先住民族関連ニュース

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「サケ豊漁を」伝統の祈り 釧路アイヌ協が「カムイチェプ祭」

2021-09-30 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/30 05:00
吉川冠人会長(左)にトノトを注ぐ長男の碧空君
 釧路アイヌ協会は29日、サケを迎え入れて豊漁を願うアイヌ民族の伝統儀式「第40回カムイチェプ祭」を釧路市内の新釧路川河川敷で行い、民族衣装をまとって参加者25人が自然の恵みに感謝した。
 新型コロナウイルスの感染防止を目的に、昨年に続き他地域のアイヌ民族関係団体は招待せず、会員や賛助会員、近隣関係者のみに規模を縮小して実施。神への祈りの儀式「カムイノミ」ではヌサ(祭壇)の前に秋サケや野菜などの供物をささげ、川のほとりにもイナウ(木幣)を立てた。祭司を務めた同協会の吉川冠人会長(41)は「規模縮小は残念だが、カムイに感謝し次世代に祭りを引き継いでいきたい」と話した。
 春採アイヌ古式舞踊釧路リムセ保存会による「フッタレチュイ(黒髪の踊り)」や、白糠アイヌ協会の天内(あまない)重樹会長による「クリムセ(弓の舞)」のほか、アイヌ民族の伝統弦楽器トンコリの演奏も奉納。豊漁を願いマツとササの葉を束ねたタクサと呼ばれるおはらいの道具を川にささげた。
 吉川会長の長男碧空(そら)君(12)は「トノト(神酒)を注いで回ったり緊張したが、父の姿を見て覚えたい」と話していた。(伊藤美穂)
◆カムイチェプのプ、リムセのム、クリムセのムは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/594427

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苦境続くホテル業界 資源磨き国内需要発掘 日本ホテル協会北海道支部長・池田純久さん

2021-09-30 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/29 10:17
 新型コロナウイルス禍でホテル業界は苦境が続いているものの、30日で緊急事態宣言が解除されることが決まり、関係者の間では需要回復への期待が高まっている。コロナ禍で難しいかじ取りが迫られる中、今月20日付で日本ホテル協会北海道支部長に就任した京王プラザホテル札幌の池田純久社長(63)に、集客に向けた取り組みや課題、収束後の展望を聞いた。(聞き手・三坂郁夫)
 ――30日で緊急事態宣言が解除になります。
 「宣言が解除されることで移動や飲食の機会が増えることは集客につながるので業界として歓迎します。社会的な合意が前提ですが、政府が今後、ワクチン接種証明書を使ってどのように経済活動を回復させるのか注目しています。昨年の『Go To トラベル』や『どうみん割』などの観光支援事業は業界にとってインパクトがありました。ワクチン接種が進み、昨年と状況は変わっており、同様の支援事業があればと期待しています」
 ――ホテル協会の支部長として、どのようなことに取り組みますか。
 「北海道支部には札幌や釧路、苫小牧などのホテルが加盟し、サービス向上などに努めています。コロナ前9割だった各施設の平均稼働率は3割まで落ち込み、全体の3~4割を占めていた訪日外国人客の需要はなくなりました。まずは国内客の需要を掘り起こしていくことが重要です」
 ――具体的にはどういう取り組みですか。
 「コロナ禍で、自然や食などの観光資源がなくなったわけではありません。北海道の魅力は多く、例えばアイヌ文化復興拠点『民族共生象徴空間(ウポポイ)』(胆振管内白老町)を活用した教育旅行の誘致なども考えられます。カヌーや山登りなどの体験型観光や北海道・北東北の縄文遺跡群なども注目されています。ホテル業界を含む観光事業者全体でこういった資源の価値を磨き上げ、集客につなげることが大事です」
 ――ホテルはビジネス客など失った需要を補うためどう取り組んでいますか。
 「オンライン会議の増加に伴い、大きな空間を持っているメリットを生かし、各施設では大画面のスクリーンや解像度の高いプロジェクターの導入などが進んでいます。リモートワークや仕事と観光を兼ねて滞在するワーケーションに対応できることもPRしています。このほか、ホテルの味を楽しめるテークアウト料理を充実させる動きも広がるなど、収益源を多角化し経営を安定させようと工夫しています」
 ――感染対策についての考えは。
 「ホテルはお客さまに安心・安全に使っていただくことが最優先です。昨年5月にホテル協会が独自で設けた感染拡大予防ガイドラインに基づき、レストランや宴会場の定員を半分にしたり、共用物の消毒などを徹底したりしています」
 ――コロナ後の展望は。
 「観光業は裾野が広い業界です。今は底を打ち続けている状況ですが、コロナ禍で旅行が難しい中、どこかに出かけ、おいしいものを食べたいと思っている人は多いのではないでしょうか。観光資源を磨き上げ、安全・安心のホテル運営を徹底しながら旅行需要を取り込んでいきたいです。一方で将来の担い手となる人材の育成が大きな課題となっているので、若者が夢を持って観光業界を目指す環境をつくっていくことが私の役割だと考えています」
<略歴>いけだ・よしひさ 三笠市出身。明治大卒。1982年京王プラザホテル札幌入社。同ホテルの総支配人などを歴任し、2016年6月に代表取締役社長に就任。北海道観光振興機構理事も務める。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/594189

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トナカイ遊牧民、スイスの電力会社の投資ポリシーを動かす

2021-09-30 | 先住民族関連
SWI 2021/09/29 06:002021/09/29 06:00
欧州唯一の先住民族であるサーミ人は、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、ロシアで暮らしている Credit: Hemis / Alamy Stock Photo
ノルウェーの先住民族サーミ人とスイスの電力会社の争いは、後者が契約に第三者による人権侵害があった場合のオプトアウト条項を盛り込むことで決着した。国外に投資するスイスの企業に対して責任ある行動を求める、さらなる圧力になるだろう。
長期にわたる交渉と4度の調停を経て、スイスのNGO「被抑圧民族協会(Society for Threatened Poeples, STP)」は8月、ノルウェーの風力発電プロジェクトへの投資を巡りスイスの電力会社BKWと和解した。この発電プロジェクトは地元の先住民族サーミ人の生活を脅かしていた。
BKWは、行動指針を改めるとともに第三者のプロジェクトでデューデリジェンス(適正な評価・調査)をさらに徹底することに同意した。重要なのは、第三者との契約にオプトアウト条項が設けられたことだ。これにより、違反が確認されて契約パートナーがその問題に十分に対処しない場合、同社はいつでも契約を破棄できるようになる。
BKWは8月26日、「発電所プロジェクトにおいて契約パートナーが人権遵守を重視するよう監督し、最終手段としてプロジェクトから撤退するオプションを設ける」と発表した。
オプトアウト条項を導入するというこの決定は、業界の先例になるかもしれない。BKWの誓約はトナカイ遊牧民のサーミ人を救うには遅すぎたとしても、国外の電力・インフラプロジェクトへの投資や提携を検討しているスイス企業にとっては、モデルになり得るだろう。
STPは、「エネルギーセクター全体への明確なメッセージとなる、企業責任の強化に向けたこの最初のステップを歓迎する。BKWが新たな手段を確実に適用していくことを期待する」とコメントした。
グリーンエネルギーvs伝統的な生活様式
サーミ人のグループは何年も前からBKWの風力発電プロジェクトに反対。自分たちの生活様式が破壊されると主張していた。6つのうち最大のウィンドファーム(集合型風力発電所)があるストーヘイアの丘は、南部のサーミ人が飼うトナカイの群れにとっては冬の間の貴重な牧草地だ。
BKWはクレディ・スイス・エナジー・インフラストラクチャー・パートナーズが設立した欧州の投資家コンソーシアム「ノルディック・ウィンド・パワー」の株式を保有している。一方、同コンソーシアムはノルウェー西部のフォーセン半島でプロジェクトを進める合弁会社「フォーセン・ウィンド」の株式を40%保有している。STPは20年1月、発電所プロジェクトで土地が奪われれば、最後に残るサーミ人のトナカイ遊牧民の生計手段と文化が失われるとして、経済協力開発機構(OECD)スイス連絡窓口にBKWを提訴した。
だが、係争中にも関わらず風力発電プロジェクトは承認され、ストーヘイアのウィンドファームは2月から本格稼働した。続いて8月12日には、ノルウェーの最高裁判所で審理が行われる中で、6つのうちで最後に完成したウィンドファームの公開式が行われた。
責任を巡る問題
スイスの企業や銀行が、国外での人権侵害や環境破壊が指摘されている企業にサービスを提供し繰り返し批判されているが、この訴訟でもその問題が浮き彫りになった。米国の石油パイプラインプロジェクト「ダコタ・アクセス・パイプライン」や、ペルーとエクアドルのアマゾン地域における油田開発など、先住民や自然生態系を脅かすとして物議を醸しているプロジェクトとつながりのある企業もある。
多くの場合スイスの企業は、フォーセン半島のプロジェクトに関わるBKWのように、プロジェクト自体ではなく、プロジェクトに従事する第三者に投資している。そのため、第三者による不正行為の問題は取り残されたままだ。パートナーシップを結ぶ前に企業や銀行が適正なデューデリジェンスを実行することが理想だが、プロジェクトのもたらす負の影響は、最初から明確になっているわけではない。
その他には、契約パートナーに人権や環境に関する国内外のガイドラインの遵守を求めるという手段もある。だが、被害や影響が出てしまった後では、企業ができることは非常に限られている。
一方、被害を受けたコミュニティーや市民社会が、スイスの企業に国外で行う活動の責任を追及することは極めて困難だ。特に、サプライヤーや投資会社など、第三者が関わる場合はなおさらだ。スイスでは昨年、企業責任を問う法的基盤を整備する提案「責任ある企業イニシアチブ(国民発議)」が国民投票にかけられたが、僅差で否決された。政府は代替法案を検討しているが、企業に対してより寛容な内容になる見通しだ。
法的手段が限られているため、被害を受けた人々やNGOはOECDのスイス連絡窓口に提訴するようになった。当機関は両当事者を引き合わせて調停を行うが、解決策を指示したり、その遵守を強制したりはできない。
https://www.swissinfo.ch/jpn/%E3%83%88%E3%83%8A%E3%82%AB%E3%82%A4%E9%81%8A%E7%89%A7%E6%B0%91-%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%81%AE%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AE%E6%8A%95%E8%B3%87%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%99/46975292

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豪デインツリー熱帯雨林、先住民に返還 共同管理へ

2021-09-30 | 先住民族関連
CNN 9/29(水) 19:00
(CNN) 世界最古の熱帯雨林とされる豪クイーンズランド州のデインツリー地区の所有権を先住民に返還する式典が、29日に現地の町ブルームフィールドで執り行われた。
今後は州政府と先住民のククヤランジ族が、広さ16万ヘクタールの森林を共同で管理する。最終的には先住民への全面的な移管を目指す。
同州の環境相は、返還によって先住民が自分たちの土地を所有し、管理する権利が正式に承認されると述べた。
ククヤランジ族の代表者は、土地の管理や観光、研究に従事する人材の養成を目指すと表明した。
デインツリーの熱帯雨林は観光地ケアンズの北約125キロに位置し、ユネスコの世界遺産にも指定されている。ベネットキノボリカンガルーやヒクイドリなど、地球上でここにしか生息していない動植物も多い。
同州ではこのほかにも、フレーザー島の名称が先住民の言葉で「楽園」を意味する伝統的な呼び名「クガリ」に変更され、19日に記念式典が開催された。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cf64d721c60f42d396b16ac812513ace6a76da7

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先住民に伝わるバナナ繊維の機織り、継承の取り組み続く/台湾

2021-09-30 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾 2021/09/29 14:27
花蓮県初の「人間国宝」に認定される厳玉英さん=文化部提供
(花蓮中央社)東部・花蓮県豊浜郷で、台湾では珍しいバナナ繊維を使った機織りが伝承されている。今年5月には伝承者の厳玉英さんが、文化部(文化省)から同県初の「人間国宝」に認定され、今月25日に証書を授与された。
この機織りは台湾先住民(原住民)族カバラン族の伝統工芸。厳さんは還暦を過ぎた約20年前から技術を学び、文化の復興と継承に尽力してきた。
厳さんによると、16ある台湾原住民族の中でカバラン族だけがこの技術を持っており、文化の重要なシンボル。だが、過去には断絶して失われてしまう危機もあったという。
厳さんが技術を学ぶきっかけは、1988年の出来事。宜蘭を訪れた際に会った親戚から、かつてバナナ布で作った服は、徳が高く人望のある人だけが着られたと聞き、衝撃を受けた。そのときすでにバナナ布を作れる人はほとんどいなくなっていたからだ。帰宅後、仲間に声を掛け、一緒に技術の習得や継承に取り組んだ。
地元の小学校で子供たちに機織りの技術を教えたこともある。厳さんは「どんな困難に見舞われても、辛抱強く続けて次の世代に伝えなければ、バナナ繊維の文化は途絶えてしまう」と語り、伝統文化継承の大切さを訴えている。
(李先鳳/編集:齊藤啓介)
https://japan.cna.com.tw/news/asoc/202109290003.aspx

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ゴールデンカムイの世界が目の前に!北海道の歴史を学べる「聖地スポット」7つ

2021-09-30 | アイヌ民族関連
北海道Likers 2021/09/29 20:30
ゴールデンカムイの世界が目の前に!北海道の歴史を学べる「聖地スポット」7つ(北海道Likers)
明治末期の北海道が舞台になっている大人気アニメ『ゴールデンカムイ』。
そんな『ゴールデンカムイ』の世界観を存分に味わえるスポットが北海道にはたくさんあります。今回はファンはもちろん、そうでない人も楽しめる北海道の聖地スポットを紹介します!
※本記事は緊急事態宣言中の都道府県間の移動を推奨するものではありません。事態が収束したあとの北海道旅行の参考としてお楽しみください
1:神居古潭 / 旭川市
古くからアイヌの聖地とされていた渓谷『神居古潭(かむいこたん)』。
アイヌ語で「カムイ(神)コタン(集落)」と呼ばれ、アイヌ伝説にも登場する場所です。
長い年月をかけて石狩川によって浸食された岩石は地質学的にも大変貴重で、『神居古潭おう穴群』は旭川市の天然記念物に指定されています! 北海道指定文化財の『神居古潭竪穴住居跡』をはじめとする遺跡も見所です。
<スポット概要>
■スポット名:神居古潭
■所在地:北海道旭川市神居町神居古潭
■駐車場:無料
2:博物館 網走監獄 / 網走市
『博物館 網走監獄』は明治時代から実際に網走刑務所で使用されてきた建物を公開している博物館です。
もっとも古い建物は今から120年も前に建てられたのだそう。囚人たちによって手作業で柱が削られたあとなどを実際に見ることができます。
庁舎をはじめとする展示施設2件8棟が重要文化財に指定されており、監獄体験シアターでは犠牲者がたくさん出たという厳しい囚人作業を体感できますよ!
<スポット概要>
■スポット名:博物館 網走監獄
■所在地:北海道網走市字呼人1-1
■電話番号:0152-45-2411
■開館時間:9〜17時
■休館日:年中無休
■駐車場:無料
3:北海道開拓の村 / 札幌市厚別区
『北海道開拓の村』は明治から昭和初期にかけての建物を復元した野外博物館。
54.2haの敷地に農家住宅や開拓小屋など、北海道ならではの建造物が並びます。北海道の伝統遊具づくりや年中行事の展示など、北海道の文化を体験することができますよ。
小中学校の遠足で使われることもあり、北海道の風習や文化について理解を深めたい方にはぴったりの場所です!
<スポット概要>
■スポット名:野外博物館 北海道開拓の村
■所在地:北海道札幌市厚別区厚別町小野幌50番1
■電話番号:011-898-2692
■開村時間:
【4月1日〜4月30日】9〜16時30分(入村は16時まで)
【5月1日〜9月30日】9〜17時(入村は16時30分まで)
【10月1日〜3月31日】9〜16時30分(入村は16時まで)
■休村日:
【4月1日〜4月30日】月曜(祝日、振替休日の場合は翌日が休村)
【5月1日〜9月30日】無休
【10月1日〜3月31日】月曜(祝日、振替休日の場合は翌日が休村)、年末年始(12月29日〜1月3日)
■駐車場:無料
4:サッポロビール博物館 / 札幌市東区
北海道といえば“サッポロビール”! 『サッポロビール博物館』は、北海道開拓時代から受け継がれるサッポロビールの歴史を体感できる日本で唯一のビール博物館です。
プレミアムツアーに参加するとなんと、最後にここでしか飲めない貴重な復刻ビールが楽しめます!
併設の『札幌ビール園』ではジンギスカンも楽しめる、札幌へ来たら一度は足を運んでみたいスポットです。
<スポット概要>
■スポット名:サッポロビール博物館
■所在地:北海道札幌市東区北7条東9丁目1-1
■電話番号:011-748-1876(受付時間11〜17時)
■開館時間:11〜18時
■休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始、臨時休館日(新型コロナウイルス感染症拡大を受け、8月7日より、休館中)
■駐車場:あり(サッポロビール博物館ご利用の際は6時間まで無料)
5:北大植物園・博物館本館 / 札幌市中央区
北海道大学植物園にある『博物館(本館)』は1882年に開拓使によって建てられ、現役の博物館建築としてはもっとも古い建物。
北海道のマークにも見られるように、開拓使の象徴であった星印がいたるところにちりばめられています。
明治半ばに絶滅したエゾオオカミの剥製など、北海道の豊かな自然を感じられる自然史の資料がたくさんあります。
<スポット概要>
■スポット名:北海道大学農学部植物園・博物館 博物館本館
■所在地:北海道札幌市中央区北三条西八丁目
■電話番号:011-221-0066
■開館時間:【4月29日〜9月30日】9〜16時30分(入園は16時まで)、【10月1 日〜11月3日】9〜16時(入園は15時30分まで)(新型コロナウイルス感染症拡大を受け、8月27日より、休館中)
■休館日:月曜(祝日の場合は開園、翌日が振替休園日)
■駐車場:なし
6:小樽貴賓館 / 小樽市
北海道にゆかりのある日本画家による豪華な天井画などが楽しめる『小樽貴賓館』。
桜や牡丹、あじさいなど四季折々の花きに彩られた庭園を楽しめると同時に窓からは日本海が一望できます。和食レストランを併設してあるので、お食事もできますよ。
同じ敷地内にある『旧青山別邸』は国から登録有形文化財にも指定されている北海道屈指の美術豪邸で、見所が満載です!
<スポット概要>
■スポット名:にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)
■所在地:北海道小樽市祝津3丁目63
■電話番号: 0134-24-0024
■旧青山別邸開館時間:【4〜10月】9〜17時、【11〜3月】9〜16時
■休館日:1月1日〜1月7日
■駐車場:あり
7:小樽市鰊御殿 / 小樽市
1897年に建てられ、1958年に現在地へ復元したのが『小樽市鰊御殿』。漁業従事者の生活の場であるとともに、ニシンの加工場にもなっていた施設で、全盛期には120人ほどの漁夫が寝泊まりしていたのだそう。1960年には「北海道有形文化財ニシン漁場建築」として文化財に指定された、明治時代の華やかな往時を思わせる貴重な建築物です。
ニシン漁やニシン加工に使われた道具類などに関する貴重な資料を見ることができますよ!
<スポット概要>
■スポット名:小樽市鰊御殿
■所在地:小樽市祝津3丁目228番地
■電話番号:0134-22-1038
■開館時間:9〜17時(最終入館16時30分) ※2021年10月16日からは9〜16時(最終入館15時30分)
■休館日:2021年11月24日〜2021年12月10日、2021年3月1日〜2021年3月19日(新型コロナウイルス感染症拡大を受け、8月14日から〜9月30日まで休館)
■駐車場:あり
ファンならば一度は足を運んでみたい場所ばかり。『ゴールデンカムイ』の登場人物になりきってみてはいかがでしょうか?
【画像】太陽 、Camera三吉、KAZE、Yukou 、fotosM 、HAPPY SMILE/ PIXTA(ピクスタ)
【参考】博物館 網走監獄、野外博物館 北海道開拓の村、サッポロビール博物館、北海道大学植物園、おたる水族館、にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)
https://news.goo.ne.jp/article/hokkaidolikers/region/hokkaidolikers-20210929-44653.html

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ATELIER MUJI GINZAで南米・アマゾンの手仕事に触れる展覧会開催中 11月7日(日)まで!

2021-09-29 | 先住民族関連
ELLE 2021/09/28 By CHISATO YAMASHITA
無印良品 銀座のATELIER MUJI GINZAで、「野生の手仕事と知恵」展がスタート。文化人類学研究者の山口吉彦がアマゾンに住む人々とのコミュニケーションを深めながら集めてきた暮らしの道具が一堂に会している。
無印良品 銀座6階のATELIER MUJI GINZA、ギャラリー1で開催中の「野生の手仕事と知恵」展。©ATELIER MUJI GINZA
山口吉彦が館長を務めた、山形県鶴岡市のアマゾン民族館とアマゾン自然館が閉館したのは、2014年のこと。生活工芸品約8,000点、生物標本・剥製12,000点と、個人収集のレベルをはるかに超えるコレクションの保護活動は、今もなお続けられている。
南米、アマゾン川流域の先住民を中心に、そこに暮らす人々の生活に密着した道具からその土地に生息する生物標本に至る幅広い資料は、山口が1970年代から10数年に渡って、"物々交換"など現地の人々との密接なコミュニケーションを図ることによって収集されたユニークなものばかりだ。
文化人類学研究者の山口吉彦は、28歳で初めてアマゾンに足を踏み入れてから、10数年にわたって先住民との関係を構築し、現地の生活工芸品などを収集してきた。©ATELIER MUJI GINZA
今回、ATELIER MUJI GINZAには、こうして集められた数々の道具が集結。狩りや漁、儀礼に使われた道具から、生活用品まで、文明社会や環境破壊など大きな変化が降りかかる中で、彼らが自然とともに生きるために手仕事でつくってきたものを現地の様子を伝える動画とともに紹介する。
山口は「野生の手仕事と知恵」展開催に寄せて、「自然と人間の生活の調和の証でもあるアマゾン先住民の品々は、パンデミックや自然災害に悩まされる近代社会に住む私たちに語りかけます。そのメッセージを伝達することが私に残された最後の使命です。自然を搾取し征服するのではなく、共に存在する道を選んできた先住民の知恵から、私たちにも共通する『人間らしさ』と『豊かさ』を見出していただければ何よりです。」とコメント。
本展は、11月7日(日)までの開催。多種多様な道具を通して、今日もこの地球で営まれている暮らしに思いを馳せ、自然や他者との関係性について改めて考えててみたい。
「野生の手仕事と知恵」展
会期:〜11月7日(日)
会場:無印良品 銀座6F ATELIER MUJI GINZA Gallery 1
住所:東京都中央区銀座 3-3-5 無印良品 銀座6F
時間:11:00〜20:00(営業時間は店舗と異なります。休館は店舗に準じます。)
※会期や時間などの予定変更、またはイベント等によって展示品の一部がご覧いただけない日時が発生する場合がございます。
入場無料
https://atelier.muji.com/jp/
https://atelier.muji.com/jp/exhibition/3759/
*昨今の事情から展示期間・時間などが変更となる場合があります。最新情報は公式HPでご確認ください。
https://www.elle.com/jp/decor/decor-interior-design/a37715866/atelier-muji-ginza-wild-handicrafts-and-wisdom-2109/

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風花が舞う前に

2021-09-29 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/28 16:00
 晴れているのにひらひらと桜の花びらのように雪が舞う。「風花(かざはな)」という言葉にはどこか懐かしさ、切なさが漂う。
 北海道育ちの映画監督、相米慎二さんが53歳の若さで逝って20年がたった。遺作「風花」(小泉今日子、浅野忠信主演)は故郷に残した一人娘に会いに行く風俗嬢(小泉)と、泥酔して万引した高級官僚(浅野)がレンタカーで道内を旅する物語だ。
 過疎の集落で官僚の男は「この町は120年かけて何をつくり上げてきたんだ」「村の人はどこに行った」とつぶやく。
 風俗嬢は「残っている人がいるだけましよ」と切り返す。
 ここ数年、日々の報道に接する中で「120年かけて」という言葉が残響のように問いかけてくる。アイヌ民族への差別、札幌一極集中、先細る鉄道網、地方都市からの製紙工場撤退…。明治以降の北海道史とは何か。
 先日、宗谷管内猿払村の旧陸軍浅茅野(あさじの)飛行場跡を訪れた。戦時中、建設のために朝鮮半島から多くの人が動員され、亡くなった。
 旧JR天北線の飛行場前駅のホームはササに深く覆われ、朽ちかけていた。こうして季節を重ねながら記憶もどんどん薄れていくのか。
 生前、相米さんは「映画の本当の価値は映し出されているものにではなく、それが内に秘めているもの、見えないものにこそあるんだよ」と語っていた。
 歴史も同じだろう。道内には光と影が交錯する遺産が点在する。見えないものに耳を澄まし未来へとつなげたい。(伴野昭人)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/593820

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オーストラリア国内で電話詐欺が爆発的に増大

2021-09-29 | 先住民族関連
日豪プレス 2021年9月28日
パンデミックでオンライン・ショッピング増加につけ込み
 9月28日付ABC放送(電子版)は、携帯電話を使った巧妙な詐欺が増えており、うっかりだまされ、総額で何百万ドルもの被害になっていると報道している。
 そのため、専門家は、怪しげな電話を受けた場合には通報するよう呼びかけている。
 豪競争消費者委員会(ACCC)が発表した電話詐欺監視プログラム「Scamwatch program」の新しいデータによると、2021年のこれまでに詐欺犯からかけてくる電話やテキスト・メッセージにだまされて受ける金銭的な被害は6,360万ドルに達している。この額は、詐欺被害総額2億1,100万ドルの30%にあたる。比べて2020年には27%、4億8,200万ドル、2019年には23%、3億2,400万ドルだった。
 ACCCのデリア・リッカード副委員長によると、2020年には1件あたりの被害額は$7,000だったが、2021年には被害件数は減っても1件あたりの被害額が$11,000に増えている。手口もますます洗練されてきており、疑いを抱かない被害者からより多額の金をだまし取るようになっている。
 被害者は先住民族、高齢者、英語以外の言語を母語とする人々が多いという数字が出ている。
 詐欺犯は電話またはテキストで、有名企業や政府機関を名乗り、カード番号や誕生日、パスワードなどの情報を聞き出そうとし、「あなたのクレジット・カードで高額の買い物をしようとしているが心当たりがあるか?」などと言い、被害者を助ける振りをして被害者のコンピュータに入り込み、個人や銀行情報を盗み出す。
 また、電話詐欺の場合にはボイスメールで荷物の配達などのメッセージで送り込むという手口がある。リッカード副委員長は、「パンデミック・ロックダウンでオンライン・ショッピングする人が増えており、eBayやアマゾンなどの大手、オーストラリア・ポストや宅配会社を名乗られると信用してしまうことで被害に遭う」と語っている。
 エディス・コーワン大学のコンピュータ・セキュリティ専門のポール・ハスケル=ダウランド副学部長は、「被害が増えている理由はいくつかある。パンデミックで在宅勤務が増えており、詐欺犯からの連絡を受けても周囲にそのことを相談する人がおらず、他の人の考えを自分で考える力はない。そのため、間違った判断をしてしまう可能性は大きく、その場でクリックしてしまったり、アプリをダウンロードしてしまうことになる。コンピュータ経由の詐欺についてはよく知られているが、携帯端末を使った詐欺についてはまだ認識が広まっていないことも原因している」と分析している。
 リッカード副委員長は、「オンラインでは通話している相手が何者かという確証がないことを忘れないようにしてもらいたい。向こうからかかってきた電話やテキストにその場で自分の情報を渡さないように警戒してもらいたい」と語っている。
 また、「怪しい電話やメッセージを受け取ってもその段階ではまだ安全だから、無視し、削除してしまえば大丈夫だ。また、相手が銀行や有名企業、団体を名乗った場合には相手から送ってきたアドレスなどを使わず、自分で調べてその銀行、有名企業、団体に連絡して、受け取ったメッセージ内容について尋ねることが被害防止になる」と語っている。うっかり、個人情報や銀行情報を疑わしい相手に伝えてしまった場合には直ちに銀行に連絡すること。また、個人情報を盗まれたと思われる場合には政府が出資するIDCAREに連絡することが勧められる。
 ACCCでは、詐欺犯と思われる者の電話番号やアドレスなどを通信事業企業と共有し、摘発や通信阻止などの対策を講じている。また、詐欺と疑わしい電話やテキスト・メッセージを受け取った場合、被害に遭っていなくてもACCCのScamwatchに通報することを勧めている。
■ソース
Phone scams are ‘exploding’ and costing vulnerable Australians millions, new data shows
https://nichigopress.jp/ausnews/211508/

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白老アイヌ協会の文様検討委 マスク製作 全国育樹祭参加者用

2021-09-29 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2021/9/28配信
 白老アイヌ協会の文様検討委員会(山崎シマ子委員長)は、苫小牧市などで開催される第44回全国育樹祭(10月9、10日)の参加者に配るアイヌ文様刺しゅう入りマスクを製作した。  綿製のマスクは、育樹祭イメージカラーの緑色で、赤や青など色…
この続き:244文字
ここから先の閲覧は有料です。
https://www.tomamin.co.jp/article/news/area2/58826/

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瀬戸本業窯に地域賞「『民芸』の精神で作り続ける」 伝統文化ポーラ賞

2021-09-29 | アイヌ民族関連
中日新聞 2021/09/28 05:00
 瀬戸市東町の窯元「瀬戸本業窯」が八月、「第四十一回 伝統文化ポーラ賞 地域賞」に選ばれた。専門の職人による分業制を守り、地元産の自然由来の材料を使って日常使いの食器を生み出す「瀬戸焼の制作・伝承」が評価された。十二月に東京で開かれる「受賞者記念展」で器と取り組みを紹介する。
 同賞の地域賞は、無形伝統文化の伝承のため各地域で長年努力を続け、今後も発展が期待できる人らに贈られる。本年度は瀬戸本業窯のほかに、アイヌ工芸や宮城県の「田植踊(たうえおどり)」に携わる三個人・団体が選ばれた。
 瀬戸本業窯は江戸時代後期の創業。七代目水野半次郎さん(68)は「今後も変わらない『民芸』の精神で普段使いの器を作り続けます」と力を込める。後継予定の長男雄介さん(42)は「自分たちは昔ながらの『せともの』を作る砦(とりで)だと考えている。賞をいただけてうれしい」と喜んだ。
昔ながらの手仕事時代に合わせた器
 瀬戸焼では新しく伝えられた磁器を新製焼、従来の陶器を本業焼と呼び分けることがある。瀬戸本業窯の水野さん親子は、創業約二百五十年の歴史を重んじ、今後の展望を描く。
 窯元や製陶所が集まる洞地区の路地を進むと姿を現すのが、昔ながらの趣のある木造の工房「瀬戸本業窯」。屋内に、いくつもの大きなかめなどが並ぶ。粘土を寝かせたり、植物の灰や鉱物などを調合してつくった自社製の釉薬(ゆうやく)を入れたりしているという。
 雄介さんによると、工房の目の前の丘の上で祖先が焼き物を作り始めた。十四連房の大窯があったが一九四九年に解体し、建材を再利用して四連房の登り窯を築いた。全国でも珍しい大きさを誇り大量生産が可能になったという。七九年まで使い、保存してきた窯は九五年に市の有形文化財に指定された。現在はガス窯に移行したが、「ろくろ師」や「絵付け師」ら、六人の専門職人の手仕事による作陶は、従来通りの形態を保っている。
 雄介さんは「昭和初期ごろ、機械化の流れが押し寄せて伝承が危ぶまれた時代に、今でいう『用の美』に注目して全国を巡っていた民芸運動の柳宗悦さんに価値を再確認してもらい、背中を押されたんです」と強調する。風土に根ざした手仕事が生む実用的な器は、民芸ブームの波に乗り、結果として売り上げも伸びた。
 来年四月には敷地内に「瀬戸・ものづくりと暮らしのミュージアム」(通称・瀬戸民芸館)を開所する予定だ。近年、同地区に位置する「窯垣の小径」などを見に来る観光客が増えたため「工房の歴史や製造背景を紹介しながら焼き物の魅力を知ってほしい」と決めた。
 半次郎さんは「この土地の材料を使った器はひと目見れば分かる。核家族向けの大きさの器や和洋両方の料理に合うなど時代のニーズにも応えながら、先人の思いを継いでいきたい」と話す。 (西川侑里)
https://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-337807.html

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リーダーたちが歴史的な国連食料システムサミットで世界的飢餓、気候変動、生物多様性喪失、不平等への取り組みにコミット

2021-09-28 | 先住民族関連
サンスポ 2021.9.27 11:21
AsiaNet 91895(2236)
 【ニューヨーク2021年9月24日PR Newswire=共同通信JBN】初の国連食料システムサミット(UN Food Systems Summit)は、食料システムの変革を通じ国連の17の持続可能な開発目標(SDGs)を実現するための国家的、地域的行動を促進する取り組みの一環として、世界のリーダーを招集した。サミットは世界中の85人超の国家元首からのコミットメントを取り上げた。
 人間がもたらした地球規模の温暖化への「コードレッド(厳戒警報)」を提起した国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC、Intergovernmental Panel on Climate Change)最新報告(https://www.ipcc.ch/assessment-report/ar6/ )を受け、米国政府は気候変動と食糧不安に対処するため100億ドルの拠出を約束した。
 これら資金の半分は、「余剰食料を生産している国も含め、すべての国が栄養を改善し、変動する気候に食料システムを適応させるための措置を講じる必要があるとの認識」の下に国内で投資される。
 COVID-19のパンデミックは、貧困層を最大1億2400万人、栄養不良を約9.9%、それぞれ増加させた。
 ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン(Jacinda Ardern)首相は、同国がIndigenous Peoples' Food Systems Coalition(先住民族の食料システム連合)に参加すると発表し、「先住民族が前進することを援助できるようにすることにコミットしている」と述べた。
 ホンジュラス、サモア、ペルー、フィリピンなど、他の国々は先住民の権利への支援を約束した。
 フィンランドのサウリ・ニーニスト(Sauli Niinist?)大統領は、「われわれはグローバルコミュニティーとして、飢餓を根絶するという約束を果たしていない」と語った。
 バングラデシュのシェイク・ハシナ(Sheikh Hasina)首相は、「すべての人のための高品質食品」に注力する必要性を強調した。同様に、ブルキナファソは自国憲法に食料への権利を含めることにコミットした。
 カンボジアは、ジェンダー平等の推進と若者と女性の雇用機会創出に向け取り組むことを約束した。
 フィジーのジョサイア・ボレンゲ・バイニマラマ(Josaia Voreqe Bainimarama)首相は、「われわれの環境、国民、食料システムが深く織り交ぜられ、相互に持続しているように、われわれの対応は、われわれの将来の世代のために行われなければならない」と述べた。
 アラブ首長国連邦(UAE)は、米国とともに立ち上げたAgriculture Innovation Mission (AIM) for Climate(気候変動のための農業革新ミッション(AIM))を発表した。
 米国のトム・ビルサック(Tom Vilsack)農務長官は、「われわれは天然資源を保護し、気候危機と闘いながら、安全で栄養価が高く、手頃な価格で入手しやすい食品をすべての人々に提供するため、創意工夫の力を使って食料システムを改善する必要がある」と述べた。
 すべての提出文書は公式の概要にまとめられており、すべてのコミットメントはオンラインのコミットメントレジストリに収められている。
 栄養に焦点を当てた9億2200万米ドルの新たな5年間の資金提供も、ビル&メリンダゲイツ財団(Bill & Melinda Gates Foundation)のメリンダ・ゲイツ(Melinda Gates)氏によって発表された。
 ▽メディア関係問い合わせ先
 Katie Taft
 fsscommunications@un.org
 ソース:UN Food Systems Summit
https://www.sanspo.com/geino/news/20210927/prl21092711210072-n1.html

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北海道・アイヌ民族の壮大な世界を体験

2021-09-27 | アイヌ民族関連
日刊にいがたwebタウン情報 2021/09/27 05:09
イベント名:『アイヌ・ユーカラ 中野雅友展』
場所:胎内市美術館
開催日:9月5日(日)〜11月4日(木)
『ユーカラの里』
アイムの伝統文化に魅せられ、アイヌの民族に伝わる叙事詩「ユーカラ」をテーマに55年間描き続けた洋画家・中野雅友の作品展。
アイヌの民族が伝統楽器を奏でる姿や、儀礼の様子を描いた巨大な作品は迫力満点!!
民族衣装や工芸品など貴重な数々もいっしょに展示されています。
ユーカラの世界をぜひ感じてみて。
DATA
『アイヌ・ユーカラ 中野雅友展』
開催期間
9月5日(日)〜11月4日(木)9:30〜17:00
会場名
胎内市美術館
会場住所
胎内市下赤谷387-15
休み
9月21日(火)、月休(9月20日(月)開館)
料金
一般300円、小中生150円
問い合わせ先
胎内市美術館
問い合わせ先
電話番号
0254-47-2288
リンクhttp://www.city.tainai.niigata.jp/kurashi/kyoiku/bunkazai/tainai_art.html
https://news.goo.ne.jp/article/tjn_tjniigata/region/tjn_tjniigata-https_tjniigata.jp_event_202110tainaishimuseum_.html

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タイカ・ワイティティのクライムコメディドラマ「Reservation Dogs」シーズン2制作決定

2021-09-27 | 先住民族関連
映画.com 9/26(日) 19:00配信

 米FXが、「ジョジョ・ラビット」「マイティ・ソー バトルロイヤル」のタイカ・ワイティティと、米オクラホマ出身のネイティブアメリカン、スターリン・ハルジョが共同で脚本を執筆した新ドラマ「Reservation Dogs(原題)」のシーズン2の制作を決定した。
 米Huluで8月9日からシーズン1の配信スタートした本作は、オクラホマのアメリカ先住民居留地に暮らすティーンエイジャー4人(ディファラオ・ウーン・ア・タイ、デバリー・ジェイコブス、ポーリーナ・アレクシス、レーン・ファクター)が、仲間の死をきっかけに盗みを重ねて金を集め、町を出ようとするクライムコメディ。シーズン1は8話構成で、ワイティティとハルジョが制作総指揮を兼ねている。米ハリウッド・レポーターによれば、監督、脚本家、キャスト全員が先住民族にルーツをもつ本作は、放送中のシーズン1が高く評価されていることから、FXは早くもシーズン2への継続にゴーサインを出した。
ハルジョは、「Reservation Dogs(原題)」監督のシドニー・フリーランドがメガホンをとるNetflixの新作映画「Rez Ball(原題)」で脚本を務めており、同作は居留地の高校バスケットボールを描く物語になる。
 ワイティティは、ドキュメンタリー映画「ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦」をもとにした「Next Goal Wins(原題)」(マイケル・ファスベンダー主演)がクランクアップ。「マイティ・ソー ラブ・アンド・サンダー(原題)」(クリス・ヘムズワース主演)が2022年5月6日に全米公開されるほか、新たな「スター・ウォーズ」の長編映画を監督することも決定している。
▽ph
写真:Everett Collection/アフロ
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b7fb33aadf07ad16ddda3d404fa4ffbf54cfd43

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野生のサケを守れ、さまざまな取り組みがカナダで進行中

2021-09-27 | 先住民族関連
ナショナル ジオグラフィック日本版 9/26(日) 9:07配信
 カナダのブリティッシュ・コロンビア州でレストランや土産店へ行くと、あらゆる場所でサーモンを見かける。しかし、シェフや自然保護団体は今、絶滅の危機にあるこの地域のサケを救うには、消費をいったんやめる必要があると呼び掛けている。
 サケの保護に取り組むNPO「太平洋サケ基金(PSF)」のマイケル・メニア氏は「タイヘイヨウサケ属の群れの約半分が何らかの形で縮小しています」と話す。絶滅危惧種に分類されている種もある。世界的に見ても、太平洋サケの漁獲量は2020年、1982年以降の最低記録を更新した。
 太平洋サケの群れを健全かつ強固に保つことは、クマやシャチなどの野生動物、さらには植物を支えることにもなる。それでは、カナダのレストランや自然保護団体の取り組みと、旅行者もできることを紹介しよう。
サケがさらされている脅威
 カナダの最西端に位置するブリティッシュ・コロンビア州の沖合では、常時5種類のサケが泳いでいる。小さくて比較的数が多いピンクサーモン(カラフトマス)や、最も危機にひんしているキングサーモン(マスノスケ)などだ(編注:サケとマスに生物学的な区別はない)。これらのサーモンは多くの場合、州内の山岳部を流れる河川でふ化し、太平洋まで川を下る。海で長い時間を過ごし、成魚になると生まれた川に戻り、産卵して命を終える。そして、また新しいサイクルが始まる。しかし、このサイクルを繰り返すことがどんどん難しくなっている。
 気候変動、汚染、海上の養殖施設からもたらされる病原体、乱獲、産卵地周辺の開発など、サケとその生息地に対する脅威は無数にあり、状況は悪化する一方だ。太平洋サケの資源は長期的に減っており、多くの群れが瀬戸際にある。「野生のサケのためにできる限りのことをしなければなりません」とPSFのジェイソン・ファン氏は語る。つまり、気候変動と闘い、生息地を回復させ、弱った群れを慎重に管理する必要があるということだ。
 サケの崩壊は先住民の文化、そして、サケに直接または間接的に依存しているすべての人、植物、動物に影響を与える。メニア氏によれば、サケは「ブリティッシュ・コロンビア州の動植物130種以上」を支えるキーストーン種(中枢種)でもある。
 生態学者のミーガン・アダムス氏はサケと動植物の共生関係を研究している。アダムス氏によれば、クマが健康に繁殖するためには、サケの栄養が必要だという。そして、クマが食べ残した部分の栄養分を森が吸収する。「サーモンは驚くほど太っ腹です」とアダムス氏は言う。外洋で何千キロも旅した後、「彼らは産卵のため淡水環境に戻ってきます。その生涯を通じて蓄積した海の栄養分をすべて持ってくるのです」
 絶滅の危機にあるシャチもサケに依存している。ブリティッシュ・コロンビア州、米国アラスカ州、ワシントン州の沖合に暮らすシャチは南北2つの群れに分かれており、南の個体群は74頭、北の個体群は約300頭しか残されていない。
 シャチたちはホエールウォッチャーのお気に入りで、1頭当たり毎日約25キロのキングサーモンを食べる。しかし、キングサーモンが希少な存在となり、シャチたちが外洋で狩りに費やす時間が延びたため、科学者やホエールウォッチャーはシャチをめったに見られなくなった。ただし、同じ太平洋沖にやって来る回遊型のシャチは比較的見つけやすい。こちらは400頭の群れで、サーモンなどの魚を捕食するアザラシをはじめとする哺乳類を主に食べる。
 現在は米国とカナダと呼ばれるようになった太平洋岸地域の先住民にとって、サケは常に不可欠なものだった。食用はもちろん、社会的な目的や儀式にもサケが使われる。サケは必要以上に捕らないという考え方を象徴する存在であり、先住民に伝わる漁法は本質的に持続可能だ。民族の歴史や文化との精神的なつながりを意味する伝統として、サーモンの骨を川へ返す儀式を行ってきた先住民族もある。ファーストネーションと呼ばれるカナダの先住民族は今も、数世紀前にヨーロッパ人が植民地化を行ったときに失った漁業権を取り戻そうと戦っている。
食べてもいいのか
 レストランで野生のサーモンではなく養殖のサーモンを注文することは、自然保護を考えた解決策に聞こえるが、おそらくそうではない。
「開放型のサケの養殖施設は太平洋サケに実際にリスクをもたらします」とPSFのアンドリュー・ベイトマン氏は指摘する。野生の魚に寄生虫や病原体がうつることがあるためだ。そのせいで、野生のサケの成長や捕食者から逃れる能力が制限され、結果的に、生存、繁殖が脅かされ、最終的に森を育むことができなくなる。カナダ政府は現在、海上の養殖施設を段階的に廃止しており、最も新しいところでは、バンクーバー島からほど近いディスカバリー諸島で実行された。ディスカバリー諸島の海はシャチの重要な生息地だ。
 開放型養殖施設の負の側面は広く知られるようになっている。カナダ政府は2021年夏、太平洋サケの商業漁業施設の60%を閉鎖。野生の漁獲量を永久的に減らすため、漁業権の買い戻しを進めている。
 地元産のキンムツやギンダラなど、持続可能な魚の料理を提供するレストランも増えている。バンクーバー、ビクトリア、トフィーノ、オカナガン地方といった人気観光地では、何百人ものシェフがシーフードメニューに保全団体が認めた「オーシャン・ワイズ」のマークを付けている。
 オーシャン・ワイズは自然保護の認証する取り組みではないが、漁獲圧力(水産資源に対して漁獲が与える影響の大きさ)が低く、生息地へのダメージや混獲を減らす方法で捕られたシーフードを推奨している。
 さらに一歩踏み込み、サーモンをメニューから完全に外すシェフやホテルも現れている。ブリティッシュ・コロンビア州の温帯雨林グレート・ベア・レインフォレストでは2020年、ニモ・ベイ・ウィルダネス・リゾートがサーモンの提供を取りやめた。シェフのリネア・ルトゥノー氏は現在、ビンナガマグロやスポットエビなど、地元の持続可能なシーフードで料理をつくっている。これまでのところ、宿泊客や近所に暮らす先住民の反応は上々だという。「なぜ河川系の回復が必要なのかを人々に伝える良いきっかけになると受け止められています」
未来につながる漁業を
 陸上の養殖施設が助けになる可能性もある。バンクーバー島の北東にあるブリティッシュ・コロンビア州初の陸上養殖施設クテラでは、紫外線で殺菌した井戸水を絶えず循環させ、タンクでサケを養殖している。ここで育てられたサケは地元の高級レストランで提供されている。
 しかし、陸上養殖施設の収益性は保証されていない。保全生物学者のブレット・ファバロ氏は、陸上養殖施設は「エネルギー集約型で、大量の水を使うため、気を付けなければいけません」と警告する。
「漁業は恐ろしいほどのダメージをもたらすことがあります」とファバロ氏は言う。ただし、「本当の意味で持続可能な活動にもなり得ます」
 つまり、カナダに来て、自分自身で夕食の魚を釣るぐらいは大丈夫ということだ。地元のガイドを雇い、キングサーモンを避け、遊漁許可証に6カナダドル(約520円)を支払えば、サーモンの保護にも貢献できる。有能なガイドは魚の移動パターン、遡上する群れの健全性、そして、持続可能性に関する規則を熟知している。
 一人一人が慎重な選択をすることで、サケが地域のクマやシャチの餌となり続け、豊かな森を育み、いずれ食卓に戻ってくるように手を貸せる。「サーモンは条件さえ整えば回復できることを何度も証明してきました」とファバロ氏は語る。「私たちがサーモンを大切にすれば、サーモンも私たちに恩返しをしてくれるでしょう」
文=JOHANNA READ/訳=米井香織
https://news.yahoo.co.jp/articles/be855e860f864d6cc21442208fa1c17725179b08

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