かねてより約束していた骨董ツアーの日。ご一緒したメンバーは、おしゃれで骨董通マキコ先輩、布もの作家のお圭さん、ハンドメイドアクセサリー作家のnakkaさん、そしてワタクシ。いつもの4人は同じ職場の元仲間たち。
廿日市の山頂にある骨董のグレースKさんに掘り出し物を探しに行く予定が、ナント、仕入れのための臨時休業。ががぁ~ん。
骨董店に行く前のランチは、マキコ先輩の最近お気に入りの五日市の住宅街にあるフレンチのfusion(フュージョン)へ。
お店の外観は、普通のアパートを改築したシンプルな作りでしたが、お料理は、申し分なかったです。
前菜が出てきた時点で、これは!!と期待が高まります。ひとつひとつの食感や味付けの違いがくっきりしていました。素材もとってもお得感あり。
そば粉のパンケーキの上には、チーズとキャビア。なんとキャビアですよ、キャビア。
そして、スプーンの乗っかってるのは、アワビと海老のケッカソース。
アワビ&キャビア。滅多に口にできない高級食材が、惜しげも無く2つも、ランチの1皿に。
蒸し鶏みたいなものに、レンズ豆のソース。さらに酸味の強いガスパチョとノルウェースモークサーモンと生野菜に茹で野菜に焼き野菜。
この前菜だけで、「お腹がいっぱい・・・・」と、嬉しい弱音を吐くくらい、ボリューミーでした。
じゃが芋のポタージュは、粗くつぶしたじゃが芋の食感が面白かったし、ニョッキも浮いてます。これ、嬉しいサプライズ。
ボリューミーなのは、前菜だけじゃない。メインはさらに、ポーション大きめ。
「本日のお肉のメインは鹿です」との説明があり、ナッカさんと『鹿だって??』と小躍りして、ジビエを頼みました。ランチで鹿肉登場とは!!
「鹿って、宮島産かな??」と、アホなことを言っていたのは、私だけ。
ついに登場したのは、ナント骨付き。骨のついた鹿は、見るのも、食べるのも初めて。溢れる野性味。
どこの部位なのかしら???鶏の手羽元みたいな形ですが、鹿に羽根は無いだろうし・・・・・
この鹿肉が、けっこうな大きさで、その上にこんもりとトマトソースが。鹿肉のお味もやはり、鶏の手羽元みたいな、癖の無い感じ。
お圭さんと、マキコ先輩のメインはお魚。本日のお魚はグレという白身で、きれいなレモンイエローのサフランソース。ムール貝の入ったリゾットまで、付け合せてあります。
黒と白とレモンイエロー、この彩り、なんてキレイ。
デザートは5種も、のっかてってました。これだけ乗ってても、手を抜かず。
クリームブリュレ、黒胡麻のブラマンジュ、フレッシュないちぢくと、ガトーショコラ。その上にはキーウイのジェラートまでトッピングされてます。
このクリームブリュレの表面は、パリンパリンで、スフ゜ーンで突き崩す楽しさで、テンションUP。
リチャードジノリの大きめなカップにたっぷり入ったコーヒーで〆
ひとつひとつを、とても丁寧に調理されているな、とわかるお料理の数々でした。
日本で食べるフレンチって、大きめサイズのお皿にほんのちょっぴりお料理を盛って、なんだかお皿の余白が大きいなぁ、という感じですが・・・・・・こちらは、お皿のサイズは大きいけど、たっぷりと盛ってあって、余白が少ない。それでいて繊細なビジュアルを保っている。
美味しくて、キレイで、ボリューミーなフレンチって、なかなか無いんじゃ??
駐車場に到着した時点で、店の外までシェフがお迎えに出て来てくださいました。帰りも、丁寧に見送っていただき、フロアの方も、笑顔でサービス。ホスピタリティも申し分無し。
最近、中区から移転され、周りはアパートばかりのこんな場所に??と思われるようなロケーションにあります。
この日もたどり着くまでにかなり迷いました。ここって、人ン家の庭じゃないか???という場所さえ横切りましたが・・・・・迷路の先にこんなお料理が待っていようとは!!