yamanba's blog

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今年初のスーパームーン@福岡

2019-01-22 19:24:00 | 月・星

昨夕、山口から帰福したばかりのところ、空が急に明るくなってきたので何かと思いきや、今年初のスーパームーンがお出ましに。昨日は、1年で最も小さい満月に比べて約14%大きく、最大約30%ほど明るかったとか。満月の瞬間は、日本時間1月21日14時16分だったため、日本では月の出の17時45分がスーパームーンということに。

ちなみに、2019年最大のスーパームーンは、来月2月20日。月は2月19日18時3分に近地点を通過、日付が変わった2月20日0時54分に満月に。冬の満月は、夏の満月よりも空の高いところを通るので、福岡市のような高いビルが多い中でもよく見えるのでは。ただひとつだけ、今年最大の満月は、2月20日の夕方に昇ってくる月ではないのでご注意を!

 

撮影日:2019.1.21

21日午後6時20分ごろ、ビルの谷間から抜け出たところ

 

 

 

 

スーパームーン!

 

 

 

 

今朝(22日)午前6時ごろ、まだ綺麗に輝いていた(夜中撮ろうと思ったけれど撃沈、、)

 

 

 

《関連資料》

国立天文台HP。ほしぞら情報

 

 


南畑ダム、貯水率10%台に 平成大渇水以来(1月22日更新)

2019-01-16 09:22:22 | 五ケ山ダム

先日、五ヶ山へ行く途中、南畑ダムの水がかなり少ないように見えたので、帰路、ダムに立ち寄ってみた。すると、驚いたことにダム湖の北側半分の湖底がごっそり露出していた。これほど干上がった状態を見たのは初めて。それもそのはず、貯水率は平成6年大渇水に次いで2番目の水準まで低下しているという。ご存じのように、かつて福岡市では二度の大渇水に見舞われた。一度目は昭和53年の福岡大渇水(断水287日間)、二度目は平成6年の平成大渇水(断水295日間)。二つの大渇水を理由に五ヶ山ダムは建設されたが、あれから25年、福岡市で渇水は起きていない。というより、水は余った状態が続いている。

福岡市水道局のホームページをみると、1月15日現在、福岡市関連8つのダム貯水率は、38%と昨年の半分近くまで落ち込んでいる。貯水率が最も低いのが南畑ダムの17.87%。確かに現地は数字通りの状態になっていた。昨年7月の西日本豪雨時、全てのダムが洪水量(洪水調節を始める基準となる流入量)を超過し、洪水調整が行われた。豪雨直後、ダムは満タン状態だった。あれから半年、少雨は続いていたが、よもやここまで落ち込んでいるとは思わなかった。福岡市の1月平均雨量は68ミリだが、今年はこれまでわずか6ミリ程度、異常に少ない。貯水量グラフを見るとそれがよくわかる。(下グラフ参照)

現在、南畑ダムの貯水位は253.64mで最低水位まで9m。貯水量は前日に比べ10,000㎥減っている。南畑ダムの水は福岡市民の水道用水として使われて(発電もしている)ので、当然のことながら減っていくわけだが、このまま少雨が続けば、貯水率は10%を切る可能性も無きにしも非ず。いよいよ五ヶ山ダムの出番。と言いたいところだが、こちらは試験湛水中。放流すれば水は減る。現在、五ヶ山ダムは常時満水位だが、サーチャージ水位まで(あと6m)水を貯めないと試験湛水は終わらない。しかし、昨年秋からの少雨は五ヶ山ダムにも影響を及ぼしている。運用開始は1年遅れの見込みだったが、さらに遅れる恐れも出てきた。おそらく福岡県もやきもきしているに違いない。五ケ山ダムを観光の目玉にしようとダム周辺で整備を進めている那珂川市も同じ思いだろう。それ故、五ヶ山ダムに売るほど水は貯まっていても大盤振る舞いはできない。(と言っていたら、16日午前8時半から五ヶ山ダムから南畑ダムへの流入量を増大。これで試験湛水の遅れは間違いなし)

もともと雨の少ない時期なのでダムの水量は少なめだが、ここまで減っていると少し気になる。今のところ、福岡市の水は十分余裕があるので心配はないと思うが、節水は心がけたい。

 

《2019.1.22更新》

今日(22日)の福岡市ダム貯水率を見てみると35.38%と、この1週間で2.69%減少している。(下グラフ参照)先日、雨は降ったようだが降水量はわずか6ミリ、貯水率を上げるには程遠い。このままだと貯水率30%を切るのも時間の問題かもしれない。気象庁によると、近年、極端な多雨・少雨の年が増大しているというが、その傾向は益々顕著になっているように感じる。昨年10月、京都大学防災研究所の公開講座「災害を知り、災害に備えるー九州の近年の災害とこれから」を受講した際、研究者から、今後、日本の多くの地域で現在より厳しい渇水状況が予測されるという研究結果が報告されていたが、まさに今、そういう状況になりつつあるのではないだろうか。

 

撮影日:2019.1.12

湖底が露になった南畑ダム (写真手前、五ヶ山ダム下の那珂川から流れ込むわずかな水)

 

 

 

 

水が貯まっているのは、カーブ(写真右奥)の少し先まで その先は上の写真の状態(ダム堤体から撮影)

 

 

 

 

ダム堤体付近 ダム堤体についたラインが物語る  

 

 

 

 こちらは1月15日現在の貯水量グラフ

西日本豪雨で満水容量に達するも、その後急落、10月少し持ち直すが、ふたたび下降中(赤線)(資料:福岡市水道局より)

 


こちらは1月22日現在の貯水量グラフ

 

 

 

 こちらは二大渇水時のダム貯水量グラフ 

平成大渇水は見事なまでの急降下(資料:福岡市水道局より)

 

 

 

 こちらは南畑ダム横断図(1月14日)

14日午後3時現在、五ヶ山ダムからの流入量は毎秒860リットル 最低水位まで約9m(資料:福岡県河川防災ダム情報より)

 

 

 

 こちらは南畑ダム横断図(1月16日)

16日午前9時現在、五ヶ山ダムからの流入量を毎秒1010リットルに増大 貯水率を保つための措置がはじまった模様 

 

 

 

 撮影日:2019.1.12

満水状態の五ヶ山ダム 水は売るほど貯まっているけれど、、 

 

 

 

 

あと6m 巨大ダムゆえ これが貯まらない 

 

 

 

《関連記事》

県内17ダム貯水率48% 少雨影響、同時期20ポイント下回る 自治体が節水呼び掛け(西日本新聞 2019.1.19)

県内のダム貯水率50%下回る(NHK福岡ニュース 2019.1.17)

福岡市ダム貯水率低下、94年に次ぐ水準…昨年夏以降の少雨影響(読売新聞 2019.1.15)

「大渇水」40年節水進む福岡 「屈指の漏水対策」「再生水義務付け」「近隣市町に水源」「体験の風化」懸念(西日本新聞 2018.6.29)

 

《関連資料》

福岡市水道局 水源情報 きょうのダム状況(毎日更新)

福岡市水道局 ダム貯水状況リアルタイム表示

福岡県河川防災情報

福岡県HP。南畑ダムを紹介します

 


五ケ山クロス現地最新情報~キャンプ場&ダムサイト記念公園(2月16日更新)

2019-01-13 09:31:31 | 五ケ山ダム

昨年9月末に投稿した『那珂川市「五ヶ山クロス」キャンプ場、来年3月1日オープン!』記事に、今もなお多くの方が訪問して下さっているので、そろそろ新しい情報を載せないと、、という気持ちに駆られ、昨日(12日)、久しぶりに五ヶ山へ。

前回の訪問からちょうど3ヵ月、キャンプ場に着くといきなり、ろうそく岩のような「クライミングウォール」が目に飛び込んだ。ここは子供たちの遊び場になるらしい。また管理棟の横には、真っ白な常設テントサイトが完成していた。シャワールームやトイレ、炊事棟は、すでに出来上がっていたので、あとはオートサイトとペットサイトが出来上がれば完成ということになる。工事は、3月1日のオープンに間に合えばいいというような感じで、ゆっくり進んでいた。

一方、ダムサイト記念公園のほうは、ほぼ完成に近い状態だった。商業施設は外部デッキ板も張られ、手すりも設置されていた。(関係者以外は施設内に入れないので)外から見た感じでは、内装工事もほぼ終わっているようだった。問題は、施設に入るテナント(飲食店)が決まっていないこと。那珂川市は、当初、昨年11月頃までに入居者を選定し、運営に習熟できるよう、3月より前に一部施設をオープンさせると言っていた。しかし、昨年12月末の審査結果では、該当者なしとなっていた。市が希望するようなお店がなかったのだろうか。物販スペースにはアウトドアメーカーのモンベルが入るような報道を目にしたが、メーカー直営店が入るのではなく、上高地(河童橋横)の売店のような感じになるのではないだろうか。あとは飲食店が3月のオープンに間に合うか。今後の那珂川市の情報に注目したい。

 

《2019.2.16更新》

キャンプ場とダムサイト記念公園の最新写真です。(以下4枚)

 

撮影日:2019.2.14

常設テントサイト工事完了  オープンを待つのみ

 

 

 

街灯が多すぎ、、

 

 

 

ダムサイト記念公園も工事完了

 

 

 

飲食店決まったかな、、 

 

 

《2019.1.25更新》

五ヶ山クロスキャンプ場3月29日オープン モンベル福岡五ヶ山店も

那珂川市は、本日(25日)、ダムサイト記念公園内にある商業施設の物販スペースに、アウトドアメーカー・モンベルのグループ会社、ベルカディアの入居が決定したと発表。店舗名は「モンベル福岡五ケ山店」で、オープン予定は3月29日(金)となっている。まさか、あそこにメーカー直営店が入るとは思わなかったが、那珂川市の「五ヶ山クロス」にかける想いは半端ではなさそうだ。

また、キャンプ場のオープンも3月29日(金)に決定。当初、キャンプ場は3月1日オープン予定となっていたが、商業施設のオープンにあわせた形となっている。なお、キャンプ場の予約受付は3月1日から。 

那珂川市HP。五ケ山クロスベース商業施設の物販テナントの入居者が決定しました(1.25)

那珂川市HP。五ヶ山クロスオープン情報(1.25)

 

《2019.1.22更新》

那珂川市、飲食店の再募集

那珂川市は、先週末(18日)、商業施設に入る飲食店の再募集をはじめた。受付期間は2月21日まで、お店のオープンは3月中旬を予定している。五ヶ山クロス関連の施設は3月1日オープン予定なので、飲食店だけが遅れる見込み。なお、那珂川市の資料に新たに施設内の写真が掲載されていたので紹介しておきます。(一番下に掲載)

那珂川市HP。五ケ山クロスベース商業施設のテナント入居者(飲食)募集(再募集)(1.18)

 

 

キャンプ場(撮影日:2019.1.12)

クライミングウォール!

 

 

 

 

管理棟横に常設テントサイト

 

 

 

 

テントに煙突、暖炉がある? 給湯設備も付いている もうここで生活できそう  

ちなみに、この常設テントはモンベル考案の「ウォールテンテッドキャンプ」だそう

 

 

 

 

シャワー棟かな  右のフェンス部分はペットサイト

 

 

 

 

左はトイレ棟 右は炊事棟

 

 

 

 

計画図面とは少し配置が変わっているよう

 

 

 

 

ダムサイト記念公園(撮影日:2019.1.12)

ほぼ完成した商業施設 

 

 

  

 

 

どんなお店が入るかな?

 

 

 

 

デッキ材、もしかして五ヶ山産?ダム建設のため多くの木が切られたのでそうであれば、、(のちに五ケ山産と判明)

 

 

 

ダムサイト記念公園の近くにボート用倉庫を建設中 この下にボート乗り場ができる模様 

 

 

 

 

ボート乗り場はおそらくここ  ※こちらの写真は昨年7月のもの

ボートではなくカヤック乗り場になるようです。

 

 

 

以下3枚は、商業施設写真(那珂川市資料より)

 

 

 

 

 

 

 

 


ロープウエーが最適?~福岡市ウォーターフロント地区アクセス強化研究会

2019-01-11 21:54:50 | ロープウエー問題

昨年1月、福岡市が新交通システムの導入を検討するために設置した「福岡市ウォーターフロント地区アクセス強化研究会」は、9日、ウォーターフロント地区と博多駅を結ぶルートは、ロープウエーが最も望ましいという意見をまとめた。研究会座長の筑波大学・石田東生名誉教授は、記者会見で「ロープウエーの実現は、ウォーターフロント地区開発をより成功に導くための条件だと考える。今後は市民とのコミュニケーションを取りながら進めてほしい」と話している。これ以上、”ロープウエ―ありき”なコメントはないだろう。(下写真)

今後、福岡市は、ロープウエー導入に向けて本格的に検討をはじめるという。高島市長の嬉しそうな顔が浮かんでくるが、市民は必ずしも喜んでいるわけではない。まちのインタビューでも賛否両論ある。そもそも新交通システムが必要なのかも、きちんと議論されていない。市はインバウンドやMICEの増加を見込んで、20年後のWF地区周辺での往来を、1日約16万人(現在1日5万6千人)と予測しているが、中国経済は減速しており、このところクルーズ船による中国人の入国数も減っている。市の予測どおりになるとは到底思えない。16日の福岡市議会特別委員会で、市は研究会での最終報告をするとみられるが、議員がどこまで追及できるか。委員会を傍聴したいが、生憎福岡にいないし、ネット中継もない(これがなかなか実現しない)。気にはかかるが、2月議会での議論を見ていくしかない。

ただロープウエ―導入は、髙島市長が思い描くほどすんなり行くとは思えない。市長選の出口調査でも6割の市民が導入に反対している。無理やり進めようとすると、おそらく住民投票ということになるだろう。(すでにその動きはある)高島市長はロープウエーを公約に掲げ当選したことで、市民から白紙委任されたと思っているのだろうが、市長選では7割の有権者が棄権している。これは民意とは言えない。ロープウエ―は必要なのか、住民投票で明らかにすべきだろう。高島市長の暴走を止めるにはもうこれしかない。

 

最適どころか最悪な、、(写真&CG:RKBニュースより)

 

   

 

 

2kmの間に柱10本 交通量の多い大博通り、地震が起きれば予期せぬ災害も(福岡市資料より)

 

 

 

 

 

柱の高さは28m(埋設部分を除く)7階建てビルくらい このあたりの地質は脆弱な砂地 (福岡市資料より) 

 

市の研究会は、建設費が一番安いからロープウエ―が最適だと言っているが、試算は海外事例(イギリスのエミレーツエアライン)を参考にしたもので、正確性に欠ける。実際、車両基地がどこになるのかによって建設費は大きく変わる。だからか試算表に明記がない。第一、車両基地費をその他に含まれているとしているところが怪しい。安い買い物をした後に、ほとんどがオプションだったというようなもの。ちなみに、目安として、整備費は1kmおよそ100億円と言われている。天神~WF間は必要ないと結論を出しているので、これでいくと200億円ということになる。

 

 

大博通りだって十分景観を損なう 

 

 

 

 

もう導入が決まったようなコメント これもお役目?(写真:NHK福岡ニュースより)

 

 

 

ちなみに、こちらは8年前に市長選に出馬され、現在は福大経済学部の教授をされている木下敏之氏のブログ。経済的な観点から研究会の検討内容に疑問があるとコメントされている。参考まで。ロープウエーは大儲け?研究会の検討の穴(2019.1.11) 

 

 《関連記事》 

研究会「ロープウエー望ましい」(NHK福岡ニュース 2019.1.9)

「ロープウエーが望ましい」JR博多駅と博多港WFの新交通システム(毎日新聞 2019.1.10)

WF再整備/ロープウェー導入へ調査/福岡市の研究会(建設通信新聞 2019.1.11)

ロープウエー巡り応酬 福岡市議会特別委総会 往来予測に疑問指摘も(西日本新聞 2018.3.23)

《関連資料》

福岡市HP。福岡市ウォーターフロント地区アクセス強化研究会」について(2019.1.10更新)

日本総研・中国経済展望

 

 


今年の初夢は高島市長、、

2019-01-07 21:43:44 | 福岡市政

新たな年がはじまって早1週間。年末年始は山口で母の介護など、先週末からは義父の一周忌で宮崎へ。昨日、久しぶりに福岡へ戻ってみると、今年も安倍首相の新春の集いに出席し、壇上で挨拶をしている高島市長の写真が飛び込んできた。(下写真)それで思い出したのが今年の初夢。内容はよく覚えていないが、高島市長に何かを忠告しているようだった。夢から覚めてスマホを手に取って見ると、高島市長のツイッターが入っていた。何やら因縁な年になりそうな2019年。と思いきや、早くも福岡市に新たな動きがあった。

福岡市は4日、JR博多駅から半径約500メートルの約80ヘクタールを対象に、老朽ビルの建て替えを促す新たなプロジェクト「博多コネクティッド」を始めると発表した。安倍政権が進める国家戦略特区を活用した「天神ビッグバン」の博多版のようなもので、容積率をエリア内限定で上乗せし、独自の支援制度で建て替えの誘導を目指すという。具体的な支援メニューは今春、発表するらしいが、おそらくロープウエ―導入を視野に入れてのことだろう。そういえば、これに関連した記事で、説明図にロープウエ―を書き込んでいたものがあったが、明らかな印象操作だろう。まだ導入が決まったわけではないし、市民も承認はしていない。住民投票を望む声もある。

安倍首相から「ポスト安倍」と褒めちぎられ、ますます調子に乗る高島市長。議会を無視し、次々と事を進めていく。安倍政権とそっくりだが、そろそろ歯止めをかけないと、福岡市はトンデモないことになるのではないかと危惧している。(だからあんな夢をみたのかもしれないが)そういう意味でも、4月7日の市議選は一つの要になる。是非とも”裸の王様”に物言う議員が誕生してほしい。

それにしても、メディアは高島市長を煽てるばかりで肝心なことを書かない。これでは市民に真実が伝わらない。不安は募るばかりだが、今年はどんな年になるのか。もしかすると初夢が正夢になったり、、(ということで、今年もよろしくお願いいたします)

 

 

5日、「新春の集い」で挨拶をする高島市長 首相になった気分? (写真:産経新聞より) 

 

 

 

 

裸の王様、、 (写真:高島市長公式ブログより)

 

 

 

(もっといい初夢が見たかったな)

 

《関連記事》

九州の玄関“ビッグバン” 博多駅周辺建て替え誘導 福岡市、容積率上乗せ検討(西日本新聞 2019.1.5)

下関の首相の「新春の集い」 福岡市長も壇上に(産経新聞 2019.1.6)