立秋を過ぎたというのに、一向に涼しくならない。それどころかますます暑さが増しているようだ。季節はなかなか移ろってくれないが、時間はどんどん過ぎていく。宮崎への引越しまであと2ヵ月、半分は山口にいるので実際には1ヵ月しかない。いよいよ尻に火が付いた状態でブログを更新する余裕もない。8月8日M7.1日向灘地震の記事を書きあげたいのに時間がない。ので、とりあえず要点だけ。
地震直後、相方が義姉さんに連絡をしたが、幸い怪我はなかった。ただものすごく揺れて怖ろしかったとのことだった。地震から2週間、現在、地震は落ち着いているようだが、霧島連山で地震が増えているのが気になる。あと熊本県内でも8日以降、地震が増えているので、こちらも心配だ。(下の震央分布図参照)
東北大の遠田教授による地震解析結果から、南海トラフ地震の想定震源域に大きな変化はない一方で、日向灘周辺や九州の内陸部にひずみがかかっていることがわかった。具体的には、霧島連山付近で地震前の10倍、2016年熊本地震を起こした布田川断層帯と日奈久断層帯周辺で2倍、地震が起きやすくなっているという。気象庁は、今回、はじめて「南海トラフ地震臨時情報」を発表したが、遠田教授の報告書を読む限り、南海トラフ地震より日向灘地震(余震或いは本震)を警戒する必要がありそうだ。
正直、このタイミングで宮崎へ引越しをするのは不安。それゆえ、もしもに備えた準備を急いでいる。地震で私が命を落とすようなことになれば、山口の母と姉は生きてゆけなくなるので。
遠田教授の報告書より
布田川断層帯と日奈久断層帯周辺への影響も
震源地から約75Kmのところに位置する霧島連山、マグマ溜り付近の地殻と地表へのマグマ導管が膨張しているらしい
8月10日6時から8月11日6時までの震央分布図
地震後、霧島連山と熊本地方で地震が増えているのがわかる
8月8日地震後、霧島連山で地震が増えていたが、12日以降は小康状態だった。ところが、19日20時36分頃、M2.6発生以降、大浪池あたりでふたたび増えはじめた。
《関連記事》
・霧島山周辺で地震活動が増加 突発的に小規模な噴出現象が起こる可能性も(宮崎放送 2024.8.20)
・“日向灘震源の地震で九州内陸部などにひずみ備えを” 専門家(NHKニュース 2024.8.16)
《参考資料》
・東北大学災害科学国際研究所 2024年宮崎県日向灘を震源とする地震(2024.8.14)
東北大学災害科学国際研究所(IRIDeS)による解析・調査・報告