認知症が始まった実家母Yこさん。
本人は正しい事をしている、弟の言うとおりにしていると思っているけれども、理解度はますます右肩下がり。
先日も、オット母Bこさんと他、仲のいい人を自宅に呼ぶと言いだして、その日が午前中にBこさんを検査結果を聞きに行った、その午後の事でございます。
約束の2日前に一応、弟に「知っていると思うけれど、うちのBこさんと3ババで、お宅をお借りして、お茶するから、お宅までうちのBこさん送って行けと言うご命令ですが、お宅を借り大丈夫?ウチのBこさんもお母さん(Yこさん)も、お友達に迷惑を掛けるだけだと思うけど、大丈夫かしら?」
とメールをしたら、弟はそんな話は全く聞いてないとお怒りでございます。
なんでも、お宅のヨメさんに、うちに友達に来てもらってもいいか?と聞いたら、Yこさんが行くのは困るけれど(危ないから)来てもらうのはいいんじゃないですかと、言われたと伝えました。
しばし、ヨメさんに確認の為、無言。
そして、随分前に出かけるのが駄目なら、友達の方からうちに来てもらうのは良いかと聞かれたので、それならいいと答えたが、うちのYこさんだの、Tさんだのが来る(上がって行く)って言う話は聞いてないとの事。
単に「来てもらう」なんだけれど、Yこさんは、「家に呼ぶ=以前のように皆でお茶しながら話をする」許可が出たと思っているんです。
第一、お茶等は誰がどうするって話ですが、一応Bこさんに、弟がビックリしていたことと、行ってもう一人の友達に迷惑が掛からないか?と言うと、
「大丈夫だよ。Tさんと、私とで、Yこさんの面倒見るから。何にも困ることはないよ。」ってあんたが大丈夫かって聞いてるんだようなんですが、本気でそう思っているのか、まず、Bこさん、あんたが玄関上がれるかって話です。
まあ玄関の段差は低いんですが、手すりはなくてポールにつかまってあがるので、手の力がないと難しいです。ま!上がれなかったら、そのままBこさん撤収ですから。
弟が心配するのは、歩行困難者が2人もいて、家の中で何かあった時どうする?ってことですわねえ。
ごもっともです。
かといって、ババ達のたぶんヨメの悪口大会に、わたくし同席はしたかあありやせんし…。
何日も前から、こんな話をぐるぐるしておりました。
いや、その前に、早く出たがるBこさんを押さえ、時間ぎりぎりに出ようと思っていたら、弟からメール!
弟は昼休みに実家に帰っていたのですが(もちろん、Yこさんの見守り(Yこさんから言わせると監視)、な、なんと、1時間も前に、3ババ以外のババが、やってきて、もう上がっている!との驚きのメール。
え?そんな話は聞いてないぞ!と確かめたら、Yこさん、しらっとして、
「そうだよ。Wさんも来るって始めから決まっていた。」なんぞ言って開き直りました。
「は?私は3人って聞いてますけど?弟がびっくりして今連絡くれましたよ。(はっきりいうと怒ってですわね)」
ところが、さすが、年のコウですわ!
すっとぼけまして、「もう来てるなら、早く行く。」
「い~~え!約束の時間に行きます!」
「そりゃあいいだけえが、お茶を買ってかなくちゃならないだけど、どうしたらいいだか?」
「は?お茶を買う?」
「うん、そうだよ。Yこさんに面倒を掛けないように、お茶買って持ってくだけえが、さきい、どっか寄ってもらおうか?」
は?冗談じゃねえぜ!
悪いが、ペットボトルのお茶買うに、Bこさん乗せて行くなんてめんどくさいこたあしたかあ ありやせん。
なので、これを持って行ってくださいと買い置きのペットボトルを差し出しました。(きっと、ペットボトルのふたが開かないと、大騒ぎするんだぜ。優しい時のよしこは、蓋をあけてやってから、またしめときますが、この日はそんな気分じゃないので、やってやりませんわ。)
それよりも、わたいは、弟とYこさんがまた揉めるのではと、そっちの方が心配ですわ。
まさか、他にもやってこないだろうな!
送って行く車の中で、「帰りはどうします?何時にお迎えに行きますか?」とBこさんに聞いたらば、
「わからない!」なんて元気よく答えるので、冗談じゃねえぜ、いつ来るかわからない電話を待っちゃあいられないし、ほおっておけば、ずっといるに違いありません。
「4時にお迎えに行きます。それよりも遅くなるようなら電話下さい。もう、4時って決めておきましょう。」
「ええ?4時~い?」なんて言ってましたが、
「はい。4時です。4時に行きますから。」きっぱり言いたりました。
私はどうせ、Bこさんが上がらなくてそれで一巻の終わりさなんて甘~い期待を(?)抱いていたんですが、弟の「上がれちまったら、てえへんだぜ。」の予測通り、
ずるっとは なりながらも 上がれちまいました❣
4時きっかりにお迎えにあがりましたです。はい!
玄関に行くと、「Yこさん」の介助で、もう玄関の靴脱ぎに降りてしまっていました。
おい!
そこの二人
だから、私が来るまで動くな言うたろうがあ!
そこが降りれるなら、外階段も一人で降りれるだろ!送迎も必要無いだろ!と私、正直怒りでいっぱいでごぜえますだ。
そんなことは、毛ほども感じないらしく、Yこさん、見送りにきたTさんに、
「一緒に車に乗るでしょ?家まで送って行きますから、どうぞどうぞ。送って行きますから、ほら、乗ってくでしょ?」
おめえなあ!自分が連れてけや。勝手に約束するんじゃない!せめて、よしこさん、よろしくだろ
という、心の叫びはTさんには通じたらしく、
「いいいい。私は歩いて帰れるから。すぐ近くだもの。このぐらい歩かなきゃね。よしこさん、いいわよ。Bこさん、私は大丈夫だから行ってちょうだい。」
私はYこさん、ぶち込むと、黙って車を出しました。
後ろで、「いやあ、なんで、Tさん、乗らないのかしら?いいじゃないねえ。送って行くって言ってるんだから乗ってけば。」
わたくし、「無言」でございます。
ずっと、無言でございます。
はい、ずっと無言。 感じろや!
家に帰ると間もなく、Yこさんから電話。Bこさんが上着を忘れたと。
Bこさんに言うと、「じゃあ、とどに来てもらって取りに行ってもらう。」
「あのね、とどは一応仕事中なの。仕事中にこんなくだらないことで呼び出さないで!」ぴしゃっと言いたりましたわ。
すぐに、また実家まで行き、上着回収と共に、実家母Yこさんにもお説教で、ございます。
1、弟に黙って人を呼ぶな!
2、Bこさんの玄関の上り下りは私の介助なしにするな!
3、ましてや、YこさんがBこさんを介助するなんて無謀はやめてくれ!
「でも、Bこさん、一人で降りれたから… 」
「降りれるとか降りれないじゃないの。危ないから一人で降りるなって言ってるの。何度言ってもわからない。実際、上がる時に転びかけたんだよ。転んだ時にYこさん、支えたりしたら、自分もまた、怪我をするでしょう。2人とも何度言ってもわからない。何度もBこさんも転んでいるんだよ。(Yこさんもだけど)
今後こういう事があったら、Bこさんは連れてこないから」と宣言して帰りました。
めったに怒らない私が怒ったもので、Yこさんもおろおろしてましたが、この時はさすがににこにこなんて出来ませんでしたから。まあ、少しは反省もしてもらいたい。
しかし、なんで、あそこが一人で降りれたんだろうか?
Bこさん、本当は一人で歩けるんじゃないかいな?クララと一緒で、悪いところはないけれど、だな。きっと。
これからは、厳しく行くぞ~~!と心に誓うオニ嫁でごぜえますだ。