yamanba's blog

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陥没事故現場 路面沈下?

2018-02-15 17:25:00 | 博多駅前陥没

陥没事故から早いもので1年3か月が過ぎた。最近は殆ど報道されることもなくなったが、現在、現場では再掘削に必要とされる地盤改良のための準備工事が行われている。道路工事などでよく見かける覆工板を設置する工事で、2月末まで行われる予定となっている。

そこで、大成建設が毎日更新している「路面沈下計測状況」を見てみると、今月に入ってから路面沈下量が大きくなっていた。そもそも、このモニタリングは、陥没事故から2週間後、埋め戻した場所がふたたび沈下したことから、路面状況の変化を把握するために始められたもので、薬液注入による地盤改良が終了した後(2016年12月28日)は、平均1~2ミリ程度の沈下量で推移していた。ところが、覆工板設置工事が始まった先月末以降、沈下量に変化が現れた。

沈下量は最大9ミリ、これはこれまでで最高の数値。(建築的には致命的な数値)気になって、昨日、大成建設に確認をしてみたところ、覆工板の下にあるゴムが、このところの寒さで収縮したことによって起きている現象であり、心配することはない(気にしていない)とのことだった。調べてみると、覆工板下部のゴムパットの厚みは10ミリある。これまでも気温の変動によって、1~2ミリ程度の沈下はあったので、それを考慮するとゴム自体の収縮は8ミリ程度ということになる。果たして、これほど縮むものだろうか。

昨日は気温が一気に上昇し(最高気温14度)、春一番が吹いた。そんな中、今日(15日)の沈下量は平均3ミリ、最大9ミリと平均沈下量が微増。大成建設は「心配ない」と言い切っていたが、誰も陥没個所を見ていないのだから、そこで何が起きているかはわからない。それゆえ、今後も路面の状況を注視していきたい。

 

 

 

覆工板設置作業の様子(2018年1月31日現在 福岡市交通局資料より)  

 

  

 

 

 

覆工板詳細図(縮んだのは赤丸印のところ)

 

 

 

 

《関連資料》

福岡市交通局。地下鉄七隈線延伸建設工事における地盤改良工事の状況について(2018.2.1)

 

 

 


続・難所が滝情報

2018-02-06 15:04:40 | 山・火山

強烈な寒気が流れ込んでいる日本列島。現在、北陸地方では記録的な大雪になっているようで、被害が心配されるところ。九州地方も未明から全域で氷点下に。九州道は基山付近の積雪のため、今朝(6日)8時半から通行止めのまま。(午後4時25分、8時間ぶりに解除)福岡管区気象台は2日、大雪に関する緊急発表を出していたが、今のところ、福岡県内では大雪にはなっていない。

この寒波の中、難所が滝はどうなっているのかと、宇美町「難所が滝状況」を覗いてみた。やはり登山口までの道路は積雪・凍結しているようで、チェーン等の装備は必須。さすがにこの寒さで、つららはカチカチに凍っている様子。さ~て、これからどれだけ成長するのか、はたまた今年はこれまでか、、

 

2018年2月5日の様子(宇美町HPより)

氷点下4~5度かな?

 

 

 

 

 

 一本松公園入口付近の道路状況(2月6日) 





インフルエンザ患者数 福岡1位!

2018-02-04 16:44:40 | 日記

厚労省は2日、全国約5千カ所の定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者数が、1月22日~28日までの1週間で1医療機関当たり52.35人と過去最多を記録したと発表した。都道府県別では、福岡が77.35人で1位、次いで大分(74.76)、埼玉(65.41)、神奈川(63.36)、千葉(63.24)、鹿児島(62.66)、愛知(62.16)、佐賀(61.97)、宮崎(61.51)、三重(60.38)と、ワースト10のうち、九州が半分を占めている。ついにワースト1となった福岡県だが、ピークは1月第3週目。そこに私も入っていた。(下図参照)

その時、初めは風邪のような症状でウイルス検査をしても陰性だった。処方された解熱剤などを飲んでいたが、一向に効かない。2日後、再びウイルス検査をすると今度は陽性でB型だった。インフルエンザの潜伏期間は、一般的には1~3日と言われているので、初めの検査では出なかったのかもしれない。それからが試練だった。3日間、高熱が続き、のどの炎症も酷く、食事もできない。どうにか水分だけはとっていたが、見る見るうちに体力がなくなっていった。(風邪とは違うレベル)やがて熱は下がったが、その日から2日間は外出しないよう看護師から言われた。人にうつさない、感染を拡大させないためにも、これは厳守。発症から約2週間で全快した。

年齢別では、5~9歳が約61万人と圧倒的に多い。次いで10~14歳の約42万人となっている。それを反映するように、全国の学校や保育所などの休校や学級・学年閉鎖が相次ぎ、その数は、第3週(1月15~21日)の7536校から1万139校に急増している。そのほかの年代で多いのは、0~4歳と40代の約28万人、70歳以上は約21万人となっている。厚労省は、現在が大流行のピークとみており、手洗いやマスクの着用などをしっかりして、警戒してほしいと呼び掛けている。(下資料参照)

いやはや、インフルエンザなんかかからないと侮っていたらえらい目に。1度かかってもまたかかることもあるというので、油断は禁物。寒さも今がピーク、皆さんも気をつけて!

 


福岡県におけるインフルエンザ流行状況(福岡県HPより)

今年に入って急増、ここ数年のピークをはるかに超えている、、 


 

 

 《関連記事》

インフルエンザ猛威止まらず 患者数最多更新、福岡が全国1位(西日本新聞 2018.2.3) 

インフル何日休ませる?子どもの基準 発熱後5日+解熱後2日(西日本新聞 2018.2.4)

 

《関連資料》

厚労省HP。インフルエンザに関する報道資料(2月2日更新)

福岡県HP。インフルエンザの流行状況について(2月2日更新)   

 

《参考資料》 

インフルエンザの理解を深め、正しい知識や予防法を身につけましょう!(シオノギ製薬)

 


皆既月食 “super blue blood moon” @福岡 

2018-02-01 11:24:14 | 月・星

今朝のニュースを見ていると、全国で皆既月食が観測されたとのことだったが、昨夜は九州から西日本にかけて広く雲に覆われていたので、これらの地域では観測できなかったところも多かったのではないだろうか。福岡市では、夕方、薄雲の中にうっすら見えていた月も、皆既食がはじまる午後9時51分には完全に雲に隠れてしまい、その後、ふたたび現れることなく皆既食ショーは終了。ツイッター上では華やかな画像が次々とアップされる中、 こちらは曇った空を眺めながら、1月を振り返っていた。

私事ながら、先月、生まれて初めてインフルエンザにかかってしまい、寝込んでいたところに、元気だった義父が突然亡くなり、その上、母までインフルエンザで倒れてしまうなど、心身ともに苦しかったこの1か月。ようやく落ち着き、体調も良くなったので、せめて華麗な月でも撮って、沈み込んでいる相方を元気付けようと思っていたけれど、それも叶わず。

ところで、日本で部分食の始まりから終わりまで見られる皆既月食が起こったのは、平成27年4月以来およそ3年ぶり。NASAが名付けた“super blue blood moon”は35年ぶりだったとか。ちなみに、“super blue blood moon”のスーパームーンは見かけ上大きく見える満月、ブルームーンは1ヶ月の2回目の満月、ブラッドムーンは皆既月食中の赤銅色の満月のこと。今年7月28日、ふたたび皆既月食は起こるが、月食の途中で月の入りを迎えてしまう(皆既食が始まる前に月の入りとなる)ので、部分食しか見ることができないらしい。それで、今回のように月の欠け始めから元の満月に戻るまで観測できるのは、4年後の2022年11月8日。“super blue blood moon”となると、19年後の2037年。ん~これは天気が良くてもちょっと無理かも、、もう星になっているかもしれないから。

 

撮影:2018.1.31(福岡市内)

31日午後7時ごろ 薄曇りの中、どうにか見えていたけれど

 

 

 

 

 

同午後9時半ごろ 皆既食がはじまる直前、雲の中へと消えていった

 

 

 

 

 

食分ピーク時の雲の様子 晴れていたのは関東地方と東北・北海道の一部、九州南部は撮れたかな?

 

 

 

 

というわけで、ツイッターで見た写真をいくつか紹介

国立天文台@prcnaoj公式ツイッターより 少しチリがある? 

 

 

 

 

 

 

富士写真家@hashimukiさんツイッターより ブルームーンパール富士!?(18時26分撮影されたもの)

 

 

 

 

 

地形研究者小口高@ogugeoさんツイッターより ノルウェイ・スバールバル諸島 世界各地の“super blue blood moon”はこちらで 

 

 

 

《関連資料》

国立天文台HP。