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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

タスマニアにある壮大な自然の宝庫は ワイルドなトレッキングコースが人気

2016-08-31 | 先住民族関連
インフォシーク-2016/08/30 12:00

Magnificent View #1064
クレイドル山・セントクレア湖国立公園(オーストラリア)
(C)Jochen Schlenker / Masterfile / amanaimages
 その規模は、東京23区の約3倍。タスマニア島の北西部にあるこの公園には、クレイドル山とセントクレア湖を中心に、雄大な自然が広がっている。
 公園の北端にあるクレイドル山は野草の宝庫。夏にはワイルドフラワーが咲き誇り、秋には美しい紅葉を見ることができる。
 南側にある水深167メートルのセントクレア湖は、オーストラリアで最深の氷河湖。かつて周辺で生活していた先住民族のアボリジニはこの湖を「眠れる水」と呼んでいた。北岸には、その名にふさわしい静かな入り江がある。
 深い樹林や無数の湖、野生動物……。そんな手つかずの自然を存分に体験できるのが、公園内にあるタスマニア屈指のトレッキングルートだ。約65キロの行程を6日間ほどかけ、山小屋に宿泊しながら歩くコースは、ハイカーの憧れとなっている。文=芹澤和美
http://woman.infoseek.co.jp/news/trend/creabunshun_11235

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ふるさとの山々 高きが故に貴からず チセヌプリ 北海道・共和町、蘭越町=1134メートル

2016-08-31 | アイヌ民族関連
毎日新聞2016年8月30日 地方版
夏の緑水面に映え
 ニセコはパウダースノーで有名なスキーリゾートだが、夏は湿原と高山植物に彩られた緑豊かな山々へ大きく様変わりする。最高峰のニセコアンヌプリをはじめとするニトヌプリ、チセヌプリなどの山々と、神仙沼、大沼、大谷地などの高層湿原とが整備された登山道によってつながり、多彩なルートで楽しめる。
 今回は、ニセコを代表する静寂な神仙沼や長沼に映るチセヌプリを眺めながら山頂を目指そう。
 この山はおわんを伏せたような形の火山で、山名はアイヌ語の「チセ・ヌプリ(家の形をした山)」による。登山口となる神仙沼までJRニセコ駅からのバスは便数が少なく、マイカーかタクシー利用が一般的だ。
 神仙沼の入り口には、広い駐車場と休息所があり、木道が設置されている。日本のボーイスカウト創始期の下田豊松氏が1928年にこの地を訪れ「皆が神、仙人の住み給(たま)う所と言い」と命名したとされている。標高750メートルを超え、個性的な形をしたアカエゾマツに囲まれた沼で、夏には山々の緑、秋には紅葉が湖面に映る。ニセコ山系では最も美しく神秘的な沼と称される。
 神仙沼に接する湿原を一周した後、長沼へ向かう。長沼はかんがい用水にも使われており、沼沿いの道は降雨後は増水して水たまりができる。雨上がりはぬかるので、スパッツを着用した方がいい。
 道は次第にチシマザサに覆われ、緩やかな登りの後、シャクナゲ岳とのコル(鞍部(あんぶ))に着く。その先のチセヌプリ分岐から左へ急登が始まる。高山植物も多くなり、北海道にしか自生していないフギレオオバキスミレやコケモモの群落に出合えるだろう。急登が終わると、もう山頂である。
 頂上は台地状で小さな沼もある。展望も素晴らしく、渡島半島の最高峰である狩場山、南には有珠山と洞爺湖、東はニセコアンヌプリと羊蹄山を望む。眺望を楽しんだら、来た道を戻る。
 ヒグマの生息地に入るため、鈴などを携帯し、事前に人間の存在を知らせるようにしてほしい。クマの出没情報は共和町役場(0135・73・2011)で事前に確認したい。(北海道山岳ガイド協会・辻野健治)
 ■ガイドの目
秘湯など温泉も
 登山道は、神仙沼までは木道で歩きやすい。分岐点には、標識が設置されているが、その都度地図で位置の確認をしよう。帰路の頂上からの下りでは、転倒防止にストックがあると便利だろう。
 登山口にはトイレがある。コース途中に水場はないので事前に準備しよう。
 ニセコ山系には温泉が多い。秘湯として有名な五色温泉、静閑な昆布温泉、建て直された国民宿舎の(ニセコ)湯本温泉など迷うほどだ。
 ▽参考タイム
 登山口(20分)神仙沼(2時間)山頂(1時間30分)神仙沼(20分)登山口(神仙沼一周は約30分)
http://mainichi.jp/articles/20160830/ddl/k06/040/054000c

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私たちがこの100年で、失ったものって何だろう? 自然とともにある暮らしを撮り続け「民映研」に聞く、日本人の根底にある豊かさ

2016-08-31 | アイヌ民族関連
greenz.jp-2016.08.30
どこに住み、どんな暮らしをつくるのか。本当に必要なものは何か。「暮らしのものさし」は、株式会社SuMiKaと共同で、自分らしい住まいや好きな暮らし方を見つけるためのヒントを提供するインタビュー企画。こちらの記事は、社会から降りて自由に生きる、そんな生きかたのリテラシーを探る連載「消費されない生きかた」との共同企画です。
みなさんは、たとえば100年前に私たち日本人がどんな暮らしをしていたか、知っていますか?
1900年頃というのは、明治時代の中頃。日本は、農業中心の国から工業中心の国へと変わろうとしていた時代です。東京の銀座や丸の内には煉瓦街ができ、日本で初めてのエレベーター付きのビルや公衆電話ができたのもこの頃でした。
一方で、都市部においても電気やガス、水道などはまだ家庭に届いておらず、水は井戸から汲み、食事は薪や炭を燃やしてつくり、油をつかった行燈(あんどん)で明かりをつけていました。里山では、斧などの道具で木を切り倒して家をつくっては、川から水を引き込み、火をおこして暖をとって、山や川からとれる食べ物でつつましく暮らしていたのでした。
たった100年の間に、劇的に変わったともいえる、私たち日本人の暮らし。その過程で失われてしまったものの中に、未来をつくるためのヒントがあるような気がしてなりません。
そこで今回は、自然とともに生きる人々の暮らしを撮り続ける「民族文化映像研究所」(以後、民映研)の番頭をつとめる箒有寛(ほうき・ありひろ)さんに、その失われてしまったものについて聞き、現在・未来の私たちの暮らしに役立つヒントを探ることにしました。
『奥会津の木地師』に映されていた、生きることのリアル
この日本列島には、長い時間の中で培われた、自然との深い共生の暮らしがあります。その私たちの根底にある暮らしの在りようを“基層(きそう)文化”と捉え、庶民の暮らしをありのままに映像に残す活動をしているのが、「民映研」です。
今から40年ほど前、所長・姫田忠義(ひめだまさよし、故人)、カメラマン・伊藤碩男(いとうみつお)、事務局長・小泉修吉(こいずみしゅうきち、故人)の3人によって立ち上げられました。
姫田と伊藤は、宮本常一(みやもとつねいち)という民俗学者に師事していたんです。宮本先生に、今撮っておかないといけないものがたくさんあるから、君たちは映像を撮りなさいと言われたのが、そもそもの始まりと聞いています。
これまでの40年にわたる活動で映像として記録されたのは、16mmフィルム作品が119本、それ以外にもビデオ作品が150本。そして16mmフィルム作品の119本のうち、117本をDVD化して貸し出しをしています。
まずは、代表作のひとつである『奥会津の木地師』(1976年作品)を紹介しましょう。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0310248.html?memberonly=true
日本には、昭和初期まで定住せず、移動性の暮らしをする人がたくさんいました。山から山へ移動して椀(わん)などをつくって暮らす“木地師(きじし)”もそうでした。
この『奥会津の木地師』は40年前に撮影されたものですが、その内容は、撮影当時からさらに50年ほど前の暮らしと技術を再現したもの。つまり、今から90年ほど前の暮らしぶりが、ありありと映っているのです。
福島県・奥会津の山間地で、木地師であることをやめてしまった末裔たちが、かつてそうしていたように簡素な小屋をつくり、谷から水をひき、住まいが整うと山の神をまつって、椀をつくるためのシンプルな道具をつくり始めます。
そして道具が完成すると、斧1本で倒したブナの木に切り込みを入れて、お椀の原型となる型をつくり、女性たちがそれを小屋へと運び、男性たちは座って足で椀を押さえ、信じられないような鍛錬された技で椀を彫り、さらには手引きロクロで仕上げていきます。
人の力で回される手引きロクロは、奈良時代に大陸から導入されたもの。既に移動性の暮らしをやめて、手引きロクロの作業もしなくなって50年ほど過ぎていたにも関わらず、彼らの身体には、1000年を越す技術の伝統が息づいていたのでした。
映像におさめられているのは、残念ながら今はもう誰も真似できないであろう暮らしの技術と、生々しい当時の表情や息づかい。観る人の心を捉えてやまない、有無を言わせぬ生きることのリアルでした。
主義主張のないドキュメンタリー
これまでに撮影をした作品のうち、自主制作は十数本で、それ以外は地域の暮らしやお祭りなどを記録するために予算がついた委嘱作品です。
何か事象があって、それを伝える映像を“ドキュメンタリー”といいますが、現在のドキュメンタリーは、作品に何かしらの主義主張があるんです。
例えば、3.11の後に反原発を訴えるドキュメンタリー映像が公開される。民映研の作品には、じつは主義主張がまったくありません。だから逆に、観終わると「一体何だったんだ?」と疑問が残る。一緒に観た人と気づいたことをシェアし合わないと完結しないんです。
民映研の活動が始まる40年前は、カラーテレビも多少出回っていたけれど、一般家庭には白黒テレビが置かれていた時代。当時は、観たことがないものを自宅で観ることができるというだけでドキュメンタリーでした。
たとえばアフリカ大陸に行って、歩いている象を撮ってくるだけでドキュメンタリーだったのに、今となっては、象が密猟されているとか、象という事象に、何かもうひとつないとドキュメンタリーとはいえない。これは、ある意味で、ドキュメンタリーが撮る人の主義主張を伝えるための道具になってしまったとも言えるかもしれない、と箒さんは指摘します。
民映研の映像は、あくまで“素材”です。気づきをシェアしたり、自分が気づかなかったことを人からシェアされることで、観終わったあとの言葉にできない疑問が深い問いになって、問いに対する答えが少しずつ見えていきます。
いや、答えなんて簡単に見つからないかもしれない。その人にとっての大切な問いとなって、その問いをたずさえて生きていくことになるのかもしれません。
高度成長を経て、失われてしまったもの
先ほど紹介した『奥会津の木地師』のほかに、もうひとつ作品を紹介しておきましょう。こちらも代表作のひとつである、アイヌの自然観、生命観が凝縮した『イヨマンテ〜熊おくり』(1977年作品)。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0310248.html?memberonly=true
「イヨマンテ」とは、熊の魂を神の国へ送り返すまつりのこと。アイヌの人々にとって、熊は重要な狩猟対象であるとともに、神そのものであり、親しみと畏敬の対象でもありました。
熊を狩る際、子熊は集落に連れ帰り、最初は人間の子どもと同じように家の中で育て、やがて大きくなると檻に移し、上等な食事で1〜2年ほど育ててから、集落をあげての儀礼として、熊をし、その肉を人々に振る舞います。
その儀式には、アイヌ文化として長く続いてきた命の循環と尊厳があるものの、1955年には野蛮な儀式として北海道知事から事実上禁止の通達があり、さらに2007年には通達が撤回されるという歴史もあります。
イヨマンテもそうですが、神事として、猪とかキジの頭を飾ったりしますよね。以前は公開されていましたけど、現在は批判も多く、そうした世の中の風潮というものもあって、神社を支える地域の住民でさえも見ることができないというのが現実です。そういったことで、古くから存在する文化が消えていくわけです。
また一昨年、東京・代々木公園周辺でデング熱が発症し、感染源である蚊を退治するために殺虫剤が散布されました。
そりゃデング熱は怖いですよ。でも、蚊だけをピンポイントに退治するなんて技術は、まだ私たち人間は持ち合わせていないわけです。殺虫剤をつかったことで、少なからず生態系が狂ってしまったと思います。
明治神宮は人工の森だけど、100年かけてつくられた天然林でもある。世界的にみても素晴らしい事例なんだけど、一瞬のデング熱という事象への対処のために、効率的な選択してしまう。見方にもよるけど、広い、そして長い視点でみると、浅はかだと思いますよ。
イヨマンテにしても、デング熱への対応にしても、「その事象における部分しか見ていない、全体を見ていないのではないか」と箒さんは言います。何かに対処をするには、部分へアプローチをすることになります。でももしかすると、そのアプローチは、合理的ではあっても全体でみると好ましくない手段であるケースが多いのかもしれません。
もうひとつ例を挙げると、私が暮らしている長野県・諏訪地方には、1200年ほど前から行われている、7年に一度の「御柱祭」という儀式がありますが、山の大木を切り倒して運び、その木を諏訪大社の柱として建てるという工程のなかで、毎回のように生死に関わる事故があるのも事実です。
つい先日、危険なのにどうして御柱祭を続けるのかと、中止を求める申し立てがあり、これを最高裁は棄却しました。人の命ほど大切なものはないけれど、例えば巨木を扱うと危ないからといって、プラスチック製のもので代用したら、縄文時代から続いてきた精神性は失われてしまうのではないか。
動物、植物、あらゆる生きものが地球の上に生きているけれど、人間だけが人間のつくった経済や合理性の上に生きていて、高度に複雑化して、個人がさまざまな権利を主張し合うことで、全体が見えにくくなってしまっている。そう考えることもできるのではないでしょうか。
大切にしたい“豊かさ”って何だろう?
見えにくくなってしまっている全体性にこそ、豊かさがあるのではないか。民映研の映像には、失われてしまった豊かさが、どの作品にもありのままに映されていると箒さんは話します。
映像を観終わって、豊かな世界だったね、とみんな言うんです。それと同時に、でもやっぱりあの暮らしはつらい、冬は寒いなどと考えたりもする。それはつまり、豊かさとは楽なことだと思っているわけです。
豊かさって、大変だとか寒いといったマイナスの要素と、達成感や美味しいといったプラスの要素のバランスがとれた状態のこと。つらいけど頑張るから、楽しくなるんです。
便利さはコンビニエンスストアで手に入るけど、そこには苦労がないから、豊かではない。逆に言うと、豊かな暮らしをしているからつらさはゼロなんてことは、ないということです。
私たちは、自然というか“野生”と分離しすぎましたね。みんな“個”の世界で生きている。もっと複雑に、たくさんの恩恵を受けていて、個では生きられないはずなんです。
以前はその恩恵と向き合って、全体性のなかで生きていた。そうした誰もが持っていたはずの、私たちの根底にあるものは何なのかを問い続けることが、今、必要だと思います。
もうひとつ、私たちは安易に“日本人”という括りかたをしてしまいますが、日本人という言葉はややこしい、と箒さんは指摘します。
アイヌ人もいれば、琉球民族もいる。アイヌ人は日本人ではないんだよね。彼らはさんざん差別をされてきた歴史があって、アイヌ人ですと胸を張って生きている人もいれば、隠して生きている人もいる。
国連は、沖縄に暮らす人々は先住民であると認定しているけど、日本政府は認めていない。連綿とつながっているのに、歴史上は切り離されてしまった。だから僕らは日本人という言葉はつかわないんです。
問いをたずさえて生きる
現在は、京都・丹波地方の86歳、84歳、82歳のおばあさんが暮らす、限界過疎地域の収録をしていると話す箒さん。ひとつの作品の収録のために、場合によっては10年単位で撮影チームの誰かが住み続けたり、季節ごとに滞在したり、時を経てまた足を運んでみたりと、足繁く現地を訪れるのだそう。
これは宮本常一の教えなんですが、どこかに足を運んだら、そのが見渡せるところにまず行きなさい、と。そうすると鎮守の森があるとか、地形がどうなっているとか、いろんなことが分かってくる。そして旅館に泊まらずに、村人の家に泊まらせてもらう。公民館でもいい。撮影のために行って、すぐ帰るというやり方では、僕らの仕事は成立しないんです。
民映研の作品は、マニアックのように見えるかもしれないけど、じつは部分ではなくて全体の話。ある作品では丸木舟ができ上がるし、ある作品ではアイヌ人の暮らしぶりが見えたりするけれども、どの作品を観ても、そこには自然とともに暮らす豊かさが映されているのです。
これはどういうことなんだろう、という「問い」に出会えるって幸せですね。「興味」って非常に浅いですよ。今どきの人は、ツアーを組んで体験するんだけど、体験して終わっちゃう。
自分で行って、自分の目で見るというのはとても大切なことだけど、一度体験してみただけで知ったつもりになっちゃいけない。だから興味じゃだめなんです。問いをたずさえないと。
日本列島は、地球のなかでも恵まれた場所にあります。海があり、森があり、水が豊かで、温暖。四季折々、多様な植生があるから、地域によって食べるものが異なったり、食べかたの工夫も山ほどあります。この豊かな日本列島で培われてきた様々な文化が失われつつあるのは、ほんの、ここ100年くらいの話です。
便利さやスピードといったものをすべて捨てて以前の暮らしに戻ることはできないだろうと思います。でも、世の中の風潮やスピードに惑わされずに、自分なりにコントロールすること、そして自分なりの問いを見つけ、答えを探していくことは、できるのではないでしょうか。
ちなみに、民映研の映像作品は、60分以内の作品であれば8,000円で借りることができます。10人集まればひとり800円。まずは民映研の映像作品をひとつ、仲間と一緒に観ることから始めてみませんか?
(撮影: 関口佳代)
民映研の映像をみんなで観よう!
お問い合わせはこちら(minneiken@alpha.ocn.ne.jp)
http://greenz.jp/2016/08/30/mineiken/

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北海道150年、関心いまいち 記念事業意見低調 検討会議「道民議論の機運を」

2016-08-31 | アイヌ民族関連
北海道新聞08/30 05:00
 道が2018年に予定している北海道150年記念事業で「150年」自体の認知度アップが課題となっている。事業のアイデアや意見を募るアンケートは回答の集まりが低調だ。北海道の名付け親の探検家・ 松浦武四郎 の功績など歴史やアイヌ文化を発信する好機としたいだけに、道は「一人一人に関心を持ってもらい、盛り上げていきたい」と意気込んでいる。
 「先人が積み重ねた努力、歴史を振り返り、次の50年につなげる」。高橋はるみ知事は10日、札幌市内で開いた 政治資金 パーティーでこう語った。150年記念事業は昨年4月の選挙で公約にした4期目の肝いり政策だ。
 18年は、明治政府が蝦夷地(えぞち)の名称を北海道と定めた1869年(明治2年)から150年目。道は6月、事業のあり方を検討する有識者検討会議(委員長・山口佳三北大学長)を立ち上げ、経済界の代表や北海道アイヌ協会の加藤忠理事長らが名を連ねる。
 道は事業の視点やアイデア、次の世代に伝えたいキーワードを尋ねるアンケートをホームページ(HP)やファクスで実施。しかし、8月15日までの約3カ月で95件。1日1、2件のペースだ。
 「北海道150年を知っていますか」との質問には「知っている」が41%、「知らない」が37%。「HPを見ている人は関心がある人。実際の知名度はもっと低い」(道幹部)
 寄せられたアイデアには「各市町村の木を活用し、植樹する『木づなリレー』」「松浦賞の創設」「179市町村お宝自慢大会」などがある。道は引き続きアンケートを行い、事業の基本的考え方や記念セレモニーの展開などを盛り込んだ基本方針(原案)についての意見も、今月31日まで募っている。
 検討会議委員の小磯修二北大公共政策大学院特任教授は「150年の歴史や営みを見つめ直す大事な機会。あらゆる機会でオール北海道で議論する機運を高めるべきだ」と指摘する。問い合わせは、道の北海道150年事業準備室(電)011・204・5995へ。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0310248.html?memberonly=true


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生活悩む道外アイヌ民族 電話相談に170件 政府、新法検討に反映

2016-08-31 | アイヌ民族関連
北海道新聞08/30 05:00

道外在住のアイヌ民族から寄せられる電話相談に応じる八幡智子さん
 道外で暮らすアイヌ民族を対象に、政府が6月に開設した電話相談窓口に生活上の悩みや支援の必要性を訴える電話が相次いでいる。8月29日現在で約170件あり、「アイヌ民族であることを理由とした差別」など切実な内容も多い。政府は、生活・教育支援を目的とした新法制定の検討に反映させたい考えだ。
 電話窓口は厚生労働省が公益財団法人「人権教育啓発推進センター」に委託して6月上旬に開設。相談員は、アイヌ民族の女性3人と元法務省職員の計4人が持ち回りで対応している。
 アイヌ民族の相談員の1人は、千葉県在住の八幡智子さん(64)。八幡さんが当番の際には「差別のせいで年金がもらえるような正規の職に就けなかった」「北海道で受けられた教育支援を道外でも受けられるようにしてほしい」などの悩みや注文があったという。
 道外のアイヌ民族の生活相談は、多くの自治体に窓口がある道内と違って手薄だ。厚労省が2013、14年度、人権教育啓発推進センターで試験的に相談窓口を開いた際にも、予想を超える753件の相談があった。14年度の相談内容は「身体の悩み」109件、「暮らし向き」105件、「アイヌ民族であることを理由とした差別」93件などで、同センターは「道外のアイヌ民族の差別や貧困問題はより深刻」と分析する。
 道外在住のアイヌ民族に対しては、政府が14年度から職業訓練の相談会を始めたほか、日本学生支援機構の無利子奨学金の申請基準も緩和した。ただ、いずれも利用者は数人にとどまる。内閣官房アイヌ総合政策室は利用が少ないことについて、「道外のアイヌ民族は実態を把握するのが難しく、政府の施策について効果的な発信ができていない」と話す。
 政府は今回の電話相談で寄せられた内容から、道外在住のアイヌ民族が置かれている状況の把握につなげ、新法制定を検討する際の参考にする考え。関東ウタリ会の丸子美記子会長は「道外のアイヌ民族は、支援策から切り捨てられている。平等な政策を施すべきだ」と訴えている。

 人権教育啓発推進センターの相談窓口は(電)0120・771・208(無料)。地元で相談しづらい道内在住者も受け付けており、平日の午前9時~午後5時。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0310255.html?memberonly=true


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開発予算17%増、6336億円要求 港湾、食関連に重点

2016-08-31 | アイヌ民族関連
北海道新聞08/30 05:00
 国土交通省は29日、2017年度の北海道開発予算の 概算要求 額を発表した。総額は16年度当初予算と比べ17%増の6336億4500万円で、3年連続で6千億円台に乗せた。港湾やアイヌ民族の文化関連、北海道の強みである食と観光など主要施策を中心に盛り込んだ。
 港湾関係は16年度当初予算比5%増の177億9千万円を計上した。ばら積み貨物(バルク)の輸入拠点「 国際バルク戦略港湾 」に指定されている釧路港について、大型輸送船が入港できる国際物流ターミナルの整備を進める。17年度中の完成を目指す。
 アイヌ民族の伝統・文化関連は同2・9倍の7億8100万円と大きく膨らんだ。胆振管内白老町に開設するアイヌ文化復興の拠点「民族共生象徴空間」のうち、公園部分となる「国立民族共生公園」の敷地造成を予定しているためだ。
 一方、食関連は農地の大区画化やかんがい排水事業などを進めるため、農林水産基盤整備に同21%増の1351億2900万円を充てる。
 観光分野では、訪日外国人の増加で利用が急増している 新千歳空港 国際線対策として、空港南側に新設する航空機誘導路など空港関連に同26%増の128億4千万円を要求した。
 年末の予算編成の査定では減額が予想され、16年度は6303億円の概算要求額に対し、当初予算段階で14%減の5417億円に減額された。国交省北海道局は「北海道が食や観光分野でさらに強みを発揮できれば、国が掲げる観光立国の推進にもつながることを訴えたい」と話している。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0310238.html

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星野道夫没後20年

2016-08-30 | 先住民族関連
佐賀新聞 2016年08月30日 05時00分
 その表現は豊かさや進歩への静かな批判を含んでいる。壮大なアラスカの自然とそこに暮らす人々を活写した写真家の星野道夫。ヒグマに襲われ43歳で急逝し、今月で20年になる◆大地を移動するカリブー(トナカイ)の大群、氷上でくつろぐホッキョクグマ、川を遡上(そじょう)するサケを待つ灰色熊グリズリー…。切り取られたアラスカは、自然の厳しさと優しさを教えてくれる。関心は動物や自然に限らず、先住民族の神話までと幅広い。スケールの大きさは群を抜く◆冒険を求めた人だった。16歳で米国に船で渡り、ヒッチハイクで放浪の旅をした。やがて北へのあこがれを膨らませる。大学時代に親友が山で遭難した事故に衝撃を受け、「好きなことをやっていこう」と写真家を志した◆写真という枠からあふれ出す思いがあったのだろう、それは文章でも表現された。深い思索が文を香り高いものにした。『旅をする木』(文春文庫)にこんな言葉がある。「寒いことが人の気持ちを暖めるんだ。離れていることが人と人とを近づけるんだ」◆目に見えない世界への憧憬(しょうけい)があった。「あわただしい人間の日々の営みと並行して、もうひとつの時間が流れていることを、いつも心のどこかで感じていたい」。命の巡りへの洞察が表現を深くした。世俗にまみれた筆者には、ますます輝いて見える。(章)
http://www.saga-s.co.jp/column/ariakesyou/350189

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道開発予算17%増要求

2016-08-30 | アイヌ民族関連
読売新聞 2016年08月30日
◆総額6336億円、食・観光に重点
 国土交通省は29日、北海道開発予算の2017年度概算要求として、16年度当初比17%増の総額6336億円を計上したと発表した。北海道の強みである「食と観光」の成長を支えるための基盤整備に重点を置いた。
 要求額のうち、一般公共事業費に当たる北海道開発事業費は6234億円(16年度当初比17%増)。このうち、道路整備費に同16%増の2259億円、農林水産基盤整備費に同21%増の1351億円を盛り込んだ。成長戦略などに重点配分するために設けられた特別枠「優先課題推進枠」の活用は総額の22・7%にあたる1439億円となった。
 主な事業は、畜産業の競争力を高めるための国際物流ターミナルの釧路港での整備。また、苫小牧港で本州との輸送能力を強化する。
 観光分野は、急増する外国人観光客への対応策が目立つ。新千歳空港での南側誘導路新設やターミナルビルの拡張費を計上したほか、閑散期の需要拡大を目的としたレンタカー旅行の実験費を盛り込んだ。大型クルーズ船受け入れのための港湾施設の改良も行う。
 アイヌ関連は16年度当初費の3倍近い7億8100万円を計上、白老町に20年に設置するアイヌ民族に関する国立施設「民族共生象徴空間」の関連費用などに充てる。
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20160830-OYTNT50020.html

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音威子府の道の駅へドライブ!北海道の小さな村の素朴なおもてなし

2016-08-30 | アイヌ民族関連
GOIN[ゴーイン]-2016年08月29日更新
音威子府(おといねっぷ)は北海道北部の中川郡にある小さな村。旭川や名寄から稚内へ向かう際の経路である国道40号と国道275号の分岐点に位置しているのが道の駅「おといねっぷ」。人口800人の村の素朴で味わい深いおもてなしを体験できます。おいしい蕎麦があり、工芸品製作の体験もあります。ここでしかできない特別なおもてなしを体験してください。
音威子府の独特の気候と歴史
北海道の内陸部に位置する音威子府(おといねっぷ)は、気温が夏は約30度にまで上がり、冬は約マイナス30度まで下がります。また、道内でも指折りの豪雪であることでもよく知られています。昼と夜の気温の差もとても激しく、厳しい気候が続きます。ここは、蕎麦生産の北限地で、「音威子府そば」はこの村の名産品となっています。その厳しい気候のおかげでここの蕎麦は甘みが詰まって、とても香りが良いと評判です。
音威子府は「北海道」の名称と深く繋がっている歴史があります。1857年(安政4年)に、北海道がまだ蝦夷地と称されているころ、探検家・松浦武四郎がこの地を訪れました。そのときに、アイヌの人々が蝦夷地を「カイナー」と呼んでいることを知りました。後に役人としてこの土地の名称を決めることになった松浦武四郎は、「アイヌの国」を意味する「カイ」を取り入れ「北加伊道」を提案し、これがのちに「北海道」となりました。
村の中心にある道の駅
800人ほどの人口のこの村の中心地はコンパクトにまとまっています。JRの駅の前に役場があり、道の駅はその隣にあります。それで、この道の駅は「道」からだけでなく鉄道からもアクセスできるようになっています。音威子府村のキャッチフレーズは「森と匠(たくみ)の村」。道の駅も、そのイメージにピッタリの木のぬくもり漂う建物です。中には、落ち着いた雰囲気の老舗レストランや特産品を販売する売店があります。2階には音威子府村の情報展示スペースもあり、じっくり楽しめます。隣接する施設で木工体験ができ、ガイドと共に匠の技を手軽に体感することも楽しみのひとつです。
住所:北海道中川郡音威子府村字音威子府155番地
定休日:木曜日
営業時間:10:00-18:00(4月-10月)、11:00-17:00(11月-3月)
アクセス:国道40号経由で、旭川から約2時間30分。稚内から約2時間。札幌から約4時間。
蕎麦の名産地のオススメグルメはやっぱり…

音威子府そば
道の駅の唯一のグルメスポット「麺屋一ふじ(いちふじ)」。こちらの名物は、ズバリ「音威子府そば」。特徴はお蕎麦の色。この地域の蕎麦は真っ黒なんです。その秘密は、蕎麦を作る工程で蕎麦の殻も一緒に挽いて使用するため、真っ黒い色の蕎麦ができるのです。お蕎麦の香りを強く感じることができるので、この蕎麦のためにこの道の駅にくるファンもいます。鉄道の駅からもたくさん来られるようで、30円で車内持ち込み容器に入れてテイクアウトすることも可能です。ほかにもこちらのお蕎麦は全部で19種類ものバリエーションから選べるので、何度でも来て楽しめるドライブコースになるはずです。
種類が豊富なラーメン
ほかにも、ここ「麺屋一ふじ」にはラーメンがあります。醤油、塩、味噌のラーメンが全部で14種類も。
さらに、ソフトクリームもあるので、食後の楽しみもバッチリです。ご飯類のメニューはないようですので、音威子府に来たときは、麺類で楽しみましょう。
小さな村の素朴な名物
道の駅のお買い物スポットは、「原菓子舗」。ここではこのお店の看板にも大々的に登場している、「鮭のみそパン」がオススメ。テレビでもたびたび紹介されている有名な特産品です。味噌で味付けされた鮭が入った、和風テイストのパンを想像してしまうネーミングですが、鮭が入っているわけではありません。鮭の形をした大きなパンで、長さは35センチほどあります。袋には「鮭の照り焼き」と書いてあります。お味は、昔ながらの素朴な懐かしい味噌味のパンです。なかなかのインパクトなので、おみやげに買って行くと、旅のお話も盛り上がることでしょう。
匠の村の芸術ガイドと作る特別な体験
木工体験
音威子府は、芸術の村。道内唯一の工芸科がこの村にあります。全国各地から未来の芸術家たちが集まる有名な学校です。そんなわけで、道の駅でも「木遊館」で木工体験ができます。豊かな自然の中で木のぬくもりに触れながら芸術を体験できるのも、音威子府ならではのおもてなし。木工初心者にオススメなのは、「鍋敷き」作り。2時間ほどで完成することができます(500円)。「フォトフレーム」作りもいい思い出になりそう。こちらも2時間ほどで作れます(1,200円)。ちょっと難しいけど挑戦してみたいのは、「木のうつわ」作り。トンカチとノミを使って、うつわを削り出していきます。ガイドさんが詳しく指導してくれますので、手作りが得意でない方も、その才能を開花させるきっかけになるかも。その他にも時計、椅子、テーブルなど、時間があれば何でも体験させてもらえます。
まとめ
厳しい気候を耐え抜いて栄えてきた音威子府の文化は、独特の味わいを醸し出しています。ドライブの旅ではいつも本当に楽しい出会いがあるものですね。北海道のこの小さな村でも、ここならではの特別なおもてなしを体験できます。北海道にドライブ旅行の計画があれば、道北の道の駅「おといねっぷ」を、旅先リストに加えてみてはいかがでしょうか。
https://goin.jp/13207

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苦難のアイヌ民族の先祖供養 平取へ強制移住100年

2016-08-30 | アイヌ民族関連
北海道新聞08/29 07:00
動画はこちらから
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0309900.html
 【平取】平取アイヌ協会は28日、日高管内新冠町の新冠御料牧場から100年前に同管内平取町へ強制移住させられたアイヌ民族にささげる先祖供養の儀式「シンヌラッパ」を、平取町にある移住者の旧墓地前で行った。
 強制移住は1916年(大正5年)、同牧場内の姉去(あねさる)コタンの肥沃(ひよく)な土地を牧場直轄にするため行われ、アイヌ民族が約50キロ離れた平取町旭の上貫気別(かみぬきべつ)に移された。過去には遺族が供養を行っていたが近年は途絶えており、節目の年を迎え協会が初めて実施した。
 儀式には約40人が参加し、移住先で開墾に挑んで命を亡くした先人の霊を弔った。平取協会の木村英彦会長は「強制移住はアイヌ民族にとって重大な出来事。無事に供養できて安心した」。また、新冠アイヌ協会の渕瀬清会長は「私の遠い親戚も移住させられている。平取協会が取り組んでくれなければこの歴史が忘れられていたかもしれない」と話した。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0309900.html

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篁牛人の風景画39点 富山 墨は語る

2016-08-30 | アイヌ民族関連
中日新聞-2016年8月29日

小舟に乗ったかっぱを描いた「四谷沼の河童」=富山市篁牛人記念美術館で
 富山市生まれの水墨画家、篁牛人(たかむらぎゅうじん)(一九〇一~八四年)の風景画を中心とした作品展「牛人の見た風景」が、同市安養坊の市篁牛人記念美術館で開かれている。九月二十八日まで。
 墨のにじみを避ける独特な画法「渇筆」の初期の作品のほか、初展示となるふすま絵など三十九点が並ぶ。小舟に乗ったかっぱを描いた「四谷沼の河童(かっぱ)」は、水彩絵の具を加えた「墨彩」による作品。自身を投影した心象風景とも考えられるという。
 東南アジアの働く女性を描いた「水を汲(く)む女」や、色鮮やかな服をまとったアイヌ民族を題材にした「アイヌの菱川」など、出兵や放浪での見聞に基づく作品も目を引く。会期中は無休。入館料は百円。小中学生は五十円で、土・日曜と祝日は無料。問い合わせは美術館=電076(433)9215=へ。 (山本真士)
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20160829/CK2016082902000035.html

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映画『神聖なる一族24人の娘たち』9/24 より公開決定&トークイベント開催

2016-08-27 | アイヌ民族関連
CINEMA TOPICS ONLINE-(2016/08/26 20:44)
この度、映画『神聖なる⼀族 24 ⼈の娘たち』が、9 ⽉ 24 ⽇(⼟)より、シアター・イメージフォーラムにて公開することになりました。本作は、ロシア⻄部のヴォルガ川流域に広がる魔法の国のような“マリ・エル共和国”を舞台に、そこに住むマリ⼈⼥性たちにまつわる説話を映画化した前代未聞の作品。監督は、ロシアの新たな⻤才 A.フェドルチェンコ。これまでのロシア映画とは⼀線を画すユーモアと瑞々しさを携え、ロシア版「遠野物語」や「アイヌ⺠話」のような、優しくて哀しい不思議な世界が広がります。美術家の奈良美智⽒をはじめ⽂化・芸術の分野で活躍している様々な⽅から推薦コメントをいただいております。また、公開初⽇と2⽇⽬には上映後にトークイベントを開催予定です。
<推薦コメント>
奈良美智(美術家)
現代的に蘇った伝承的な寓話のように、⽇常⾵景の中に神秘が⾒え隠れ。
なんだか懐かしく、めっちゃ楽しい。
⾃然や娘や服や⽣活が美しく総天然⾊で瞬くラストシーン。世界に、平和を!
辛酸なめ⼦(漫画家・コラムニスト)
性と聖、畏れと笑いは表裏⼀体。
マリ⼈の神聖な儀式が、だんだん神様へのネタ⾒せのように感じられてきました。
神様もきっと笑いを求めています。
今⽇マチ⼦(漫画家)
昔話といまが混ざり合った、まったく新しいファンタジー。
⽣と性、奇妙な世界を往き来する⼥たちのなかに、わたしたちは霊的な豊かさを⽬撃するだろう。
彼らは物語の上に⽣きている!
<劇場トークイベント>両⽇ともシアター・イメージフォーラム 16:10 の回終映後
9/24 沼野恭⼦さん(ロシア⽂学研究者・東京外国語⼤学教授)
9/25 飯沢耕太郎さん(写真評論家・きのこ⽂学研究家)× ヴィヴィアン佐藤さん(美術家、ドラァグクイーン)
また公開初日と2日目にシアター・イメージフォーラムに来場されたお客様には来場者プレゼントがございます。(数量限定/先着順)
9/24(土)マトリョーシカ・マグネット 提供:VOLGA *写真
9/25(日)ロシアの切手やデザインペーパー 提供:Mitte
http://www.cinematopics.com/cinema/news/output.php?news_seq=32594


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 <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >> 

2016-08-27 | アイヌ民族関連
『週刊金曜日』2016.8.26
 【1】注目の記事
■特集 アイヌ民族
●北海道大学返還遺骨の再埋葬儀式
アイヌコタンの再生
写真・木村聡 /文・平田剛士
北海道内外の墓地から研究資料として掘り出されたまま、長らく札幌市の北海道大学構内
に留め置かれている大量のアイヌ人骨の一部が7月、八十数年ぶりに故郷に帰還した。先
住民族への遺骨返還は、国連が提唱する「先住権」のひとつ。その回復につながる歴史的
な一歩になった。
●祖父から父、そして息子へ
「アイヌ」を引き継ぐ・受け継ぐ
平田剛士
返還遺骨を受け入れる「カムイノミ」の会場で、それぞれ儀式の進行に尽くす父子の姿が
あった。非日常的なシーンの中、かけがえのない何かが確かに伝わった。
●アイヌを学ぶ アイヌ文化編
川村カ子トアイヌ記念館/萱野茂二風谷アイヌ資料館/北海道博物館
平田剛士
アイヌに興味が湧いてきたら、各地の博物館施設を訪ねてみよう。アイヌの歴史や文化を
伝える、ユニークな3施設をご紹介する。
●アイヌを学ぶ 政策編
「民族の権利」を無視し続ける日本政府/森林認証に見る 先住権って何?
平田剛士
これまで辿ってきた歴史や、現在行なわれている政策抜きに、アイヌ問題は語れない。主
なものを解説。
●『ゴールデンカムイ』『シュマリ』『天下御免』──
エンタメ作品でアイヌ民族を知る
木村元彦
マンガやドラマ脚本の中にも、アイヌ民族を題材にした力強い作品があるのをご存知だろ
うか。手塚治虫に早坂暁、そして『週刊ヤングジャンプ』に大ヒット連載中のマンガ『ゴ
ールデンカムイ』だ。
http://www.labornetjp.org/news/2016/1472173775989staff01


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歴史と文化展示で出迎え 新函館北斗駅 土器やアイヌ工芸常設

2016-08-27 | アイヌ民族関連
北海道新聞 08/26 08:01
 【北斗】新たな北海道の玄関口となった北海道新幹線新函館北斗駅(北斗市市渡)で、改札口に近い2階壁面に北海道の歴史や文化を紹介する展示コーナー「北海道の文化」が設けられた。土器やアイヌ民族の衣装などが展示されている。
 道が整備した。縦2メートル横10メートルの壁面に透明なケースなどを設け、北斗市で出土した縄文時代の土器やアイヌ民族の工芸品などを飾っている。
 モニター画面では歴史年表などを閲覧でき、旧石器時代から現代までの歴史を知ることができるほか、アイヌ民族の楽器トンコリやムックリの音色も鑑賞できる。英語や中国語、韓国語にも対応している。
 壁の前の床に映像を映し出す仕掛けもあり、北海道の地図や、函館市で出土した道内唯一の国宝「中空土偶」、アイヌ文様のシルエットなどを投影。訪れた旅行客らが、足を止めて見入っていた。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0309019.html

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縄文、アイヌ文化を発信 新駅に展示スペース

2016-08-26 | アイヌ民族関連
函館新聞電子版 2016/8/25 09:28
 【北斗】道は24日、北海道新幹線で訪れる道外客に向け、新函館北斗駅2階南北連絡通路壁面に、縄文文化やアイヌ文化を紹介する展示スペース「北海道の文化」を開設した。展示物だけでなく、映像や音声も使い、縄文とアイヌ民族の魅力を発信する。
 道は開業後、駅に併設する北斗市観光交流センター1階のイベントスペース内で、アイヌや縄文に関する展示を暫定的に行っていた。今回、同センター2階に展示スペースを確保、880万円の事業費を投じ整備した。道が鉄道の駅で本格的な展示を行うのは初めて。
 長さ10メートル、高さ2メートルのスペースに約60点を展示。アイヌはルウンペ(木綿衣)やムックリ(口琴)、トンコリ(五弦琴)、イクパスイ(祭具)などが並び、縄文は土器や石器、土偶などの遺物を展示している。展示物の内容を検索できるタッチパネルも置いた。
 大型スクリーンが2台あり、1台は北海道の歴史・文化の映像、もう1台は歴史年表を日本語、英語、中国語(簡体、繁体)、韓国語で表示。木製キッズパネルやデジタルパズルも設置し、子どもも楽しめる。
 道博物館協会加盟館園118カ所の案内地図も作った。デジタル機器の利用は午前9時~午後7時。
 道文化振興課の辻屋雄司主幹は「展示を通じ、本道の特色ある文化の一端に触れてもらいたい。博物館の情報も得て、道内各地に足を延ばしてもらえればうれしい」と話している。
http://www.ehako.com/news/news2016a/10502_index_msg.shtml

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