山陽小野田市の感染が止まらない。山口県は31日午後4時から記者会見を行い、山陽小野田市の日の出町地域の接待を伴う飲食店で県内2件目のクラスターを認定した。昨夕、帰福後、気になって県の資料を確認すると、最初にクラスターが発生した日の出町の店(A)とは別の店(B)で感染者が相次いでいたので、県はいつクラスターを認めるのだろうかと思っていたが、ようやく認めた。
県は26日から日の出町の酒類を提供する飲食店の全従業員を対象にPCR検査を実施していた。54店舗、従業員190人が検査に協力し、1人の陽性を確認した。その1人が2件目のクラスターが発生した店の従業員だった。そこで、客13人にPCR検査をしたところ、10人が陽性だった。うち1人は家族への感染も確認された。そのため、県健康増進課の石丸泰隆課長は「感染者の規模と2次感染が出ているため」と、クラスターを認定したという。
それにしても、山口県はクラスターの発表が遅い。29日にはすでにこの店(B)で5人の感染者が確認されており、クラスターの定義に当てはまると思うのだが、この時点では認めなかった。そして今日、この店に関連する感染者が12人になったところでようやく認めた。しかも、2次感染が発生した後である。感染を拡げないためにも、認定は早いほうがよいと思うのだが。
(私事ながら)
昨日まで山口だった。いつもなら小野田へ買い出しに出かけるところ、今回はパスした。とにかく、一日も早く落ち着いてほしい、、
※下のほうに更新しています。
山口県内の感染状況(8月31日現在)
山陽小野田市 この1週間で約30人増、、
《山陽小野田市、日の出町のクラスター36人に 2020.9.2更新》
2日現在、日の出町の1件目(A店)に関連する感染者は23人となった。従業員4人、客10人からはじまり、そこから家族や知人9人へ広がっている。県は、感染の起点が店なのか客(中国電力作業員)から持ち込まれたものなのか、特定する決め手がないという。また、2件目(B店)に関係する感染確認は13人、これで日の出町関連のクラスターは計36人となった。今のところ、両店の感染の因果関係は分かっていない。また、クラスターとなった店舗名を公表しない理由について、県は、感染が疑われる期間の客全員と連絡が取れ、早期に検査や自宅待機による封じ込めができるためだとしている。(封じ込めができていればよいが)
《関連記事》
・山口県で2日の感染者5人 山陽小野田のクラスター関連計36人 新型コロナ(中国新聞 2020.9.2)
・中心街の感染35人に拡大 山陽小野田クラスター1週間(中国新聞 2020.9.1)
・日の出地域飲食店従業員のPCR検査結果をホームページで公表(宇部日報 2020.9.1)
・【速報】山陽小野田で2件目のクラスター認定 関係感染者計12人(中国新聞 2020.8.31)
《参考資料》
・山陽小野田市。本市における2例目のクラスターの発生について(2020.9.1)