2010年7月の厚狭豪雨水害後、洪水時に流れる水量を調整するため厚狭川の拡幅が決定した。それに伴い、2013年11月から鴨橋の架け替え工事が行われていたが、このほど完了したというので、母の介護の合間に出かけてみた。橋はすでに開通していたが、歩行者用う回路の撤去など周辺工事は残っていた。橋の袂には旧鴨橋の親柱が配置されていたが、想像していたとおり、それはまるで浮いていた。せめて周囲に天然石を施すなど、橋(PC鋼材)との違和感をなくすような工夫がほしかったが、ただポツンと置かれていただけだった。そもそもこの状態だと本来の親柱としての役目を果たしていないのだが、これで完成なのだろうか。それとも何か細工があるのだろうか。
新鴨橋。”地域のシンボル”というにはいささか物足りなさはあるものの、災害に強い橋に生まれ変わったというから、きっと”地域の支え”になってくれるだろう。そして、昔からそうであったように、ふるさとのまちを見守ってほしい。
撮影日:2016年3月27日
これで完成?
橋名板が埋め込まれた旧鴨橋の親柱
橋と分離した親柱
旧鴨橋(写真をクリックすると大きくなります)
災害後、2010年7月18日撮影
旧鴨橋より10m長い
旧鴨橋(写真をクリックすると大きくなります)
2013年1月撮影
旧鴨橋のイメージを残す
コンクリート製(橋桁27本)
旧鴨橋(写真をクリックすると大きくなります)
2013年1月撮影
旧鴨橋のデザインを真似てつくられた街路灯(HID照明器具、積水樹脂製)
高欄(PC鋼材に吹き付け塗装仕上)もう少しデザイン考えてほしかったな~
橋桁に取り付けられた橋歴板
親柱、どうしてここ?(厚狭駅側)
景観に配慮したという護岸(自然石は逆積み、深目地) コンクリート擁壁がなんとも、、
橋高が1mアップして生じた急勾配は長いスロープに
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・厚狭川「鴨橋」復活、住民ら300人が祝う(宇部日報社 2016.3.22)
《関連資料》
・山陽小野田市HP。厚狭川激特だより