感度高めなT子姉さんご夫妻がぜひご案内したい、と連れて行って下さったのは、袋町にある「BAR LE CANTIQUE(カンティーク)」
もっぱら庶民派夫婦のワタクシ達、こんなオーセンティクバーには、いままで脚を踏み入れたことがありません。
店名は、フランス語で『聖歌・讃美歌』という意味だそうで、その高貴な店名にふさわしい店作り。
石づくりの壁、トイレのドアは古木の1枚板。BGMは宗教音楽。グラスは、全部バカラと思われます。
8人も入れば満員のお店ですが、まぁ、なんとも、本格的なこと!!
ピシッとスーツ姿のオーナーさんと、和服姿の奥様。和服も、夏用の絽で、なんとも素敵。
店内の照明がとことん暗くて、写真はムリっす。
見たことも聞いたことも無い多彩なお酒を、それはそれは丁寧にご紹介してくださいます。そんな中で、T子姉さんのご主人が、えいやぁ!と、清水の舞台から飛び降りました。
1杯(驚!!)4,300円、1本じゃないよ!!1杯4,300円の今は亡きグラッパ名人が醸造したというレジェンドのようなグラッパを、オーダーされました。
グラッパって、もともとも強ーーいお酒。1杯4300円にもなると、さらなる蒸留を極めて、グラスに近づいただけで、もう目がチカチカ。酒というより燃料なんじゃないか・・・・・自家製のジンもいただきましたが、ひとくち飲んでオットが『これスゴいわ』とうなってました。
長じて銀行員になりましたが、もともとは酒屋の息子として育ったオットですが・・・・ずっと質より量重視。こんなにハイ・クオリティなお酒の呑み方は、人生初体験なんじゃ??
お酒の美味しさは、言うまでも無く、ここは異空間。非日常を感じながら、静かな時間を過ごすための場所のようです。
ご一緒してくださったT子姉さんご夫妻のお人柄がまた穏やかで、お酒を片手に気持ち良く会話を楽しむ、というオトナ時間を過ごすことが出来ました。