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福岡市、12月クラスター 過去最多更新中(12月27日更新) 

2020-12-26 16:16:00 | 新型コロナ

福岡市の感染が止まらない。12月のクラスターの発生件数(25日現在)は23ヵ所となり、過去最多だった8月の22ヵ所を抜いた。中旬以降はクラスターが発生しない日がないほどで、18日の感染者数は過去2番目の102人上り、歯止めがかからない状況になっている。それとともに重症者の数も増えており、県発表の病床稼働率も急増中で入院調整が難航する恐れも出てきた。

市内の中洲地区では、約40人いるスタッフの殆どが感染し、客も含め50人の大規模クラスターが発生している店がある。同地区では、8月にもクラスターが相次いでいたが、ここまで大規模なものはなかった。こうした中、福岡市は、市役所敷地内に西鉄バス車両を活用した、PCRセンター「天神サテライト」を開設した。接触確認アプリ「COCOA」で通知を受けた人や、感染拡大地域の希望者を対象に検査をしている(事前予約要・費用無料)。中洲地区を対象とした検査については、当初、21日から23日までとしていたが、延長を求める声が多く、25日までとした。検査には中洲の飲食店で働く人が多く訪れているという。

福岡県は12日、「福岡コロナ警報」を発動した。しかし、その後も感染者の増加に歯止めがかからない状況で、23日には156人と過去最多だった7月31日の169人に次ぐ多さとなった。そのため、県は24日、人の移動や会食の機会が増える年末年始について、不要不急の移動はできるだけ控えるよう県民に求めた。一方、県内最大の感染者が出ている福岡市の高島市長は「爆発的な市中感染は起きていない」として、移動の自粛は呼び掛けていない。いや、起きてしまってからでは遅いだろう。福岡市では、今、感染経路のわからない人が急増しており、市中感染の様相を呈している。もう時間の問題かもしれない。

 

《シェアハウスでクラスター発生 24ヵ所に 2020.12.27.11:20更新》

26日、福岡市は98人の感染を発表。うち30代以下が61人を占め、小中高生が6人。西区のシェアハウス「Discovery Meinohama South」では入居者17人の感染が判明。市は新たなクラスターの発生を認定。シェアハウスは、キッチンや風呂、バーなどが共用で、19日に開いたパーティーには外部からの数人を含めて20人程度が参加したという。これで12月のクラスターは24ヵ所に。(下表には記入していません)

新型コロナ、福岡市のシェアハウスで17人感染(西日本新聞 2020.12.27)

 

 

12月25日現在の福岡市クラスター発生状況  ※西日本新聞の情報をもとに作成しています。発生日は福岡市の発表日です。

23ヶ所のうち飲食店が8ヶ所で最も多く、その次に多いのが民間会社 (業種別ではコールセンターが多い) 

 

 

 

福岡市内の感染動向

第2波以上の波になるのか、、

 

 

 

福岡コロナ警報

感染経路不明者の割合が上昇中

 

 

 

《関連記事》

年末年始の県境移動は「極力控えて」 福岡県が要請へ(西日本新聞 2020.12.24) 

「コロナに振り回された1年」福岡市長 年末年始でも相談ダイヤル対応(西日本新聞 2020.12.23)

福岡市の感染者、前週比1.6倍 14-20日 4分の1は20代(西日本新聞 2020.12.22)

 

 


「小川内の杉」のてっぺんがない!~移植から4年

2020-12-25 19:32:32 | 五ケ山ダム

てっぺんがない!思わず声を上げた。「小川内の杉」は元気に育っているものと思い込み、最近は確認をしていなかった。ところが、昨日(23日)、五ヶ山ダムを視察した際、小川内地区の写真を撮ろうとして、車を「小川内の杉」のそばに止めた時、ふと見上げると、母親杉(一番奥の杉)の先端が切られてなくなっていた。とうとう枯れてしまったのか、、父親杉(真ん中)と子供杉(手前)に異常は見られなかったが、根元を見ると苔も少なくなっていて、元気がないように見えた。

「小川内の杉」は、2016年4月、五ヶ山ダム建設に伴い、水没を回避するために今の場所へ移植された。当時は世紀の巨木移植として注目されていたが、あれから4年、今では話題に上ることもなく、ここを訪れる人も少なくなっている。「小川内の杉」は、移植からおよそ2年で根付いた。その後、台風や豪雨に見舞われながらも順調に育っていた。今年1月に見た時は異常はなかった。4月と9月の五ヶ山ダム視察の際には見ていないので、どういう状況だったか分からない。杉は強いので心配はないと思うが、これからは、時々、来ることにしよう。木は見てあげると元気になるらしいので、、

 

撮影日:2020.12.23

母親杉のてっぺんがない!

 

※「小川内の杉」は幹の根元が3本くっついているので、別名「夫婦杉」とも「親子杉」とも呼ばれています。

 

 

枯れてしまったのかな

 

 こちらは、移植直後(2016年5月)。一番左が母親杉、まだ元気。

 

 

 こちらは、移植後半年(2016年10月)。一番右が母親杉。枯れかけ。

 

 

 こちらは、今年1月。先端あり(枝の陰に)

 

 

大丈夫、また見に来るね

 

 

 


【現地報告】五ケ山ダム、12月22日試験湛水完了~開始から4年

2020-12-24 08:44:00 | 五ケ山ダム

12月22日、福岡市水道局は、ツイッターで五ヶ山ダムの試験湛水が完了したことを報告した。(今のところ福岡県からの公式発表はない)22日現在、五ヶ山ダムの貯水率は1.7%、水位は約354.9m、最低水位まであと10mのところ。ここで試験湛水完了するとは思わなかった。ちょうど視察に行こうとしていたところで、もう少し水位を下げるものとばかり思っていた。ということで(24日はまとまった雨になるというので)、23日朝、水が溜まらないうちに、急ぎ現地へ向かった。

ダム湖には懐かしい風景が広がっていた。ダム底あたりは泥色に変わっていたが、かつて見た風景がそのままの形で残っていた。原石山近くでは原石の分別に使用されたと思われる建物の跡が、骨材製造設備があった場所では建物の基礎がそのまま残っていた。土砂を運び出していた道も見えた。まるで建設現場が蘇ってくるようだった。

かつて人々が暮らしていた小川内地区では、古びた写真を見ているようにすべてが茶褐色に染まっていた。昔のことを思い出していると、水の流れる音が聞こえてきた。那珂川だ。水位が下がって川が生き返っていたのだ。自然はなんと正直なのだろう。嬉しさと切なさが入り混じった不思議な気持ちになりながら、しばらく橋の上に佇んでいた。(もう二度とこのような風景は見れないだろうから)

試験湛水開始から4年、当初の予定から約2年遅れて試験湛水は完了した。今後、ダム堤体の安全性を確認して、来年(令和3年)1月中に正式に併用開始となる。事業開始から42年、長い歴史とともに五ヶ山ダムがある。

 

 

撮影日:2020.12.23

かつての風景が蘇る

 

 

 こちらは今年4月20日(試験湛水目標水位413.4m到達時)

 

 

 

作業場跡

 

 

 

 

ダム堤体 4年の歳月を感じさせる

 

 

 

 

定点から見る

 

 

こちらは今年4月20日

 

 

 

小川内地区 かつてここに人々の暮らしがあった

 

 

こちらは2014年2月撮影、「小川内の杉」も健在

※今回、小川内の杉に異変を見つけました。詳しくはこちらで。

 

 

川が生き返って、、

 

 

 

那珂川からダム湖へ

 

 

こちらは2014年2月撮影

 

 

 

県道もそのまま

 

 

 

 

骨材製造設備跡

 

 

こちらは2014年2月撮影

 

 

 

水質観測装置が陸に上がっている

 

 

 

 

23日現在、貯水率1.5%

 

 

 

 

 

23日現在、水位は354.97m

 

 

こちらは今年4月22日

 

 

 

放流停止

※川の保全のためにわずかに水は流れています。

 

 

《参考資料》

福岡市。五ケ山ダム建設事業について(2020.12.23)※試験湛水完了報告

福岡県河川防災情報

 


木星と土星、超大接近+1@福岡

2020-12-23 09:33:23 | 月・星

昨夜(23日)、超大接近から1日遅れで、ようやく木星と土星をゲット!(これであの世にいける、、)日没直後、うっすら雲がかかっていたが、次第に晴れて、午後5時45分頃、ふたつの惑星が現れた。星は高いところにあって、肉眼では小さく重なっているように見えた。その後、しばらく輝いていたが、午後6時半頃には、雲の中に隠れて見えなくなってしまった。わずかな時間だったが、貴重な天体ショーを見ることができてよかった。次回の超大接近は、60年後。ぜひ、後世の人たちにも楽しんでほしい。

 

 

23日午後5時45分頃 南西の空に現れた 木星と土星(福岡市内の自宅より)

緯度が高いので小さく、肉眼ではほとんど一つにしか見えない (手持ちのレンズではこれが精一杯、、)

 

 

 

20日(上)と23日(下)を比べてみると、、

ふたつの星が移動している。距離を比べてみると、23日のほうが近い。

20日午後6時10分撮影

 

 

23日午後5時57分撮影

 

 

※20日のほうが撮影時刻が少し遅かった(緯度が低い)ので、大きく見えます。

 

 


木星と土星、超大接近の日の月

2020-12-22 11:52:12 | 月・星

昨日(21日)は、約400年ぶりに木星と土星が超大接近するというので、準備万端で待ち構えていたところ、夕方頃から雲が出はじめた。嫌な予感は的中。日没後、空を見上げると、見えるはずの2つの星の姿はどこにもない。雲は低く垂れて上がる様子もない。SNS上では、全国各地から写真がアップされていた。こうなると諦めるわけにはいかず、木星と土星の入り時刻(午後7時33分)まで粘った。すると、高いところの雲の切れ間から、一瞬、月が現れた。思わず、シャッターを切ったが、その後、ふたたび雲に覆われた。

今回は、2つの星の間隔が0.1度ほどまで接近する超大接近だった。これほど大接近したのは397年ぶりで、まさに貴重な現象だっただけに、見れなかったのは残念だった。それで、次回はというと、60年後の2080年の3月15日。もはやあの世で見るしか、、ちなみに、2つの星は徐々に離れていくものの、ここ数日は近いところにいるので、まだチャンスはある。”超”ではないけれど。

 

 

12月21日午後7時24分撮影(福岡市内自宅より)

一瞬、月が! 木星と土星は雲の中、、😢 

 

 

 

 

木星と土星の超接近図(太陽系で内側を回る木星の方が動きが早く、土星を追い越すように接近する アストロアーツより)

今夜、見れればいいな、、(天気はあまり良くないようだけど) 

 

 

 

《関連記事》

冬至の夜 約400年ぶりに木星と土星が超大接近!チャンスは日没後すぐ(tenki.jp 2020.12.21)