yamanba's blog

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田主丸町竹野地区

2023-08-21 21:30:40 | 災害

先週19日、田主丸でぶどう狩りをした後、県道151号線を通って久留米市へ。途中、7月の九州北部記録的大雨で大規模な土石流が発生した竹野地区を通ることになる。通れるのだろうか。しばらく走ると、警備員の方が立っておられたが、通行は可能だった。一礼しながら通り過ぎると、道路脇の空き地にボランティアの方のための休憩所があった。暑い中、数人の方が作業にあたられていた。

車から降りて、山手側を見ると、被災当時のままの状態の住宅が複数あった。道路沿いには、がれきの山になったままのところもあった。報道されていたとおり、復旧作業は進んでいないようだった。ここは耳納連山の麓で、筑後桜めぐりの帰り道。長閑な風景とこじんまりとした街並みにいつも癒されている。そこが一変していた。

今朝、NPO法人日本九援隊の呼びかけに応じて、太宰府市の筑紫台高校生徒と教師の方々がボランティアに参加している報道を目にした。田主丸町の柿農園で、農園に流れ込んだ土砂を木を傷つけないよう、手作業で撤去している様子が映っていた。若い人たちの力が被災者の方々の支えになっていた。こちらは復旧が進むよう願う事しかできないが、秋に柿狩りで応援できれば、、と思っている。

 

※NPO法人九援隊、田主丸町竹野地区災害ボランティア参加者大募集中

 

 

撮影日:2023.8.19

151号線沿い

 

 

 

竹野駐在所「危険」 背後に全壊した住宅が複数

 

 ここを土石流が流れ下っていた(赤丸が駐在所)※NHK緊急報告 令和5年7月記録的大雨の画像を使用

 

 

久留米方面へ 

 

 

亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

《関連記事》

久留米市 高校生が記録的大雨で被災の柿園で土砂撤去(NHK福岡ニュース 2023.8.21)

記録的大雨で被災 久留米市田主丸町の柿農園で高校生らが復旧ボランティア(FBS福岡放送 2023.8.20)

 


久留米市田主丸ぶどう狩り🍇

2023-08-20 17:40:30 | 日記

7月の九州北部記録的大雨で甚大な被害が出た久留米市田主丸。今も半数近くの住宅が被災当時のまま取り残されている。先日、NHKおはよう日本で、復旧作業が進んでいない状況を伝えていた。久留米市社会福祉協議会の担当者は「久留米の災害は昔の話で、終わってしまったと思う方もいるが、決して終わっていないことを多くの方に知ってもらいたい」と話していた。

田主丸はぶどうの産地。ぶどう農園でも被害が出ていた。おはよう日本では、農園に流れ込んだ土砂をかき出し、開園にこぎつけた農園を紹介していた。ぶどうは無事だった。そこで、ボランティアに参加するのは無理なので、ぶどうを狩って(買って)応援することにした。

まず、田主丸駅構内にある「ぶどう狩り案内所」に向かい、「ぶどう狩りマップ」を貰った。田主丸観光ぶどう協会お勧めの農園は32園。どこに行こうかな、と迷っていたところ、151号線沿いの看板に目がとまった。奥へ入ってみると農園は広く、ぶどうでいっぱいだった。ぶどう狩りは十数年ぶりなので、園主の方にぶどうの選び方を教えていただいた。お話を伺うと、こちらの農園も大量の土砂が流入したとのこと。幸い、ぶどうに被害はなかった。今年は早めに実が熟したようで、今が旬。皆さんもぜひ🍇

 

撮影日:2023.8.19

ぶどうがいっぱい🍇🍇

 

 

まずは田主丸駅へ

かっぱ駅!

 

※田主丸では、かっぱが水神様として信仰されています。古来、筑後川は洪水が頻発する暴れ川、それを収める神としてかっぱが崇めれているようになり、かっぱ信仰が根付いたとされています。まちの中は、かっぱの木像や石造、壁画や絵画などたくさん。田主丸駅には「かっぱめぐりマップ」もあります。

 

 

ぶどう狩り案内所へ

 

 

 

かっぱ駅長!

 

 

 

マップゲット(どこにしようかな)

 

 

 

ここへ

 

 

 

ひろ~い

 

 

 

樹齢25年!(園主の方に聞きました)

 

 

 

かごにたくさん🍇(うちのではありません)

 

 

 

ぶどう狩りのあとは、、

巨峰ソフト

 

 

 

また来よう

 

 

 

いただきま~す、甘〜い

※冷蔵庫で冷やしておいたので表面が白ぽっいです。

 

 

家に帰ってネットをみると、堤果樹園さんは開園50年の老舗農園でした。

 

9月2日~3日、田主丸ぶどう祭りがあります。通常より安く、空くじなしの抽選会も。ぜひ😊

 

《参考》

田主丸ぶどう狩りナビ

 


宮崎県、ふたたび大雨

2023-08-19 09:57:00 | 災害

宮崎入りした相方によると、うちの山では、台風6号の強風により杉が数本倒れていたものの、大きな被害は見られなかったとのこと。昨年9月の台風14号では、樹齢30年ほどの杉が根こそぎ倒されていたが、今回はそれほど酷い状況ではなかったとのことだった。亡義父の小屋の前を流れる一ツ瀬川の水位がかなり上昇していたので心配していたが、こちらも目立った被害はなかったとのことだった。

と、安堵していたところ、18日朝から宮崎県でふたたび大雨になった。都農町や日向市では6時から9時までの3時間で約170ミリ、日南市北郷町では6時から12時までの6時間で約250ミリの猛烈な雨が降った。午前10時35分には、宮崎市と日南市、国富町に土砂災害警戒情報が出た。(18日午後1時30分、土砂災害警戒情報はすべて解除)

tenki.jpによると、18日、九州西の海上にある低気圧周辺の湿潤空気と南海上に停滞する太平洋高気圧周辺の湿潤空気が、九州の東側で収束し、積乱雲が発生。上空の風が弱いため、同じような場所で積乱雲が次々と発生し、宮崎県で大雨になった。午後、雨は小康状態になったが、夜ふたたび雨雲がかかっていた。台風が過ぎ去って、ホッとしたと思えばまた大雨。一体全体、地球はどうなっているのか。。

 

(今回、相方が写真を撮っていないので、田舎の写真はありません)

 

 

18日正午頃、日南市広渡川(宮崎県の雨量・河川水位観測情報よりキャプチャー)

 

 

18日9時30分頃、日向市坪谷川

 

 

 

都農町観測データ

都農町では午前7時から8時までの1時間に98ミリの猛烈な雨を観測(観測史上1位記録)

 

 

雨雲の様子

午前8時頃、細長い雲が伸びて、、

 

 

 見事に地形に沿っている(スマホスクショ)

 

 

午後8時頃、ふたたびかかりはじめた 

 

 午後10時頃、河野県宮崎県知事がツイート(ポスト)

 

このあと大雨にはならなかったようでよかった。ほんとに今年は気が抜けない。

 

 

《関連記事》

九州 宮崎県など太平洋側に活発な雨雲停滞 土砂災害や急な川の増水・氾濫に警戒(2023.8.18 tenki.jp)

 

 


台風6号、宮崎県で大被害

2023-08-11 22:22:20 | 災害

台風6号による大雨で、宮崎県でまたしても大きな被害が出た。昨日(10日)、道路の通行止めが続いていたが、午後、高速道の通行止めが解除され、相方が宮崎へ向かった。また被害状況が報告できればと思っているが、まずは台風6号の足跡を辿ってみたい。

7月28日午前3時、台風6号発生。当初は南シナ海から中国大陸に進み、29日に熱帯低気圧になる予報だった。ところが、大どんでん返し、予報は大きく外れた。8月1日頃、沖縄を暴風域に巻き込みながら西に進んでいたところ、太平洋高気圧の勢力が弱まるや否や、東シナ海でUターン。沖縄・奄美地方をゆっくり一周した後、7日頃、進路を北に変え、九州の西の海上をこれまたゆっくり北上した。9日から10日にかけて、活発な雨雲が宮崎県や四国にかかり続け、宮崎県で線状降水帯が2回発生した。その後、九州北部へ接近し、対馬の西海上を通って韓国に上陸。本日(11日)午前3時、朝鮮半島で熱帯低気圧に変わった。台風発生から2週間、長く生きて多くの被害を与えた。

宮崎県では、線状降水帯が2回発生。1回目は9日21時頃、南部山沿いで発生した。直後の21時40分、小林市と宮崎市の一部に緊急安全確保が発令された。小林市では1時間に93.5ミリの猛烈な雨が降り、真方川や岩瀬川が氾濫、床下浸水の被害が出ている。2回目は10日1時30分頃、北部平野部と北部山沿いで発生した。その後、日之影町(同2時30分)と延岡市(同3時15分)に緊急安全確保が発令された。延岡市細見町では田んぼが冠水する被害が、また高原町では複数の土砂崩れが発生するなど各地で被害が広がっている。

宮崎県では、昨年9月の台風14号により甚大が被害が出ており、今も復旧工事が続いている。そこがまたやられてしまった。椎葉村野地地区の国道375号線は、県による復旧作業が行われていたが、ふたたび大規模な崩落が起きている。自然は容赦ない。また一から工事が始まる。毎年のように起こる災害との戦い、これは他人事ではない。

 

 

高原町広原の土砂崩れ(画像:宮崎日日新聞より)

土砂崩れが複数発生 

 

 

椎葉村野地地区、国道327号線沿いの土砂崩れ(画像:テレビ宮崎より)

幅、高さとも40mにわたり崩落 

 

 

氾濫した岩瀬川の様子(宮崎県の雨量・河川水位観測情報からキャプチャー)

9日20時45分:すでに橋の下まで水位が上昇していた

 

 

 

9日20時55分:消防車が来ているのか

 

 

 

9日21時20分:氾濫寸前、というかすでに氾濫しているのでは 

 

 

 

9日22時40分:氾濫発生

 

 

 

大雨から2日後の様子

 

8月9日、午後8時半すぎ、国交省の「川の防災情報」を見ると、岩瀬川で氾濫危険水位を超えていた。すぐに宮崎県の監視カメラを見ると、岩瀬川は氾濫寸前のところだった。1時間半後、見るとすでに氾濫が発生していた。報道によると、9日午後12時前、この画像の上流にある真方川で氾濫が発生したとあった。画像の場所は、真方川と石氷川が合流した地点からさらに下流になる。地図を確認すると、この辺りは小さな河川が複数流れ、岩瀬川に集まっている。もしかすると、逆流したのではないだろうか。

 

 

と言っていたら、また台風、、

それにしても予報は見事に外れたな 

 

 

 

《関連記事》

台風6号 朝鮮半島で熱帯低気圧に変わりました 引き続き台風7号の動向に注意(tenki.jp 2023.8.11)

台風6号 宮崎県内大雨 高原町で複数土砂崩れ (宮崎日日新聞 2023.8.11)

【台風6号】県の北部 山沿いで土砂崩れ相次ぐ 宮崎県(UMKテレビ宮崎 2023.8.10)

【台風6号】小林市の岩瀬川が増水・氾濫 浸水被害(UMKテレビ宮崎 2023.8.10)

 

《参考資料》

宮崎県HP。令和5年台風第6号について(被害状況の更新)

NHK宮崎。台風6号 宮崎被害まとめ

NHK動画速報。台風6号 各地の状況は

 

 


梅の土用干し

2023-08-04 20:40:30 | 日記

ようやく梅の天日干し。今年は大収穫だったので、2回に分けて干すことにした。1回目は梅雨明け前、天気が良い日が続いた7月20日から、2回目は梅雨明け後、29日から4日間程。今年は梅雨が明けてからも不安定で、いつ雨が降るかわからなかったので、気象庁の雨雲レーダーを見ながらの作業となった。(2回目は日差しが強かったので短めに干したほうがよかった。梅がざるにくっついて離れにくかった)

わが家(実家)は、紫蘇漬けにしないで、白干梅でいただくので、干し終えたら完了。あとは食べる前に、水に晒して塩抜きをするだけ。これはブルートレインの車掌をしていた故父が、東北(乗客)の方に教えてもらった方法。あっさりして食べやすいので暑い夏にはもってこい。特に、今年は暑さが半端ないので、夏バテ防止に欠かせない。(庭の剪定作業が大変なので💦)

 

撮影日:2023.7.29~30

梅の土用干し(2回目) 夜露にあてるとよいけれど、今年は天気が不安定だったのでやめておいた

 

※梅の土用干しとは、塩漬けしておいた梅を梅雨明けの天気の良い日に3日間程、天日干しにして乾燥させること。梅を干すのは、夏の土用の時期(7月20日~8月7日)なのでこの名が付いた。土用干しの日数は、昔から「三日三晩」と言われている。ただし気候変動などの理由でその限りではなくなった。

 

 

昔、鯉がたくさん泳いでいたところで、、

 

 

 

白干梅、完成! 今年はたくさんあるのでお世話になった方へプレゼント

 

 

 

(もう無理だと言いながら、92歳の母とつくった梅干し。あと何年、一緒にできるかな、、)

 

 

《参考》

梅のある生活