北海道新聞04/29 19:24 更新
JR北海道の臨時観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」が29日、釧路―塘路間で今季の運行を始めた。あいにくのくもり空だったが、乗客はゆっくりと走る列車から雄大な自然を満喫した。
ノロッコ号は1989年に運行開始。今年は釧網線の全線開通90周年を記念し、90の数字と列車をあしらった特製のヘッドマークを付けて運行するため、釧路駅では記念撮影の列ができた。昨年札幌から転勤し、初めて乗車するという釧路市の会社員橋本雅史さん(38)は「釧路と言えば湿原のイメージがあるので景色が楽しみ」と話していた。
JR釧路支社によると、午前11時6分釧路発の列車には140人が乗車し、乗車率は57%。乗客は野生動物を探したり、アイヌ語に由来する釧路の地名を紹介する観光ガイドの解説に聞き入ったりしていた。
一方、塘路駅では停車の20分余り、乗客が周辺の散策や記念撮影を楽しんだ。同僚11人と乗車した釧路市の会社員小泉吉隆さん(54)は「ミズバショウがきれいでした。湿原の景色はいいですね」と話していた。
ノロッコ号は大型連休中、5月9日まで毎日1往復運行。4月30日は低気圧接近に伴う大雨が予想されることから運休が決まっている。(光嶋るい、森麻子)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/538940
JR北海道の臨時観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」が29日、釧路―塘路間で今季の運行を始めた。あいにくのくもり空だったが、乗客はゆっくりと走る列車から雄大な自然を満喫した。
ノロッコ号は1989年に運行開始。今年は釧網線の全線開通90周年を記念し、90の数字と列車をあしらった特製のヘッドマークを付けて運行するため、釧路駅では記念撮影の列ができた。昨年札幌から転勤し、初めて乗車するという釧路市の会社員橋本雅史さん(38)は「釧路と言えば湿原のイメージがあるので景色が楽しみ」と話していた。
JR釧路支社によると、午前11時6分釧路発の列車には140人が乗車し、乗車率は57%。乗客は野生動物を探したり、アイヌ語に由来する釧路の地名を紹介する観光ガイドの解説に聞き入ったりしていた。
一方、塘路駅では停車の20分余り、乗客が周辺の散策や記念撮影を楽しんだ。同僚11人と乗車した釧路市の会社員小泉吉隆さん(54)は「ミズバショウがきれいでした。湿原の景色はいいですね」と話していた。
ノロッコ号は大型連休中、5月9日まで毎日1往復運行。4月30日は低気圧接近に伴う大雨が予想されることから運休が決まっている。(光嶋るい、森麻子)
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