今月21日、背振尾根を散策した後、脊振山山頂(1055m)へ向かった。眼下には脊振ダム、そのすぐそばには昨年完成したばかりの五ヶ山ダムが広がっていた。山頂からは見えないが、五ヶ山ダム直下には南畑ダムがある。これほど数珠なりにダムがつくられたところもない。(五ヶ山ダム現場員談話)
五ヶ山ダムの試験湛水がはじまって早7ヶ月。福岡県の五ヶ山ダム進捗状況を見てみると、5月22日現在の水位はEL383.5mで、目標水位にあと29.9mのところまで迫っている。実際に、水はかつての小川内集落をのみこむ勢いで増えており、脊振山を源流として流れる那珂川は不自然な形で上流へと押し戻されていた。さらに、脊振キャンプ場あたりでは道路の拡張工事が行われており、川は消えかかっていた。この先、脊振山麓はどこまで変貌してゆくのか。このツケはいつか我々にかえって来るのではないかと思うのだが。
撮影日:2017.5.21
脊振山山頂から 脊振ダム
五ヶ山ダム 金網が張ってあるためこれ以上は撮れなかったが、その大きさは歴然
山頂下にある航空自衛隊春日基地の分屯基地
県道136号線拡張工事
川とダム湖のせめぎ合い 白波が立っている(写真中央) 上を走っているのが県道136号線
小川内地区 とうとうダム湖に
こちらは昨年4月10日、「小川内の杉」を移植しているところ 桜も沈んでしまった、、
《関連資料》