yamanba's blog

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中秋の名月&満月@福岡

2023-09-30 20:03:00 | 月・星

昨日、9月29日は「中秋の名月」で満月だった。満月の瞬間は18時58分で、昇ってくる名月がちょうど満月ということになる。ちなみに、福岡の月の出は18時10分、実際に月が見え始めたのは18時40分頃、東の空に大きく輝いていた。このところ月を見る余裕もなかったので(張り詰めたままだとよくないので)久しぶりに都会の夜空を眺めていた。

tenki.jpによれば、過去3年連続で名月と満月が同じ日で、次に「中秋の名月」と満月が一致するのは、7年後の2030年9月12日とのこと。果たして、見ることができるだろうか、、微妙な年頃なので。

 

 

9月29日午後6時50分頃の福岡市内(スマホ撮影)

都会の光に負けてない

 

 

 

29日18時45分頃(月の出直後)

名月&満月 (1/125、f6.3、iso800)

 

 

 

isoを下げて (1/125、f6.3、iso400)

 

 

 

満月の瞬間から11時間後の30日午前6時頃(月の入り直前)

西の空に輝く (1/125、f6.3、iso400)

 

 

 

見納め (30日:月の入りは6時45分、太陽の出は6時11分)

 

 

 

《おまけ》

🐰🐰 

 

 

 

《関連記事》

今夜は「中秋の名月」 満月と同じ日になるのは次回7年後 広くお月見チャンス(tenkijp 2023.9.29)

 

《参考資料》

国立天文台・中秋の名月(2023年9月)

各地のこよみ

 


介護の現実

2023-09-29 08:29:16 | 日記

今年5月、要介護4から要支援1へ判定が下った直後に精神状態が悪くなり、精神科に入院していた姉が今月上旬に退院してから過酷な日が続いている。というのも、これまでと同じようにショートスティを利用しようとすると(保険が適用されない日が半数発生)、月10万以上の費用がかかるため、自宅での介護を増やしている。その上、92歳の母(要介護1)も手がかかるようになって負担が増している。

そうした中、27日、姉がまた市民病院へ入院した。精神科を退院してしばらく調子は良かったが、ショートスティを再開した初日に発熱(コロナ陰性)、解熱剤で一旦は下がったが、ふたたび発熱。その後、抗生剤を服用するも三度発熱。持病の尿路感染症が出てしまった。血液検査の数値もよくなかったので、容態が落ち着くまで入院をさせてもらうことにした。

ところで、姉は2021年に急性腎盂炎になってから、市民病院で入退院を繰り返しているが、今回、初めて面会が許可された。今年5月8日、新型コロナが5類に変更されたことにより、面会ができるようになっていた。ただし、週1度、1回15分以内で2名までといった制限はある。もう一つ、コロナとインフルが同時流行しているので、かかりつけの病院で抗原検査をしてから来院するように言われた。これまで高熱が出た場合、市民病院へ行って院内の隔離室でPCR検査をしていたが、それがなくなっていた。これも5類対応ということなのだろうか。

何はともあれ、これで少し休むことができる。福岡へ帰っても1~2日滞在し、すぐに山口へ移動(発熱のたびに施設から呼び出しがあり、一度は帰福途中に下関でUターン)したり、過労のためか体調がよくない。膀胱炎になりかけている。今のうちに治しておかないと。

 

 

姉を施設まで迎えに行った帰りに立ち寄った「花の海」、キバナコスモス満開(2023.9.21撮影)

 

 

いつも利用している施設がコロナのため利用できなかったので、今回は自宅から少し離れた別の施設でお世話になった。ちょうど近くに「花の海」があったので行ってみると秋桜が満開だった。入院ばかりしている姉に大好きな花を見せてあげることができたのはよかった。(また入院してしまったけれど)

 

 


6月末大雨被害~厚狭川と美祢線(9月28日更新)

2023-09-20 22:27:57 | 災害

6月末の大雨で山口の実家の屋根がやられてしまったので、地元の業者さんに屋根修理をお願いしていたが、先日、その工事が完了した。屋根屋さんに話を聞いてみたところ、6月末の大雨による被害は多く、屋根工事は40件に上っているとのことだった。うちは大した工事ではなかったので、合間に入れていただいたが、修復工事が終わっていない家屋も多い。

ところで、19日、大雨による美祢線被害の全容をJR西日本が発表した。同社の調査によると、美祢線全区間46キロのうち37キロにわたり、80ヵ所で被災していることが判明。その多くが厚狭川の氾濫や水位上昇に起因するものとしており、県による河川改修の防災強度(向上)の必要性を強調している。その上で、河川改修と美祢線のあり方の議論を並行していきたい考えを示し、復旧工事を行うかどうかについては明言を避けている。(したくないのだろうな)

美祢線には、たくさんの思い出がある。亡父がブルートレインの車掌だったこともあって、小さい頃から電車が好きだった。小学生時代、夏休みや春休みになると美祢線で生まれ故郷の長門三隅に遊びに行っていた。車窓から見る風景が今も目に焼き付いている。厚狭川の源流は大ヶ峠付近(美祢市と長門市の境)にあり、美祢線はほぼ厚狭川と並行して走っている。子供の頃は、それを見るのが楽しかった。当時は冷房車はなかったので、夏は川から吹く冷たい風が心地よかった。春は新緑の香りが車内に漂っていた。その厚狭川が、よもや美祢線の脅威になるとは夢にも思わなかった。

厚狭川の氾濫はこれまで幾度か起きている。特に、2010年(平成22年7月)豪雨では、厚狭のまちで多くの家屋が浸水するなど甚大な被害が出た。そのため河川改修を緊急に実施できる「河川激甚災害対策特別緊急事業」に指定され、平成22年度から激特事業区間(下図参照)で工事が行われた。すべての工事が完了したのは、今から4年前の平成31年。実に9年もの歳月がかかっている。

さて、今回の大雨で氾濫が発生した区域はどうなっているのか。県の資料を確認してみると「厚狭川河川改修事業」の対象になっていた。河川浚渫や砂防堰堤の整備が行われる予定にはなっているが、工事が完了するのは18年後の2041年。これでは幾度も災害が起きてしまう。(急がないと、美祢線が廃線になってしまう)

 

 

撮影日:2023.7.2

こちらの写真は、大雨の翌日に撮ったものです。

厚狭川と美祢線(線路は写真右の土手の上です)

※ここは湯ノ峠駅と厚狭駅の中間付近ですが、土手中程まで水位が上がっていた形跡がありました。

 

 

 

美祢方面

※写真左が美祢線、厚狭川を挟んで右に316号線、道路には土砂が流れ込んだ跡がありました。

 

 

 

厚狭川河川改修事業

激特事業区間は施工済み、そのほかは未施工(施工済みの桜川は今年も氾濫、ポンプが機能していないのでは?)

※6月末の大雨で最も被害が大きかったのは四郎ケ原駅周辺です。

 

 

厚狭川水系流域治水プロジェクト(山口県HPより)

今回被害が大きかったところも河川改修工事区間に含まれている

 

 

 

今回のJR西日本の会見を受けて、変更される可能性もあるのでは

 

 

《美祢線復旧へ期待 2023.9.28更新》

村岡知事は25日、県議会代表質問で「厚狭川は再度災害を防止するため抜本的な河川改修をする」と、美祢線の復旧に向けて前向きな答弁をしている。さらに水害軽減に向けて複数の対策を組み合わせる「流域治水」も実施していく考えを示している。期待したい。

美祢線復旧へ「流域治水」 「厚狭川、抜本的河川改修を」 知事表明(毎日新聞 2023.9.27)

 

 

《関連記事》

JR美祢線の復旧 県による河川改修「防災強度」向上の必要性を強調-JR西日本(KRY山口放送 2023.9.19)

 

《参考資料》

山口県。厚狭川 広域河川改修事業山口県公共事業の再評価・令和4年度再評価一覧表より)

JR西日本。大雨に伴う美祢線・山陰線の被災状況と今後の見通しについて(2023.9.19)

 

 


宇宙監視レーダー、地元住民が県に申し入れ

2023-09-10 21:23:23 | 宇宙監視レーダー

今年度運用開始予定の埴生・宇宙監視レーダーに新たな動きがあった。8日、ブログ(宇宙監視レーダー)へのアクセスが急増したので、何かあったのだろうかと調べてみると、山口放送が宇宙監視レーダーに関する報道をしていた。それによると、地元住民が山口県に対し、電磁波の常時モニタリングを防衛省に要請するよう申し入れていた。(それでアクセスが増えていたのだろう)

報道によれば、これまでの住民説明会で防衛省は電磁波モニタリングについて「定期的に監視・測定し、数値などは必要があれば示してきたい」と回答していた。ところが、今年5月、地元住民が改めて質問したところ、中四国防衛局は「総務省が定めた数値以下になっているので、運用後のモニタリングは必要はない」と回答したという。そのため、地元住民は、説明会での説明を反故にされたとして、電磁波の常時モニタリングや施設直下の活断層(菊川断層)調査を行うよう、防衛省に要請するよう県に申し入れていた。

これまで公にされた住民説明会は3回。最後に開催されたのは令和3年12月4日。その時の議事録を確認してみると、電波の危険性についての住民の質問に対し、防衛省は「運用開始前に電波を測定し、示したい」と答えている。さらに「宇宙監視レーダーは、静止軌道上のものを見ようと考えており、時間をかけて非常に弱い信号を時間をかけて検出し、衛星の位置やごみの位置を把握する作りとなっているため、従来の強い信号を使うレーダーと違う。検査については、改めて市と検討しながら決めていきたい」とも答えている。

その後、山陽小野田市との間でどのような協議がされたのか確認することはできないが、今回の報道からして、のちに住民とのやりとりがあったものと思われる。その上で言わせてもらうと、住民に定期的に測定すると説明しておきながら、基地が完成してから必要ないというのはいかがなものか。ヤフー記事のコメント欄を読むと住民を揶揄するものが多いが、重要なのは、電磁波云々の前に、防衛省が住民との約束を反故にしたという点だろう。住民を安心させておいて建設を進めたところが問題なのである。こうしたことは今に始まったことではないが、安全性に問題はないと言って進めた先がどうなるか、、いつか来た道にならなければよいが。

 

 

完成した宇宙監視レーダー(2023年7月18日撮影)

 

 

 

ほぼ完成の電源局舎 屋上に大勢の作業員の姿、竣工検査?(2023年8月22日撮影)

 

 

《追記》

宇宙監視レーダーに関する問題について、山陽小野田市議会9月議会の一般質問で取り上げられます。日程は9月12日です。

(参考)一般質問通告書

 

《関連記事》

宇宙監視レーダー「電磁波の常時モニタリングを」山陽小野田の住民団体が要望(KRY山口放送 2023.9.8)

宇宙監視レーダーに反対する会 防衛省の電磁波モニタリングなど県に要請求める(宇部日報 2023.9.9)

 

《参考資料》

山陽小野田市、山陽受信所跡地への宇宙状況監視レーダー建設について

山陽小野田市議会