先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

「ナガイモ組合長」帯広市川西農協の有塚さん死去 十勝の関係者に悲しみ

2025-01-19 | アイヌ民族関連

杉崎萌沼田駿伊藤駿西山花音 有料記事

北海道新聞2025年1月18日 21:24

映画「馬橇の花嫁」の逢坂芳郎監督からインタビューを受ける生前の有塚利宣さん=2023年10月23日(加藤哲朗撮影)

 「農業の先駆者」「生涯現役の人」―。帯広市川西農協組合長の有塚利宣さんが18日に93歳で亡くなった。「ナガイモ組合長」として知られ、農業の発展に力を尽くした。生前に親交があった十勝管内の関係者は、その死を悼んだ。

■若い考え方でリード スマート農業も推進

 「年齢を感じさせない若い考え方で農業界をリードしてくれた」。元JA北海道中央会会長の飛田稔章さん(77)は自身が幕別町農協の組合長に就任した1998年から本格的に付き合うように。「前向きに物事をとらえ、十勝農業をどうけん引するか常に考えていた。全道、全国的に活躍してくれた」としのんだ。

 「有塚さんがいなかったら、十勝農業の姿は今と違っていた」と話すのは、帯広市川西長いも生産組合の小泉裕亮組合長(49)。スマート農業の推進や十勝産ナガイモの宇宙食への採用などを挙げ、「現状に甘んじることなく、常に革新的な取り組みを続け、十勝農業をつくり上げる姿勢だった」と振り返った。

 自ら描く農政を実現するため、政治との距離も縮めた。・・・・・・・

・・・・・・・

 活躍の場は農業だけにとどまらなかった。生前、「自然と共生し、共に助け合うアイヌ民族の精神文化は、今の豊かな十勝農業の礎になった」というのが持論。アイヌ文化を伝承する「帯広カムイトウウポポ保存会」の設立に携わった。長年の功績が評価され、24年に北海道アイヌ協会から感謝状も贈られた。

 郷土の歴史・文化を後世に引き継ぐことにも熱心だった。昭和30年代の十勝の農村の結婚式を題材にした短編映画「馬橇(ばそり)の花嫁」で、当時の風習を証言して制作に協力。同作品の監督で映像作家の逢坂芳郎さん(44)は「優しい雰囲気の方で、昔話でも正確に記憶していた。次の作品を作ろうという時には、また話を聞かせてもらうつもりだった。残念だ」と悲しんだ。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1112621/


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世界の口琴紹介 アイヌ文化伝える 阿寒湖温泉でイベント

2025-01-19 | アイヌ民族関連

シャッジャド円桃 有料記事

北海道新聞2025年1月18日 21:09(1月18日 21:36更新)

ハンガリーの口琴奏者(右から2人目)と口琴体験する参加者たち

 【阿寒湖温泉】舞踊や歌などを通じてアイヌ文化を伝えるイベント「ウタリタリ2025」(釧路市主催)が18日、阿寒湖アイヌコタンで始まった。

 イベントにはアイヌ舞踊だけでなく、口琴奏者や琉球芸能を披露するアーティストも出演した。1日目の18日は藍(あい)染めやアイヌ文様の刺しゅう体験、口琴体験も行われた。アイヌ民族の「ムックリ」をはじめ世界各国の口琴が紹介され、ハンガリーの口琴奏者シラージ・アーロンさんの講演も行われた。

・・・・・・

 2日目の19日は道内外のアーティストによる共演などを予定している。

※「イコロ」の「ロ」は小さい字

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1112602/


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シカ狩りの古来儀式再現 記録映画、東京などで公開 北海道でも上映へ

2025-01-19 | アイヌ民族関連

内山岳志 会員限定記事

北海道新聞2025年1月18日 19:18(1月18日 22:09更新)

映画「鹿の国」の一場面(ヴィジュアルフォークロア提供)

 諏訪湖(長野県)のほとりに立つ諏訪大社でかつて行われていた、シカをいけにえとする儀式「御室(みむろ)神事」の再現に挑んだドキュメンタリー映画「鹿の国」が今月、東京都と長野県で封切られた。角が生え替わるシカを命の循環の象徴としてささげる儀式を通じ、日本古来の野生動物との向き合い方を描いた。儀式は600年前に途絶えたものだが、増えすぎたシカ駆除の必要性が高まっている現在の北海道にも通じる内容だ。

 諏訪大社では冬の3カ月間、少年を穴蔵にこもらせて生き神として祭り、春に75頭のシカをささげて食べながら、豊作を願う舞を奉納していた。映画は文献と周辺に残った祭りから神事を再現し、古代日本の世界観や祈りの原点をみつめる。

 長野出身の北村皆雄プロデューサーは、1986年に美幌峠で行われたアイヌ民族のキツネ送りの儀礼を撮影した映像を修復、再編集し2022年に映画化した経験もある。「北海道では大切に育てたクマやキツネを殺して食べ、カムイの世界に送り返す儀礼がある。命の循環が主題で、通底していると感じる」という。

 ・・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1112577/


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<評伝>強力なリーダーシップ 農業の未来見つめ 帯広市川西農協組合長・有塚利宣さん死去

2025-01-19 | アイヌ民族関連

帯広支社長 石原宏治 有料記事

北海道新聞2025年1月18日 15:22(1月18日 21:16更新)

昨年12月に93歳の誕生日を迎えた有塚利宣さん=2024年12月10日、帯広市川西農協の組合長室

 「農業界のドン」と呼ばれた帯広市川西農協組合長の有塚利宣さんは、93歳で亡くなる最期のときまで農業の発展のため、強力なリーダーシップと政治力を発揮した。

 農耕馬で開拓した時代から最先端のスマート農業まで、自身も農業者として現場を担ってきた文字通りの生き字引だった。「〝官〟主導の他地域とは違い、十勝は〝民〟の開拓でした。薬草、保存食などアイヌ民族に教えを請うて生き延びました。時に十勝モンロー主義とも言われますが、そうした共存共栄、相互扶助の精神が原点なんです」

 私が帯広に着任した昨年4月、初対面の夜に、いきなり時間をかけて説かれ、歴史的背景がストンと身体に入り込んできた。以来、毎週のようにお目にかかっているうち、政府・与党幹部や鈴木直道知事とスマートフォンで内緒話をする場面に何度も遭遇し、その影響力の大きさに舌を巻いた。

 農業王国・十勝で農協の組合長を32年。十勝地区農協組合長会会長は歴代最長の27年になる。ホクレンなど北農五連のトップには「あえて就かないまま、実質的には国内トップクラスの発言力を長年、維持してきた」(関係者)稀有(けう)な存在だった。

・・・・・・・

 弱きを助ける義俠心(ぎきょうしん)を大切にする人でもあった。若き農業委員のころ、借金の肩代わりに売られたアイヌ民族の女性2人を奪還しに単身、東京に乗り込んだ逸話もある。北海道アイヌ協会から昨年、文化振興への寄与で感謝状を贈られると、「過去のどんな表彰よりうれしい」と喜んだ。

 元日に緊急入院。一時は持ち直し、再びの容体悪化までの間隙(かんげき)を縫うように医師の反対を押し切って農協と農協組合長会の会議を立て続けに開催。自分亡き後の意を伝えた。知事や有力政治家にも連絡を取り、農業の展望を語って支援の継続を求めた。

 実は私のスマホにも有塚さんからの8日午後1時過ぎの着信履歴が残っている。「あなたとはいい出会いをさせてもらった。ありがとう」。お別れの電話に言葉を失った。

 散り際まで見事な方だった。精神的な支柱を失った十勝がこれまで通り「一丸となって」いられるかが問われる。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1112511/


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資源開発による森林破壊が先住民の生活を脅かしている/西原智昭氏(FSCジャパン事務局長)

2025-01-19 | 先住民族関連

ビデオニュース /18(土) 20:41 

第28回のセーブアースは、資源開発による森林破壊が森の中で生活を営んできた先住民に与える影響をテーマにお送りする。

 熱帯林は東南アジア、南米アマゾン、赤道直下のコンゴ盆地の3カ所に存在する。今回ゲストに迎えたFSCジャパン事務局長の西原智昭氏は、コンゴ盆地の熱帯林の保全に長年取り組んできた。FSC(日本森林管理協議会=Forest Stewardship Council)は森林の管理や加工・流通過程が適切に行われていることを認証する国際的な非営利団体で、そこが発行するFSC認証マークは、環境や動植物が保護され、地域社会や労働者の権利が尊重された持続的な森林管理が行われていることを証明する意味を持つ。

 西原氏が長年保全活動に携わってきたコンゴ盆地の熱帯林は、絶滅危惧種に指定されているマルミミゾウが生息する自然豊かな美しい森林だ。そしてその森林の中で生活を営んできたのがピグミーと呼ばれる人々だ。本来ピグミーという言葉は蔑称だが、現地の人々もピグミーを自称していることから、番組中では限定的にピグミーという言葉を用いることとする。

 ピグミーの人々は、数週間から数カ月一定の場所に定住しては別のところへ移動することを繰り返す半遊動生活を送ってきた。そのような生活形式は環境という観点から見れば、定住していた環境への負荷が増大するにつれ定住場所を変え、再び元の場所に戻ってくるときには自然環境が回復しているというサスティナブル(持続可能)なものだ。ピグミーの人々は、持続可能性をめぐる様々な標語が飛び交う遥か以前から、持続可能なライフスタイルを実践してきた。

 彼らは1日数時間採集すれば食べるものには困らないため、それ以外の時間は遊んだりヤシの樹液が自然発酵してできたお酒などを飲んで暮らしてきた。西原氏がピグミーの人々に聞いたところでは、これまで一切自殺者は出ていないという。彼らは貨幣経済や文明世界の外にいながらにして、とても豊かな生活を実現してきた。

 しかし、ピグミーの人々の生活が今、資源開発や農園開発に伴う森林伐採のために危機に瀕している。特にコンゴは特産物が無く、国内の森林や鉱物資源を開発し、そこに税金をかけることで国の経済を成り立たせているため、国をあげて積極的に森林開発を進めている。森林が開発されると、森の中で半遊動生活を送ってきたピグミーの人々は、森の外に追い出され定住を余儀なくされる。

 森林から離れることで、森林で暮らす中で培われてきた様々な身体的な技法や認知能力は次々と失われていく。そうした能力を持った人々がいなくなれば、森林に関わる調査研究やエコツアーや密猟者の追跡が困難になってしまう。また学校教育においても、ピグミーの子どもたちが定住民の子どもたちから差別を受けたり、フランス語を学ぶことで部族の言葉が失われてしまう。学校教育の外で様々な能力や技法を培い、その中で支障なく生活を営んできたピグミーの人々の文化が失われてしまう。

 西原氏は、アフリカと日本が資源という点において強いつながりを持っていることを指摘する。例えば、われわれが日々使っているパソコンのバッテリーには熱帯林を伐採して採掘されたレアメタルが使われている。われわれが便利な生活を享受する裏で、資源開発に伴う環境破壊と、それに伴う先住民の人権問題が発生しているのだ。

 コンゴの熱帯林のなかでピグミーの人々が営んできた生活がどのようなもので、その生活に森林破壊がどのような影響を与えているのかなどについて、日本森林管理協議会事務局長の西原智昭氏と環境ジャーナリストの井田徹治、キャスターの新井麻希が議論した。

【プロフィール】

西原 智昭 (にしはら ともあき)

FSCジャパン事務局長

1962年神奈川県生まれ。89年京都大学理学部卒業。94年京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。理学博士。専門は人類学、生物多様性保全。89年、京都大学調査隊としてコンゴ共和国に渡り、98年より国際野生生物保全協会(WCS)自然環境保全研究員(コンゴ共和国支部、ガボン支部)。2024年より現職。星槎大学、立教大学等の非常勤講師を兼務。著書に『コンゴ共和国 マルミミゾウとホタルの行き交う森から』など。

井田 徹治(いだ てつじ)

共同通信編集委員兼論説委員 環境・開発・エネルギー問題担当

1959年東京都生まれ。83年東京大学文学部卒業。同年共同通信社入社。科学部記者、ワシントン特派員などを経て2010年より現職。著書に『ウナギ』、『生物多様性とは何か』、『データで検証 地球の資源』など。 

新井 麻希(あらい まき)

キャスター

1982年東京都生まれ。2004年慶應義塾大学法学部卒業。05年TBSテレビ入社。アナウンス部を経て10年よりフリー。

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(本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは当該番組をご覧ください。)

https://news.yahoo.co.jp/articles/81ba6f5516045e251dd3f5ce670161f608208526?source=rss


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アイヌの歌人~編集余録

2025-01-19 | アイヌ民族関連

十勝毎日新聞 2025/01/18 14:00

 昔、アイヌ音楽を研究していた義兄と、市内伏古の「日新会館」に行ったことがあった。その日はアイヌの人たちが歌や踊りの稽古をする日だったのだ。熱い茶を頂き、参集者と一緒になって「鶴の舞」(サルロン・...

●この記事は会員限定です。

https://kachimai.jp/article/index.php?no=624542#google_vignette


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巳年の始まりに見たい!ミステリアスさ際立つ…“蛇”がタイトルに入ったサスペンス&ミステリー作品

2025-01-19 | 先住民族関連

Rエンタメディア / 2025年1月18日 12時0分

2025年の干支は巳(み)。十二支の動物では蛇だ。蛇は、七福神の一人である弁財天の使者といわれ、脱皮することから再生や成長、繁栄の象徴とされるなど、古くから縁起のいい生き物と伝わる。その一方で執念深い生態や、見た目や動きもあって、怖い、不気味という印象も強い。そこで今回は、怖いイメージにちなんで、“蛇”がタイトルに入ったサスペンスorミステリー映画を3作品紹介!

●蛇の道(2024年)

鬼才・黒沢清監督が哀川翔と香川照之の共演で1998年に劇場公開した作品を、フランスに舞台を移してセルフリメイク。新たに主演に迎えたのは柴咲コウだ。8歳の娘を何者かに殺されたアルベール(ダミアン・ボナール)は、偶然出会ったパリで心療内科医をしている小夜子(柴咲)の協力を得て犯人探しに没頭し、復讐に燃える。事件に絡む元財団の関係者たちを拉致監禁していくが、やがて思いもよらぬ真実が浮かび上がる。メインビジュアルにも使われた小夜子とアルベールが黒色の物体を運ぶ姿。その物体は、寝袋に入れた拉致した男だ。引きずったあとに倒れた草でできる道は蛇が通った跡のよう。そんななかで次第に疑問として大きく膨らんでいくのが、小夜子がなぜ復讐に協力するのかということ。謎めいた小夜子が不意に見せる冷たい目つき。“蛇に睨まれた蛙”という比喩があるが、見ているこちらもすくんでしまう冷たさなのだ。公式のインタビュー動画で、柴咲を起用した理由について「目つきがいい」と語った黒沢監督。その目つきがミステリアスさに拍車をかけてもいるし、残忍な行動をする狂気や怖さが醸し出されている。小夜子の内に“蛇”がいるということなのか…。小夜子の患者である芳村(西島秀俊)、日本に住む小夜子の夫・宗一郎(青木崇高)との様子も謎に満ちながら、衝撃的なラストへと向かう。

●虹蛇と眠る女(2015年)

ハリウッドで活躍するニコール・キッドマンが25年ぶりに母国のオーストラリアで主演した本作。「Strangerland(見知らぬ大地)という原題から変更された邦題は、劇中に登場するオーストラリアの先住民族アボリジニの伝説から。ある事情から砂漠地帯の小さなまちに引っ越してきたキャサリン(ニコール)とマシュー(ジョセフ・ファインズ)だが、満月の夜に2人の子どもたちが姿を消す。すると、キャサリンたちの家に出入りしていた青年の甥であるアボリジニの少年が「虹の蛇が飲みこんだ。歌えば戻ってくるよ」と言うのだ。虹の蛇が登場する神話はオーストラリア以外にもあるそうで、創造神であったり、生物にとって大切な雨を降らせる力があると考えられたり、神聖な存在。それにちなんでか、俯瞰(ふかん)のカメラワークで映し出される広大な大地には、道なのか木々の連なりなのか分からない風景が広がり、それがまるで蛇が地を這った跡のように見えてくる。それとともに、子どもたちが出会った青年のタトゥー、姿を消した長女が書いた日記にあった「蛇に乗ろう」という一文、子どもたちを探すキャサリンが驚いた蛇の死骸と、ところどころで“蛇”が存在感を放ち、不穏な雰囲気を帯びて、心理サスペンスとしてキャサリンが抑えていた内面にフォーカスしていくことに。ニコールの体当たり演技に目を見張る。

●蛇に濡れる女(2022年)

最後は、ロシア発の作品。性に奔放な女性監察医が主人公のミステリーだ。ある夜、ドライブ中に全裸の女性を保護した監察医のリザ(ルケリヤ・イリヤシェンコ)は、出会ったばかりのその女性と肌を重ねてしまう。後日、検死に向かうと、保護した女性が亡くなっていた。首には絞められた跡、体内から見つかった強力な筋弛緩剤、そして胸部に焼き付けられた建物の写真。担当刑事と共に事件解決に向けて奔走するが、同じ状況の殺人が連続し、犠牲者はいずれもリザが肉体関係を持った相手だった。官能的描写と謎が絡み合う展開。それを表すかのように2匹の蛇が不気味に絡み合う映像が差し込まれる。原題の『ОДЕРЖИМАЯ』は「取りつかれた、執着」という意味で、蛇のイメージにも通じるが、視覚ではっきりと示される姿、体をくねらせる動きに加え、ウロコが規則的に連なった体表の艶やかさがゾクッとさせる。その不穏さに隠された真実がじわじわとわき出ていく。

(文・神野栄子)

https://news.infoseek.co.jp/article/rakutentv_28115/


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千歳4地区の遺跡紹介 埋蔵文化財センターで企画展

2025-01-18 | アイヌ民族関連

柳沼雅貴 有料記事

北海道新聞 2025年1月17日 22:49

勇舞や桜木、自由ケ丘、長都で発掘された遺跡が並ぶ「あなたのそばの遺跡たち」

 【千歳】市内367カ所にある、旧石器や縄文など各時代の遺跡を地区ごとに紹介する企画展「あなたのそばの遺跡たち」が、市埋蔵文化財センター(長都)で開かれている。今回は、勇舞や桜木、自由ケ丘、長都の遺跡で見つかった出土品や調査時の写真などを展示している。

 同センターの主催で、2020年に始まった。4回目の今回は、4地区9カ所の遺跡が対象で、約2万年前の旧石器時代の石器や、縄文時代中期の三角形土製品、アイヌ文化期の儀式用太刀など331点が並ぶ。

 ・・・・・・

 3月26日までで、入場無料。開催時間は平日と第2日曜の午前9時~午後5時。問い合わせは同センター、電話0123・24・4210へ。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1112434/


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藤戸さん製作の長老像、白老・ウポポイで展示

2025-01-18 | アイヌ民族関連

武内敦貴 有料記事

北海道新聞 2025年1月17日 21:51

国立アイヌ民族博物館に展示されているイランカラプテ像

 【白老】アイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」内の国立アイヌ民族博物館で、北海道を代表するアイヌ民族の木彫家、藤戸竹喜(ふじとたけき)さん(1934~2018年)が制作した「イランカラプテ像」(高さ約2メートル)が展示されている。

 この作品はアイヌ民族の長老を等身大で表現し、・・・・・・

・・・・・

観覧無料だが、ウポポイの入場料が必要。問い合わせはウポポイ、電話0144・82・3914へ。

※「イランカラプテ像」の「プ」、「札幌大学ウレシパクラブ」の「シ」はともに小さい字

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1112399/


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おいしい&ヘルシー 新たな北海道名物“エゾシカ肉”を味わおう

2025-01-18 | アイヌ民族関連

会員限定記事

北海道新聞 2025年1月17日 10:00

 「硬くて臭みが強そう」―。いえいえ、今どきのエゾシカ肉はひと味違います。徹底した衛生管理や適切な処理が行われており、すっかり〝おいしいお肉〟の仲間入り。専門店も年々増え、さまざまな調理方法でバラエティー豊かなメニューを提供しています。そんなエゾシカ肉を気軽に楽しめるお店を紹介します。(ライター・山下恭平)

希少部位も味わえる猟師直営店

「ジビエ料理 Natural」

【中央区】昨年6月にオープンしたジビエ専門店。根室管内別海町「ジビエ工房 山びこ」の直営店で、オーナーの小林清悟さん自ら狩猟、処理、加工の全工程を行っています。

 エゾシカのタンやハツなど、一般の流通にはなかなか乗らない希少部位も提供するほか、エゾシカ肉を使ったしゃぶしゃぶ、ユッケ、ギョーザなどもあります。

 中でも人気は鍋料理。冬にぴったりの辛みそスープに絡むようにスライスしたエゾシカ肉と、大ぶりにカットした野菜がたっぷり。トッピングには、エゾシカの「ホルモン」(800円)がおすすめ。脂の甘みがスープに溶け込み、シカのうまみがより濃厚に感じられます。

「ジビエ料理 Natural」

 札幌市中央区南6条西3丁目ジョイフル酒肴小路4階、電話090・9050・4844、午後5時~午前0時(ラストオーダー午後11時半)、月曜休み

シカ肉とクマ肉の食べ比べも

「海空のハル」

【中央区】アイヌ文化をテーマにした居酒屋。なめろうに似た「チタタプ」や、タラの肝から抽出した油を加えた「オハウ」(汁物)などの伝統的なアイヌ料理を、現代人の口に合うように食材や調理法をアレンジして提供しています。

 人気1位のメニューは、クマ肉とエゾシカ肉の2点盛り。それぞれの肉質に合わせて低温調理しており、食感はしっとり、赤身肉のうまみをじっくり引き出しています。

 クマはしっかりとした肉質で、しょうゆと酢をベースにした特製だれとの相性が絶妙。シカ肉はやわらかくジューシーで、シンプルに塩で食べると、シカ肉本来の味わいが堪能できます。

 個室がメインのお店なので、事前の予約がおすすめです。

.アイヌ民族の住居「チセ」を再現した個室(要予約)は、専門家の監修が入った本格的なつくり

「海空のハル」

札幌市中央区南4条西5丁目F-45ビル地下1階、電話011・231・6868、午後5時~11時(ラストオーダーはフード午後10時、ドリンク午後10時半)、日曜休み(不定休あり)

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https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1110517/


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【プレビュー】「ウイマㇺレプンカ サンタン交易と蝦夷錦」国立アイヌ民族博物館(北海道)で3月15日から サンタン交易がもたらした文化の流れにせまる

2025-01-18 | アイヌ民族関連

美術展ナビ 2025.01.17

アヌココㇿアイヌイコロマケンル(ウポポイ内、北海道白老町)で、3月15日から5月18日まで第8回テーマ展示 「ウイマㇺレプンカ サンタン交易と蝦夷錦」が開催されます。

北海道や樺太(サハリン)、ロシア極東地域の先住民族は、17~19世紀にかけてサンタン交易と呼ばれるネットワークを通じて様々なモノを流通させ、その交易ルートは「北東アジアのシルクロード」とも呼ばれています。このネットワークを通じてもたらされた代表的なものが、中国の官服である蝦夷錦・サンタン服やその反物です。本展示では、その蝦夷錦・サンタン服を中心に、ガラス玉や銭貨など、アイヌ文化にもたらされた中国製品と他の先住民族との交流について紹介します。

※ ウイマㇺレプンカはアイヌ語で「舟で海を越えて交易に行く」という意味です。

ウイマㇺレプンカ サンタン交易と蝦夷錦

会場:アヌココㇿ アイヌ イコロマケンル 国立アイヌ民族博物館 2階特別展示室(ウポポイ内、北海道白老郡白老町若草町2-3-1)

会期:2025年3月15日(土)~5月18日(日)

開館時間:

9:00~17:00 [3月15日(土)~30日(日)]

9:00~20:00 [4月26日(土)~5月6日(火)]

9:00~18:00 [4月1日(火)~25日(金)、5月8日(木)~18日(日)]

※ ウポポイ(民族共生象徴空間)への入園は閉園1時間前まで。博物館入館は閉館30分前まで。

休館日:月曜日(祝日または休日の場合は翌日以降の平日)

※ 4/28(月)・5/5(月)・5/6(火)は開館※ 5/7(水)は休館

入館料:ウポポイ(民族共生象徴空間)入場料に含まれます。

一般 1,200円/高校生 600円/中学生以下無料

詳しくは博物館のテーマ展示ウェブサイト

全4章の多角的な視点でサンタン交易にせまる

展覧会は全4章で構成されています。「第1章 サンタン交易とは?」では、17~19世紀に「北東アジアのシルクロード」とも呼ばれたサンタン交易の歴史的背景とその重要性を紹介します。

国指定重要文化財 カラフトナヨロ 惣乙名文書(ヤエンコロアイヌ文書)(北海道大学附属図書館蔵)

続く「第2章 蝦夷錦を運んだ舟と橇」では、蝦夷錦・サンタン服を運搬した舟や橇などの交通手段を解説します。また、交易のルートとなった場所の現代の様子を映像で紹介します。

イタオマチㇷ゚ 板綴舟(模型)(当館蔵)

「第3章 色いろな蝦夷錦・サンタン服」では、衣服として残る蝦夷錦や、衣服以外の形で作られた蝦夷錦、そして古文書や絵画に記録された蝦夷錦を紹介します。

笏入れ(当館蔵)

最終章となる「第4章 ガラス玉と銭貨」では、サンタン交易を通じてもたらされ、首飾りや装身具としてアイヌ文化に取り入れられたガラス玉と、それらが果たした役割を紹介します。

ニンカリ 耳飾(当館蔵)

会期中は講演会やクロストーク、ギャラリートークも充実しており、展示以外の面でも詳しく交易の内容をひも解く場が設けられています。民族間の文化がどう行き来したのか、これを機にその歴史に触れてみてはいかがでしょうか。

https://artexhibition.jp/topics/news/20250115-AEJ2559238/


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【東京都板橋区】樺太アイヌなどの北方諸民族の生活を学べる貴重な展示会

2025-01-18 | アイヌ民族関連

東京都板橋区 2025年1月17日 15時02分

区立郷土資料館で「樺太紀行~徳丸の人類学者と樺太の北方諸民族~」開催

板橋区教育委員会は、令和7年1月18日(土)から3月16日(日)まで、区立郷土資料館で、板橋区に縁のある人類学者、石田収蔵(いしだ・しゅうぞう)にまつわる特別展「樺太紀行~徳丸の人類学者と樺太の北方諸民族~」を開催します。

かつて板橋区徳丸に暮らしていた石田は、東京帝国大学(現東京大学)で人類学を学び、明治後期から昭和初期まで活躍した人類学者でした。大正9年(1920)に、現在の東武東上線東武練馬駅周辺に居を構え、徳丸を拠点に様々な地を調査しました。明治後期から昭和初期にかけては、樺太の先住民族のうち、樺太アイヌ、ウイルタ、ニヴフの調査に出かけたことが葉書や写真から判明しています。

特別展では、石田の功績について紹介するほか、彼が当時の北方諸民族からの聞き取りやその風習が記録された直筆ノートや、国立民族学博物館・静岡市立芹沢銈介美術館が所蔵する民族資料や、公益財団法人アイヌ民族文化財団が所蔵する石田が撮影した写真など、当時の北方諸民族の生活がわかる資料の展示、区学芸員によるギャラリートークなどを実施します。

トナカイの皮でできた財布

板橋区郷土資料館の学芸員は、「本展覧会を機に、板橋区の郷土について理解を深めていただくだけでなく、多文化を学び尊重、相互理解するきっかけを築くことができれば幸いです」と話しています。

イベント概要

令和6年度特別展「樺太紀行~徳丸の人類学者と樺太の北方諸民族~」

  • 期間:令和7年1月18日(土)~3月16日(日)
    ※月曜休館。ただし2月24日(休・月)は開館し25日(火)休館
  • 場所:板橋区立郷土資料館(板橋区赤塚5-35-25)
  • 開館時間:9時30分~17時 (入館は16時30分まで)

同時開催イベント

  • 学芸員によるスライドトーク(各日13時30分~14時30分、無料、申込不要、先着30名)

 2月2日(日)「石田収蔵と樺太調査の絵葉書たち」

 2月22日(土)「石田収蔵と樺太調査の野帳」

 3月8日(土)「石田収蔵が見た明治・大正の板橋徳丸」

  • 学芸員によるギャラリートーク(各日14時~14時30分、無料、申込不要)

 1月18日(土)、2月15日(土)、3月16日(日)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000129038.html


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アイヌ語話者育成に予算 紙議員質問主意書 政府が答弁書

2025-01-18 | アイヌ民族関連

赤旗 2025年1月17日(金)

 石破内閣は7日、日本共産党の紙智子参院議員が提出した「アイヌ施策推進法の見直しに関する質問主意書」に対し、アイヌ語話者の育成のための予算確保に努力することなどに言及した答弁書を決定しました。

 アイヌ民族は、明治以降の同化政策によって土地や資源を奪われ、強制移住や文化、言語の否定を強いられ、民族の権利も奪われるなど生活基盤を根底から破壊され、差別と偏見の中で生活苦が何世代も連鎖し、生活環境や進学などでも格差に苦しんでいます。

 アイヌ施策推進法の施行から5年がたつもとで、政府は「見直しの議論をスタートさせた」としています。紙氏は質問主意書で「どのような形で意見交換、意見集約を進めるのか」「差別や偏見の解消に向けた措置をどのように行ったのか」と質問。答弁書は、北海道や東京で意見交換会を開催したとして、「引き続き意見交換会を開催するとともに、アイヌ施策推進法の施行状況や今後、講ずる措置について検討を行い、アイヌ政策推進会議に報告する」「アイヌの歴史や文化に関する教育活動の推進、各種人権啓発活動や相談などを実施している」と説明しました。

 言語は文化の基盤であることから、質問主意書は、アイヌ語を母語とする話者を緊急に育成するための計画や予算を明らかにするよう求めています。答弁書は「文化庁においてアイヌ語アーカイブの作成、アイヌ民族文化財団を通じたアイヌ語の指導者や話者の育成などを進めるための予算の確保に努めたい」と回答。2025年度予算案にはアイヌ語の話者育成予算が初めて盛り込まれました。

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik24/2025-01-17/2025011702_05_0.html


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「ウポポイ」で平取町の森を守る取り組みなど紹介する催し

2025-01-18 | アイヌ民族関連

NHK 01月17日 19時07分

アイヌ文化とゆかりのある日高の平取町で引き継がれてきた、森を守る取り組みなどを紹介する催しが、アイヌ文化の発信拠点「ウポポイ」で開かれています。
会場では平取町で引き継がれてきた森を守るための取り組みなどが大型モニターで紹介されていて、「村の神」と呼ばれるシマフクロウを守るために巣箱を作っている様子のほか、森の樹木を使って工芸品を作る文化を次の世代へ継承しようとするアイヌの人たちの思いがインタビューで語られています。
このほか漁などに使った丸木舟や樹皮から作った糸で織られた反物も展示され、平取町にいまも息づくアイヌ文化を知ることができます。
催しを主催した平取町アイヌ文化振興公社の木村美咲主任は「過去のアイヌ文化だけではなく、いまのアイヌの人たちがどんなことをしているのかをこの展示で知って楽しんでほしい」と話していました。
催しは胆振の白老町にあるアイヌ文化の発信拠点、「ウポポイ」で今月29日まで開かれています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/sapporo/20250117/7000072685.html


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展示「動物の毛皮に触ってみよう」開催のお知らせ

2025-01-18 | アイヌ民族関連

国立極地研究所 2025/01/17

昨年の展示の様子

ArCS II沿岸環境課題が協力するイベント「動物の毛皮に触ってみよう-アイヌ民族と北方先住民族の毛皮利用を知る・触る-」が、昨年に引き続き北海道白老町の国立アイヌ民族博物館  にて開催されます。
北海道、シベリア、カナダ、グリーンランドの毛皮に触れたり、罠や猟具の模型を見たり体験することで、各地の毛皮の利用方法の違いやその背景にある民族同士の交流の歴史などを知ることができます。

開催概要

イベントの詳細はこちらのページ(国⽴アイヌ⺠族博物館)  をご参照ください。

  • 日時:2025年2月8日(土)・9日(日)10:00-15:00
  • 場所:国⽴アイヌ⺠族博物館 1階 交流室A(北海道白老郡白老町若草町2丁目3番1号)
  • 対象:関心のある方はどなたでもご参加いただけます
    ※参加無料(別途、入場料が必要となります)
  • 主催:国⽴アイヌ⺠族博物館

•協力:北極域研究加速プロジェクト(ArCS II)沿岸環境課題
   北海道立北方民族博物館

https://www.nipr.ac.jp/arcs2/info/2025-01-17-1/


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