先住民族関連ニュース

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鳥取)ゴジラの音楽家伊福部昭さん、ゆかりの国府で催し

2014-10-31 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2014年10月31日03時00分
斉藤智子
 公開から60年を迎えた怪獣映画「ゴジラ」のテーマ音楽の作曲者として知られる伊福部昭さん(1914~2006)の生誕100年を記念した催しが、ゆかりの鳥取市国府町で11月1日に開かれる。北海道に生まれ、アイヌ文化に親しみ、音楽を通して日本民族のルーツを見つめた伊福部さん。先祖が暮らしてきた鳥取の地で作曲活動の軌跡をたどる「記念の宴」だ。
 催しは「ゴジラの音楽家『伊福部昭生誕100年記念の宴』」。鳥取市文化財団と因幡万葉歴史館(0857・26・1780)が主催し、1日午後1時半から国府町中央公民館である。
 3部構成。まずは講演会「その人と音楽」。東京音楽大民族音楽研究所の甲田潤・専任研究員が伊福部さんの人となりや作曲した曲の特徴などを語る。続いてコンサート。20年前の因幡万葉歴史館開館記念の歌曲「因幡万葉の歌5首」、「オホーツクの海」など伊福部さんが作曲した曲を県内外の合唱団員や吹奏楽団員らが演奏する。
続きを読む
http://www.asahi.com/articles/ASGBY3H18GBYPUUB00B.html

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象徴空間整備へ地質調査 博物館整備地5カ所でボーリング

2014-10-31 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2014年 10/30)
 2020年に白老町のポロト湖畔に開設する「民族共生の象徴空間」(象徴空間)の整備予定地で27日、文化庁による地質調査が始まった。国立アイヌ文化博物館(仮称)を整備する「博物館ゾーン」が対象で、地下20メートルまでボーリングし、建設に向けた地盤データとして活用する。作業は2週間の予定で、象徴空間予定地で具体的な作業が行われるのは初めて。
 象徴空間は、体験・交流、中央広場、博物館の3ゾーンに分けて整備する。文化庁の調査検討委員会(座長・佐々木利和アイヌ・先住民研究センター客員教授)は今年度内に基本計画を策定する予定で、地質調査で博物館の位置決めなどに必要な基礎データが収集される。
 ボーリング作業は、ポロト温泉に近い散策路の入り口付近で行われており、博物館ゾーン内の5カ所を対象に地質を調べる予定。文化庁から業務委託を受けた民間シンクタンク(東京都)の担当者によると、調査はゾーン内の外周4カ所と中央部分1カ所で行うイメージで、「1カ月ほどかけて地盤の硬さなどをまとめた報告書を文化庁に提出する」としている。
 象徴空間には、(1)展示・調査研究(2)文化伝承・人材育成(3)体験交流(4)情報発信(5)公園(6)精神文化尊重―の六つの機能を持たせる予定。今年度中に博物館の基本計画のほか、周辺の公園的土地利用の基本構想、アイヌの伝統などに関する体験交流活動などの基本計画も策定するスケジュールが示されており、それぞれ所管する文化庁や国土交通省、内閣官房が専門家や地元関係者などを集めて検討を進めている。
http://www.tomamin.co.jp/20141018451

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室蘭で掛川源一郎「バチラー八重子の生涯」写真展

2014-10-31 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2014年10月30日(木)朝刊】
 北海道を代表する室蘭出身の社会派リアリズム写真家、掛川源一郎(1913~2007年)の写真展「バチラー八重子の生涯」が29日から、室蘭市幸町の市民美術館で始まった。12月7日まで。
 同美術館(室蘭市教育委員会)の主催で、室蘭文学館の会が協力。バチラー八重子(1884~1962年)は、有珠のアイヌ民族の家庭に生まれ、22歳で英国人宣教師夫妻の養女となった。戦後は夫妻に代わって布教活動に努めた。また歌人としても評価が高く、アイヌの苦悩を短歌でつづり、大きな反響を呼んだ。
 7回目となる写真展は、54年から八重子が亡くなるまでの晩年を記録したモノクロ46点のほか、八重子に関する資料、写真集「若きウタリに」(64年)の原稿写真のアルバムなどを展示している。
 困窮した生活を送っていた八重子だが、飼っていた愛猫と戯れたり、子ども達に聖歌を教える掛川の写真からは、アイヌ民族だけでなく有珠の住民から慕われた「コタンのマリア」の素顔が垣間見える。
(菅原啓)
【写真=バチラー八重子の素顔や生きざまが伝わってくる掛川源一郎写真展】
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/10/30/20141030m_01.html

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ラグビー、マオリ戦メンバー発表 リーチ、松島らが先発

2014-10-31 | 先住民族関連
2014/10/30 19:38 【共同通信】
 日本ラグビー協会は30日、ニュージーランドの先住民マオリ系の選手で構成されるマオリ・オールブラックスとの第1戦(11月1日・ノエビアスタジアム神戸)の日本代表登録メンバーを発表し、フランカーで主将のリーチ(東芝)や21歳のWTB松島(サントリー)らが先発に選ばれた。
 控えにテストマッチ出場経験がない4人が入った。立川(クボタ)を外側のCTBに置くなど新たなポジションの組み合わせも試す。試合会場で記者会見したジョーンズ・ヘッドコーチは「すべてが来年のワールドカップ(W杯)に向けた準備になる」と話した。
http://www.47news.jp/CN/201410/CN2014103001001709.html

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第80回エコツーカフェ『カナダ、世界遺産の島”ハイダグワイ”』 

2014-10-31 | 先住民族関連
EICネット- 2014.10.30
【エコツーカフェとは】
毎回様々なテーマで「エコツーリズム」を身近に感じていただけるようなイベントとして開催しています。
(※エコツーリズム:自然や文化、歴史的遺産などを守りつつ、それらとの触れ合いをガイドの解説を受けながら楽しみ、地域の経済振興に結び付けようとする旅の考え方。その考えに基づいたツアーはエコツアーと呼ばれています。)
第80回エコツーカフェ『カナダ、世界遺産の島”ハイダグワイ”』 
ゲストスピーカー:小林天心さん(亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科 教授)
2014年10月23日(木)18:30-20:00(開場18:00) 
カナダの西海岸にある島、「ハイダ・グワイ(HaidaGwaii)」。
先住民の言葉で「人々の島」を意味するこの島は、太平洋からの暖流の影響で温暖な気候となり、雨も多く、年間の降雨量は東京の2倍以上にもなります。 そのため巨大な針葉樹の森が広がり、その木々も分厚い緑の苔で覆われています。
写真家・星野道夫さんにも影響を与えたワタリガラスの伝承を持つ先住民が暮らしていたこの地は、現在は世界遺産にもなり、規則を設けたうえでの観光ツアーも可能となっています。そこに暮らしていた先住民の暮らしや、彼らが愛し、敬ってきた自然はどのようなものだったのか、ご紹介いたします。
※お食事を出す関係上、必ず事前のご予約をお願いいたします。
また、「こんな話もききたいな」というリクエストがありましたら、お申込時にお書き添えください。ご参加、お待ちしています!
【日 時】  2014年11月27日(木) 18:30-20:00 (開場18:00)
【場 所】  Amelie et K
東京都目黒区三田2-5-11 吉田ビル2階
■JR 恵比寿駅東口から
動く通路「恵比寿スカイウォーク」で恵比寿ガーデンプレイスへ。写真美術館前の三田橋を通り、目黒三田通りの信号を郵便局側に渡って、左折してすぐ。歯医者隣のビル2階。
(詳しくは下記)
http://www.eic.or.jp/event/?act=view&serial=32704&category=


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インディオ写真展:厳選120点 清水・慶大名誉教授、30年以上調査−−天神 /福岡

2014-10-31 | 先住民族関連
毎日新聞 2014年10月30日 地方版
 メキシコ南部のインディオ(先住民)の歴史を30年以上にわたり調査してきた慶応義塾大名誉教授、清水透さん(71)の写真展が中央区天神3のギャラリー天神アートフレンズで開かれている。入場無料、11月2日まで。
 清水さんは1979年にマヤ系先住民が暮らすチアパス州チャムーラ村を訪れて以来、村の人たちと信頼関係を築きながらオーラルヒストリー(口述記録)の方法で先住民から見たメキシコ現代史の著書を執筆してきた。
 撮影した写真は1万点に上り、会場には先住民の生活や祭り、自然の写真と清水さんのエッセーなど厳選した約120点が並ぶ。清水さんは「インディオの人たちは独自の文化を持っていて、自然との共生や、いい意味での『したたかさ』など学ぶべきことがたくさんある」と話す。11月1日午後2時から、ギャラリートークがある。問い合わせは、いっすいセミナーの近藤さん090・4991・0658。【山崎あずさ】
〔福岡都市圏版〕
http://mainichi.jp/feature/news/20141030ddlk40040445000c.html

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古代オリエント博物館で「秋の特別展」-アマゾン先住民の暮らし紹介

2014-10-31 | 先住民族関連
伊豆経済新聞-2014年10月30日
 池袋サンシャインシティ文化会館(豊島区東池袋3)7階の「古代オリエント博物館」(03-3989-3491)で現在、「アマゾン展-森に生きる人々と暮らし-」が開催されている。
 古代オリエントは、現在のエジプトや西アジア地方に当たる地域。同館は1978年にオープンし、日本の調査団が現地を発掘調査した結果を速報として写真や映像で紹介する「ミニ展示」を定期的に行う。年に2回、夏と秋には企画展を開いている。会場面積は約650平方メートル。
 同展では旧アマゾン民族館館長・山口吉彦さんがアマゾン川流域、ジャングルで集めたコレクションを展示。先住民・インディオたちと物々交換して手に入れたもので、狩猟の道具、楽器、祭具、アクセサリーなど。
 狩猟に使う矢は、先が骨や木でできたものなどさまざまで、獲物によって使い分ける。ジャガーなど大型の動物には竹、木を団子のように丸く削った矢じりでは鳥を生きたまま仕留めることができる。筒が2~3メートルある吹き矢の射程距離は30~40メートル。銃で撃つのとは異なり、命中して1羽が落ちても周りの鳥たちは逃げないという。
 アクセサリーは首飾りや腕輪などで、ワニの歯、ベッカリーの牙、「金属的な色」をした玉虫の羽で作ったものも。オセロット(ヤマネコ)の皮を使った肩かけなどのカバンは、「日本で使ってもおしゃれなデザイン」とも。
 山口さんは約40年アマゾンに通っては暮らし、現地の町で購入したガラスのビーズ、オノ、ハンモックなどを友人となったインディオたちと交換してきた。アマゾンの自然や人々について、「行くたびに新しい発見があり、尽きることのない泉。彼らの美的センスやコスモロジー(宇宙観)にはすごいものがある。そうした文化が地球上からなくなっていくのは悲しいことだが、存在するので、目を向けてほしい」と話す。
 開館時間は、10時~17時(入館は閉館の30分前まで)。入館料は、一般=800円、大学生・高校生=600円、小中学生=400円(同展開催中の料金)。11月24日まで。
http://ikebukuro.keizai.biz/headline/1130/

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菅江真澄と噴火湾(5)

2014-10-31 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2014年10月29日
■祈りに満ちた霊山への旅
 有珠山ロープウエー(壮瞥町)で有珠山に登ってみた。ものの数分で山頂駅に到着。北側の眼下には洞爺湖の水面が広がり、外輪山の遊歩道を歩けばやがて、1977(昭和52)年に大噴火した銀沼大火口から水蒸気が上がるさまが見えた。南西面では、噴火湾に突き出る伊達のアルトリ岬が印象的だ。
 1792(寛政4)年の夏(新暦で7月末)、蝦夷地に4年あまり滞在中だった歌人菅江真澄は、ふたりのアイヌと2匹の犬に導かれて、霊山であるこの山に有珠(伊達市)から登っている。もっとも現在と山容はずいぶんちがっていて、いま火口原にある大有珠、小有珠、オガリ山などを真澄は見ていないし、もちろんこの時代、となりの昭和新山も存在していない。
 アイヌにとって有珠山は、畏怖(いふ)の対象で自ら登ることはなかったという。真澄はどうしても登りたいと、案内を願ったのだろう。その思いの元には、彼の100年以上前に全国を行脚しながら木仏を彫りつづけた円空がいる。
 有珠山は1663(寛文3)年に、鳴動が庄内(山形県)まで響いたという大噴火を起こした。円空はそのわずか3年後にこの山まで足を伸ばしていた。一帯はまだ火山灰におおわれ、火山活動の跡が生々しかったはずだ。真澄が有珠で5体見た円空仏はこのとき彫られたものだ。
 その四半世紀ほど前には、噴火湾対岸の駒ケ岳が大噴火していた。山容をすっかり変えてしまった山体崩壊による大津波が有珠湾にも押し寄せ、数百人の犠牲が出ている。さらにこの17世紀中ごろから18世紀は寒冷化が進み、蝦夷地はいまよりも寒かった。円空にしろそのあとの真澄にしろ、彼らの旅は、人智の及ばない山河への鎮撫(ちんぶ)や、おびただしい死者への祈りに満ちたものだった。
 真澄の紀行「えぞのてぶり」の魅力は、挿絵にもある。有珠山の節ではアイヌコタンと運上屋(松前藩の交易所)、善光寺の観音堂などが配され、さらにその奥にさかんに煙を噴き上げる有珠山が描かれている。また山頂をとらえたものでは、ピークに立つ真澄の一行らしき4人が秀麗な羊蹄山を遠望している。
 彼らがどんなルートで登ったのか、紀行は詳しく語らない。真澄が「うす」の文字を織り込んで詠んだ歌から、山頂で幣(ぬさ)をたむけたことがわかるばかりだ。これはアイヌ式のイナウだったのだろうか。
(文・谷口雅春 写真・露口啓二)
◇「菅江真澄と噴火湾」は今回で終わります。
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20141029011260001.html

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カナダ、行き詰るパイプライン建設

2014-10-30 | 先住民族関連
National Geographic News October 29, 2014
Christina Nunez,
 カナダ、アルバータ州のオイルサンド業界は、市場への供給量を上回る石油生産量という問題をかねてから抱えている。アメリカへと南進する、または西のブリティッシュ・コロンビア州へ向かうパイプライン敷設の試みも従来から存在し、特に前者はキーストーンXL計画としてよく知られているが、どちらのプロジェクトも強固な反対意見が功を奏してあまり進展していない。今回は、カナダ東海岸に向けて全長4600キロのパイプラインを新設するという新たな計画が浮上、議論が熱を帯びてきている。
 この「エナジー・イースト・プロジェクト」の計画を進めているのはトランスカナダ社。キーストーンXLの建設を推進している、インフラの大手企業だ。11月初旬にもカナダ政府の認可を求めたいとしている同社の広報担当者、ショーン・ハワード(Shawn Howard)氏はこう話す。「今回の計画は当社としても過去最大の規模で、申請書類は数万ページにおよぶ」。
 現在、カナダのオイルサンドは1日あたりおよそ200万バレル産出しているが、今後10年間でおよそ2倍に増加すると予想されている。一部は鉄道でも輸送されており、カナダ石油生産者協会(CAPP)の年次予測によると、2013年下半期に1日20万バレルだった輸送量は、2016年には70万バレルにまで増加する見込みだという。
 だがその年次予測も、新たに生産される石油を輸送するためにはパイプラインが必要不可欠と指摘している。
◆トランスカナダ社の主張
 全長4600キロ、1日あたり110万バレルの輸送が可能なエナジー・イースト・パイプラインは、全長はキーストーンXLの2倍、輸送量は3倍に達する。パイプラインの敷設にあたってトランスカナダ社は、アルバータ州の東からケベック州の西端に至る既存の天然ガスパイプライン約3000キロ分を転用し、その両端に新規分を増設、東部沿岸に海上ターミナルを2基建設する計画を発表した。
 CAPPによると、海上ターミナルをアメリカ東部やメキシコ湾岸の石油精製施設への出荷拠点に育てれば、ヨーロッパやアジアの既存市場へ参入する道も開けてくるという。もっとも同プロジェクトは、難航するキーストーンXLの代替策にすぎないという見方もある。
 トランスカナダ社側は、カナダ東部における輸入石油への依存軽減がエナジー・イーストを立ち上げた主な理由と主張。また、同プロジェクトが成就した場合も、キーストーンXLを放棄するつもりはないと話している。
◆各方面からの反対意見
 キーストーンXLにはアメリカ政府からの認可も必要だが、エナジー・イーストが対処すべき相手はカナダの規制制度のみだ。しかし、事はそれほど単純ではない。
 例えば、アルバータ州カルガリーに本社を置く都市ガス供給会社、エンブリッジ(Enbridge)社は、ノーザン・ゲートウェイ(Northern Gateway)石油パイプラインの敷設計画を提出、カナダ政府から認可を受けている。しかし、同社のパイプライン敷設までには、200項目以上の条件をクリアするという壁が立ちはだかっている。
 また、人権活動家もプロジェクトに反対の声を上げている。ケベック州南西部の先住民居住地カネサタケ(Kanehsatake)出身のエレン・ガブリエル(Ellen Gabriel)氏もその1人だ。「エナジー・イーストは大きなあつれきの種になる。われわれのコミュニティには、仕事を探している人が大勢いるが、それでも大半はこのプロジェクトに反対していると私は思う。なぜなら、パイプラインは有害で、危険だからだ。しかも、パイプが破損しないという保証はどこにもない」。
◆複雑な利害関係も
 エナジー・イーストに対する住民運動なども予想されるが、トランスカナダ社にとってハードルはそれだけではない。同社は既に、プロジェクトをめぐってほかの事業者と対立しているのだ。例えば天然ガスの供給会社各社は、天然ガスパイプラインを石油用に転用する計画に対して、その代替設備の費用負担を懸念して強く抗議している。
 また、ケベック州カクナ(Cacouna)に予定されている海上ターミナル建設についても、シロイルカの主要な繁殖海域の環境破壊につながるおそれがあるとして裁判所から計画の一時差し止めが命令され、既に初期工事の段階から大幅な遅れが生じている。さらに環境団体からは、パイプライン敷設が温室効果ガス排出量の増加原因となるオイルサンドの消費を促すなど、プロジェクトに対する憂慮の声も寄せられている。
 アルバータ州とニューブランズウィック州の首相は先ごろ、エナジー・イーストを称賛する声明を共同で発表。だが、ケベック州の当局者は慎重な姿勢を崩しておらず、声明の内容を詳しく確認すると述べるにとどまった。
 パイプライン敷設に反対する天然資源保護協会(NRDC)の上席弁護士、ダニエル・ドロイッチュ(Danielle Droitsch)氏はこう話す。「ケベック州政府の今後の判断は不透明だが、一般市民の間からは反対の声が多く上がっている」。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20141028003

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白老・ポロト湖南側5カ所をボーリング調査

2014-10-30 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2014年10月29日(水)朝刊】
 文化庁は27日、2020年(平成32年)に白老町に開設される「民族共生の象徴となる空間」(象徴空間)の中核施設となる国立アイヌ文化博物館(仮称)基本計画策定に向け、基礎データとなる地質調査を白老・ポロト湖南側の白老振興公社所有地で始めた。11月20日までに5カ所をボーリングし、土の硬さなど地質を調べる。
 1カ所目のボーリング調査はイオル再生地域のポロト地区で始められ、高さ約3メートルのやぐらが立ち、地下20メートルまで掘削する。5カ所はいずれも「博物館ゾーン」に位置付けられた同公社所有地で、同博物館の「位置取り」が調査によって検討される。
 調査後は分析結果が報告書にまとめられて同博物館の整備・運営に関する調査検討委員会(座長・佐々木利和北大アイヌ・先住民研究センター客員教授)に提出され、本年度中にまとめられる基本計画の基礎データになる。15年度から施設・展示の基本設計に入る。
 基本構想によると同博物館は(1)展示(2)教育・普及(3)調査・研究(4)人材育成(5)収集・保存・管理―の基本的業務を行う。想定される基本計画の骨子は(1)展示・調査研究などに関する計画(2)施設規模、諸室の構成と面積、諸室配置と動線など施設整備に関する計画(3)運営方針、運営組織体制、開館形態、国内外関連施設とのネットワーク構築など管理運営に関する計画―の3点。
 今年8月に白老で開かれた町民説明会で、アイヌ政策推進会議作業部会長で北大法学研究科教授の常本照樹氏は「現実的、実体的には象徴空間整備は現在、企画段階から実施・建設段階に移行しつつある」と述べており、今回のボーリング調査は「実施・建設段階」が初めて町民の目に見える形となった。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/10/29/20141029m_08.html

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抗日運動の英雄の子孫 先住民の歴史理解と伝承に取り組む/台湾

2014-10-30 | 先住民族関連
中央社フォーカス台湾 2014/10/29 17:11【観光】
(台東 29日 中央社)日本統治時代に抗日運動に関わった台湾原住民(先住民)ブヌン族のダホ・アリ(1869~1941年)の子孫にあたる胡頌さん(=写真左)が、勇敢な祖先の歴史的事実を後世に残そうと、台湾各地を訪ねて聞き取り調査などを行っている。
現在の南投県で生まれたダホ・アリは、1914(大正3)年に日本が原住民の武器を没収した翌年から1933(昭和8)年まで約18年間にわたって抗日運動を繰り広げ、最後に帰順した原住民として知られている。
28日に調査の一環で高雄市那瑪夏から台東県延平を訪れた胡さんは、ブヌン族の英雄と呼ばれるダホ・アリの抗日運動を理解し、記録することで、風化しつつある歴史を取り戻したいと語る。
原住民族文化事業基金会の卜袞さんは、1930(昭和5)年に起きた霧社事件の首謀者、モーナ・ルダオのように、多くの人に知ってもらいたいと話している。 (盧太城/編集:齊藤啓介)
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201410290004.aspx

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京都市美術館で日豪国際版画展 270点を展示印刷用画面を開く

2014-10-30 | 先住民族関連
京都新聞 【 2014年10月28日 22時40分 】
「日本・オーストラリア国際版画展」(版画京都展実行委員会主催)が28日、京都市左京区の市美術館で始まった。両国の現代版画界で活躍する作家が多彩な作品を寄せている。
 京都の作家たちでつくる同実行委は2000年に結成され、中国やポーランドなどと版画展を通して交流してきた。今回はオーストラリアを代表する38人と、日本側は黒崎彰さん、坂爪厚生さん、田島征彦さんら関西以西の106人による計約270点を展示した。
 オーストラリアの作家は明快な色彩で鳥や虫を素朴に表した作品、先住民や原始の装飾を思わせる版画、社会批評を込めた作品のほか、世界的な作家で2年前に急逝したヨルク・シュマイサーさんの作品10点も紹介。日本側は独特の深い色合いの木版や精細な木口木版、銅版画などが並び、来場者が豊かな版表現の世界に見入っていた。9日まで。有料。
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20141028000139

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アップルが29州の114校の学校にiPadを寄贈

2014-10-30 | 先住民族関連
新華ニュース-2014年10月29日 14時13分
アップルの最高経営責任者ティム・クック氏が先日、明らかにしたところによると、アップルはアメリカの29州にある114校の学校にiPadを寄贈する。これらの地域の学校にはラテン系、アフリカ系、メイティブ・アメリカン、アラスカ先住民、アジア系学生の比率が高い。アップルは114校の学生にiPadを1台ずつ寄贈し、教師にはiPadとMacパソコンを寄贈する。このほかにアップルは教室ごとにApple TVを提供する予定だ。
ここ数年来、シリコンバレーの企業は巨額の利益をあげたものの、市民活動への参与と慈善寄付の不足を批判されてきたが、周辺地域との繋がりを強める企業が出現し始めた。
http://www.xinhuaxia.jp/social/50786

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米アップル、学校のインターネット高速化に1億ドル寄付へ

2014-10-30 | 先住民族関連
ロイター ‎-2014年 10月 28日 11:58 JST
[サンフランシスコ 27日 ロイター] - 米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)は27日、全米の学校で高速インターネット通信を利用できるようにするオバマ政権の「コネクトED」計画の一環として、1億ドルを寄付することを決めた。
コネクトEDでは、2017年までに全米の生徒たちの99%に安定したインターネット環境を整備することを目標にしており、教室でのハイテク技術利用の強化に向け連邦予算を直接投入する。マイクロソフト(MSFT.O: 株価, 企業情報, レポート)やソフトウエア大手アドビ・システムズ(ADBE.O: 株価, 企業情報, レポート)などが、無償または割引ソフトウエアを提供する形で計画への支援を表明している。
アップルは29州の114の学校の間で支援金を分割して提供する。ティム・クック最高経営責任者(CEO)が27日、地元アラバマ州出身者の業績を表彰する団体への加入後に明らかにした。
アップルは学校における自社のパソコンやタブレット端末「iPad(アイパッド)」の活用と、それがもたらす成長機会に重点を置いてきた。学校におけるプログラムで教育出版社のピアソンやホートン・ミフリン・ハーコートに加え、無線LAN「WiFi(ワイファイ)」ネットワークを提供するAT&T(T.N: 株価, 企業情報, レポート)などと連携してきた。
アップルは生徒の過半数が無料または割引価格昼食の資格要件を満たす学校と協力する方針。これらの資格を持つ生徒の92%はヒスパニック、黒人、先住民族(ネイティブ・アメリカン)、アラスカ出身者またはアジア系となっている。
ただ、アップルの教育分野への進出は順調とは言えなかった。8月にはロサンゼルス統一学校区の教育長が学校にアイパッドを配備する10億ドルの契約を中止した。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0IH06D20141028


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神々に感謝し豊漁祈願 アイヌ儀式シシャモ・カムイノミ

2014-10-30 | アイヌ民族関連
苫小牧民報  (2014年 10/28)
 鵡川アイヌ文化伝承保存会(佐渡日出男会長)主催の第23回シシャモ・カムイノミが26日、むかわ町汐見の鵡川河口左岸・ムレトイの丘で開かれた。
 シシャモの豊漁を祈願する「シシャモ・カムイノミ」。古来から鵡川アイヌ民族が神々からの贈り物に感謝すると共に豊漁を祈願して行っていたが、いつしか途絶えてしまったという。
 保存会では、カムイノミ儀式の研さんをして不定期で祭事を執り行ってきた。1992年からは、北海道アイヌ協会むかわ支部の協力支援を受けて、毎年10月に定期開催するようになった。
 この日は約100人が参加。イナウを飾った祭壇を構え、アイヌ民族の伝統衣装を着た男たちが炉を囲んだ。神々への祈りに続いて女性たちが先祖供養もした。
 その後は交流会も催され、千歳アイヌ文化伝承保存会、苫小牧アイヌ文化保存会が歌や踊りを披露。参加者にはシシャモ汁などが振る舞われた。
http://www.tomamin.co.jp/20141018409

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