今月16日、(代表を務める)福岡市の市民団体「福岡市議会改革市民検証委員会」は、福岡市議会へ「議会の公開性向上を求める請願」を提出した。1つは(先月、毎日新聞が福岡市の匿名議事録について大きく報じていたが)常任委員会の議事録は〇△(匿名)ではなく、きちんと発言者名を記載すること。もう一つは、すべての常任委員会や特別委員会でインターネット中継を行うことである。この請願には、共産党全6名、緑と市民ネットワークの会全2名、福岡市民クラブ2名、無所属1名(計11名)の議員の方々が賛同、紹介議員になっていただいた。
こうした中、12月議会最終日(18日)、今期の議会改革調査特別委員会が設置された。委員会で配布された資料(下参照)を見ると、まず議会基本条例について議論された後、議会改革について議論される予定となっている。議事録の発言者名記載やインターネット中継はここで議論される。これまでの流れをみると、前向きな意見がある一方で名前を載せるのなら発言時間を制限すべきだという会派や議員もいて、先行きは不透明な状況になっている。そこで、市民検証委員会は12月議会中に請願を提出して、署名を開始した。多くの市民の声が集まれば状況は変わるはずだから。(というわけで、ここで請願署名のお願いをさせていただきます)
《ご賛同いただける皆様へ》
請願内容にご賛同いただける方がおられましたら、福岡市議会改革市民検証委員会のホームページに請願書(pdf)が掲載されていますので、そちらを印刷・署名の上、集約先住所までお送り下さいます様、よろしくお願いいたします。
16日に提出した請願
委員会議事録が匿名なのは政令市では福岡市だけ 誰が賛成、反対したかわからない状況
今期の議会改革調査特別委員会で議論される内容
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・議会改革で調査特別委 福岡市議会が設置 /福岡(毎日新聞 2019.12.20)