yamanba's blog

報道されない情報を発信します
気分転換に山の話題など

東九州道、通行止め続く(10月26日更新)

2024-09-15 21:44:33 | 災害

台風10号による大雨で東九州道がやられてしまった。通行止めになっているのは臼杵IC~津久見IC間(約7Km)。NEXCO西日本によると、台風10号による大雨で、のり面周辺から表面水が集積し、同時に地下水が浸入したことにより、のり面の風化が促進され、崩落に至ったとしている。現在は崩落したのり枠や土砂を撤去しているところで、今後、地山の状況を確認の上、のり面対策工を行う予定となっている。復旧にはかなり時間がかかりそうだ。

これは困った。10月は宮崎の家の整理清掃のため、山口~宮崎を往復しなくてはならないのだが、下道(国道502号と国道217号)を走るとなると(渋滞を考慮すると)、臼杵IC~津久見IC間(約10Km)で約40~50分はかかるのではないだろうか。地元報道によれば、う回路となっている国道は、朝夕かなり渋滞しているらしく、臼杵津久見警察署は6ヵ所の交差点で青信号の時間を長くして渋滞の緩和をはかっているとのこと。通常、山口~宮崎は約5時間半かかるのだが、6時間半はみておかなくてはならないのでは。となると、九州道(福岡経由~人吉~国道219号線)のほうがよいだろうか?(どちらにしても過酷😥)

 

 

以下、NEXCO西日本より(時系列順)

◆災害状況(8月31日公表)

災害場所

臼杵IC近く

 

 

◆第1回技術検討委員会結果報告より(9月4日公表)※委員会長は九大三谷教授

ごっそりやられている

 

 

◆第2回技術検討委員会開催のお知らせより(9月12日公表)

今、この状態

9月15日18時から第2回技術検討委員会が開催され、のり面の施工方法が決定する。

 

 

◆第2回技術検討委員会結果報告より(9月15日公表)

15日、開催された技術委員会で、のり面対策工として、コンクリート吹付工及び切土補強土工(鉄筋挿入工)を実施することが決まった。施工完了後、モニタリングの実施及び降雨基準の運用をもって通行止めの解除を行うとしている。この工程でいくと、解除されるのは12月くらいになるのではないだろうか。

 

と思っていたら、解除は11月頃になるとの報道。

東九州道の臼杵―津久見間 11月に復旧見込み(朝日新聞 2024.10.1)

 

 

 

 

《東九州道、通行止め解除 10月26日更新》

10月23日午前10時、東九州道臼杵IC~津久見ICの通行止めが解除された。予想以上に早かった。11月から宮崎~山口を往復することになるので助かった。工事関係者の方々に感謝。

 

工事完了

※通行止め解除お知らせのリンクが消されてしまっていたので、キャプチャーしていた写真だけ掲載

 

 

《関連記事》

西日本高速九州支社/台風10号被災の東九州道で通行止めが全て解除(日刊工業新聞 2024.10.25) 

台風10号から2週間 東九州道は一部通行止め続き生活に影響(NHK大分ニュース 2024.9.12)

 

 


台風10号による被害

2024-09-13 16:17:07 | 災害

地震のあとは台風。8月22日午前3時にマリアナ諸島で発生した台風10号は、日本近海の海面水温が高いことから発達しながら九州に接近。29日未明には宮崎県美郷町で記録的短時間大雨情報(120ミリ/時間)が出た。その後、29日午前8時頃、鹿児島県薩摩川内市付近に強い勢力で上陸。上陸後はゆっくりした速度で進み、発生から10日後の9月1日正午、東海道沖でようやく熱帯低気圧になった。

幸い、福岡県や山口県などでは大きな被害はなかったが、宮崎県は突風による被害が深刻で、宮崎市では家屋被害が1000棟を超えている。次に多いのが西都市で83棟の被害が出ている。先月末、半世紀勤めた会社を退職し、今月から宮崎入りしている相方によると、うちは被害はなかったが、近くで瓦が飛ぶ被害が出ており、片付けをされていたとのこと。報道によれば、各地で発生した突風はいずれも竜巻とみられ、佐土原町では風速約65mと推定されている。13日から通話無料の災害相談専用ダイヤルが開設され、被災者支援が進められている。

それにしても、宮崎は災害が多い。台風による被害は毎年のようにあり、2年前の台風14号の復旧作業も終わっていないところ(椎葉村や諸塚村)でふたたび被害が出ている。うちの山もずいぶん木が倒れたようで相方が伐採に追われている。(こちらはダンボール詰め作業に追われているけれど)もはや他人事ではない。来月末には福岡を離れ、いよいよ宮崎で新たな生活がはじまる。山の管理も大事な仕事で、これからは自然の脅威と向き合っていくことになる。ぼ~としてられない。

 

 

8月28日午後7時前の福岡市内


台風10号の影響で高速が通行止めになる可能性があったので、1日早く28日夕方、山口から帰福。その直後の夕焼け。

 

 

 夕方、福岡へ戻ると、パンも水も牛乳も見事になくなっていた😲

 

 

2024年台風10号経路(最終)

当初の予想進路とは大違い

台風が大きくズレたのは、北東にあった太平洋高気圧が予想以上に強く張り出し、台風を西側に押してしまったこと。上空1万mにあった寒冷渦が台風を西方向に引っ張ったことが原因とのこと。

 

 

宮崎県内の突風発生場所(読売新聞記事より)

紙一重のところだった、、

 

 

2024年の台風発生数(9月12日現在)気象庁ホームページより

まだまだ気が抜けない(10月、無事に引っ越しができますように)

 

 

 

《関連記事》

台風10号、宮崎県内「竜巻の可能性」突風は6市町の7件…気象庁の現地調査終了(読売新聞 2024.9.8)

台風10号で「竜巻」が相次いだ宮崎県、なぜ? 発生しやすい条件は(毎日新聞 2024.9.4)

台風10号、なぜ西に進路変えた? 「家屋倒壊恐れ」の暴風も予想(毎日新聞 2024.8.26) 

宮崎日日新聞|台風10号県内ニュースまとめ