引越しまであと5日。いよいよその時が来てしまった。この1ヵ月、山のような作業に追われていた。その上、先月末、リハビリ病院を退院した姉が敗血症と肺炎にかかり、ふたたび市民病院に緊急入院となった。一昨日、退院はしたものの今一体調がよくない。引越しの準備はどうにか目処が立ったものの、無事に引越しできるかどうか。あと台風21号の進路も気になる。
18歳の時、山口から大学進学のため来福して以来、40年以上、このまちで過ごしてきた。生まれ故郷より長い年月を過ごしてきただけに、離れるのが辛い。まちはずいぶんと変わってしまったが(高島市政にはすいぶん悩まされたが)、福岡のまちが大好きだ。利便性がよく、都会でありながら近場に自然も豊富にある。災害も比較的少なく、過ごしやすい。何より山口まで2時間もかからないところがよかった。とても恵まれた環境だった。
ところが、来月からはそうはいかない。宮崎から山口へはどんなに急いでも5時間以上はかかる。母や姉に何かがあってもすぐに駆け付けることはできない。電車も通っていないので東九州道を利用するしかない。自然災害も多く、先月の台風10号では大きな被害が出ていた。今週22日の大雨では2人の方が亡くなり、宮崎県内で229棟の浸水被害が出ている。さらに、日向灘地震や南海トラフ地震への不安もある。おまけに近くに新田原基地があり、うちの上空を戦闘機が飛んでいる。(地元の方は慣れておられるようだけど)なんとも落ち着かない。これからは先祖の山を守ってゆくことになるので、否が応でも災害と向き合うことになるだろう。
寂しさと不安が入り混じりどうしようもないが、明日は衆議院選挙の投票日。最後に福岡市民としての務めを果たして宮崎へ。
《追記》
先程、姉の入所先の施設から連絡があり、容態がよくないので、これから市民病院へ連れて行くとのこと。もしかすると再入院になるかもしれない。すぐに駆け付けられるよう準備をして待機している。
その後、市民病院の当直医師から電話があり、やはり入院となった。が、慌ててくる必要はないとのことだったので、明日朝一番で選挙に行ったあと山口へ向かうことにした。引越しギリギリまで看護が続きそうだ。
福岡市内の朝焼け、この3時間後に雨が降り出した。(10月22日午前6時すぎ撮影)
この日は不要な家具や廃棄物を搬出をしていたので、宮崎が大雨になっていたとは知らなかった。杉本先生(元九大、現在大阪大准教授)からXでメンションをいただき、はじめて知った次第。今回は特に延岡がひどかったようだ。
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