先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

メキシコ南部の山村で土砂崩れ、行方不明者11人

2010-09-30 | 先住民族関連
(CNNニュース 2010.09.29 Wed posted at: 11:44 JST)
 メキシコ南部オアハカ州の山村、サンタマリア・トラウイトルテペックで28日未明、大規模な土砂崩れが発生した。ルイス知事がCNNに語ったところによると、同日夜の時点で死者は確認されず、11人が行方不明となっている。
同知事は当初、現場周辺からの情報として、家屋約300棟が被災、500~1000人が生き埋めになったと発表していた。
現場へ通じる道路や橋は小規模な土砂崩れなどで寸断されていたが、到達した救援チームから、大惨事には至らなかったとの報告があったという。
この地域では約2週間前から熱帯低気圧などの影響で豪雨が続き、州当局は27日、州内の広い範囲について緊急事態宣言を出していた。過去3日間の雨量は300ミリ近くに上った。29日にかけてさらに雨が続くとみられる。
サンタマリア・トラウイトルテペックは、州都オアハカから約300キロ離れた山村で、住民約8500人は大半が先住民。2000年の調査報告によると、43%の世帯は電力供給がなく、識字率は60%前後、高校教育を受けた住民は10%前後にとどまっていた。
http://www.cnn.co.jp/world/30000358.html

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松前高、仏で文化交流

2010-09-30 | アイヌ民族関連
(2010年9月30日 読売新聞)
町とPTAが費用捻出
 道立松前高校(石塚耕一校長)の生徒2人が30日から10月10日までの日程で、松前町ゆかりの名画「夷酋列像(いしゅうれつぞう)」が所蔵されているフランス・ブザンソン市などを交流事業で訪れる。交流事業は、道立高校の再編が続く中、「生き残りのためには、学校に独自色が必要」と町からの補助と、PTA、OB会の寄付で事業費を捻出(ねんしゅつ)し、初めて実施される。
 渡仏するのは、3年の堀翔平さん(18)と2年の三浦賢也さん(17)、石塚校長と英語教諭1人。
 同町では、町内の中学卒業者のうち3~4割が函館市など町外の高校に進学し、同校の生徒数は減少傾向にある。「生徒が学校に誇りを持ち、町外の子供も入学したいと思える学校にしたい」(石塚校長)と、同校は今年から地元について学ぶ「松前学」を総合学習の時間に取り入れるなどしている。交流事業も、特色ある学校としてのアピールの一つだ。
 ブザンソン市は、市立美術館に松前藩の画家蠣崎波響がアイヌの族長を描いた「夷酋列像」11点が所蔵されているという縁があり、2人は市内のルイ・パスツール高校で、一緒に授業を受け、日本文化を紹介する。書家・金子鴎亭を生んだ「書の町」をPRする裃袴(かみしもばかま)姿での書道パフォーマンスも行う予定で、連日、練習に励んできた。
 堀さんは「自分たちが成長するだけでなく、町に刺激を与えられたら」、三浦さんは「フランスのいいところを学ぶとともに、日本の良さを伝えたい」と楽しみにしている。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20100930-OYT8T00039.htm

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作家の川嶋さん、白老の名誉町民の生涯描く著書を出版

2010-09-30 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2010年9月29日(水)朝刊】
 アイヌ民族への医療活動に尽力し「コタンのシュバイツアー」と慕われ、白老町第一号の名誉町民となった高橋房次医師(1882~1960年)の生涯を描いた「いのちのしずく“コタンの赤ひげ”高橋房次物語」(148ページ、農山漁村文化協会刊)が、没後50周年記念として出版された。著者のノンフィクション作家、川嶋康男さん(60)=札幌市=がこのほど飴谷長蔵町長に出版を報告、サイン入りの著書を寄贈した。
 3年前、房次を題材にした町民劇「銀杏のそよぎ」の白老上演を契機に、関係者の取材、資料収集を開始した。「子供にとっても身近な存在だった房次さんを次世代に伝えたいと、あえて児童向けにしました」と言う通り、漢字にはルビを振り、平易な表現になっている。
 「白老アイヌコタンへ」「白老の若者たちとともに」「ホロケナシの拓殖医―困った人たちに手を差し伸べる」「ありがとう院長さん」など全9章。室蘭出身の写真家、故掛川源一郎氏がレンズを向けたショットが房次の人となりをしのばせる。
 川嶋さんは「二十数年ノンフィクションを書いてきましたが、その結果が房治を書くことだった」とも。「いのちのしずく」は自身の集大成でもあった。「きょうお墓(竹浦)参りをしてやっと肩の荷が下りました」と飴谷町長に語った。
 「あとがき」で「だれにも愛と信念をもって接した房次のいのちへの思いやりは、いまもわたしたちに自然のなかの人間として差別なく生きることの大切さも語りかけています」とつづっている。
 一冊1380円。問い合わせは農山漁kotann村文化協会北海道支部、電話011・271・1471番。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/09/29/20100929m_08.html

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三谷雅純の霊長類学の窓:ヒトは人のはじまり/88 多民族国家のことば事情 /兵庫

2010-09-30 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2010年9月28日 地方版
 ◇子どもに英語を教える?
 ミャンマー(ビルマ)のヤンゴンに住む岩崎さんご一家とは、家族ぐるみのおつき合いです。奥さんのひとみさんは、ヤンゴンで幼稚園の園長をしています。そのひとみさんから子どもに接するようすをうかがうと、ミャンマー語も使うが、なるべく英語を使うようにしているということでした。どうしてだろうと疑問を感じました。ひとみさんの幼稚園は、いわゆる「エリート幼稚園」なのでしょうか? それとも、いまだに植民地時代のイギリスの影響があるのでしょうか?
 日本語でくらしているとつい忘れてしまうのですが、わたしたちの母語(ぼご)は、教科書で習う標準日本語ではありません。たとえばわたしの母語は大阪弁です。わたしは祖母に育てられましたが、祖母は香川県の出身でしたので、わたしの母語は讃岐(さぬき)弁と言うべきかもしれません。しかし、子ども時代、まわりの人が大阪弁を使ったので、わたしも自然と大阪弁をしゃべっていました。

 わたしたちは子ども時代の学習だけでなく、学問の場や専門家の仕事にも標準日本語を使います。たとえば大学で使う物理学の教科書は標準日本語で書かれていますし、医師も標準日本語の医学書を参考にします。日本語ではややこしい概念もなるべく日本語に直し、漢字やカタカナを使って標準日本語で表すようにくふうしたのです。
 ところが、ミャンマーでは事情がことなります。あまりにも多くの民族が住むので、系統の違うことばがたくさんあるからです。それは、たとえば日本語とアイヌ語ほどの違いです。人口の7割はビルマ民族ですが、ミャンマー全体では100以上の民族がいて、ことばがあるのだそうです。これほどさまざまな人がいるのですから、<国語>を決めなければ大切なことが決められません。そこで多数者のビルマ民族の母語であるビルマ語をもとにして、おおやけのミャンマー語が決められました。
 ここで困ったことが起きました。ミャンマー語には漢字がありません。ですから、たとえば日本語で<トラフィック・ジャム(交通渋滞のこと)>と書くように、外来語はビルマ文字で書くしかないのです。ここは英語の出番です。外来語を表す時に使うのが、ミャンマーでは英語なのです。
 似た例は世界中のあちこちにあります。コンゴ共和国の公用語はフランス語とリンガラ語です。正確には、フランスの(=パリなまりの)フランス語をもとにしたアフリカのフランス語です。コンゴ共和国にいた頃、わたしが自由に使えることばは、日本語とアフリカで使われるフランス語でした。長くニューヨークに住んでいた岩崎ひとみさんには、それが日本語と英語(アメリカ語)なのでしょう。その代わり、ミャンマー語はあまりうまくないとおっしゃいます。
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100928ddlk28070512000c.html

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アイヌ文化の独特の美紹介 市民ミュージアムで展示会

2010-09-28 | アイヌ民族関連
(東京新聞 2010年9月28日)
 アイヌ民族の民具や工芸品を集めた「アイヌ-美を求める心」が川崎市市民ミュージアム(中原区等々力一)で開かれている。アイヌ文化独特の文様やデザインにスポットを当てた。併せて尾張徳川家が収集した関連資料も初公開している。
 展示されているのは衣料、装飾品、食器など、アイヌ民族の身の回り品約三百点。渦巻きや幾何学的な文様を施し、祭祀(さいし)の時に着用した羽織は四十五点あり、家族ごとに異なるデザインを比較して鑑賞できる。
 尾張徳川家関係資料は、第十九代当主義親が収集した約五十点。義親は大正時代、徳川家の入植地だった北海道南部の八雲町で、地元の人と交流を深めた。今回は、義親がヨーロッパ土産をモデルにアイヌの人たちに作らせた木彫りのクマも紹介。この地方の伝統工芸品として定着する「熊彫」の原型になったものという。
 十一月七日まで。観覧料は一般三百円。問い合わせは同ミュージアム=電(754)4500=へ。
 (栗原淳)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20100928/CK2010092802000046.html

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方言かるたがズラリ 大牟田市の資料館

2010-09-28 | アイヌ民族関連
(西日本新聞 2010年9月28日 01:51)

 大牟田市宝坂町の三池カルタ・歴史資料館で、全国の方言かるたを集めた企画展「ご当地カルタ大集合」が開催されている。全国各地から集めた「方言かるた」が展示されており、来館者は地域によって異なる方言の魅力を楽しんでいる。11月28日まで(毎週月曜と最終木曜は休館)。入場無料。
 北は北海道のアイヌ語から南は沖縄弁まで、全国各地で作られた方言かるた約40種類を展示。地域によって異なる独特の表現や意味合いの違いを知り、方言の持つ温かさや言葉の面白さに触れることができる。
 中には、2006年に上官小5、6年生が作った「大牟田弁カルタ」も展示。「ざっとなかばい しゅくだいは(とても大変だ 宿題は)」「むしゃんよか あんひとは(かっこいいね あの人は」など、日常生活でもよく使わている大牟田弁が紹介されている。
 金子福久美館長は「若者を中心に全国的に方言の魅力が見直されつつある。かるたを通していろんな郷土と言葉の魅力を味わって」と来館を呼び掛けている。
 同館では期間中の10月10日と11月28日の両日の午後1時半から、方言で地元の民話を語る「おはなし会」も開かれる。
=2010/09/28付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/200155

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【白老】イオル体験 アイヌの精神文化と伝統料理体験

2010-09-28 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2010年 9/27)
 アイヌの漁文化を体験する催しが25日、白老町のヨコスト海岸で開かれた。地元の小学生お約60人が参加し、アイヌの人々から精神文化や魚の解体などを学んだ。
 イオル(アイヌ民族の伝統的生活空間)再生事業の一つ。白老イオル体験交流事業推進協議会が主催した。
 まず、伝統儀式「カムイノミ」を見学した。民族衣装の人々がアイヌ語で祈りの言葉を唱え、酒を酌み交わす様子を間近にしながら、獲物に宿る神への感謝と再来を願う心など、祈りに込められた意味の解説を受けた。
 メーン企画の地引き網漁は天候不良で中止となったものの、さばいた生のサケをくしに刺して焼く料理「チマチェプ」の作り方を一から体験し、チェプオハウ(サケ汁)を試食して、サケを使ったアイヌ民族の食文化にも関心を深めた。
 竹浦小学校の三浦大地君(6年)は「今の時代と違って、ガスや電気を使わず料理するのがすごい」と話していた。
 アイヌ文化の体験は、10月9日午前9時30分からも開催される。小学生以上が対象で、参加無料。申し込み、問い合わせはしらおいイオル事務所チキサニ 電話0144(82)6301。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10092702.html

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酒や果物供えアイヌ民族の伝統儀式 旭川・石狩川河川敷

2010-09-27 | アイヌ民族関連
(朝日新聞 2010年9月26日)
 旭川市を流れる石狩川の河川敷で25日、豊漁を祈りながらサケを迎えるアイヌ民族の伝統儀式カムイチェップノミがあった。1988年から毎年行われており、今回で23回目。参加者たちは酒や果物を供え、土地や海などの神に祈りをささげた。
 石狩川にはかつて多くのサケが遡上(そじょう)したが、河川改修や取水堰(ぜき)の建設などで姿を消した。それでも深川市のコンクリート堰(せき)「花園頭首工」に2000年に魚道が造られると、毎年10匹前後が上流まで遡上するようになったという。
 儀式を主催したのは「大雪と石狩の自然を守る会」など3団体。守る会代表の寺島一男さん(66)は「サケを呼び戻すには市民の協力が必要。こうした活動を通じて石狩川の自然を回復させていきたい」と話した。
http://mytown.asahi.com/areanews/hokkaido/HOK201009250003.html

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【新ひだか】シャクシャイン法要祭に1000人

2010-09-27 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2010年 9/25)
 アイヌ民族の英傑シャクシャインの第64回法要祭が23日、新ひだか町の静内真歌公園シャクシャイン像前で行われた。道内外から約1000人が集まり、民族の長をカムイノミやイチャルパなどでしのんだ。
 シャクシャイン法要祭実行委員会(大川勝委員長)が毎年、秋分の日(命日は10月23日)に法要祭を実施している。
 シャクシャイン像前のカムイノミに、道アイヌ協会の加藤忠理事長、各町長、町議、道議などが参列し、古式にのっとり霊を慰めた。
 大川委員長は「わたしたちアイヌはことあるごとにここに集まり、アイヌ民族のために祈願してきた」と述べ、コタン(集落)の秩序と平和を守り、人間平等のために戦ったシャクシャインの偉業をたたえた。
 加藤理事長も「人間の尊厳を守るため、命懸けの蜂起だった」とし、「先住民族として若い人に誇り持ってもらい、豊かな伝統文化を継承してほしい」と語った。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10092503.html

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地図で知る石狩の変遷 来月に合同企画展 江戸時代から現在まで 図書館などで

2010-09-27 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 09/25 14:11)
 【石狩】石狩市民図書館(花川北7)など市内の4施設は、10月を「石狩まるごと地図月間」とし地図をテーマに初の合同企画展を開く。同図書館の開館10周年を記念した催しで、各施設に江戸時代から現在までの北海道地図や石狩の航空写真などを展示し、古くから地図に書き残された郷土の変遷を知ってもらう。
 いしかり砂丘の風資料館(弁天町30)と厚田資料室(厚田区)では、先行展示が始まっている。
 このうち、砂丘の風資料館は江戸期の北海道と石狩の地図を展示中。北大や国立公文書館の収蔵品をコピーした13点で、1700年(元禄13年)に松前藩が幕府に献上した北海道地図は北海道がひょうたん型に描かれている。石狩は西の海岸線の中央部に「いしかり」とひらがなで表記されている。同資料館の工藤義衛(ともえ)学芸員は「測量技術が当時は未熟だった。『いしかり』は石狩川のことを指したのでしょう」と話す。
 また、「蝦夷(えぞ)之図」(1712年)には石狩の位置に「石刈大川有鮭多出」と書かれ、当時からサケがたくさん捕れたことがわかる。ほかに、石狩にあったアイヌ民族と和人の交易場所の地図などがある。同資料館での展示は10月29日までで、入館料は高校生以上300円。火曜日休館。
 厚田資料室では「地図、絵図から見た厚田」を、10月末まで開いている。
 今後は、石狩浜海浜植物保護センター(弁天町48)が、9月30日から10月17日まで「地図と航空写真から見た石狩川河口の変遷」を開き、市民図書館は10月5日から23日まで明治以降の地図を展示する。(上田貴子)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/252740.html

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「コタンの赤ひげ」知って

2010-09-23 | 日記
(2010年9月23日 読売新聞)
小山出身の医師生涯が本に
 北海道白老町でアイヌ民族の医療に尽くして「コタンの赤ひげ」と呼ばれた、県出身の医師高橋房次(1882~1960年)=写真、掛川源一郎撮影=の生涯を札幌市在住の作家川嶋康男さん(60)が「いのちのしずく 高橋房次物語」としてまとめ、発刊した。
 房次は間々田村(現小山市)生まれで、旧制栃木中学を卒業後に上京。医師免許を取得後、道立白老病院の初代院長で赴任した。貧しい人から治療代は取らず、深夜でも風呂敷片手にオンボロ自転車に乗って往診。晩年まで地域医療に身をささげ「コタンのシュバイツァー」とも呼ばれた。差別を決して許さず、葬儀にはアイヌ民族ら約1000人が列をなした。
2007年、08年には町民有志が町民劇「銀杏(いちょう)のそよぎ 高橋房次物語」を上演、注目を浴びた。劇を見た川嶋さんは「こんな医者がいたのか」と驚き、遺族や関係者に取材を重ねて、没後50年の節目に合わせて発刊した。
 小学高学年から読んでほしいと、難しい漢字にはルビを振って全148ページに収めた。生前の房次の写真はアイヌ民族に共感を抱いた社会派写真家掛川源一郎氏(1913~2007年)の作品約10枚を掲載した。
 「アイヌ民族は房次がいたから幸せだった。ノンフィクション作家を長年続けてきたが、房次に出会うためだったと思う」と川嶋さん。農文協(東京)から発刊、1380円(税込み)。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20100923-OYT8T00128.htm

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雑記帳:「お父さん犬」カイ君ジュニア、白老のアイヌ民族博物館へ

2010-09-23 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2010年9月23日 1時57分
アイヌ民族博物館で飼育される北海道犬の空君 携帯電話のCMで「お父さん」役として人気の北海道犬カイ君の子どものオス、空(そら)君が22日、北海道白老町のアイヌ民族博物館に寄贈された。仲間の北海道犬とともに展示され、観光客らは大喜びだ。

 空君は6月、カイ君も育てた北海道犬保存会鵡川支部長の豊田康秀さん(65)=むかわ町=のもとで生まれた。アイヌの狩猟犬だった歴史を多くの人に知ってもらおうと、人気者を博物館に託すことに。

 生後3カ月の空君はやんちゃ盛りだが「カイと同じくらいお利口」と豊田さん。お茶の間をとりこにしたパパ譲りの愛くるしさで、ここで将来の「犬のお嫁さん」を見つけられるかな?【斎藤誠】
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20100923hog00m040006000c.html

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北教組「アイヌ民族の学習」指針から 全道の4割、授業実践なく

2010-09-23 | 日記
ピヤラ アイヌ民族の今
(北海道新聞2010/09/22)
 アイヌ民族の文化や歴史に関する教育を充実させようと、北教組は「『アイヌ民族の学習』をすすめるための指針」を初めて作成し、組合員に配った。指針は現場の教師の声も紹介しながら、教材や資料の不足などアイヌ民族にかかわる教育を進める上での課題を指摘している。(渡辺史哉)

「差別ない」96%/副読本記述5ページ以下7割
 指針はまず、組合員を対象に行ったアンケートの内容を掲載。回答した約900の分会(学校単位)のうち、アイヌ民族にかかわる授業を実践した小中学校は60%。残る40%の学校が授業を行っておらず、その理由は、《1》時数確保が困難(62%)《2》教科書に記述がない(39%)だった。
 アンケート分析では、「アイヌ民族の子どもたちに対する『差別』を認識したことがありますか」という問いに対し、「差別はない」という認識が全体の96%に達したことを問題視。北教組として深刻に受け止めることが必要だとしている。
 各市町村が使う副読本のアイヌ民族関連の記述も分析。北教組が集めた道内70市町村の副読本のアイヌ民族にかかわる記述は平均4.5ページだったが、5ページ以下が7割近くを占め、1~2ページの市町村が3割あった。
 一方、釧路市の副読本は70市町村中4番目に多い10ページで、指針は「アイヌの人口のグラフなど、絵や図が豊富」と評価。また釧路町、白糠町、標茶町も6ページと平均を上回った。
 副読本の中身を見ると、狩猟採集生活やアイヌ語については全体の8割以上が扱っている半面、明治政府による北海道「開拓」期(27%)や、北海道旧土人保護法(4%)など近代史にかかわる部分は極端に記載が薄かった。
 道内各分会に対し「アイヌ民族の学習を進める上で望むこと」を聞いたところ、96件の回答があり、《1》教材や資料集、指導計画をつくってほしい(43%)《2》アイヌの人たちの話を聞く機会がほしい(16%)だった。
 指針は、アイヌ民族に関する教科書などの記述が少ない場合でも、授業で力を入れて扱うための工夫を求めた。具体的にはムックリ(口琴)やトンコリ(五弦琴)の演奏体験やアイヌ料理づくりを提案。現場の教師が教材として使ったアイヌ語カルタ作りや、アイヌ刺しゅうも例示した。

小学3、4年用 釧路市の副読本 暮らしや歴史10ページ
 釧路市の教諭でつくる郷土読本研究専門委員会が編集した、小学3、4年用社会科副読本「郷土読本 くしろ」は、釧路市でのアイヌの暮らしや歴史などを10ページにわたり紹介している。今年は中止されたが過去40回続いた春採コタン祭りなど、地域になじみ深い写真も多数掲載。数年に一度の大規模改訂時には、北海道アイヌ協会釧路支部に内容のチェックを依頼している。また、副読本の使用に関する教諭向け手引も配布している。
 「3、4年生の児童には関心を持たれやすい教育が実現できている」と編集に携わった鳥取西小の出口靖志教諭(47)。一方、副読本のない5、6年生では、アイヌ民族に関する踏み込んだ教育を行うためには教員が自ら資料を用意しなければならないという。出口教諭は「高学年の授業で扱える資料が充実すれば、さらにアイヌ民族に関する理解が進む」と課題を挙げている。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/piyar/103911.html

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【白老】アイヌに慕われた高橋医師の半生が本に

2010-09-23 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2010年 9/22)
 白老アイヌに慕われた高橋房次医師(1882~1960年)の半生を描いた「いのちのしずく」(農山魚村文化協会)が出版された。著者は札幌市のノンフィクション作家・川嶋康男さん(60)。房次没後50年に合わせたという。
 高橋医師は栃木県生まれ。大正末期の1922年、道庁立白老病院の初代院長に就任し、地域医療に身をささげた。白老町の最初の名誉町民(54年)、59年には道文化賞を受賞した。
 川嶋さんは2007、08年に白老町民有志が房次を題材に上演した劇に感銘を受け、「いのちのしずく」の執筆を決意。町民劇のメンバーや、4月に亡くなった房次の孫・タカさんらに取材してきた。
 9編、148ページ。白老における町医者としての活動や人々との触れ合いを描いている。赴任早々、健康調査で90軒ほどのアイヌコタンを訪ね、病院名にアイヌ民族を差別する「土人」と付くことをかたくなに拒んだ話も出てくる。葬儀に1000人余りが弔問に訪れた。大切な人を失った悲しみを表す踊りの輪ができた、とも。アイヌに慕われ、信頼された房次を知る逸話だ。
 あとがきに、「終生、お金や名誉を望まない姿勢を貫いた房次の生涯こそ、コタンの赤ひげそのものだった」とある。特に子供たちに読んでほしいと、漢字には仮名を振ってある。
 「いのちのしずく」は1380円。道内の主要書店で販売している。白老町立図書館でも貸し出すことにしている。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10092201.html

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新規来場多く手応え 空想の森映画祭が閉幕 新得

2010-09-23 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 09/22 13:58)
 【新得】第15回SHINTOKU空想の森映画祭(実行委、北海道新聞社主催)は20日、新内ホールで4日間の日程を終了した。入場者は500人を超え、ドキュメンタリー映画「TOKYOアイヌ」(森谷博監督)の道内初上映など満席になるプログラムも多かった。
 映画祭はマイノリティー(社会的少数者)をテーマとし、先住民族やセクシュアル(性的)マイノリティーを見つめた作品を積極上映。多様性を認め合う社会の実現に願いを込めた。上映会場が50人を超す観客でいっぱいとなった「TOKYOアイヌ」の終了後は、アイヌ民族の誇りを胸に伝統文化の継承に取り組む人々の思いに共感する拍手が鳴り響いた。
 全11作品終了後のさよならパーティーでは、映画を出品した監督や来場者、スタッフらが映画祭を振り返りながらなごやかに交流。町内在住の映画監督で実行委員長の藤本幸久さんは「プログラムのユニークさやスタッフの努力もあり、新規の来場者が目立った。新たな一歩を踏み出す年になったのではないか」と、映画祭の成功を喜んだ。(佐藤元彦)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/252298.html

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