中日新聞 2014年5月31日
四日市市は三十日、オーストラリア記念館の展示物約六十点の譲渡先が決まったと発表した。カモノハシの巨大模型「カモン」などは津市白塚町の「二〇〇五年愛知万博記念 樋口友好ミュージアム」、オーストラリアの先住民アボリジニの工芸品は四日市市富田一色町の写真家今村龍平さん(34)になった。
記念館の取り壊しに伴い、展示物は「五年以上の一般への展示」などを条件に譲渡先を公募していた。
カモンやオーストラリアの自然を紹介するパネルなど約四十点が譲渡される樋口友好ミュージアムは、歯科医師樋口良三さん(58)が愛知万博のブータン館とラオス館の展示物を買い取って〇六年に開館し、日曜に公開している。カモンなどを展示するためミュージアム敷地内に新館を建て、十月から公開する予定。「国際友好のシンボルが失われることを防げて良かった」と話す。
今村さんは東南アジアの民族工芸品を収集し、自宅近くの納屋で展示している。六月の「まちかど博物館」登録を目指しており、七月からアボリジニのブーメランや貝のネックレス、木皮画など工芸品約二十点を加える。「四日市市民としてオーストラリア記念館はなじみの深い建物。貴重な工芸品を保存できて良かった」と話した。(河崎裕介)
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20140531/CK2014053102000022.html
四日市市は三十日、オーストラリア記念館の展示物約六十点の譲渡先が決まったと発表した。カモノハシの巨大模型「カモン」などは津市白塚町の「二〇〇五年愛知万博記念 樋口友好ミュージアム」、オーストラリアの先住民アボリジニの工芸品は四日市市富田一色町の写真家今村龍平さん(34)になった。
記念館の取り壊しに伴い、展示物は「五年以上の一般への展示」などを条件に譲渡先を公募していた。
カモンやオーストラリアの自然を紹介するパネルなど約四十点が譲渡される樋口友好ミュージアムは、歯科医師樋口良三さん(58)が愛知万博のブータン館とラオス館の展示物を買い取って〇六年に開館し、日曜に公開している。カモンなどを展示するためミュージアム敷地内に新館を建て、十月から公開する予定。「国際友好のシンボルが失われることを防げて良かった」と話す。
今村さんは東南アジアの民族工芸品を収集し、自宅近くの納屋で展示している。六月の「まちかど博物館」登録を目指しており、七月からアボリジニのブーメランや貝のネックレス、木皮画など工芸品約二十点を加える。「四日市市民としてオーストラリア記念館はなじみの深い建物。貴重な工芸品を保存できて良かった」と話した。(河崎裕介)
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20140531/CK2014053102000022.html