yamanba's blog

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くじゅう三俣山、紅葉2022

2022-10-31 21:35:00 | 山・火山

今年はいつまでも気温が下がらず、くじゅうの紅葉も遅めかと思いきや、10月に入り気温が急激に下がったこともあってか、先週初めには早くも紅葉終盤との(延岡の山歩人Kさんの)情報が。これはもう色褪せてしまったかな、と思いつつ、先週末、定番の三俣山へ。

紅葉見頃は過ぎているので、登山者は少ないだろうと高を括っていたら大外れ。今年6月のミヤマの時より多かった。いつもの場所(大曲)から入山しようとしたところ、道路脇は延々と車の列。旧やまなみ料金所の駐車場に車を止めて、そこから歩いて登山道入り口へ向かう。登山道では、小学生やご婦人など団体登山者が多く見られた。コロナ制限緩和で全国から登山に来る人が増えているのだろうか?

紅葉終盤。それでも十分綺麗だった。何より登山が出来ただけで大満足。介護のため、福岡の滞在日数も少なく、登山をしようとすると、どうしても手軽な三俣山が多くなってしまう。その分、山の変化がわかる。どんな植物が紅葉しているのか。三俣山にはツクシドウダンやコケモモの群生地帯があって、そこが赤く色付いていたり、赤い実を付けていたり。自然は本当に面白い。

 

 

撮影日:2022.10.29/2022.6.4(ミヤマ季節の写真と比べてご覧ください)

 

三俣山本峰~北峰

紅葉終盤

 

 

 

大曲登山道からスタート

大曲駐車場上、車の列が見える(大曲駐車場下もこの状態)

 

 

 

ミヤマキリシマ!蕾もたくさん、うそみたい。

 

 

 

硫黄山、このところ落ち着いている

 

 

 

生憎、山上はガス模様

 

 

 

Ⅳ峰南斜面 手前にツクシドウダンの紅葉

 

 こちらは今年6月

 

 

西峰山頂 多くの登山者で賑わう

 

 

 

西峰からⅣ峰へ ミヤマ休眠中

 

 こちらは今年6月

 

 

南峰南斜面、枯れたノリウツギが一面に広がる

 

 

 こちらは今年6月

 

 

 

南峰テラスから 正面に大船山、下に坊がつる

 

 

 

紅葉降下中

 

 

 

坊がつるも紅葉

 

 

 

土曜日なのでテントも多い

 

 

 

大鍋(写真下) ここもノリウツギが繁殖しているのかな

 

 こちらは6月

 

 

小鍋(写真右) 手前に葉を落としたベニドウダン(遅かった、、)

 

 こちらは今年6月(アップ写真ですが)

 

 

北峰 

 

 こちらは6月

 

 

三俣山本峰山頂から 大鍋と小鍋を見る

 

 

 

ガスを覆う

 

 

 

ガスが上がるのを待つ人たち

 

 

 

すがもり越、ようやく晴れてきた

 

 

 

駐車場から三俣山を見る (また来年、、旬の紅葉が見れたらいいな)

 

 

次項は今回出会った花たちです。(少なめですが)こちらです。

 

 


堀本和歌子議員辞職で新高島派は1議席減 

2022-10-28 18:28:00 | 福岡市政

一昨日、3年半前に書いた記事「福岡市議選 わずか90票差で、親高島派21議席に」へのアクセスが多くなっていたので、何だろう?と思っていたら、なんと福岡令和会(日本維新の会所属)の堀本和歌子氏が信じられない事件を起こしていた。元衆院議員で、現在は参政党に所属する新開裕司氏に成り済まし、旧統一教会との関係を記したビラを配ったとして、博多署が私文書偽造容疑で堀本氏から任意の事情聴取をしていたというもの。本人は犯行を認めており、本日記者会見をして、正式に議員辞職するという。

事件に関しては、多く報道されているので、ここで掘り下げるつもりはないが、来春の福岡市議選に新開氏が博多区から出馬するとある。前回市議選で、堀本氏は、博多区選挙区で最下位で当選しているが、新開氏との差は124票だった。それが事件の要因となったかどうかは不明だが、議員報酬は市民の税金であり、このような形で有権者を裏切るとは言語道断。議員辞職は当然だろう。

前回の市議選時、福岡市議会はロープウエー議論が勃発しており、親高島派が何議席とれるか、固唾をのんで選挙結果を見守っていたが、最後の一議席を制したのが、この堀本氏だった。親高島派は21議席(のちに22議席)となり、高島市長は議決のやり直しを求める「再議」で議会の結論を覆すことができる定数の3分の1以上を確保した。だが、改選後、ロープウエー構想が復活して、再議が発動されるようなことはなかった。現在、高島市長と自民党市議団との関係も修復されているようなので、今となっては過去の話と言われるかもしれないが、本日、堀本氏が辞職すれば親高島派は1議席減ることになる。

いずれにせよ、福岡市議会がこのような形で全国から注目されることになってしまい(議会改革の市民活動をしていた身としては)、残念でならない。来春の福岡市議選においては、こうした不祥事が起きないように願いたい。

 

 

高島市長とのツーショット 今のところ高島市長からコメントはない(写真:堀本わかこ公式ブログより)

 

 

 

前回市議選直後に結成された「福岡令和会」、これで5人に(写真:西日本新聞より)

 

 

 

参考まで、前回の市長選博多区開票結果(福岡市ホームページ・第19回統一地方選挙投票・開票結果より

90票差で落選した木村拓史氏だが、地方議会議員の場合、次点者が繰り上げ当選となるのは、選挙日から3か月以内に限られているので、繰り上げはない。福岡市議会(定数62人)は、元福岡市民クラブ代表の田中慎介氏が市長選のため辞職されたので、堀本氏が辞職すると、2人減り、来春まで60人となる。

 

 

《追記》

わたぬき議員のツイッターによると、堀本氏は、9月議会で共産党市議団が起案した「旧統一教会と政治家との関係について調査し、宗教法人法に基づく断固とした対応を求める意見書案 」に反対していたとのこと。本人は、今日の謝罪会見で「陥れるつもりはなかった、真実を知ってほしかった」と言っているようだが。

 

《関連記事》

【動画】福岡市議、ライバル候補名乗りビラ配布 旧統一教会との関係アピール(西日本新聞 2022.10.26)

なりすまし維新市議が釈明会見 謝罪しつつも言い訳に終始 福岡市 28日付けで辞職届(RKB NEWS 2022.10.28)

呆れた福岡市議、統一教会との関係を示す“なりすましビラ”配布(NetIB-News 2022.10.28)

 

《参考資料》

福岡市議会・議員名簿(10月27日更新)

 


【福岡市長選】高島市長4選出馬、田中氏と対決

2022-10-22 10:30:20 | 福岡市政

9月議会の最終日(11日)、本会議終了後、高島市長が市長選への立候補を表明した。「時計の針を12年前に戻すわけにはいかない」と。初めての市長選(2010年)で戦ったのが旧民主系の吉田宏氏、そして、今回の対抗馬が立憲出身の田中慎介氏(元福岡市議)ということで当てこすったつもりだろうが、こちらとしては12年前に戻したいくらい、福岡市は変わってしまった。

4選出馬の理由について、高島市長は「これまでの市の課題に一区切りはついたが、次の世代が収穫できるような大きなビジョン、種をまく必要がある」と述べている。えっ、これから種をまくの?と首を傾げたくなる。高島市政12年間、安倍元首相なして語ることはできない。首相官邸へ頻繁に出向き、安倍元首相と蜜月関係を築き(本人は親しくなったのは2期目からだというが)、安倍政権が進める国家戦略特区を先導してきた。大規模な再開発により、まちは一変した。事業を一方的に進めたことで、まちを追われた市民も少なくない。種をまくというが、足元を見みずにまくことはできないだろう。それとも、見ないで種をまくつもりだろうか。そもそも、次の世代が収穫できるようにというのなら、まずは、九州最下位(過去最低を更新中)の出生率をどうにかしないといけないだろう。

高島市長自ら実績と誇る国家戦略特区「天神ビッグバン」だが、コロナ禍で企業業績が落ちこんだ上、リモートワークの普及でオフィス需要が減り、空室率は5%を超える状況となっている。そこで、高島市長が思いついたのが、交付金(市民の税金)で空いた部屋を埋めるという策。売れない土地を売るために、多額の交付金をばら撒き続けた人工島と同じ。税金を自分のものと思っているからどうしようもない。10月からは交付金が倍増され、大規模な研究開発用のオフィスなどを対象に、交付金の上限額を年間2500万円から5000万円へ引き上げる。もはや、高島市政が続く限り、市民が豊かになることはない。

         ◇                     ◇                  ◇ 

先日、田中氏が近くで街宣をされるというので聞きに行った。はっきりした口調で、福岡市が抱える問題をわかりやすく説明されていた。市議会議員として15年間、福岡市政を見てこられたからこそ、具体的に話せる。役人が作った文章を棒読みする高島市長とは違う。田中氏によれば、9月議会で高島市長と討論した際、このままではいけないと危機感を持ち、立候補したとのことだった。その決意に感謝したい。

田中氏の話。今の市政に欠けているもの、それは市民一人一人に目を向けていないこと。まちの見栄えを気にする市政から、このまちに暮らす人に目を向けた市政へ変えていく。福岡は元気というが、元気なのは一握の大企業。高島市政になって内部留保は4割アップしている。一方で個人所得は1割も減っている。サプライズを優先するトップダウン型の高島市政から、市民一人一人と話し合うボトムアップ型の市政へ転換する。連日、田中氏はこう訴え、市内各所で街宣をされている。「福岡市から政治を変える会」が配信している動画を見ると、当初は少なかったが、徐々に人が集まっている。田中氏の訴えが届きはじめているのではないだろうか。頑張ってほしい。

         ◇                     ◇                  ◇

市長選まであと1ヵ月。近い将来、宮崎へ移住するため、私にとってはこれが最後の福岡市長選となる。当ブログでは、高島市政になってから、様々な問題を取り上げてきた。博多駅前陥没事故福岡空港問題ロープウエイ問題人工島問題など。すべてに共通しているのは、高島市長の「自分主義」。自分が最高だと思い込んでいるところに問題がある。おそらく、アナウンサーに何ができるのかと言われたことが根底にあるのだろう。本人も悔しさをバネにやってきたと産経のインタビューで答えている。その気持ちもわからなくはない。しかし、我を張ることではないだろう。トップになる人間に必要なのは許容力。人の意見を聞く力がなくては政(まつりごと)はできないだろう。出馬表明の際、反省の弁があるならまだしも、それもない。それどころか、自画自賛のオンパレード。12年経っても変わらない。

         ◇                     ◇                  ◇

21日の西日本新聞によれば、高島市長の公約発表は今月末という。田中氏は17日、既に公約発表をしている。また、自民党市議団は20日、高島市長と政策協定を締結している。中身は公にされていないが、行財政改革や防災など5項目で構成されているという。準備は整ってきたようなので、ぜひ、公開討論会で政策論争をしてほしい。前回の市長選では、(私を含む)市民有志が公開討論会を主催した。対戦相手の神谷氏は出席されたが、高島市長は当日まで出席か否かの返事すらしなかった。そのため公開討論会を実施することができなかった。会場に来られた市民から「なんて酷い」との声が上がっていた。今のところ公開討論会の情報は入っていないが、今度こそ、正々堂々、市民の前で田中氏と政策論争をしてほしい。逃げたりなんかしないで。

 

 

必死に街頭演説する田中氏と産業会のイベントで「天神ビッグバン」を宣伝する高島市長(写真:21日西日本新聞より)

 

 

 10月21日西日本新聞全文(ネットは有料記事なので)

 

 

 

こちらは10月12日の西日本新聞トップ記事

唯一、市民目線で書かれた記事 ※西日本新聞に限らず、市政記者の書く記事は高島市長寄りな記事が多いので

 

 

 

《関連記事》

「天神ビッグバン」「ウォーターフロント地区」街づくりの課題は~福岡市長選まで1か月(RKBニュース 2022.10.20)

田中氏「都心部偏重見直し生活重視」高島氏と対決姿勢鮮明に(西日本新聞 2022.10.18)

「次世代のために種まく」高島氏が4選出馬を表明 福岡市長選(西日本新聞 2022.10.11)

オフィス賃料など助成額倍増へ コロナ禍の企業誘致 福岡市(NHK福岡ニュース 2022.9.1) 

福岡市のオフィスビル空室率 5%超 上昇続く(NHK福岡ニュース 2022.6.17)

 


台風の爪痕の中で

2022-10-13 15:55:00 | 日記

台風14号の爪痕が残る中、小屋のまわりにマルハナ蜂や蝶々が花の蜜を求めてやってきていた。うちの山では、茶の栽培のほかに、丸太(中をくり貫いたもの)を使って蜂蜜を採取している。お陰で美味しい蜂蜜をいただける。自然は人間にとって、ある時は脅威となり、ある時は恵みをもたらしてくれる。こうした動物たちを見ていると、人間も謙虚に生きていかないといけないな、と思う。

 

 

撮影日:10月8日(小屋周辺にて相方撮影)

美味しい?

 

 

 

もう必死、、

 

 

 

イチモンジセセリかな?

 

 

 

ちょっと変わった蝶

 

 

 

羽根を広げはじめて

 

 

 

綺麗な目玉模様、、調べてみると、タテハモドキだった

 

 

 

目玉模様は天敵の鳥から身を守るために進化したものだと、納得

 

 

 

光を通して見事な色に、、(それにしても逃げないの)

 

 

 

天然の透かしほおずき こちらも負けてない

 

 

 

《おまけ》

西都原古墳の秋桜 咲き始め(10月9日)

 

 

 


台風14号の爪痕・一ツ瀬川(西米良~西都市)

2022-10-12 22:20:00 | 災害

(私は介護のため同行できなかったが)先週末から、相方が台風14号による被害状況を確認するため、宮崎入りした。今回の台風で被害の大きかった椎葉村では孤立状態が続いていたが、今週、3週間ぶりにすべての孤立が解消された。その椎葉村の南に位置するのが西米良村。相方によれば、西米良村から西都市までの一ツ瀬川沿いでは、至る所で台風の爪痕が見られたとのことだった。うちの山(西都市)では、樹齢50年程の杉や樫の木が根こそぎ倒れるなどの被害が出ていた。一ツ瀬川沿いにある亡義父の小屋に被害はなかったものの、小屋のすぐ下まで水が迫っていたようで、痕跡が見られた。近くの一ツ瀬川と岩井谷川との合流地点では、大量の流木が川を堰き止めていた。

一ッ瀬川は九州山地を源とし、板谷川、尾八重川、小川川、銀鏡川など米良山中の水を集めて東南に流れ、さらに西都市に入って三納川、三財川を合わせ、河口から日向灘に注ぐ、全延長 91.3kmの二級河川である。その中流域に、総貯水容量2億6131万㎥の一ツ瀬ダム(九電管理)がある。総容量は五ケ山ダムの約5倍。そこが、満水になった。一ツ瀬川の源流域(椎葉)や上流域(西米良)で記録的な豪雨となったことが要因と考えられるが、九電は満水になって慌てて大量の水(3000㌧/s)を放流しており、三財川上流の立花ダム(宮崎県管理)の緊急放流とほぼ同時だったことから、下流域の西都市で大きな被害が出たと推測している。

今回、一ツ瀬川流域で人的被害がなかったのは幸いだった。そこで生まれ育った相方によれば、小屋のすぐ下まで水に浸かったのは初めてだと。多分、10mは上昇していただろうと話していた。一ツ瀬ダムから岩井谷川合流付近までは川幅が狭いため、水位は急激に上昇する。速開都比売(はやあきつひめ)神社あたりは大きくカーブしており、遠心力により破壊力も増す。現地では、ご先祖様が大事にされていた祠が流されていた。ひとまず危険な木を撤去できた(大変だったらしい)が、作業はこれから。ぼちぼちやっていくしかないと。

 

 

撮影日:10月7日~10日 ※写真を撮ってる場合ではなかったらしく、一ツ瀬ダム直下の写真はありません。

一ツ瀬川と岩井谷川の合流地点

山のような流木

 

 

 

西米良村・越野尾付近(一ツ瀬ダム上)

流木が浮遊している

 

 

 

木の下あたりまで水に浸かった跡が見える(このあたりは流木は見当たらない) 

 

 

 

219号線沿い、落石防止対策で丸裸にされたうちの山

 

 

 

だからこうなる、、

 

 

 

小屋裏 目の前に一ツ瀬川が流れる(水は茶色になったところまで上昇、あと50㎝で浸水していた)

 

 

 

 

ここもうちの山(この木は撤去)

 

 

 

 

旧219号線、ほとんど車は通らない(この木も撤去)

 

 

 

 

湯之内吊橋(水は橋付近まで到達)橋を渡って右にいくと速開都比売神社がある

 

 速開都比売神社について

 

 

橋から見る(この先に岩井谷川との合流地点がある)

 

 

 

 

一ツ瀬川と岩井谷川の合流地点(赤い橋の右に岩井谷川)

 

 

 

赤丸が合流地点(手前のカーブのところに吊橋がある)

 

 

 

 

向こうの橋が旧219号線、手前の橋が219号線

 

 

 

 

流木で堰き止められて

 

 

 

 

岩井谷川の水とダム湖の水(濁った水がもとに戻るには1年くらいかかる)

 

 

 

 

見あげると、、

 

 

 

 

流水の威力😲

 

 

 

 

《参考資料》

宮崎県HP。一ツ瀬川物語・一ツ瀬川百科