10日、福岡県がようやく最新の感染症データを公表した。インフルエンザの報告数を見ると、なんと福岡市博多区で注意報レベルを超えていた。県は5日、定点当たり報告数が第52週(12月26日~1月1日)4.19になって流行期に入ったと報告していたが、ふたを開けてみれば、博多区では、すでに第51週(12月19日~12月25日)に注意報レベルに達していた。にもかかわらず、そのことは伝えていない。
県内の状況を見ると、福岡市に隣接する筑紫地域(筑紫野市、春日市、大野城市、太宰府市、那珂川市)や田川市などで高くなっている。報道によれば、福岡市では、コロナとインフルエンザを同時に感染している人が多く見られるようになってきたという。コロナ発生以降、インフルエンザは影を潜めていたが、ついに息を吹き返した。警戒しなくては。
《1月16日更新》
1月13日に公表されたインフルエンザ感染状況(令和5年第1週1月1日~1月8日)を見ると、福岡市では、早良区、城南区でも注意報レベル超えになっている。しかも、増え方が急で、早良区では、定点当たり報告数が、前週の3.5人から15.25人と4倍以上になっている。この調子だと、来週は警報レベルを超えるかもしれない。
福岡県感染症週報(令和5年第1週/1月1日~1月8日)1月13日公表 ※注意報レベル(10)警報レベル(30)
早良区、城南区、博多区で注意報レベル超
福岡県感染症週報(令和4年12月26日~令和5年1月1日)1月10日公表
博多区で注意報レベル超
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《参考資料》