北海道新聞 (10/16 16:00)
【石狩】俳句資料などを展示する私設資料館「石狩尚古社」(市内本町3)で、アイヌ民族の伝統工芸品などを展示した「アイヌアート展」が開かれている。樹皮で作られた民族衣装「アットゥシ」は約150年前のものとみられ、来場者の目を引いている。
開館25周年を記念して開催。アットゥシはニレ科の植物オヒョウの皮で織られ、着丈123センチ、袖丈65センチ。明治時代に作られたとみられる。石狩尚古社を運営する中島勝久館長(70)の親戚(新潟県佐渡島在住)が2005年に寄贈した。
中島館長は「明治時代に石狩に出稼ぎに来て、佐渡島に持ち帰ったものとみられる。出自がはっきりしているアットゥシはなかなかない」と説明する。
このほか祭事に使う「イクパスイ」(捧酒べら)、クマの木彫り、石狩市出身のアイヌ民族で木彫家の豊川重雄さんが制作した「マキリ」と呼ばれる小刀など約90点が並ぶ。
石狩尚古社は、明治から昭和にかけて繁盛した中島呉服店の子孫で、元市職員の中島さんが私費を投じて設立。蔵にあった膨大な資料などを展示している。
入場無料、11月3日まで。午前10時から午後5時。自宅横の私設資料館のため、来館時は事前連絡が望ましい。
問い合わせは中島さん(電)0133・62・3380へ。(佐藤大吾)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/498287.html
【石狩】俳句資料などを展示する私設資料館「石狩尚古社」(市内本町3)で、アイヌ民族の伝統工芸品などを展示した「アイヌアート展」が開かれている。樹皮で作られた民族衣装「アットゥシ」は約150年前のものとみられ、来場者の目を引いている。
開館25周年を記念して開催。アットゥシはニレ科の植物オヒョウの皮で織られ、着丈123センチ、袖丈65センチ。明治時代に作られたとみられる。石狩尚古社を運営する中島勝久館長(70)の親戚(新潟県佐渡島在住)が2005年に寄贈した。
中島館長は「明治時代に石狩に出稼ぎに来て、佐渡島に持ち帰ったものとみられる。出自がはっきりしているアットゥシはなかなかない」と説明する。
このほか祭事に使う「イクパスイ」(捧酒べら)、クマの木彫り、石狩市出身のアイヌ民族で木彫家の豊川重雄さんが制作した「マキリ」と呼ばれる小刀など約90点が並ぶ。
石狩尚古社は、明治から昭和にかけて繁盛した中島呉服店の子孫で、元市職員の中島さんが私費を投じて設立。蔵にあった膨大な資料などを展示している。
入場無料、11月3日まで。午前10時から午後5時。自宅横の私設資料館のため、来館時は事前連絡が望ましい。
問い合わせは中島さん(電)0133・62・3380へ。(佐藤大吾)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/498287.html