先住民族関連ニュース

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米たばこ会社と州政府との和解案が暗礁に

2011-07-31 | 先住民族関連
ウォールストリートジャナル 2011年 7月 30日 10:02 JST

米国州政府と大手たばこ会社との間で争点となっている売上高からの71億ドルの支払いに関する和解案を多くの州検事総長が拒否し、最終合意が難しくなっている。関係筋が明らかにした。
 1998年の歴史的な和解合意に基づき、アルトリア傘下の米国フィリップモリスや他の大手たばこ会社は毎年46州に賠償金を支払っているが、その支払金をめぐって長らく続いてきた係争を解決するための提案をニュージャージー州、ユタ州、ミズーリ州などを含む数州が拒否した。
 この提案では、大手たばこ会社が州に対して保留している、あるいは1998年の協定の下、異議を申し立てている資金のうち約20億ドルを回収できる。しかし、覚書によると、最終合意に至るには、一定数(クリティカルマス)の州の支持が必要だ。
 ユタ州のキャシー・キンスマン検事総長補佐は取材に応じ、たばこ業界の市場シェアにおいて過半数を占める諸州が提案を拒否したと語った。ただし、実際何州が拒否したかは明らかにしなかった。
 大手たばこ会社は、2003年から2010年の売上高に対して71億ドルを支払う必要はないと主張してきたが、その係争を解決するため、今年に入り、たばこ会社と十数州が暫定合意に至っていた。
 これらのたばこ会社は、1998年合意の当事者となっていない小規模のたばこ会社からは州政府は十分な支払いを徴収しておらず、その結果市場シェアを失ったと主張していた。2003年分の支払いをめぐって係争中の11億ドルについては現在調停中だ。
 暫定合意では、財政難の州政府は係争中の金額のうち数十億ドルを回収する。また、1998年の和解の当事者でない小規模のたばこ会社から料金や税金を徴収する方法についても規制を改定する。先住民族の一部は、部族が所有するたばこ会社に不公平な負担がかかるとして同案を批判していた。
 ユタ州のキンスマン検事総長補佐は、ユタ州が同案に反対したのは一部、新規制が必要になれば州政府と先住民族との関係が悪化するおそれがあるためだとした。
 たばこメーカーと州政府とのこの交渉は、州の財源としてのたばこ収入の重要性を浮き彫りにしている。カリフォルニア州、ニューヨーク州、オハイオ州を含む少なくとも12州がたばこ訴訟の和解金を裏づけとした何十億ドルもの地方債を発行している。
記者: David Kesmodel
http://jp.wsj.com/Business-Companies/node_281982

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睡眠を学習 寝かせない!?大学講義人気

2011-07-31 | 先住民族関連
東京新聞 2011年7月30日

 睡眠を科学と文化の両面から研究し、よりよい眠りへと導こうとする新しい学問分野が学生たちに人気だ。背景には、快適な眠りを遠ざける若者たちの生活の変化もあるようだ。 (安食美智子)
 「世界ではどんな夢を見るのでしょうか」。東京都豊島区の立教大学で、豊田由貴夫同大観光学科教授(文化人類学)の授業が始まった。この日のテーマは「夢の民族誌」。
 スライドで世界地図が映し出され、民族による夢のとらえ方の違いが映像とともに紹介されていく。夢の中で足をけられると、目覚めた後も足が痛いと感じるオーストラリアの先住民、夢を体から離れた魂の体験と信じるパプアニューギニアの民族、悪夢除けの網「ドリームキャッチャー」を使うネーティブアメリカン…。
 授業は毎回、異なるテーマで半年間に十一回行われる。講師陣は、眠りを多面的に研究することで、暮らしの質を向上させようと昨年九月、設立されたNPO法人「睡眠文化研究会」の会員が中心。二百六十八人の定員に約一・三倍の三百四十四人が受講を希望し、抽選となった。
 同研究会事務局長で、睡眠改善インストラクターの鍛治恵さんが担当した授業では、「眠りのよそおいとしつらい」をテーマに、日、韓、米の寝間着を比較し、それぞれの国の睡眠環境を紹介。
 「寝室地図」と称して、部屋の中の寝る位置や、そばに置く物などの事例を集めて研究している武庫川女子大(兵庫県西宮市)の藤本憲一教授(メディア環境論)は、そばに置く物や就寝前の行動をいくつかのパターンに分類し、性格が表れることなどを解説した。
 受講した同大一年、安富めぐみさん(18)は「夢という身近なものを、地図や映像で視覚的に学ぶことができる」。同四年、西山範彦さん(21)は「睡眠と体温変化の関係が分かり、生活に取り入れている」と話す。
 同研究会の会員らは京都大学と放送大学でも同様の授業を実施。京大でも二百四十五人の定員に二倍を超える五百三十人の受講希望者が殺到した。睡眠というテーマの身近さと、幅広い学問分野からなる授業構成が人気の理由のようだ。
 さらに、藤本教授は学生が睡眠に関心を向ける理由をこう分析する。「メールの返信やブログの更新といった作業に追い立てられ、睡眠がおろそかになっている。早寝早起きが大事だと分かっていながら、現実とのギャップが深く、埋めようがない危機感がある」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2011073002000063.html

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【白老】白老牛バーガーなど食のまち白老の味覚集結

2011-07-31 | アイヌ民族関連
 「グルメ&マルシェ」8月6、7日開催
(苫小牧民報 2011年 7/30)

 白老牛バーガーやサラ貝カレーなど、食のまち白老の味覚が集結する「まるごとしらおいグルメ&マルシェ」が8月6、7日、ポロト湖畔特設会場で初開催される。
 今年度、町と町内の各経済団体が商業・観光活性化対策として進める4大事業のうち、今月8日に大町商店街で開いた「はしご酒大会」に続く第2弾のイベント。
 会場には観光客に大人気の白老牛バーガーをはじめ、白老特産のサラ貝を使ったしらおいシーフドカレー、白老牛サイコロステーキ、前浜産のイカを使った虎杖浜地獄焼き、アイヌ民族の伝統食「ペネイモ」、ホッキ飯、地元店の人気スイーツなど11店舗が出店。花卉(かき)や地元の家庭菜園などで育てられたスイカ、メロン、野菜を格安で販売するトラック市も同時に開かれる。
 もう一つの目玉イベントが、白老バーガー&ベーグル(B&B)の販売20万個達成記念企画。B&Bは現在、町内15店舗で40種類以上が販売されており、実施初年度の2007年度からの累計売り上げ個数は今年6月末で約19万3000個。6日の記念式典では、〝20万個目〟の購入者を1人選び、町内のB&B提供店全てで利用できる無料券、白老牛すき焼き肉1万円相当を贈る。
 ほかにも、白老牛・虎杖浜たらこ・温泉入浴剤などの「白老満喫セット」、B&B各店食事券が当たる抽選会、白老牛ハンバーガーの早食い大会(1日2回、参加費500円、各回5人限定)など楽しい催しを企画している。
    日程は6日が正午から午後7時。7日が午前10時から午後4時。現在、町産業経済課では、会場内で1100円分の買い物ができる商品券を1000円で販売している。問い合わせは同課 電話0144(82)6491。
http://www.tomamin.co.jp/2011s/s11073002.html

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まつり期間圧縮し、濃密に 弟子屈

2011-07-31 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 07/30 15:00)

【弟子屈】川湯温泉街の夏を彩る「湯のまち川湯源泉まつり」(実行委主催)が8月1~16日、川湯神社境内で行われる。例年、1カ月以上のまつり期間を初めて短縮し、イベントを集中的に行って集客を図る。
 同まつりは2004年にスタート。これまで7月中旬から8月下旬にかけて行っていたが、関係者から「期間が長すぎて、イベントの雰囲気が薄まっている」との声が上がっていた。今回、主催を摩周湖観光協会から実行委に変更したのを機に期間も見直した。
 内容は、これまでを踏襲。時間は連日午後7時半から同9時半までで、会場には露店が出店。町内のアイヌ民族らでつくる「ウポポ」が、古式舞踊をステージで披露するほか、足湯巡りスタンプラリーなどを行う。(青山宏之)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/308771.html

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【BOOKほっかいどう】すべてを明日の糧として 

2011-07-30 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2011年07月29日

■すべてを明日の糧として  今こそ、アイヌの知恵と勇気を
 宇梶 静江《著》
■自然と人間への愛伝える
 浦河出身のアイヌ民族である著者は、1973年に「東京ウタリ会」(現・関東ウタリ会)を創設した。古布絵(こふえ)作家としても活躍し、アイヌ文化伝承の功績で今年、吉川英治文化賞を受賞。エネルギーに満ちた半生の自伝エッセーだ。
 アイヌ解放運動家として知られる著者だが、子ども時代からの揺れる心の軌跡がつづられる。貧しい生活と周囲からの差別に立ち向かうものの、当時は「アイヌはなぜ貧しく、差別されるのか」を学べる本も教えてくれる人もいなかった。
 仕事を求めて移り住んだ東京で和人の男性と結婚。アイヌを表に出す必要のない生活の中、抑えていた「アイヌとして生きたい」思いが噴き出し、新聞に同胞の連帯を呼びかける投書が載ったことが民族解放の運動へとつながっていく。
 自然を敬い、命を大切にし、困った人を助ける。著者が親から受け継ぎ実践する“アイヌの生き方”は、今の時代にこそ必要な普遍的な価値観だ。友に語りかけるような飾り気のない文章からは、著者の強さと、自然と人間に対する愛の大きさが伝わる。「何もおそれるな。ひとりひとりが輝くいのち」という呼びかけが心に響く。
(清流出版・1785円)
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000861107290001

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【白老】飛生芸術祭2011 9月11日から1週間開催 竹浦の飛生アートコミュニティーで

2011-07-30 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2011年 7/29)

 若手芸術家たちの創作空間「飛生アートコミュニティー」(白老町竹浦)の祭典「飛生芸術祭2011」が9月11日に開幕する。3年目を迎える今回は、これまで1日だけだった開催期間を18日までの8日間に拡大。彫刻や絵画などの作品展示をはじめ、アーティストによる日替わりのワークショップ、コンサート、キャンプなど多彩な企画を用意。実行委員長で彫刻家の国松希根太さん(34)は「芸術を通じ、人と人のつながりを実感できるような祭典にしたい」と話している。
 過去最大の約60組のアーティストが参加予定。日常の創作拠点となっている旧飛生小学校校舎、コンサート空間などとして今年度から5カ年計画で整備を進める「飛生の森」、旧飛生小南側に広がる約3000平方メートルの牧草地はキャンプ場として開放する計画だ。
 スケジュールは11日が開会式、12~16日は校舎(アトリエ)公開、ワークショップ、「飛兎(とびう)カフェ」営業、フリーマーケットなど(ワークショップは有料)。17、18日にはオールナイトの野外フェスティバル「トビウ・キャンプ」を開催し、キャンドルアートの第一人者キャンドル・ジュン(東京)、アイヌ音楽の女性ユニットMAREWREW(旭川)などがパフォーマンスやライブを繰り広げる予定。札幌の画家・富士翔太郎さんが8月下旬から白老に短期移住し、地元の竹浦小学校児童とプラネタリウムを共同制作する。
 チケットの購入方法など、詳細は飛生芸術祭2011の公式サイトへ。また、実行委では個人や企業を対象に、1口5000円からの協賛金や物資提供を7月末まで受け付けている。
http://www.tomamin.co.jp/2011s/s11072902.html

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ペルーでウマラ大統領就任成 長と貧困層救済誓う

2011-07-30 | 先住民族関連
【共同通信】2011/07/29 05:42

 【リマ共同】南米ペルーで28日、6月の大統領選決選投票でフジモリ元大統領の長女ケイコ氏を破った先住民系の元軍人オジャンタ・ウマラ氏(49)が新大統領に就任した。ウマラ氏は就任演説で「弱者を社会に取り込むことと、経済成長の同時達成は可能だ」と述べ、前政権の経済政策を維持しながら貧困層救済を進める方針を示した。
 ウマラ氏は、65歳以上の国民への年金無条件支給などの公約をあらためて強調。財源確保のため主要産業の銅鉱山を国有化するなど急進左派的な経済政策を取る疑念は依然残るが、ガルシア前政権の経済閣僚を続投させ、不安打ち消しに努めている。任期は5年。
http://www.47news.jp/CN/201107/CN2011072901000046.html

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ウマラ新大統領が就任 ペルー

2011-07-30 | 先住民族関連
(CNN) 2011.07.29 Fri posted at: 11:04 JST

6月のペルー大統領選でフジモリ元大統領の長女、ケイコ氏を破って当選した左派系政治家オジャンタ・ウマラ氏が28日、大統領に就任した。
就任演説でウマラ大統領は、ペルーを「誰もが豊かさと幸福を同じように手にする権利を享受できる場所」にしたいと述べるとともに「経済成長と社会的一体性は足並みをそろえて進めなければならない」と考えを語った。
ガルシア前政権下でペルーは順調な経済成長を遂げた。だがその一方で、ガルシア前大統領に対しては経済発展を優先するあまり先住民の暮らしや環境を犠牲にしたとの批判が寄せられていた。
ウマラ大統領は元軍人。前回2006年の大統領選にも出馬したが、ベネズエラのチャベス大統領の盟友として左派色を前面に打ち出した路線が受け入れられず落選した。
今回の選挙戦では中道へと軌道修正したが、当選のためのポーズではとの見方もあった。そこで組閣では中道政治家を集め、市場の懸念の払拭に努めた。
就任式でウマラ大統領は、ペルーの1979年憲法に従うと宣誓。だが現行の憲法はフジモリ政権下の1993年に公布されたもので、フジモリ支持者からは批判もされた。
ちなみにガルシア前大統領は就任式を欠席。地元メディアによれば、1期目(1985~90年)の退任時に議会で演説をしようとして激しいヤジを浴びた経験があり、再びその経験をするのを恐れたためだという。
http://www.cnn.co.jp/world/30003515.html

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どう克服…「開かれた国」と「異質な移民」

2011-07-29 | 先住民族関連
MSN産経ニュース 2011.7.28 21:00

 【オスロ=佐藤貴生】ノルウェーの連続テロは29日、発生から1週間を迎える。極右思想に傾倒したアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)の凶行は欧州に広がる反移民、反イスラムの潮流が、「多文化社会」を尊重するノルウェーにも無縁でないことを示した。高齢化が進む同国では労働力確保のために移民が必要という見方もある。政府は、テロに屈しないため「開かれた国」という基本政策を死守する構えだ。
 「多文化主義をやめないと、西欧におけるイスラムの植民地化を止めることはできない」。ブレイビク容疑者は犯行直前、自らの考えを「マニフェスト(宣言)」としてインターネット上に掲載し、自国の移民受け入れ政策とイスラム系移民への憎悪を示していた。印刷すると1500ページにも上る膨大な量だ。
 反移民を唱える現最大野党、進歩党の青年部に1999年に加入、早くから極右思想に共鳴。多民族国家で育った者が自国政府に刃を向けた例として、米オクラホマシティーの連邦ビル爆破テロ(95年)との類似点を指摘する声もある。
 「ノルウェーではかつての家父長的な風習が男女平等に取って代わり、キリスト教主体の文化がイスラム系など移民の流入で多文化へと変容した。『平等』や『多文化』を外来の価値として敵視したのだろう」
 オスロ大のラービック・ユプスコース研究員(27)(右派思想史)はこう分析し、同容疑者の思想を古来からの民族的文化の維持を訴える「ネイティビズム」(先住民保護主義)と位置づけた。
 同容疑者は、「英国防衛同盟」(EDL)など欧州各地の極右組織とインターネット上で連帯していた可能性が出ている。EDLのフェイスブック上の登録ファンは約7千人。同研究員は、「極右の活動はネット上にとどまっており、現実世界で活動が活発化しているわけではない」としながらも、表現の自由との関係からネット上の発言を規制するのは難しい、とみる。
 一方で、マドリードの列車爆破テロ(04年)やロンドンの同時多発テロ(05年)、パリの大規模暴動(同)などを背景に、反イスラム感情が欧州で拡大を続け、フランスやオーストリア、スウェーデンなどの極右政党の伸長も、移民排斥機運の広がりを示している。
 ただ、ノルウェーの場合、移民受け入れ政策を転換する可能性は低いようにみえる。豊かになった国民は低賃金の単純労働には就かない上、2050年には5人に1人が67歳以上の高齢者になるとの予測もある。手厚い福祉を維持するため、労働力を外部から迎え続ける必要がある。
 移民の受け入れは60年代に始まり、2世も含めると総人口の1割を超えた。最近はポーランドからの熟練労働者が多くを占める。
 イスラム系移民は人口の2%を占めるに過ぎないが、オスロ大のヒラム・エリクセン教授(49)(社会人類学)は、「ノルウェーで教育を受けた移民2世の大半は社会に同化しており、摩擦は主にソマリア、イラク、アフガニスタンなどイスラム教国の難民との間で起きている」と指摘する。ノルウェー人の知人がいなかったり、教育レベルが低かったりして、閉ざされた社会を形成する傾向があるという。
 先月下旬の世論調査によると、「移民に対して国境を閉ざすべきだ」と回答した人は54%に上り、05年の調査から8%増えた。移民のノルウェー語試験を求める人も8割に上っている。
 連続テロは、「異質な移民」の社会統合がノルウェーの喫緊の課題となったことをも示した形だ。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110728/erp11072821010008-n1.htm

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フレデリック・バック展 「木を植えた男」に感激

2011-07-29 | 先住民族関連
MSN産経ニュース 2011.7.28 08:18

 アイドルグループ「スマイレージ」の和田彩花(あやか)さん(16)の美術館めぐりもいよいよ最終回。米アカデミー賞に2度かがやいたカナダのアニメーション作家を取り上げた東京都現代美術館(東京都江東区)の「フレデリック・バック展」(10月2日まで)に足を運びました。
 「今日は映像もたくさんあるそうなので楽しみ!」と和田さん。会場に入るとすぐ、代表作「木を植えた男」が9つのスクリーンを使って上映されていて、順路にそって物語を体感できるようになっています。
 会場の展示やデザインを受け持った増田春雄さんが「フランス南部の村で、こつこつとどんぐりを植え続けた男の物語。やがて緑ゆたかな森となり、住む人たちの心もおだやかになっていくという話です。映画をきっかけに、世界中で植林運動がさかんになりました」と教えてくれました。
 続いて、バックさんがフランスに住んでいたころにかいた絵や、カナダで出合った自然や動物、先住民文化をテーマにした絵を展示。カナダのテレビ局で制作したテレビ番組用の原画などもあります。
 「風景や人の絵だけでなく、かわいいタッチのイラストもかけるなんて本当にすごい」とおどろく和田さん。最後に増田さんは「バックさんは環境問題や原発問題にも関心が高く、作品のテーマとなっています」と教えてくれました。
 いそがしい合間をぬって4つの美術館をたずね歩いた和田さんは「本当に幸せ! みなさんもぜひ行ってみてください」とにっこり。「いつかフランスのルーブル美術館やオルセー美術館にも行ってみたいな」とゆめをふくらませていました。=おわり
  ◇
 ≪メモ≫ フレデリック・バックさんは、1924年、フランスとドイツの国境地帯ザール地方の生まれ。カナダにうつり住んだ後、アニメーションを手がけ、「クラック!」と「木を植えた男」で米アカデミー賞短編アニメーション部門を受賞。今もカナダでアニメを作っています。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110728/art11072808200005-n1.htm

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【白老】先生たちが芸能や精神文化、食などを学習 「子どもたちに伝えたいアイヌ文化講座」始まる

2011-07-29 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2011年 7/28)

白老の講座で樺太アイヌの伝統楽器「トンコリ」の演奏を体験する教員たち
 白老町と近隣の小中学校教員が参加する「子どもたちに伝えたいアイヌ文化講座」が27日から白老町内で始まった。アイヌ文化教育の人材育成を目的に29日まで、芸能や精神文化、食などをテーマとする6回の講義が開かれる予定だ。
 国のイオル(アイヌ民族の伝統的生活空間)再生事業の実施地域の中で、白老町は「教育型」に特化した事業を展開中。今回の講座もその一環として毎年開かれている。
 27日はアイヌ民族博物館(若草町)で歴史、芸能の2講座が開かれ、延べ50人が参加。芸能の講座では同館の職員が講師となり、アイヌ古式舞踊や伝統楽器「ムックリ」「トンコリ」の演奏を学んだ。
 講座は選択制で、28日以降のテーマはチセ(家)作りやアイヌ語学習、伝統食の製作体験、アイヌ文化の教育実践発表など。白老、苫小牧、登別から3日間で延べ164人が参加する予定だ。
http://www.tomamin.co.jp/2011s/s11072802.html

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江戸の地名の由来

2011-07-28 | アイヌ民族関連
msn.産経ニュース 2011.7.27 07:39

 地名について、もう少し掘り下げてみましょう。前回は京都中心でしたので、今回は東京=江戸から始めます。
 東京は東の京の意味ですが、明治維新で討幕の結果、「これからは江戸を『東京』とする」という詔書(しょうしょ)が出されたことが地名としては始めとなります。
 「江戸」の名の由来は、大きな川の入り口=戸口から来たという説が有力です。ですから、「江戸」の付く地名は茨城や埼玉にも存在します。江戸はかなりの部分を埋め立てたので、埼玉の浦和も、昔はここまでが「浦」だったからとも言われています。
 東京ヴェルディの本拠地がある調布市は、昔、租庸調(そようちょう)の調である地方特産物の布を作っていたことから付けられました。お茶の水は、大変な名水が湧いていて将軍に出すお茶の水として使用していたことから。葛飾区にあるお花茶屋は、将軍・徳川吉宗(家光という説もあり)がここで腹痛になった際、看護した「お花」という茶屋の娘の名にちなんで付けられたと言われています。
 由来にいくつか説のある地名もあります。例えば、鎌倉は三方を山に囲まれた地形が「かまど」に似ているので、「かまど」を表す「鎌」と「谷」を表す「倉」をあわせて付けたとする説や、アイヌ語で「山を越えていく」という「カマクラン」に漢字をあてたという説、藤原鎌足(かまたり)が昔、稲荷(いなり)大神様より授けられた鎌を、蘇我入鹿(そがのいるか)討伐を果たした後、埋納した場所があることから、など。いろいろな説それぞれに納得もでき、面白いですね。
 また、由来だけでなく、歴史的背景なども考えると、さらに興味も湧いてきます。昔、武将が戦った地は日本の至る所にあります。その時代に活躍した人たちが住み、同じ土地を歩いていたのかと思うと、感慨深いものがあります。
 さらに変わった観点からみると、東北にはキリストのお墓があったり、東京に目黒、目白と黒や白はあるけれど、赤や青はないのか?と考え調べてみると、なんと目赤、目青、目黄まであり、五色不動と呼ばれていたり。不思議さ、面白さにハマりますね。
 この夏、家族旅行をするなら、計画を一緒に立てたり、歴史的背景を意識して土地をまわったりすると、今まで感じなかった歴史のつながりが、グッと身近に感じられるようになることでしょう。(市進教育グループ個学舎本部 守屋厚志)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110727/edc11072707400000-n1.htm

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新硬貨4種を発行、来年初めから切替開始

2011-07-27 | 先住民族関連
マレーシアナビ 2011/07/26 20:32 JST配信

【クアラルンプール】 中央銀行バンク・ネガラは、2012年初めに新たな硬貨を発行する方針だ。現行の硬貨と比べて小さく、軽量化される。
硬貨のデザインが変更されるのは3回目で、20年間使用されている現在のデザインを一新する。硬貨は5,10、20、50センの4種類。視覚障害者にとっても識別がしやすいようにエッジにもデザインが加えられる。偽造防止として、見る角度によって浮かび上がる潜像加工や刻み目加工を施す。
新たなデザインは、ハイビスカスやジャスミン、先住民族の織物のパターンなど、マレーシアの遺産・自然・文化をモチーフにしたもので、マレーシア人アーティストによるデザイン。
新硬貨の発行記念の記念硬貨セットは26日から全国のバンク・ネガラ支店で販売される。50万セットが販売される予定で、1セットの価格は10リンギ。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、7月26日、ベルナマ通信、7月25日)
http://www.malaysia-navi.jp/news/110726063338.html

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ダム撤去でサケは戻るか? アメリカ

2011-07-26 | 先住民族関連
ナショナルジオグラフィック ニュース July 26, 2011

Anne Minard for National Geographic News
 アメリカ西部を流れるクラマス川のダム4基を撤去し、危機に瀕するサケを保護する注目の計画がいよいよ連邦議会で審議される。
 撤去対象となるのは、カリフォルニア州にあるアイアンゲートダム、コプコ第一ダム、コプコ第二ダム、ジョン・C・ボイル(John C. Boyle)ダム。関連事業も含めた総費用は約10億ドル(約780億円)に上り、半分が連邦予算から拠出される予定だ。
 クラマス川でのサケ漁に依存する先住民族や、灌漑(かんがい)用水が必要な周辺農家も同意しており、ダムを所有する電力会社パシフィコープも支持している。
 ダムの存続条件にはサケの魚道の修正が求められており、パシフィコープは撤去の方が低コストと判断した。いずれにせよ最大の恩恵を受けるのは、サケたちのはずだ。
 この100年間でクラマス川を遡上(そじょう)するサケの数は、数百万単位から10万以下に激減した。環境保護団体「アメリカンリバーズ」や地元の先住民族は、ダム建設が主因だと主張している。
 カリフォルニア州の先住民族の一つ、ユロック族の漁業生物学者マイク・ベルチック(Mike Belchik)氏は、「われわれは太古の昔からクラマス川の魚に依存してきた」と話す。考古学的調査によると、この地では少なくとも9000年以上前から魚を捕って暮らしていたという。
◆特効薬ではない
 アメリカ魚類野生生物局が委託した第三者による科学調査が先日完了し、ダムの撤去がキングサーモン(マスノスケ)の生息数増加を促すことが確認された。ただし水質改善や、気候変動に伴う温水化への対処なども必要だと指摘されている。
◆クラマス川をめぐる衝突
 クラマス川は、オレゴン州東部からカリフォルニア州北部を通り、太平洋に流れ込む。川の流路は非常に多様で、雪解けの湧き水が集まる大きな泉を水源に、高地に広がる砂漠地帯を流れ海に至る。はるか昔から、川を遡上するサケの繁栄の基礎となってきた。同時に、ユロック族、カルック族、クラマス族、フーパ族など魚を捕らえて生活する先住民族も支えた。近年では、先住民族以外の漁師や農家たちもこの川に依存している。
 クラマス川には灌漑用のダムも建設されているが、今回の4基はすべて水力発電用である。4基合計で石炭360トン、7万世帯分の発電量に相当するという。
 クラマス川で開発が進むにつれ、サケの遡上は減っていった。
「ユロック族とカルック族が初めてダムの撤去を要請した10年以上前は嘲笑の的だった」とベルチック氏は語る。
 しかし、2001年から状況が変わる。干ばつが発生し、サケを守るために灌漑用水がせき止められ、農家が大ダメージを受けた。翌年はその反動で、州政府の判断により大量の川の水が灌漑に回され、サケの大量死が発生した。
「このときの大惨事から、農家と先住民族の話し合いが始まった」。農家の本音は灌漑用ダムの増設だが、最低限の農業用水確保が保証されたため今回の計画に合意した。
◆野心的な計画
 そして昨年、農家代表や先住民族、パシフィコープを含めた28の関係団体の間で、クラマス川の水力発電に関する和解合意が成立した。ダム4基の2020年までの撤去が定められている。
 要件の一つである科学調査が完了した後、オレゴン、カリフォルニアの両州で公共事業委員会が正式に合意を承認した。次の関門は連邦議会である。
 ダム撤去費用の4億5000万ドル(約350億円)については関係団体が支出を約束しているが、水質改善や再植林など、サケの回復に必要な5億ドル(約390億円)は連邦予算から計上されることになっている。
 連邦議会の交渉では、カリフォルニア州選出の共和党下院議員で、水道・電力小委員会の委員長を務めるトム・マクリントック氏がカギを握るとみられる。同氏は、「この電力不足の時代に、完全に良好な状態の4基の水力発電ダムを5億ドルもかけて破壊するなんて、とても正気とは思えない」とコメントしている。
 撤去計画が連邦議会を通過した場合、来年の3月までに内務省長官の承認を得ることが次のステップとなる。
◆先例
 クラマス川の計画は野心的だが、ワシントン州では既に2基の撤去が承認されており、今年の秋から実行される。対象はエルワ川にかかる堤高64メートルのグラインズキャニオンダムと、コロンビア川支流のホワイトサーモン川に建設されたコンディットダムである。
 この活動も支援してきたアメリカンリバーズの広報担当エイミー・コーバー氏は、次のように述べる。「ダムが建設された100年前には、それぞれ有益な役割を果たしていた。しかし今日では、危機に瀕するサケの遡上や、自由に流れる水面に時代の価値感がシフトしている。今やレクリエーションでの利用や人間性の回復が重要で、経済面でのメリットも意味が変化している」。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110726001&expand&source=gnews

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発掘調査、マチュピチュ発見百年

2011-07-26 | 先住民族関連
ナショナルジオグラフィック ニュースJuly 25, 2011

 1911年にマチュピチュを発見したアメリカ、イェール大学の考古学者ハイラム・ビンガムは翌年、発掘チームを率いて調査を開始した。1915年にも一時的に訪れている(左)。
 3年前に発掘した建造物はジャングルに埋もれてしまっており、大きなショックを受けた様子が彼の日誌から伺える。
「遺跡がジャングルや茂みに戻って行くのを目の当たりにして泣きそうになった。かろうじて見通しが利く一角も、6頭の豚が占拠する始末! キャンプした小屋も汚れきっている。遺跡のほとんどは見えない。ああ、何てことだ!」。
 右は発掘も終わり整備された80年後の姿(1997年撮影)。類い希な美しさと歴史的重要性により1983年、ユネスコが世界遺産リストに登録した。
 1912年に訪れたビンガムの発掘チームは、建物や寺院の一部を対象として、特に金属品などの人工遺物がないか捜索を行った。
 しかし、当初はほとんど成果が出なかった。「付近で暮らす先住民の家族が山の斜面に隠された埋葬室にチームを案内してくれた。歴史的価値のある人工物の発見が始まった」と、テキサス大学オースティン校のクリストファー・ヒーニー氏は話す。
 埋葬室で発見された遺骨を基に、「インカの太陽神インティに仕える、選ばれし聖なる女性“太陽の処女”の寺院だったのではないか」とビンガムは考えた。
 この説は、「遺骨のほとんどが女性」という当時の骨学者の誤った報告に基づいていた。2000年に実施された再分析により、男女の比率はおよそ半々だと判明している。
Photographs by Hiram Bingham, National Geographic (left) and from Kuttig Travel/Alamy (right)
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011072502&expand&source=gnews


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