同居している実家弟に厳しく一人での外出を禁止されている、実家母Yこさん。
先日私が久しぶりにドライブに連れ出した時に、ヒマゴにお土産を買い、帰宅後すぐにマゴ(私の娘)に何日に取りに来てと電話をしています。
さて、その当日、うちのBこさんは裏の家で洋裁教室に出かけていて、私フリータイム!
朝の仕事が一段落してコーヒー入れて、さて、と思ったら、ムスメから
「ばあちゃんが、いない!電話しても出ないし、中で倒れているんじゃないか?もしかして、一人で出かけちゃっただか?」と。
あわてて見守り携帯に電話。
もしもし、言っても応答はない。どうも、テレビの音が大音響で聞こえている。
テレビの音で聞こえないならだけど、それこそ、倒れていても困るから、あわてて実家に向かう。
窓をたたいてみても、裏口や、Yこさんの部屋の窓を叩いても反応なしだし、テレビの音も聞こえていない!
もう一度見守り携帯に電話。
やはり、応答はないが、今度ははっきりと、どこかの店内放送が聞こえてくる。大音響で何を言っているのかは分からないが、バックにトトロのテーマ曲が流れている。近くのスーパーか?とムスメはそちらへ向かい、私は家のすぐ近くの四つ辻で、どこから来てもわかるように見ていた。
ムスメからは、そのお店にはいないと電話があり、それに、ムスメが訪ねたのは9時ごろで、そのお店はまだ開いていない時間で、どう考えても1時間はさまよっていると言う事になる。
さて、どこに行ってしまったのだろうと、再々度電話。今度は声を出さずに音声だけ聞いた。(見守り携帯は相手が出なくても聞こえる。)
すると、今度は店舗の館内放送は聞こえず、静かな所を歩いているような感じ。(足音と衣擦れの音)
と、北の方から歩いてくるのが見えた。
一人で杖だけで、あれは薬局(大型のいろいろ売っているタイプの薬局)の袋をぶら下げて、下を向いて歩いてくる。
いやあ、あそこまで歩いてしまったんだ。一人で!
あまり、正面から待ちかまえていると、よくないだろうと、ちょっと陰に隠れて、家に帰ったところで声を掛けた。
「今日○子と約束していたでしょ?いなかったもんで、○子が心配していたよ。」
と言うと、「ああ、今日は○○医院の診察日だったもので、タクシーで行って診察してもらって、帰りに薬局に寄っってもらったんだよ。だけど、処方箋の方はやっていたけど、店舗の方はやってなかったもんで、開くのを待っていた。○子は午後に来ることになっている。」
そうだったのか、と一応は安心し、実家母には聞こえないところに行って、ムスメに、電話。
でも、帰りは絶対一人で歩いてきているよね。ムスメはもう子どもを迎えに行かなくてはならないから、午後に行けたら行くよと言っておいて。行けないかもしれないから、あくまで行けたらだからね。
また、実家に戻って、実家母Yこさんにそれだけ伝えて、(本当は歩いてきちゃったの?と聞きたいけれど、飲み込んで)帰ってきた。
午後ムスメからメールがあり、「午前中家にいるはずなのに、午前中は来てもらっちゃ困るって言われたけど、大丈夫かな。私は午前中は一人になっちゃうから、午前中に行った方がいいと思っているんだけど。午後に子どもを連れてきてじゃなくて、来ないでというから、心配になっちゃって。でも、おじちゃんに言うと、おばあちゃんを怒っちゃうかなあ。」
とにかく、行っていた薬局は以前Bこさんも連れて行って、危険だなと思ったお店。
まあ、どこにでも危険はあるので、特別ここがってわけでもないけれど、歩行器で一人でだと、歩行器があげられないような、段差があるし、横に回るとまた、車にひかれてしまう可能性の高い交差点。
それに、ここから実家までは私が急ぎ足であるいても10分で歩けるかな?Yこさんの足なら30分近く掛かると思う。しかも荷物を持ってだから。見守り携帯から聞こえてきた音から推測すると、15分ぐらいで帰ってきている計算になる。すたすた歩いてきたのだろうか?音からすると、結構早足で歩いていたように思えるし。
ムスメは本当に薬局か?もしかして、実家近くのムスメが探しに行ったスーパーですれ違ったんじゃないかと疑っていた。となると、勝手に出かけたことになるし…。
夜になって、やはり、弟と直接話をした方がいいだろうと、弟に電話で今日の事を伝えた。
と、弟は絶対に歩いてきたことはないと言い張る。
タクシーは自宅から病院→薬局→自宅(玄関に入るところを確認)と言う約束でやっているので、一応聞いてみるが、たぶん家の近くで降ろしてもらったんじゃないか?まあ、家の前までには約束違反だが、薬局でほおり出す事はないはずだ。
ただね、どうだろう、私は午前中はその曜日は開いているから、私が通院に付き添った方が良いんじゃない?行かない日は適当に付き合うから、少し外に自由に出れるようにした方が…と言いかけたら、ヘルパーに頼んでいるし、休みの日には俺が連れて行っているから、そんな必要はなし!と言われてしました。
絶対に歩いて帰っているよなって確信はあったけれど、それ以上言えず、まあ、弟が自信を持っているから私が口出さない方がいいかとその晩は思ったんですが…。
次の日、弟から緊急メールが入りました
その③に続きます~~