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洞爺湖町にアイヌ文化伝承施設が完成 4月1日オープン

2021-03-31 | アイヌ民族関連
NHK 03月30日 18時49分
アイヌの伝統儀式や文化を発信する新たな施設が胆振の洞爺湖町に完成し、30日、記念の式典が開かれました。
洞爺湖町が国の交付金を活用して建設した施設は、アイヌ語で「ともに、一緒に」を意味する「ウトゥラノ」と名付けられました。
4月1日のオープンを前に、30日、記念の式典が開かれ、町や地元のアイヌ協会の人たちなどおよそ50人が出席しました。
式典では真屋敏春町長が「今後、幅広い世代の人々が気楽に立ち寄り、アイヌ文化に触れる施設になってほしい」とあいさつし、出席者がテープカットをして完成を祝いました。
施設は木造平屋建てで、神々に祈りをささげる儀式「カムイノミ」などを室内で行えるように炉が設置された専用のスペースが設けられています。
また、伝統的な衣服や儀礼用の道具などおよそ30点が展示され、アイヌ文様の刺しゅうや木彫りを体験できる催しも開かれる予定だということです。
洞爺湖アイヌ協会の藤野満裕会長は「私たちの要望を取り入れて作っていただきありがたい。アイヌに対する人権侵害やいじめなどを根本からなくしていく施設として活用したい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210330/7000032363.html

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<伸びゆく君へ>今、ここでしかできないことを 道立三岸好太郎美術館副館長・五十嵐聡美さん

2021-03-31 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/30 05:00
 江戸時代から明治にかけ、和人絵師がアイヌ民族の文化や風俗を描いた「アイヌ絵」。ありのままに描かれたとはいえないこの分野の作品に、学芸員としての初任地函館で偶然出合い、研究の第一人者となった。制作の意図を読み解き、ユーモアを交え分かりやすく著書、新聞などで発信する。
 アイヌ絵は発見が多い。どうして描かれたのか、誰が描いたのか、誰が見ていたのか。歴史を調べ、違った方向から掘り下げると、うそが何重にもあったり、隠された意図があったりして、絵の見え方が変わり、丁寧に読み込めば真実と思われるところに触れる瞬間もあります。例えばアイヌ民族の蜂起後、松前藩家老が描き、将軍家にも披露された「夷酋列像(いしゅうれつぞう)」。豪華な衣装を身に着けたアイヌ民族の指導者が描かれ、松前藩による蝦夷地(えぞち)支配を印象づけようとしたとみられます。ただ、指導者の顔には生気がなく、描き手は連行された指導者の苦渋の表情を見たのかもしれません。そんな発見が、もっと勉強したいという原動力になります。
 幼い頃から本を読むことが好きだった。それが、今の仕事につながっているかもしれないと思う。
 家に本があったのがよかったのかもしれません。幼稚園の時に引っ越しをして、幼なじみと離れ離れに。周りには一緒に遊ぶ友だちもいなくて、本を読むようになりました。何が幸いするか分かりません。絵を描くことも、絵本を見るのも好きでした。絵本の絵を研究し、この絵本とあの絵本は同じ人が描いているとか、この人の絵は好きだとか考えていました。
 絵が大好きで、良しあしが分かるようになりたいと、美術館学芸員の道に。
 現場にいて絵を実際に見ていれば、体で分かる気がしていましたが、そんなものではなく難しいです。展覧会などのために、さまざまな分野の美術を勉強しますが、どんな分野のものもおもしろい。古代エジプト展などの文明物、ムーミン展などのキャラクター物も手がけましたし、日本美術展、西洋美術展にも携わりましたが、どれもおもしろかったです。ドラマがあるからですね。新しい物には生々しい生きたドラマがあり、古い物にはドラマを想像する楽しみがあります。三岸好太郎美術館で6月に予定している好太郎と妻節子の展覧会にも、愛憎渦巻くドラマがあります。
 15年前に勤務した釧路芸術館ではマスコット「かもめのももちゃん」、キャラクター「カモメンジャー」を考案。ももちゃんは名前を冠した芸術祭が開かれ、カモメンジャーは劇団のショーとなり子どもたちを芸術館へ誘った。
 子どもの頃に、美術館という場所に親しんでもらい、記憶が残ればいいと思いました。大人になって子どもを連れて美術館に来てくれれば、という種まきくらいのつもりでした。マスコットやキャラクターは考えていて楽しかったです。美術館に行くのを趣味にするのはいいですよ。世界中にありますし、安全ですから。旅先で訪ねればその土地の文化が分かります。小さな美術館に行くと、有名な絵はないかもしれませんが、地元に近づいた感じがします。
 中高生には「今しか ここでしか あなたにしか できないことを」の言葉を贈る。
 ほかの人では、あなたの代わりになりません。「あなたにしか できないことを」は、駆け出しの学芸員で仕事を抱え込んでいたとき、上司に言われました。多彩な学芸員と一緒に働く中で、いま私もこの言葉を使っています。江差に行ったら江差追分を習うとか、その場所にいるときにしか、できないこともあります。そしてやっぱり、若いときに始めた方が習得できて花開くことはあると思います。(聞き手・嘉指博行)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/527208

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差別は今もある 日テレアイヌ問題で広がる波紋

2021-03-31 | アイヌ民族関連
十勝毎日新聞 2021/03/30 13:30
 日本テレビの情報番組でアイヌ民族への差別表現が放送され、全国的に波紋を呼んだ問題では、十勝の関係者からも憤りや再発防止を求める声が上がっている。専門家の調査では帯広は全道的にも差別体験が多い地域とされ、多くの人々が傷ついてきた歴史がある。アイヌ文化振興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」が昨年オープンするなどアイヌ文化の広がりが見られる中で起きた差別問題に、管内の関係者は文化だけでなく、歴史...
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https://kachimai.jp/article/index.php?no=202133094226

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東京・目白に風景写真家・竹内敏信の記念館がオープン 写真展も開催

2021-03-31 | アイヌ民族関連
AERA dot 2021/03/30 18:00
撮影:竹内敏信(AERA dot.)
 4月1日、東京・目白に竹内敏信記念館がオープンする。ギャラリーと資料室が併設され、開館に合わせて写真展「天地聲聞 春夏編」も開催する。記念館の運営を行う竹内敏信記念財団の竹内昭子理事長に聞いた。
「ふつう、記念館というと、亡くなった方の業績をたたえるためにつくりますが、竹内(敏信)が生きているうちに20万点以上あるフィルムや資料などをきちん継承するかたちをつくりたいと、ずっと思ってきたんです」
 長年、竹内敏信さんは風景写真を通じて日本の自然の魅力を多くの人々に伝えてきたが、2007年に脳内出血で倒れ、いまも闘病中だ。
 車いすの生活にはなったが、写真に対する情熱は失わず、時折、近県まで撮影に出かける。言葉をうまく話すこともできないが、今回のインタビューにはぜひ同席したいと申し出があり、すぐ隣で耳を傾けた。
写真事務所を記念館として改装し、運営の財団設立を思い立った
 昭子理事長によると、記念館をつくる構想は20年以上前からあり、北海道帯広市や愛知県東栄町に設立の動きは持ち上がったものの、うまくいかなかったという。
 その後、プリントした作品はすべて岡崎市美術館に、カメラコレクションは名古屋学芸大学にそれぞれ収蔵された。
 問題は残されたポジフィルムの保存だった。これは竹内さんだけでなく、多くの写真家が直面している問題で、適切な管理が行われないために劣化が進み、破棄されるケースもあるという。
 私自身、ある著名な写真家の遺族からフィルムを貸し出された際、あまりにみすぼらしい保存状態に愕然としたことがある。
 劣化を防ぐため、フィルムをスキャンしてデジタルデータ化して保存する方法もあるが、「竹内はデータ化にはすごく反対していました。どんどん変わっていく記録メディアに対応していかなければならないし、瞬時に消えてしまう可能性を懸念していました」。
 それまで昭子さんは外部にフィルムの受け入れ先を探してきたが、「全面的に発想転換」したのは昨年秋のこと。写真事務所として使ってきた建物を記念館に改装し、それを運営するための財団を設立すること思い立った。昨年末に大手術をしたことが背中を押したという。
「もしものことがあったら竹内を残して、このフィルムはどうするんだろうと。でも、財団が維持していけば、無事だろうと思いました。それで、急いでやらなきゃ、という感じになったんです」
「実は私が関わっている財団がいくつかありまして、その一つが日本伝統文化振興財団。例えば、人々の記憶から消えかかっているアイヌや沖縄の音楽、なくなってしまった会社の古いレコードなどをアーカイブ化している。そういう話を聞かされてきたものですから、『ああ、いま私がしたいのはそれだ』と思ったんです」
「いまの私があるのは先生のおかげなんですよ」と、言ってくださる方が多かった
 インタビューを行った1階はちょうど資料室に改装中で、膨大なフィルムの保管棚が並ぶほか、長年収集した写真雑誌や写真集が置かれる。3階には「TAギャラリー」が設けられる。
「竹内だけでなく、広く風景写真を撮っている方たちと一緒に日本の美しい自然を残していこうということなんです」と、記念館を軸とした活動の理念を語る。
 財団が掲げるのは「写真文化の向上と発展」「写真表現作品の存続保持」「写真文化後継者の発掘育成と顕彰」「教育支援」など。今後の活動資金は賛助会員の会費によってまかなわれ、事業内容は「理事会で決定される。ですから、これからは私の発想ではなくなるわけです」。
 私が特に興味を持ったのは、教育支援の一環として行われる撮影会と講評会(詳細はホームページ参照)。
「竹内はこれまでアマチュアの方の指導をたくさんしてきました。こんなに忙しいのだからやらなくてもいいんじゃない、と思うほどでした。それなのに引き受けて。しかも、終わってからみんなで飲みに行く。どこへ行ってもいちばん最後までつき合って、それで体を壊してしまった」
 私も竹内さんが倒れる直前までその姿を間近に見てきたので、胸が痛い。
「竹内はその人が夢中になるというか、人生の軸にできるものを写真のなかに見出せるように教えるのがとても上手なんですよ。ほかの人にはない、いいものをそれぞれに見つけてあげる。すごいなあ、と思っていました。『いまの私があるのは先生のおかげなんですよ』と、言ってくださる方も多かった。そういうことを反映していきたい」
「もっと自然のなかに入り込むことで、こんなに撮れるんだ」
 開館と合わせてTAギャラリーで開催される「天地聲聞 春夏編」展について、古市智之副館長はこう語る。
「竹内はもともと『花祭』『汚染海域』とか、ドキュメンタリーを撮影していたんです。この『天地聲聞』の発表(キヤノンカレンダー、84年)によって、風景写真を写していることを世間に知らしめた」
 古市さんが初めて「天地聲聞」を目にしたのは高校時代だった。
「この作品を月刊『カメラマン』のグラビアで見たとき、衝撃を受けたんです。『ああ、これも風景写真なんだ』と。そのとき、竹内敏信という作家を知った。いつかこの人に教わりたいな、と思いました。それで専門学校に入学して、先生に教わって、そのまま事務所に入ったんです。くすぐったいでしょ、このへんが(笑)」。
 古市さんの手が竹内さんの肩に触れる。竹内さんも笑っている。(何も言わないけれど、ちゃんと話は伝わっているんだなあ)。そう思うと、こちらもうれしくなる。古市さんは話を続ける。
「それまではアンセル・アダムズの作品とか、大判カメラで精密に撮ったものが風景写真だと思っていたんです。それが、35ミリ判で風景を撮ったらこんなにすごいんだ、と。サロン調の風景写真じゃなくて、もっと自然のなかに入り込むことで、こんなに撮れるんだ、と。それを明らかにした作品だと思っています」
 私もあらためて「天地聲聞」を目にすると、竹内さんの風景写真の原点を見る思いがした。同名の写真集(出版芸術社)のあとがきにはこう書かれている。
<古代の人々は、この自然に何を見、何を感じとったのであろう。荒ぶる神々か、豊穣をもたらすやさしい神か……。そんな思いを抱きながらシャッターを切る>
 さらに、竹内さんはこうも言っている。
<僕のはどこでもいいんです、特定の風景じゃなくて。どこでもそういうキラッと光る瞬間があり、それを引き出すには35ミリが的確ということです>(同)
どんなきっかけで風景と出合おうと、それを作品にしてしまう貪欲さ
 誤解を恐れずに言えば、竹内さんは撮影地にまったく頓着しない人だった。琴線に触れる風景であれば、それが「裏の庭でも」よかった。
 そんな場所で撮る人はまずいない。私が昔、竹内さんの桜撮影に同行した際、満開の花を前にシャッターを切っていても、周囲にほかの人の姿を見ることはめったになかった。
<(大昔に)農民が田んぼを耕しながらふと見上げてみると、目の前の桜が満開だった。あっ、桜ってこんないいもんだったんだ、というものを写真で引き出したい>(同、カッコ内は筆者)
 竹内さんいわく、<大型カメラによる今までの風景写真というのは、特定の景観があって、景観を写し変える作業だった>(同)。
 その一方で、日本の風景写真を表現のレベルにまで押し上げた前田真三、岩宮武二、堀内初太郎、緑川洋一らの作品を明確に意識していた。
<自分自身の感情や思想のこもった風景を、35ミリを使って撮れないものかと模索をしていた>(同)
 展示作品の出だしは、<夏の北海道取材の帰りに東北上空で出会った雲。(中略)運良く乗り合わせた飛行機がこのような雄大な雲の中を通過してくれたのである>(同)。
 どんなきっかけで風景と出合おうと、それを作品にしてしまう貪欲さ。そこに竹内さんのすごさを感じる。
 今後、財団の活動の柱として写真教育に力を入れるのであれば、撮影だけでなく、座学にも力を入れてほしいと思う。風景以外のさまざまな作品を見ることで、写真を見る目を鍛える。そこから新しい風景写真が生まれてくる。そう願っている。(文・アサヒカメラ 米倉昭仁)
【MEMO】竹内敏信写真展「天地聲聞 春夏編」
竹内敏信記念館・TAギャラリー 4月1日〜4月28日

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「スッキリ」加藤浩次の首筋が寒すぎる…吉本興業は裏のTBS「ラヴィット!」に肩入れ

2021-03-31 | アイヌ民族関連
日刊ゲンダイ 2021/03/30 09:26
 ツキというツキからとことん見放されてしまったようだ。
 この3月をもってメインMCを務めていた二番組「スーパーサッカー」「この差って何ですか?」(ともにTBS系)が終了したばかりの加藤浩次(51)。今度は「スッキリ」(日テレ系)にも打ち切り話が飛び交い始めた。
「こればかりはタイミングと言うしかありませんね。すでに問題は番組全体ひいては日テレを巻き込む事態に発展してしまったからです」(キー局関係者)
 発端は「スッキリ」(3月12日OA)で、お笑い芸人の脳みそ夫(41)がHuluの番組を紹介するコーナーでアイヌ民族に対する差別的な発言を行ったこと。この問題に対し、日本テレビは即座に謝罪したものの話はどんどん拡大・炎上し、国までも巻き込む一大騒動に発展してしまった。
「窓口となっている北海道アイヌ協会と話し合いをしているが、いまだに調整がつきません。すでに『スッキリ』の某ナショナルクライアントはスポンサー降板を示唆しているそうです。騒動が落ち着かない場合、日テレ幹部の責任問題にも発展するでしょう。早めに『スッキリ』を閉じて負のイメージを払拭すべしとの声も多数、局内から上がっています」(編成関係者)
■「スッキリ」打ち切りに2つの事情
 今回、日テレサイドが「スッキリ」の打ち切りを視野に入れた背景には2つの事情があるという。
「一つは看板番組『24時間テレビ』を成功させるためです。アイヌ問題で話がこじれた場合、同番組に火の粉が振りかかってくるのは必定。そのために早めに『スッキリ』に関連し大型リニューアルという名の終了を発表すると言う案です」(前出の編成関係者)
 もう一つはメインMCである加藤が吉本興業から契約を解除され、大きな後ろ盾を失ったことだという。
「いまや加藤は個人事務所なので何のしがらみもないというわけです。しかも、今回の不祥事は北海道出身でありながらVTRを眺めていたMCである加藤にも責任の一端があるわけです」(放送作家)
 実際に、全くの偶然なのだが古巣の吉本興業による“加藤つぶし”としか思えないような事態が進行中だ。この4月から「スッキリ」の真裏で「ラヴィット!」(TBS系)がスタート。MCは麒麟の川島明(42)が起用される。さらに……。
■吉本若手の包囲網
「月曜日にロバート・馬場裕之、ぼる塾、本並健治&丸山桂里奈夫妻の3組。火曜日にはビビる大木、若槻千夏のほか隔週交代でミキと宮下草薙が出演。水曜日はアンタッチャブル・柴田英嗣、見取り図、矢田亜希子が登場する。さらに木曜日はNON STYLE・石田明、ニューヨーク、ギャル曽根。そして金曜日は野性爆弾・くっきー!、ジャングルポケット・太田博久&近藤千尋夫妻にEXITと東京ホテイソンが隔週交代と吉本興業が今が旬の芸人をキャスティングするなど全面協力しているんです」(制作関係者)
 仮に今回のアイヌ問題を切り抜けたとしても「スッキリ」の視聴率急落というピンチに瀕している加藤。首筋の寒い春である。
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/entertainment/nikkangendai-719370.html

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アイヌの歴史と今学びたい=パート・梅崎悦子・53

2021-03-31 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2021/3/31 東京朝刊
二十数年前に北海道を訪れた際、アイヌ初の国会議員、萱野茂さんの講演会を聴く機会があった。全く知識を持たない私の中に、アイヌ民族の言葉や文化、生き方などがスーッと入ってきたことを今も思い出す。
 先ごろ、アイヌの女性を主人公にしたドキュメンタリー「Future is MINE ―アイヌ、私の声―」を…
この記事は有料記事です。 残り237文字(全文394文字)
https://mainichi.jp/articles/20210331/ddm/005/070/003000c

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U-zhaan、環ROY、コムアイ、GOMAがアイヌのアーティストとセッション「ウタサ祭り」一挙公開

2021-03-31 | アイヌ民族関連
音楽ナタリー 2021年3月30日 18:00
2月13、14日にオンラインで行われた第2回「阿寒ユーカラ『ウタサ祭り』」より、U-zhaan、環ROY、コムアイ(水曜日のカンパネラ)、GOMAらが出演したライブセッションの映像がYouTubeで一挙公開された。

「ウタサ祭り」は昨年2月に北海道阿寒湖の氷上で初開催された、“アイヌ民族との新たな交流”をテーマに掲げるイベント。今年は無観客の阿寒湖アイヌシアター「イコロ」から生配信され、2月14日のライブセッションは延べ1万7000人に視聴された。
スペースシャワーTVの音楽映像アーカイブプロジェクト・DAXのYouTube公式チャンネルでは14日のライブ映像とともに、3月にスペースシャワーTVで放送されたドキュメンタリー番組も併せて公開されている。
https://natalie.mu/music/news/422418

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音で感じるアイヌ文化 新千歳空港にアート空間 伝統の語りやムックリ演奏

2021-03-31 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2021.03.30
「イマジンアイヌ」をテーマにしたアート作品
 文化庁は音を通してアイヌ文化を体験できるアート作品を、新千歳空港国内線ビル1階の到着出口付近に設置している。映像制作や空間演出を手掛けるクリエイティブカンパニー・ネイキッド(東京)が制作した箱形の装置で、テーマは「イマジンアイヌ」。中に入るとアイヌ伝統の歌唱や楽器演奏が流れ、アイヌ文化に触れることができる。
 同庁が進める文化発信プロジェクト「カルチャー・ゲート・トゥー・ジャパン」の一環。新千歳をはじめ羽田、成田、中部、関西、福岡、那覇の7空港に各地域でテーマの違う作品を展示。それぞれの地域を通して、多様な日本文化を発信する取り組みだ。
 「イマジンアイヌ」は面積16平方メートル、高さ2・7メートルの箱形で、アイヌ語の語りや歌、ムックリ(口琴)などの演奏を聞くことができる。文字を持たず、口伝えで神謡などを継承してきたアイヌの文化に触れる趣向で、白老町の民族共生象徴空間「ウポポイ」のスタッフらが朗読や歌唱、演奏を担う形で携わっている。
 ネイキッドの広報担当者は「アートを通じてアイヌ文化を知ってもらいたい」と話している。利用は無料。9月末まで展示する。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/21240

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『キムチ,ドリアン,カルダモン,,,』JR東日本が新大久保で唱えるフードテック謎の呪文『キムチ,ドリアン,カルダモン,,,』JR東日本が新大久保で唱えるフードテック謎の呪文

2021-03-31 | アイヌ民族関連
ファンク 3/30(火) 19:30
世界700兆円産業になるフードテックの拠点として、新しいコミュニティスペースが新大久保の駅の真上に誕生した……と言っても、それだけでは意味が分からないので、順を追って説明しよう。
JR東日本が、山手線30駅に広げる『東京感動線』
この話の主役は、JR東日本だ。
街の未来は駅を中心に広がっていく。東急や西武など私鉄が田園都市線などさまざまな路線でやってきたことだし、もちろんJRも取り組んで来たことだ。しかし、日本の一番中心の環状線である山手線は、そのあまりの密集度と駅それぞれの意味の複雑さ重さから、そういう取り組みが見えてこなかった。
そんな中、JR東日本があらためて『東京感動線/TOKYO MOVING ROUND』として、山手線の30の駅を単なる移動や、消費の場所から、『多様な個性のまち・ひとが有機的に繋がることで感動体験ができる場所』に作り替えようとしている。たとえば、高田馬場に『本』がテーマのカフェを作るとか、体験予約サイト東京感動線×TABICAとか、高輪ゲートウェイ駅でトマトの苗を無料配布するとか(4月24日)、そんなプロジェクトが各駅で展開されている。
その中で新大久保の魅力は他にないボーダーレスな多国籍性と、食の街であること。
少し前のイメージでは、新大久保といえばコリアンタウンという感じだったが、その海外の人を受け入れる懐の広さと、コミュニティの豊かさから、今や世界中のいろんな国の人が集まる街になっている。取材前にちょっと散歩しただけでも、韓国料理はもちろん、四川、広東など中国各地、タイ、ベトナム、ネパール、インド、アメリカ、トルコ……など世界中の料理が楽しめる街になっていることを感じられた。街を歩いている人の人種もさまざま。異国情緒……というかまるで異国。
そんな、新大久保の特徴をさらに加速させ、未来の食の街として成長するキッカケになるようにと、駅ビルの3~4階に作られたのが、フードラボ『キムチ,ドリアン,カルダモン,,,』というわけだ。
ちなみに、施設名称は、『Kimuchi,Durian,Cardamom,,,』となっているが、正式にはこの後に『,,,Beans,Chicken,Okra,Sesame,Chive,Eel,Fennel,,』と99の食材の名前が続くらしい(笑)
階にはシェアダイニング、誰もが食べられるポップアップショップ
『K,D,C,,,』は、食の世界にイノベーションを起こすための『フードラボ』として機能する。おおまかに言うと、4階のコワーキングスペースで、戦略を練り、試作し、3階のシェアダイニングで実戦テストをするようなイメージだ。
施設3階は一般の人も入れるシェアダイニング。
3つの独立した厨房があり、そこに今後、短期間ごとに入れ替わる活用となる。つまり、新しい食のビジネスを始めたい人が、実験的にお店を作れるスペースというワケだ。
オープニング企画として5月いっぱいまでは、『エシカル』『SDG’s』『フードテック』『地域性』といった切り口でセレクトされたポップアップショップが展開される。
登場するのは、エシカルをテーマにした新しい餃子スタンド『Unknown Gyoza Stand』、シンプリスト=洗練ととらえたアイスクリームブランド『ice cream park』、全国のブランド卵を1個単位で選んで買える「幻の卵屋さん」を展開する『日本たまごかけごはん研究所』、専用アプリでトッピングを選んで注文する新しいスタイルのスパイスカレー専門店『TOKYO MIX CURRY』、被災により被害を受けた雄勝町から旬の海の幸をスペイン料理で提供する『MORIUMIUS』、食べる宝石「ミガキイチゴ」を使ったスイーツ専門店『いちびこ』、コロナ禍に始まった料理家や料理家達やケータラーのお総菜を届けるプロジェクト『Catering For Me !』など。
厨房にはご覧のように立派な設備が整っており、身ひとつで来ても料理ができるほど。こんな厨房が3組あり、さらにドリンクカウンター、見せる必要のない下ごしらえのためのバックヤードの厨房、洗い場などがある。
借り切って、食関連のイベントをすることも可能だ。
4階は『食のコワーキングスペース』
4階はもっと落ち着いた雰囲気になっており、食関連のコワーキングスペース。情報発信基地となっている。
コミュニティキッチンを持つ大きな広いフリーワークスペースの他、会議室が2つ、借り切れる2~6人用の個室、作業室、それに加えて製造許可を取得した厨房がある。
たとえば、食関係のミーティングをして、そのままその場で試作して打ち合わせをするとか、企業の製品開発プロジェクトに社外の人を招いて試食、打ち合わせをするとか、少量生産品であれば、そのまま厨房で製造するとか、そういうことが可能になっている。
フードテック系のベンチャー企業なら、そのままここに拠点を置くことができるだろうし、調理機器メーカーがさまざまなテストを行うのもいいだろう。利用料はコワーキングスペースとして厨房も使えて月額2万円は安いと思う。駅0分の立地だし。
フードテック系の新製品発表会などに使うのもいいだろう。これだけ、アクセスが良く(繰り返すようだが駅0分だ)、カッコよくて、厨房も付いている会場は他にないだろう。
また、インキュベーションの役割も担うことになっており、投資や販路などの紹介、3階のシェアダイニングを使ってのテストマーケティング、1階のNewDaysでの販売なども紹介される可能性があるという。
デモとして提供された料理を食べて感じた衝撃
さて、今日の発表会では、デモを兼ねて、我々取材者も食事をいただくことができた。
ご覧のようなオープンキッチンで調理されているのを見ながら食べられるのだから素晴らしい。
上のモニターには、手元の作業が投影され、さらにこれをオンラインに配信したりすることも可能な設備になっているという。料理イベントに最適だ。
本日は、『エシカル』『SDG’s』『フードテック』『地域性』などの観点から、アイヌ料理に新しい解釈を加えた『MODERN AINU』料理が提供された(おそらく、韓国、ベトナムなど特定の国の料理にしてキャラクターが固定されることを避けるとか、我々日本人のルーツに想いを寄せるとかいろいろ理由はあったのだと思う)。
いずれも新進気鋭の料理人、パティシエが、新大久保で長年アイヌ料理店を営む『ハルコロ』とコラボレーションして、創作した料理だという。
ウエルカムドリンクは、発行させたリンゴに、はちみつ、生クリーム、シナモンなどを加えたもの(写真下・右上)。これはフードレーベル『ツカノマフードコート』を立ち上げるフードプロデューサー/調香師の古谷知華さんによるもの。
続いて、表参道のフレンチの名店『レフェルヴェソンス』で6年間修業の後、サステナビリティに興味を持ちデンマークに渡って修業を積んだ料理人の白鳥翔大さんによる、氷下魚(こまい)、鹿肉ともち米、スグリなどによるちまき。帆立、ベーゼルナッツオイル、昆布、日本酒なども使われている。素朴だが濃厚な味で、昔の我々日本人はこういう料理を食べていたのではないかと想像させてくれる。
続いては古谷さんによって、どぶろくが供された。こちらは、黄蘗(きはだ)、カルダモンなどのスパイスが混ぜられ、不思議な味。黄蘗の柑橘系っぽい香りがこれまで体験したことのない感じ。広葉樹生い茂る風景をイメージさせてくれる。
白鳥さんによる、蕎麦の風合いあるクレープに巻かれているのは、なんと熊肉。ビールにつけ込み柔らかくし、アスパラ、行者大蒜、蕗の薹、蝦夷わさびなどが添えられてる。熊肉というともっとクセが強いものかと思ったが、うま味は濃いがクセはない、柔らかで食べやすいクレープだった。
最後のデザートは、さまざまな店舗で10年もの修業をしたのち『レフェルベソンス』で食材や食文化について学んだ佐川優さんによる、百合根のスープ。クルミ、ハスカップ、ローゼルなどの他、イモシト(アイヌ料理の団子)が使われている。個々にまったく違う素朴な木の実の味わいが、百合根のスープによって調和している。
今回、ご提供いただいた料理を食べ、料理とは単に腹を満たすだけのものではなく、食べることで、さまざまなインスピレーションを呼び覚まされて、そこに埋め込まれたメッセージを送り届けるものだということを感じた。
1000の言葉を重ねるより、料理が伝えるイメージは豊かだ。鹿や熊の肉、氷下魚、百合根、クルミ、松の実などの素朴な食材が、我々の先祖が狩猟採集民族だったの時代に食べていた食材に想いを馳せさせてくれる。黄蘗、蝦夷わさびなどの香りが、北の大地の人々の暮らしをイメージさせてくれる。
我々はすでに増え過ぎて、その頃の生活を取り戻すことはできないが、これ以上地球環境を痛めずに、調和して生きて行く必要があるのかもしれない。
おっとっと……料理なんて専門外なのに、うっかり語ってしまった(笑)そんな物思いにふけってしまう料理の力。
この『K,D,C,,,』はそんな料理の力を、山手線に、東京に、日本、そして世界に広げてくれる魔法の呪文になるのかもしれない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/310a27a11bcd86bc21d75cdfec70a32a2387d5db

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アイヌ文化展示コーナーの解説冊子 HPで公開 釧路市立博物館

2021-03-30 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/29 16:44

 釧路市立博物館(春湖台1)はアイヌ文化を紹介する常設展「サコロベの人々」の展示品などを解説する冊子を製作し、26日から同館ホームページで公開している。
 常設展にはアイヌ民族の衣装や儀礼用具、装飾品など約520点が並ぶ。冊子は10日に発行。A6判16ページで、アイヌ民族や生業(狩猟採集・交易)、交通・運搬など九つのテーマに分けて取り上げている。
 発行部数130部と限られているため、図書館や教育関係者のみに無料配布し、一般の人にはダウンロードして活用するように呼び掛けている。同館の城石梨奈学芸員(39)は「冊子を手に展示を見てもらい、アイヌ文化について理解を深めてほしい」と話し。
 入館料は一般・大学生480円など。午前9時半~午後5時。月曜休館。問い合わせは同館(電)0154・41・5809へ。(熊谷知喜)
※「サコロベ」の「ロ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/527115

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砥山観光、磨けば光る 旅行業界と農家連携 札幌・南区

2021-03-30 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/29 14:22 更新
 新型コロナウイルスの影響で苦境に立つ旅行会社やホテルが札幌市南区砥山(とやま)地区の果樹園と連携し、果物狩りだけでなく、さまざまな体験メニューを楽しめるツアーの展開を模索している。2月には雪や氷の塊を積み上げる住居「イグルー」製作などを楽しむモニターツアーを催した。コロナ禍収束後を見据えた新たな観光資源を開発しようとする観光業者と地域活性化を期待する果樹園農家らの思いが一致した形で、地域密着型の新たな観光形態として注目を浴びそうだ。
■高齢化進む
 砥山地区でのモニターツアーを企画したのは札幌市内に営業所を持つジャンボツアーズ(那覇)や道内外で展開する大手ホテル、地元の果樹園農家など9者で構成する「アクティブビレッジ砥山実行委員会」。2月17日に「TOYAMA(トヤマ)企画」と銘打ち、札幌市内の学生ら約100人をモニターとして招待し、イグルー製作やアイヌ文化体験など約10種類のメニューを楽しんでもらった。
 目玉は、池の表面を厚く覆った氷に直径15メートルの円形の切り込みを入れ、回転させる遊び「アイスカルーセル」だ。参加者は自ら回転を楽しんだほか、ゆっくりと回る氷上で演じられたアイヌ古式舞踊も見学した。夜にはアイスキャンドルのあかりの中で行われた氷上の模擬結婚式にも見入り、「幻想的」と喜んでいた。
 南区は1972年冬季札幌五輪を節目に宅地開発が進んだが、国勢調査に基づく地域の人口は2000年の15万6787人をピークに19年には1割以上少ない13万6932人となった。特に果樹園農家が多い砥山地区やその周辺は少子高齢化に伴って離農が相次ぐ。
■豊富な資源
 ただ、砥山地区やその周辺は市中心部から車で約40分の近場で、果樹園やワイナリー、登山など観光資源が豊富だ。ホテル業界出身で実行委事務局長の大場昭彦さんは定山渓やニセコ、洞爺と並ぶ周遊エリアになる可能性を秘めた地区とみており、「観光と農業を組み合わせ、地域住民とも連携する新しい楽しみ方を提供したい」と力を込める。
 実行委は29日、「札幌TOYAMAアクティブビレッジ推進協議会」に衣替えし、年間通じて展開できるツアー商品の開発に本腰を入れる。砥山地区に隣接する簾舞地区まちづくり連合会とも連携し、定山渓鉄道跡や開拓使時代の農家家屋を今に伝える札幌市指定有形文化財「旧黒岩家住宅(旧簾舞通行屋)」を巡るツアーも構想中だ。
 砥山地区でサクランボやブドウを育てる果樹農家4代目の瀬戸修一さん(67)は地域活性化の願いを込めて協議会副会長に就く。これまでも地元農家と協力して子ども向けの農業体験会を開くなど地域活性化に努めてきたが、札幌市民に地域の魅力が十分に伝わらず、活性化の難しさも感じていた。実行委から参画し、協議会役員も引き受けたのは新たな取り組みで地域の活路を見いだしたいとの思いからで、「観光のプロが入ることで、砥山やその周辺の魅力をより知ってもらえる」と期待している。問い合わせはジャンボツアーズ内の協議会事務局(電)011・280・0505へ。(五十嵐俊介)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/526940

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地球の果てに住むロシアのアレウト族の生活

2021-03-30 | 先住民族関連
RBTH2021年3月29日アンナ・ソロキナ
ロシアでもっとも人口が少ない少数民族の一つであるアレウト族は、遠く離れたカムチャツカ半島にまとまって暮らし、アラスカに暮らすアメリカのアレウト族たちと交流を保っている。
 アリューシャン列島とコマンドル諸島の間の距離はわずか370キロしかない。そしてここにはアメリカとロシアの国境線がある。この地の先住民族であるアレウト族は19世紀半ばにアラスカがアメリカに売却された後、分断されたが、いまも交流は続いている。ベーリング海峡の両岸に暮らすアレウト族が抱える問題は類似している。言語と伝統が少しずつ失われ、自らを「ウナンガン」と呼ぶアレウト族の文化を引き継ぐ最後の人々がいなくなりつつある。
失われた島
 現在、世界には15,000人のアレウト族がいるが、そのほとんどはアラスカに住んでいる。ロシアに残るアレウト族は300人ほどで(ロシアでもっとも人口の少ない少数民族の一つ)、そのほぼすべての住民は、コマンドル諸島最大の島、ベーリング唯一の居住区であるニコリスコエ村に暮らしている(村の人口は600人強)。
 アラスカのアレウト族がコマンドル諸島にやって来たのは1826年、ロシアとアメリカの合弁企業が伝統産業での職に就かせるために連れて来たのである。ベーリング島に住んだアトカ島からの移住者がニコリスコエ村を作り、隣接するメドヌィ島にはアッツ島からの人々が移り住み、プレオブラジェンスコエ村を作った。アレウト族は、ロシアの船乗りたちとの衝突や天然痘の感染により、大きく減少した。その結果、1867年にアラスカが売却されたとき、アメリカにはおよそ2,000人、ロシア には500人(ベーリング島に300人、メドヌィ島に200人)のアレウト族がいた。1970年にはベーリング島にメドヌィ島の住民が移住し、現在、コマンドル諸島には居住区は1つしか残っていない(ニコリスコエ)。
 村にはコマンドルスキー自然保護区、学校、病院、郷土博物館などがあり、現在、仕事はたくさんある。アレウト族は水産業を営んでいるが、島の生活は楽とは言えない。
 気候は厳しく、同管区の他の居住区のような娯楽もないため(ペトロパブロフスク・カムチャツキーまでの飛行機は1週間に数便)、若者たちは大陸に移住することが多い。
消滅する言語
 2021年3月初旬、地元ベーリングの方言を話す最後の住人だったヴェーラ・チモシェンコさんが逝去した。そしてニコリスコエに残ったアレウト語(メドヌィ方言)を自由に話せる人は、ゲンナージー・ヤコヴレフさん、ただ1人である。
Aleutskaya Zvezda
 86歳でアレウト語の歌を歌い、ダンスを教え、地元の人々がアメリカ、アンカレッジのアレウト族と交流するのを助けている。たとえば、電話会談は、新型コロナウイルスの感染拡大が始まるまでは定期的に行われていた。祖父母が話していた言語を、多くの人が覚えていて、理解はできるが、日常生活には皆、ロシア語を使っている。学校でも、アレウト語の授業は行われていない。
 アレウト語には主に2つの方言がある(ベーリング、メドヌィを含む西の方言と東の方言)。このほか、書字には、アメリカではラテン文字をロシアではキリル文字が使われている。しかし、地元の自治体の副首長であるエレーナ・ソロヴァニュークさんは、言語を学ぶのが困難である理由はこのためではなく、教科書が少なく、またネイティブのスピーカーがいないためだと言う。彼女はサンクトペテルブルクの北方民族研究所で、ソ連時代から少数民族の言語を研究している言語学者エヴゲニー・ゴロフコの指導の下でアレウト語を学んだ。
 エレーナさんは言う。「コマンドル諸島はわたしの故郷です。わたしの父はロシア人で、母はアレウト族です。祖父と祖母もメドヌィ島出身のアレウト族で、わたしはずっとアレウト族の歴史や文化に興味がありました。幼い頃から、地元の人々がアレウト語で話しているのを耳にしていました。アレウト語を知らない人がいる場合は、ロシア語を使っていました」。
 エレーナさんはニコリスコエで、数年間、無料で大人のための語学教室を開いていた。「アレウト語の寸劇をしたり、ちょっとしたストーリーを書き、地域のコンクールに応募したり、アレウト語の言葉が入ったお土産などを作っていました」。またアレウト語の保存に熱心な人々は、ボードゲームを考えた。それは、村からオットセイの生息地に行き、アレウト語の問題に答え、駒を動かすというものであった。しかし残念ながら、仕事で忙しい人が多く、授業は少しずつ行われなくなったという。
 母語の習得をめぐる問題は、アメリカのアレウト族も同様に抱えている。モスクワ市民のロジオン・コソルコフさんは、ずっと希少言語に興味があり、あるとき、教本を使ってアレウト語を学ぼうとした。「好きだったからだ」と彼はいう。アレウト語の新聞もなく、ラジオ放送もなく、映画もなく、ネイティブもおらず、ロジオンさんはソーシャルネットワークをつかって、アレウト族を探したが、それも簡単でないことがわかった。「アリューシャン列島の女性をひとり見つけました。わたしの書いたメッセージは読めたが、アレウト語をよく知らなので、返事は書けないとのことでした。もう1人、聖職者にもメッセージを送ってみましたが、同様に、メッセージは理解できましたし、高齢の信者と話をすることはできますが、アレウト語で書くことはできないとのことでした。そして英語でのメッセージを送ってくれるようになり、わたしはアレウト語で返事を書いていました」。
 アレウト族の文化遺産の保存は、場所がかなり辺鄙なところであることから、簡単なものではない。エレーナさんの編纂により、まもなくイラスト付きのロシア・アレウト語辞書が出版されることになっており、学習の手助けになると考えられている。これは地元の北方民族支援団体が大統領の支援金を勝ち取ったことから、実現が可能となったものである。この資金で、辞書の出版費をまかない、伝統工芸のマスタークラスのための材料を買い、参加するアンサンブルの衣装を作ることができたという。
 最近まで北方民族支援団体を率い、現在はアレウト村会議の議長と務めるガリーナ・コロリョワさんは、「子供たちにアレウト語を少しでも知ってもらいたいと思っています」と話す。ガリーナさんも父親がロシア人で母親がメドヌィ島出身のアレウト族で、会話は理解できるという。
 主な仕事の他に、ガリーナさんは子供のためのフォークアンサンブルを指導している。本人もダンスをし、アンカレッジにあるアレウト国際団体などと協力しながら、アレウトの文化の普及のために勢力的に活動している。
「ロシア・ビヨンド」がLineで登場!是非ご購読ください!
https://jp.rbth.com/lifestyle/85000-chikyuu-hate-ni-sumu-aleut-zoku-no-seikatsu

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JR東日本、なぜ新大久保駅上にフードラボなのか--「Kimchi, Durian, Cardamom,,,」開業

2021-03-30 | アイヌ民族関連
cnet 3/29(月) 15:53
 東日本旅客鉄道は3月28日、JR新大久保駅ビル3階~4階に「シェアダイニング」「コワーキングスペース」「ファクトリーキッチン」を備えたフードラボ「Kimchi, Durian, Cardamom,,,(略称K,D,C,,,)」を開業した。同社は山手線を起点にそれぞれの駅周辺の街の個性を引き出し、街や人が有機的につながる都市生活空間「東京感動線」を創り上げる取り組みを進めており、今回のフードラボもその一環となる。
 「東京感動線」に取り組む東日本旅客鉄道 山手線プロジェクト グループリーダーの古田恵美氏は、新大久保駅一帯は非常に国際色豊かで食文化も豊かなため、新大久保駅上にフードラボを立ち上げたと語った。
 「食を軸にいろいろな人がつながり、そこから新しい食べ方や新しい食材との出会い、食体験そのものが生まれればと考えてK,D,C,,,を作り上げてきた。3階は3つのキッチンをそろえ、一般のお客様と生産者、料理人の方、新しい食のプロジェクトを始める方が出会える場にしていきたいと考えている。4階はコワーキングスペースになっており、食を軸に働く人や、食に興味を持った人が気軽に働ける場を提供しつつ、小ロットの製造・生産ができる『ファクトリーキッチン』を設けた」(古田氏)
シェアダイニングは実験的な料理と一般の生活者が出会う場
 フードラボの3階は、3つの厨房と1つの共同厨房、出店者同士が共有で使用できる客席などを備えるシェアダイニングになっており、さまざまな出店者が実験的な料理を提供したり、イベントを行ったりできるようになっている。
 主に3階の運営を行うオレンジページ 代表取締役社長の一木典子氏は、シェアダイニングの役割は主に4つあると語る。
 「1つめは食にかかわる起業や挑戦の敷居を徹底的に下げていくこと。食の起業や食にかかわる学びの場がここで得られる。2つめは資金。オイシックス・ラ・大地が運営する『Future Food Fund』やJR東日本スタートアップのほか、Campfireからも連携の申し出をいただいており、さまざまな資金調達へのアクセスがある。3つめがマーケットアクセス。たとえば4階でできた新しい商品を新大久保駅1階のNewdaysで売ってみるとか、駅ナカの催事場へ紹介するといったこともできるかもしれない。4つめが実験の場。こちらのキッチンは食器もそろっており、身一つで挑戦して、短期間で使える。ここは生活者が日常的な動線で来られる場所なので、ふらっと来てその中で新しい実験に出会うというような生活者との接点を作っていきたい」(一木氏)
 一木社長は社会的な問題に対して意識の高い人だけでなく、普通の生活者の実感に沿ったコミュニケーションができることが重要だと続ける。
 「この場では、新しい実験をしたい方々が生活者に密着した中でテストマーケティングができることで、大きな挑戦、変革のステップにしていただきたい。3階は3つの厨房があるイベントスペースになっており、大企業の食のイノベーションが3つ競演する、同じ『海洋資源のサステナビリティ』でも違うスタイルの3つが競演する、日本中の郷土食の新しい解釈が3つそろって競演するなど、生活者が『ちょっと行ってみようか』と思える体験デザインを私たちがすることで、新しい食文化の創造に貢献できると思っている」(一木氏)
 シェアダイニングでは、オープニング企画として5月まで多様な趣向で食を楽しんでもらえるポップアップショップを開催する予定だ。
 「さまざまな食を楽しんでもらいたいという思いから、エシカルやSDGs、フードテック、地域性といった切り口でセレクトしたポップアップショップを展開する。5月中旬からは、毎週食の本質や食の未来をテーマに、食にかかわる好奇心を満たすプログラムを開催する予定」(JR東日本 東京支社 事業部 企画・地域共創課 山手線プロジェクト 齊藤千明氏)
食のプロフェッショナルたちが出会うコワーキングスペース
 4階はシェフや生産者、ライター、研究機関、ベンチャー企業、調理機器・食品メーカーなど、食に携わる企業や個人が利用できるコワーキングスペースになっており、人材育成や起業支援などさまざまなプログラムを提供していく。
 「“食にまつわるさまざまな食のプレーヤーが集い、交流を生む場所”をコンセプトに、食にまつわるさまざまな方々が集まる場所。奥に見えるコミュニティキッチンでは、アイデアやレシピをすぐに実験できるような環境を整えている」(斎藤氏)
 4階のコワーキングスペースの運営には、札幌や京都で共創を生み出すコミュニティを運営し、シンガポールでは東日本旅客鉄道とともにコワーキングスペースを運営するCO&COが手がける。
 CO&CO 事業統括部長の伊崎陽介氏は、「世界50カ国以上から多国籍、多職種、多人種の方々が集う空間作り、コミュニティ作りを行っており、K,D,C,,,でも食をテーマとしたコミュニティ作りに参画する」と語った。
 「新大久保は日本でも有数の多国籍タウンで、世界各国の方々が集う空間になっている。新しいものは“カオス”から生まれると思っており、私たちのコミュニティ作りでも大切にしている点。『食』も、エリアや個人でこだわりや個性があふれているカオスなものと思っており、K,D,C,,,でも新しいものが生み出される、カオスな場作りをしたい」(伊崎氏)
 特徴的なのが、惣菜製造業、菓子製造業、飲食店営業の許可を得た「ファクトリーキッチン」だ。
 「オイシックス・ラ・大地の『Future Food Fund』にファクトリーキッチンに協賛いただき、新商品の開発をスタートアップと大手企業などが連携してやっていく、あるいはスタートアップが料理人とやっていくというような形をイメージしている。それとはまた別に、フードプレナーと言われる食のプロフェッショナルや、プロフェッショナルを目指す“食のチャレンジャー”が集い、その方々が相互に情報交換しながら、そこで新しいものを生み出していく。そして情報が集積、あるいは情報を発信する基地というものをK,D,C,,,は目指したい」(伊崎氏)
さまざまなコラボで、新たな食文化を
 K,D,C,,,の内覧会の後には、試食会も行われた。新大久保で長年アイヌ料理店を営む「ハルコロ」の監修の下で、アイヌ料理に新しい解釈を加えた「MODERN AINU」料理を昆虫食で有名な馬喰町「アントシカダ」シェフの白鳥翔大氏、元「レフェルヴェソンス」パティシエの佐川優氏、野草研究家でフードプロデューサーの古谷知華氏による料理やスイーツ、カクテルなどが提供された。
 東日本旅客鉄道 東京支社 事業部 企画・地域共創課 山手線プロジェクトの服部暁文氏は試食会でモダンアイヌ料理を提供した狙いについて、「新大久保の国際性多様性豊かな食をどういうふうに表現できるか考えてこの形になった」と語った。
 「一般の方は新大久保というと韓国のイメージが強いと思うが、実は非常に多様な国籍や文化を持つ方がいる。アイヌ料理の『ハルコロ』さんにお店に出会い、長年アイヌの文化を表現されていることに感銘した。ハルコロさんにそのまま出ていただくのでも良かったが、ここがフードラボということで、新進気鋭の白鳥さんや佐川さん、古矢さんにアイヌ料理というものを再開発していただき、新しい食体験や、今の、未来のアイヌ料理はどういう風になるだろうというのを体感していただきたいと思い、『モダンアイヌ』をテーマにした」(服部氏)
 今回のフード・ドリンクを提供した方々はハルコロをたずねてアイヌ文化やアイヌ料理の本質についてのレクチャーを受け、それをヒントに素材や技術などを組み合わせて料理を仕上げたという。
 「これは一つの例で、今後こうした地元の方、地域の方ともコラボしていき、新しい食文化や食体験を生み出すだけでなく、生活者の方々、飲食関係の方々にも実感していただき、新たな食文化を作っていきたい」(服部氏)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5f638c6a823323c4ca4e445d9a98b994f449a6f


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ウポポイフォト 佐々木さん最優秀 白老 オンラインで表彰式

2021-03-29 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/28 05:00
 【白老】胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」で撮影した写真の出来栄えを競う「ウポポイフォトコンテスト2020」(アイヌ民族文化財団、北海道新聞社主催)の表彰式が27日、ウポポイで行われ、グランプリ賞を獲得した佐々木歩さんら入賞者20人が発表された。
 式には俳優の宇梶剛士さん、アイヌ文化の普及に取り組む日高管内平取町出身の大学生関根摩耶さんら4人が出席し、入賞者はオンライン会議システムを使って参加した。宇梶さんは「今回の企画がウポポイをさらに盛り上げるきっかけになれば」とあいさつした。
 伝統的な舞を踊る男性の姿を撮影した佐々木さんはオンライン会議システムを通じて「アイヌ文化の一面に触れられてうれしい」と受賞の感想を語った。
 コンテストは昨年7月のウポポイ開業を記念して初めて開催。道内外から827点の応募があり、準グランプリには村橋究理基(くりき)さん、加賀屋茂さんが選ばれた。
(中秋良太)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/526631

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<ゴールデンカムイ>大江戸温泉物語でコラボイベント 温泉ならではのイラスト コラボフードも

2021-03-29 | アイヌ民族関連
マンタンウェブ 3/28(日) 12:00
 「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の野田サトルさんのマンガが原作のテレビアニメ「ゴールデンカムイ」と東京・台場の温泉テーマパーク「大江戸温泉物語」のコラボイベントが4月28日から開催されることが分かった。館内に描き下ろしパネルやフォトスポットを設置し、コラボフードを提供するほか、オリジナルグッズを販売する。温泉施設とのコラボならではのイラストも公開される。
 テレビアニメ第1、2期のキャスト、スタッフのオーディオコメンタリー版がdアニメストア、FODほかで3月28日午後6時から順次、配信されることも発表された。また、テレビアニメ放送3周年を記念して、ショートアニメ「ゴールデン道画劇場」の第3期版がYouTubeで再公開される。5月9日まで。
 「ゴールデンカムイ」は、かつて日露戦争で活躍した“不死身の杉元”が、北海道で死刑囚が隠した埋蔵金の手掛かりをつかみ、アイヌの少女らと共に冒険を繰り広げる姿を描いている。テレビアニメ第1期が2018年4~6月、第2期が同年10~12月、第3期が2020年10~12月に放送された。
https://news.yahoo.co.jp/articles/59c79d54c0eb6ef810703dc79348185f631aa364

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