yamanba's blog

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くじゅう平治岳~登山道で出会った花たち

2024-06-10 09:36:26 | 山・火山

この季節、ミヤマキリシマに色を添えてくれているのがドウダンツツジ。三俣山のように種類は豊富ではなかったけれど、平治岳登山道で出会うことができた。山頂付近では、岩影にニシキベニバナウツギやマイズルソウもちらほら(どちらもまだ花は咲いてなかった)。ただほかの山に比べると花は少なめ。ミヤマキリシマに圧倒されてどこかに隠れているのかな。。

 

撮影日:2024.6.7

ツクシドウダン・ツツジ科(山頂下)

 

 ここに堂々と、、

 

 

サワフタギ・ ハイノキ科(山頂付近)

 

 

 

ニシキベニバナウツギ・スイカズラ科(平治岳北西側)

 

 

 

こちらは山頂付近のニシキベニバナウツギ、ほとんど蕾(風が強くてブレてます)

 

※マイズルソウは撮り忘れ

 

 

ふつうのツクシドウダン

 

 

 

葉が紅葉?したツクシドウダン

 

 こちらは登山道脇に

 

 

モミジカラマツ・キンポウゲ科(暮雨の滝コース沿い)

花ではないけれど、なんとなく可愛いかったので😊

 

 

平治岳ミヤマキリシマ2024はこちらです。

 


くじゅう平治岳、ミヤマキリシマ2024

2024-06-09 08:59:00 | 山・火山

今年もミヤマキリシマの季節がやってきた。さて、今年はどの山にしよう。(今秋、宮崎へ移住するので)来年からは気楽にくじゅう登山ができないかもしれない。そうなると、やっぱりミヤマキリシマの名所、平治岳かな。。というわけで、吉部へ向かった。

吉部有料駐車場に着くと、平日にもかかわらず多くの車がとまっていた。週末が雨の予報なので、ラストチャンスと思われた方が多かったのかもしれない。(私も同様)吉部からは最短コースで登ることにした。ところが、このコースは現在一般登山者の利用はできないようになっていた。(通行止め規制はされておらず)途中で引き返すわけにもいかず、今回は登らせていただいた。(すみません)

平治岳は九電の社有林で、2011年から毎年春、ミヤマキリシマ植生保護活動を実施している。「平治岳の自然を考える会」をはじめ、九電グループ社員やその家族の方々が、ミヤマキリシマの生育の支障となっている樹木を伐採し、登山道の整備をしておられる。そのおかげで美しいミヤマキリシマを見ることが出来る。花はすでに終盤にさしかかっていたものの、今年は虫害が少なかったのか見事に咲いていた。これでまた1年頑張れる。くじゅうに、ミヤマに感謝。

 

 

撮影日:2024.6.7

ミヤマキリシマ、咲き誇る(平治岳山頂)

 

 

ここからスタート

大船林道(吉部登山口)

 

 

 

平治岳北西側、背丈ほどの枯れたノリウツギに覆われていた

 

 

 

平治岳山頂

 

 

 

三俣山とミヤマ(写真奥に硫黄山)

 

 

 

大船山とミヤマ(写真中央右に南峰)

 

 

 

山頂から先端へ

 

 

 

山頂斜面(スマホ撮影)

 

 

 

ミヤマを楽しむ人たち

 

 

 

斜面を見下ろす

 

 

 

色とりどり

 

 

 

山頂から少し下ったところ、枯れたミヤマも(正面は三俣山)

 

 

 

正面に北大船、その向こうに大船山(写真右は南峰)

 

 

 

黒岳と高塚山(写真右)

 

 

 

ふりかえる

 

 

 

ピンクのじゅうたん!(スマホ撮影)

 

 

 

ノリウツギとミヤマのせめぎ合い

 

 

 

ノリウツギ優勢

 

 

 

登山道に白いミヤマ!

 

 

 

坊がつるを望む

 

 

 

また来るね

 

 

 

大戸越(うとんこし)で休憩する人たち

 

 

 

平治岳を見上げる(大戸越)

 

 

 

坊がつるへ

 

 

 

大戸越から坊がつるまでは黒ボク土が続く

 

 

 

坊がつるに出た(右は大船山ルート)

 

 

 

テント場

 

 

 

帰りは暮雨の滝経由で

 

 

 

立ち寄ってみる

 

 

 

すぐそこ

 

 

 

暮雨の滝

 

 

 

吉部有料駐車場到着(泊りの方も多いのかな)

 

 

次項はくじゅう平治岳~登山道で出会った花たちです。

 

《参考》

九電財団。2024年度春 平治岳の『ミヤマキリシマ』植生保護&登山道整備活動を実施しました !!(2024.4.16)

 

 


PFAS汚染

2024-06-06 21:14:00 | PFAS汚染問題

先日、気になるニュースを目にした。今年2月、宮崎県西都市岡富の井戸水から有害性が指摘されている「有機フッ素化合物(PFAS)」が国の暫定目標値を超えて検出された。その後の県の調査で汚染の範囲が西都市と新富町のうち、一ツ瀬川と三財川に挟まれた南北およそ2.5㌔の範囲に広がっていることが分かったというもの。県は発生源が特定できなかったとしているが、果たして本当だろうか。

有害な化学物質といえば、245T剤に含まれるダイオキシンが思い浮かぶが、恥ずかしながら、有機フッ素化合物(PFAS)は知らなかった。調べて見ると、PFAS汚染全国マップがあるほど(まるで245T剤埋設箇所マップのよう)で、全国の河川や地下水で検出されている。

PFASとは、炭素とフッ素などの元素が結合した有機フッ素化合物の総称で一万種以上ある。その中で最も広く使われてきた物質がPFOSとPFOA。PFOSは、1950年代に世界的化学メーカーである3M社により、スコッチガードなどの防水防汚処理剤の原料として開発された物質。PFOAは同じく世界的化学メーカーであるデュポン社により、フライパンの焦げ付き防止などのテフロン樹脂の開発過程で作られた物質。どちらもごく身近に存在しているものだが、PFOSとPFOAは、毒性が強く、難分解性、生物蓄積性、長距離移動性、発がん性があり、人体や環境へ悪影響を及ぼす恐れがあるという。

人への侵入経路としては、主に水と食品。水は水道水から。食品は農作物栽培での土壌から。このほかPFASを用いた製品の使用からも侵入する。今回、西都市で検出されたPFASの発生源は特定できなかったとしているが、汚染範囲のすぐそばには新田原基地がある。基地や空港ではジェット燃料による火災の際、水で消火できないため泡消火剤を使用するという。その泡消火剤にPFASが含まれているのだ。泡消火剤に含まれるPFASは、そのまま周辺の土壌や河川に放出されるため、沖縄の米軍基地周辺の地下水や水道水で深刻なPFAS汚染が進んでいる。宮崎でも同じようなことが起きているのではないだろうか。

先月発行された原田和明氏の「ベトナム戦争 枯葉剤の謎」を読み終え、西都市近郊の山に245T剤が埋設されていることを確認したばかり、今度は移転先近くでPFASが検出されるとは。。

 

 

 

PFOA+PFOS数値。河川は米軍基地がある沖縄県や神奈川県などが、地下水は大阪府、沖縄県、東京都などの数値が高い。最高値(最新)は大阪府摂津市の地下水で21000ng/Lが検出されている。(NHKクローズアップ現代より)※記事は削除されています。

参考記事:大阪・摂津市で日本一のPFOA水質汚染 原因はダイキンの工場

 

 

そもそもPFASって何?(暮らしの中の有害物質を科学するより)

主なPEASのばく露経路

 

※日本ではPFASのうち、「PFOA」と「PFOS」の2種類の物質について、暫定目標値として、1ℓあたり50ng(ナノグラム)を「体重50kgの人が水を毎日2ℓ飲んだとしても、この濃度以下なら健康に悪影響が生じないと考えられる水準」としている。

 

《追記》

先程、NHKが全国各地でPFAS汚染が明らかになっている現状を取材した記事をXに投稿。読んでみると驚くような内容が書かれていた。また、河川や地下水の汚染状況がわかる「PFAS汚染全国マップ」も紹介している。

全国各地で“PFAS汚染”が明らかに(NHKWEB特集)

※この記事の内容は6月12日クローズアップ現代で放送されます。

 

 

《関連記事》

西都市と新富町で検出の「PFAS」 発生源は分からずと発表(NHK宮崎 2024.6.4)

「永遠の化学物質」PFAS(PFOS・PFOA)に関する認知度調査を実施(産経新聞 2024.6.3)

 

《関連資料》

宮崎県。有機フッ素化合物(PFAS)存在状況緊急調査事業の地下水指針値超過事案に係る周辺調査結果について(第4報)