親友の死を受け入れることが出来ず、気持ちの切り替えができぬまま、先週、山口へ。そこで待ち受けていたのは、、
今月9日、姉が3ヵ月ぶりに市民病院を退院した。誕生日のお祝いをするため、一旦自宅に連れて帰ったが、排泄・歩行・食事・入浴すべてに介助が必要な上、昨年のコロナ感染以降、腎臓がかなり弱ってしまい、これまでのように自宅で介護しながらショートスティを利用することが困難になってしまった。そのため長年、お世話になっているF病院が運営している施設へ入所させることにした。ここだと精神科の主治医がおられるし、施設内に医師や看護師が常在されているので、いざという時に動いてもらえる。福岡からだと、どんなに急いで支度をしても2時間半はかかるので、現状を考慮すると(姉はまだ若いので苦渋の選択だったが)他に選択肢はなかった。
ところが、入所して間もなく、施設内でコロナ感染者が出始めた。「これはやばい。もう一度コロナに感染したら次は命がない」と思っていた矢先、幸か不幸か、39度5分の高熱が出て(コロナ陰性)、市民病院へ運ばれた。先週は山口にいたのですぐに病院へ駆け付けたが、退院から2週間も経たないうちに入院になったので看護師さんも苦笑い。これでひとまずコロナに感染する心配はなくなった。
今度は何が起きたのか。また逆流(膀胱尿管逆流症)がはじまったのか?当直医に尋ねたが、逆流は起きていなかった。入院後、ブドウ糖と抗菌薬投与で熱は下がった。昨日、福岡へ帰る準備をしていると、主治医から連絡があり、今回は腎性尿崩症だと告げられた。1日尿量は3000mlと大量で、それによる脱水状態から高ナトリウム症になっていた。原因は精神薬(炭酸リチウム)であることがわかった。このところ手の震えがひどく、精神薬の副作用だろうと思い、精神科の主治医に薬を減らしてほしいと要望したばかりだった。
今後は精神科と泌尿器科の医師が連携して治療を行うことになる。こうして多くの方々のご尽力のお陰で姉の命がある。改めて感謝するとともに、親友の命を救うことができなかった悔しさがこみ上げてくる。(しばらく気持ちの整理がつきそうもない)姉は来週末には退院できそうだが、入所先のコロナ感染が気になるし(ほかにもいろいろ問題があるし)、どうしたものか。母がショートスティしている施設に一緒に行ければ一番よいのだけど、、
※昨年、入院中に介護保険区分変更申請を行い、要支援1(元要介護4)から要介護4になり入所が可能になりました。