yamanba's blog

報道されない情報を発信します
気分転換に山の話題など

介護通勤約1万キロ

2022-12-26 21:26:33 | 日記

2022年も残すところあと5日、今年もよく走った。福岡~山口間の介護通勤に加え、山口から宮崎への移動など年間走行距離は約1万キロ。もともと車は好きなほうなので、運転は苦痛ではないが、長距離運転が長年続いているので、さすがに右足がつらい。とは言え、来年中に宮崎へ移住することになりそうなので、移住後はこれまで以上に走らなくてはならない。いやはや、いつまで体が続くことやら。

ちなみに、山口の田舎から宮崎の田舎まで山陽道〜中国道~九州道~東九州道経由だと片道約400キロ。これまでのように頻繁に往来することはまず無理なので月1回程度にして、宮崎滞在中は施設に母と姉を預けるしかない。引っ越しの準備も徐々にはじめないといけなし。来年はいろいろ大変な年になりそう💦

 

 

今月17日からの寒波で相棒が⛄ (山口の実家で12月18日撮影)

今年の漢字は「走」かな、、

 

 

今年1年間、当ブログをご覧いただき有難うございました🐯

なかなか更新できませんが、来年もよろしくお願いいたします🐰

 

 


築39年、福岡導水管初公開!

2022-12-16 21:16:00 | 福岡市政

昨日(15日)、筑後川から取水した水を福岡都市圏などへ導水している「福岡導水管」が報道陣に公開された。昭和58年(1983年)に完成して以来、はじめてカメラが入った。お陰で貴重な映像を見ることができた。

福岡都市圏では、昭和30年から40年にかけて、人口増加により慢性的な水不足に陥っていた。昭和53年には、福岡市で大渇水が発生して、給水制限は287日に及んだ。(当時、大学生で下宿先に井戸があったので救われた)そうした中、当時の給水資源開発公団は、昭和51年(1976)「福岡導水」工事に着手し、昭和58年(1983)に暫定的に導水を開始した。現在、筑後川から取水した水を福岡都市圏へ約3割、佐賀県基山町へ全量の水道用水として導水している。おそらく、昨年1月、五ケ山ダムが運用開始されたことで、福岡都市圏へ送られる水量は少なくなっているのではないかと思う。(どこかに資料があるはずなので探してみよう)

しかし、40年近く水を送り続けているため、導水管の老朽化は進んでいる。管内で塗装が剥がれたり、錆が発生しているところが46ヵ所見つかっている。そこで、今月13日から水を止めて補修作業が行われている。今回のように導水管内を空水にして、導水管の中に入ることができる機会は滅多にないということで、導水管を管理する「水資源機構」が公開してくれた。個人的には、五ケ山ダム検証をしていた当時から見てみたいと思っていたので、確認できて良かった。同時に、導水管のお陰で私たちは生きてこれたのだなぁと改めて感じた。

 

 

福岡都市圏の“生命線” 地下パイプ内部にカメラ潜入 全長25キロ「導水管」(TNCテレビ西日本より) 

福岡導水管内 直径1.5m、全長25km

 

 

 

老朽化が目立つ

 

 

 

速乾性のセメントを使っている?

 

 

 

今回の補修区間

200mで46ヵ所ということは、まだまだたくさんある?

 

 

 

導水施設平面図

山口調整池(筑紫野市)は天拝山の麓にあるので、天拝湖とも言われている

※今回、取水の停止期間中、この天拝湖から代替の水道用水を導水している

※牛頸浄水場(大野城市)から、福岡市の夫婦石浄水場(南区)と下原浄水場(東区)へ送られている

 

 参考までに、こちらは福岡市の水道水系統図

 

 

導水施設縦断図

取水口から基山分水工までの標高差はなんと約80m、九千部山の麓を通っているのか、、

 

 

《参考資料》

福岡導水事業所HP

 

 

 


天神様は何処へ (2022年12月23日更新)

2022-12-13 09:33:33 | 福岡市政

「天神様の祟りがある」、SNS上で今、こうした声が上がっている。先週末、福岡市の再開発事業「天神ビッグバン」の一環として、天神駅の東部エリアも再開発の方向で調整が進められていることがわかった。そこには、天神の地名の由来となった「水鏡天満宮」が含まれており、神社の移設が検討されている。この報道に対し、不安や疑問の声が上がっているのだ。

「水鏡天満宮」は、天神様こと学問の神様である菅原道真が祀られている。901年、太宰府に左遷される道中、博多に着いた菅原道真が今泉辺りを流れていた四十川(現在の薬院新川)の水面に映った自身のやつれた姿を見て嘆き悲しんだ。そこで、庄村(現在の今泉)に容見(すがたみ)天神が建てられた。江戸時代(1612年)、福岡藩初代藩主・黒田長政によって水鏡天満宮として、現在の場所に移されたが、以来、「水鏡天満宮」は福岡城の鬼門除けとして福岡の地を守ってきた。このときの移転が天神の地名の由来となったのである。

西鉄などの地権者は近く、福岡市に計画概要を提出するようだが、一体、天神様を何処へ移転させるつもりなのか。それにしても、天神は市民の手から完全に離れ、後戻りできないところまで来てしまった。きちんと都市計画もされず、容積率緩和制度を活用したいがために、性急に建替えを進めようとしているから恐ろしい。このツケはいつか市民に圧し掛かってくるに違いない。本人は想像できないと思うが、高島宗一郎氏は、天神様を移転させた張本人として、歴史に残ることになるだろう。

 

 

撮影日:2022.12.01 

解体が進むイムズ(愛眼ビルは現状維持)

 

 ここは「(仮称)天神1-7計画」へ。(2023年7月着工、2026年3月竣工予定)

 

 

福ビルがあったところにクレーン

 

 ここは「(仮称)新福岡ビル」へ。(2021年12月着工、2024年12月竣工予定)

 

 

 

これまで提出された計画概要(福岡市天神ビッグバンの資料に水鏡天満宮の位置を記入)

11月30日、新天町商業協同組合や福岡パルコ、西鉄などが一体で再開発する計画概要を市に提出。12月8日には、イオン九州と日本郵便が、イオンショッパーズ福岡と福岡中央郵便局を連携して段階的に建て替える計画概要を市に提出した。これで東西南北すべてのエリアでビルの建て替えが進むことになる。まさに、大震災を彷彿させるような光景になるだろう。

ところで、5年前、樗木九大名誉教授(都市計画)は、西日本新聞の取材で天神ビッグバンについて、福岡の歴史と伝統を生かしながら街づくりを進める必要性を述べておられたが、こうした現状をどう見ておられるのだろう。一度、お聞きしてみたい。(樗木教授が福岡アジア都市研究所の理事長をされていた時、私は市民研究員だったのでお話したことはある)

 

 

東部エリアを上空からみたところ(写真:毎日新聞より)

毎日新聞によると、どうやら、天神様は毎日福岡会館(白い建物)の跡地(那珂川沿い)へ移設されるらしい

菅原道真公もまさか400年後に移転させられるとは思われなかっただろうな、、

 

 

《西鉄など計画概要書提出~天神様は那珂川沿いへ 2022.12.23更新》

西鉄など再開発準備組合は23日、天神一丁目14・15番街区の計画概要を福岡市へ提出した。報道されていたとおり、天神様(水鏡天満宮)は、方角を変えずに那珂川沿いへ再配置されるようだ。

 

天神一丁目15・16番街区の計画概要公表について(2022年12月23日)

パースどおりだとすれば、緑地部分はかなり広くなるようだけど

 

 

《関連記事》

天神ビッグバン 水鏡天満宮など一帯再開発へ 西鉄など計画概要書提出(西日本新聞 2022.12.23)

福岡市中心部で「再開発計画ラッシュ」天神駅東側でも浮上~優遇期限が迫る(RKBニュース 2022.12.12)

天神東部地区で大規模再開発へ 水鏡天満宮を移設、複合ビル建設(毎日新聞 2022.12.10)

「天神ビッグバン」 水鏡天満宮含む一帯も再開発へ(NHK福岡ニュース 2022.12.10)

 

《参考資料》

福岡市中央区・水鏡天満宮

 


ケルビン・ヘルムホルツ不安定性の雲を撮影!

2022-12-05 10:50:40 | 日記

12月3日午後5時前、福岡市の北側の空に東西に延びる波打つような形の雲が現れた。これは「ケルビン・ヘルムホルツ不安定性の雲」と呼ばれるもので、空気の層の境目が不安定な状態になることによって生じる、珍しい雲だと日本気象協会福岡支社の松井さんが伝えていた。見たかったなぁ~と思っていたら、なんと相方がその瞬間を捉えていた。

相方によれば、3日夕方、家の近くを散歩をしていた時のこと。最初に怪しい線状の雲が現れて、5年前の九州北部豪雨のことを思い出し、気になって見ていたら、ふわふわと雲が動き出し、徐々に波のような形になったと。翌日4日、NHKラジオでこの雲の話題が出て、はじめて珍しい雲だと知って、写真を見せてくれた。1日遅れたお陰で、これが今年の私の誕生日プレゼントに😊

 

 

撮影日:2022年12月3日午後4時50分頃、香蘭女子短大付近(福岡市南区)から相方撮影

ケルビン・ヘルムホルツ不安定性の雲🌊  

 

 

 

西の端(手前は那珂川)

 

 

 

 

桜並木の上に

 

 

 

 

マンションの上に

 

 

 

 

東の端は線状に、、

 

 

ちなみに、ケルビン・ヘルムホルツ不安定性の雲が現れる条件は…

・温度や湿度などが異なる空気の層が上下に接している

・空気の層の上下で、風の向きや速さが異なっているなど

 

いつか自分の目で見たいな、、

 

《関連記事》

福岡 夕暮れの空に波打つ「ケルビン・ヘルムホルツ不安定性の雲」現れる(tenki.jp 2022.12.3)

 


温暖化でブロッコリー巨大化⁉

2022-12-04 09:40:30 | 日記

気象庁は1日、この秋の平均気温が1898年の統計開始以降、最も高くなったと発表した。2022年秋(9〜11月)の平均気温は、基準値(1991〜2020年の30年平均値)に比べて0.90℃高く、これまで最高だった2019年の0.81℃を抜いた。確かに今年の秋は暑かった。10月に入っても夏日が続き、11月に入れば寒くなるだろうと思いきや、大外れ。かと思えば、いきなり真冬並みの寒さになったり。体がおかしくなりそうだが、おかしくなるのは人間だけではないようで、わが家の畑では、10月に植えたブロッコリーが超巨大化、過去最大に。

福岡市の今年11月の平均気温は16.2℃、最高気温は20.9℃、嘘みたいな数字だが、昨年に比べ平均気温は2.3℃、最高気温は2.6度も高い。ついでに10年前の11月と比べてみると、平均気温は3.3℃、最高気温は4.4℃とぞっとするほど高くなっている。これが植物にどう影響しているのかわからないが、ここ10年近く野菜の巨大化は続いている。

ちなみに、平均気温が1℃上がると猛暑日は1.8倍になるとか。福岡市の年間平均気温を見ると、2020年は17.9℃、今年は今日現在18.9℃、ちょうど1℃上がっている。このまま温暖化が進むと、(秋はすでになくなりつつあるけど)冬もなくなってしまうかも。

 

 

超巨大ブロッコリー、直径最大約30㎝!

 

 こちらは畑の様子、葉もデカい

 

 

日本の秋の平均気温偏差(気象庁ホームページより)

平均値は上昇中 ところで1960年は何があった?

 

 

調べてみると、1960年8月23日15時から24日9時にかけて、5輪台風が発生していた。東京オリンピックは4年後、さらに同年のローマオリンピック直前(8月25日)というタイミングだったので、五輪台風と呼ばれたとか。これが影響している?

(画像はウエザーニュースより)

 

 

《関連記事》

ことし秋の平均気温偏差 統計開始以来最高に この先寒さはどうなる?(tenki.JP 2022.12.2)

温暖化で平均気温が1度上がると国内の猛暑日は1.8倍に 気象研と東大がスパコンで予測(science Portal 2019.5.31)

 

《参考資料》

気象庁。過去の気象データ検索