務所が発行している「五ヶ山ダムだより9月号」を見ると、昨年11月から今年8月までの雨量は、五ヶ山の最近10年間の平均雨量に比べ、約4割も少ない状況だったとある。やはり水は思い通りに貯まっていないようだ。
そもそも福岡市の水は有り余っているのだから、ダムなど必要はないわけだが、ここ五ヶ山では、昔から雨は少ない傾向にあったことが、「那珂川町の歴史探訪」を読んでわかった。この夏、五ヶ山についていろいろ調べてみたが、とても興味深い歴史があることがわかった。今回は時間がない(北アルプスから帰った直後、母の体調が悪くなり、福岡にいない)ので、次回、詳しく紹介したい。(五ヶ山の歴史についてはこちらで)
撮影日:2017.10.29
台風直後 大きな変化はなく
ダム湖周辺の山 倒木が目立つ
林道倉谷線方面 ダム端まで水が行き着いていた
定点観察 ほとんど変化なし
10月30日現在EL388m、試験湛水目標水位まであと25.4m(福岡県HPより)、売るほど水は貯まってるようだけど、、
ビオトープ 水草が少し増えていた(県職員が手入れしているらしい)
旧東小河内を見る(手前のコンクリートは「小川内の杉」移植の際に使われた土台)
「小川内の杉」があったところ かつては紅葉で彩られていたが、、
川は少しずつ後退
《関連資料》