本当にいろんな色があるんだなあ、と実感したお話です。
(ちょっとPhotoShop作業のコトが長くなります)
昨日、立川の印刷屋さんにカードゲーム箱を発注したのですが、その際提出したPSDファイルについて、黒ベタ部分と白い部分の境界線は断ち切り線や山折線と離れていた方が良いですね。というご指摘と共に、「簡単な修正ならこちらで承りますが・・・」とご担当の方がやや眉を落としながら仰られました。
ハイ。運転手は運転がお仕事、印刷屋は印刷がお仕事。
ここらのデータ修正こそ私の作業だと思います。
ということで持ち帰り、実に7種類分の箱の黒ベタの修正に取り掛かったのですが・・・PSDファイルなので、黒ベタの色をスポイトで吸い取り、ホワイトと黒ベタの修正分を作り直し別レイヤで上に重ねるだけ。1種類できたら、そのレイヤを他の箱のデータに複製して重ねるだけ。
すげえ。さすがPhotoShopだ。楽勝だぜヒャッホゥ。
と、小一時間でサクサク修正を終え、データをFTP入稿・・・しようとした直前、ちょっとした違和感に気づきました。これ、別レイヤで重ねた黒ベタ、微妙に色が違ってません?光の加減ですか?
両方の色をスポイトで選択し比べて見ると、うん、確かに微妙な差異がありますね。OKOK、元レイヤの黒ベタの色をスポイトで吸い取り、その色で別レイヤの黒ベタ部分を色域選択して塗りつぶせば、ホラバッチリ。
・・・バッチリ。どう考えてもミスの発生し得ない状況ですし、ディスプレイ上で見る分には拡大しても全く同じ色に見えます。スポイトで吸っても当然同じ、ですが、何かエモイワレヌ不安が残ります。
念には念を入れて、スポイトで吸い取った色をカラーチェッカーで確認してみると、
ギャー!全然CMYK値が違うでないの!!
印刷技術に疎い私でも、印刷する時はCのインクとMのインクとYのインクとKのインクを指定された分量紙に塗りつけるんだろーなという事くらいは想像がつきます(レーザプリンタ修理の教育でドラムロールだか何だかに電荷をかけて、とかいう話を聞いた覚えがありますが全く右から左でした)。その指定値が違うなら、どう逆立ちしたって同じ色に刷りあがるはずがありません。
その後数時間PhotoShopと格闘した結果、どうやら色域選択する時にナニカの値が中途半端で、指定された範囲が「薄く選択されている」というマニアックな状態だったと言うことが判明しました。このため、スポイトで持ってきた色で塗りつぶしても、下の色が透けて残っていたのです。なるほど・・・。
今FTP入稿を終えて、思いのほかメンドーな回り道をしてしまいましたが、今回の一連の作業は本当に勉強になりました。面白いものですね・・・。
(ちょっとPhotoShop作業のコトが長くなります)
昨日、立川の印刷屋さんにカードゲーム箱を発注したのですが、その際提出したPSDファイルについて、黒ベタ部分と白い部分の境界線は断ち切り線や山折線と離れていた方が良いですね。というご指摘と共に、「簡単な修正ならこちらで承りますが・・・」とご担当の方がやや眉を落としながら仰られました。
ハイ。運転手は運転がお仕事、印刷屋は印刷がお仕事。
ここらのデータ修正こそ私の作業だと思います。
ということで持ち帰り、実に7種類分の箱の黒ベタの修正に取り掛かったのですが・・・PSDファイルなので、黒ベタの色をスポイトで吸い取り、ホワイトと黒ベタの修正分を作り直し別レイヤで上に重ねるだけ。1種類できたら、そのレイヤを他の箱のデータに複製して重ねるだけ。
すげえ。さすがPhotoShopだ。楽勝だぜヒャッホゥ。
と、小一時間でサクサク修正を終え、データをFTP入稿・・・しようとした直前、ちょっとした違和感に気づきました。これ、別レイヤで重ねた黒ベタ、微妙に色が違ってません?光の加減ですか?
両方の色をスポイトで選択し比べて見ると、うん、確かに微妙な差異がありますね。OKOK、元レイヤの黒ベタの色をスポイトで吸い取り、その色で別レイヤの黒ベタ部分を色域選択して塗りつぶせば、ホラバッチリ。
・・・バッチリ。どう考えてもミスの発生し得ない状況ですし、ディスプレイ上で見る分には拡大しても全く同じ色に見えます。スポイトで吸っても当然同じ、ですが、何かエモイワレヌ不安が残ります。
念には念を入れて、スポイトで吸い取った色をカラーチェッカーで確認してみると、
ギャー!全然CMYK値が違うでないの!!
印刷技術に疎い私でも、印刷する時はCのインクとMのインクとYのインクとKのインクを指定された分量紙に塗りつけるんだろーなという事くらいは想像がつきます(レーザプリンタ修理の教育でドラムロールだか何だかに電荷をかけて、とかいう話を聞いた覚えがありますが全く右から左でした)。その指定値が違うなら、どう逆立ちしたって同じ色に刷りあがるはずがありません。
その後数時間PhotoShopと格闘した結果、どうやら色域選択する時にナニカの値が中途半端で、指定された範囲が「薄く選択されている」というマニアックな状態だったと言うことが判明しました。このため、スポイトで持ってきた色で塗りつぶしても、下の色が透けて残っていたのです。なるほど・・・。
今FTP入稿を終えて、思いのほかメンドーな回り道をしてしまいましたが、今回の一連の作業は本当に勉強になりました。面白いものですね・・・。
とりあえずトゥエルは買おうかな(笑
しまって(汗
一応境界線は裁ち切り線より離していたつもり
だったのですが...よろしければ今後の参考に
詳しくお聞かせ頂きたいところです、が、それは
後ほど...。
黒は実は全員同じじゃなくて若干それぞれ違う
んです(汗
本当に数パーセントぐらいの比率ですが各キャラ
それぞれのカラーが練り混まれてると言う状態
をまさかそんな作業が発生するとは思いもせず
御手数お掛けしてなくてすみません(汗
修正ありがとうございました&お疲れさまでした。
もう結構やってるとは利いていたけど、なんだか現実味を帯びた形でできてますね。
色は、どういった形で印刷するかにもよりますが、まー、数値がどれか1パーセントでも違えばそりゃ別の色ですからね。がんばってください。
>しぶしぶ君
どれも良い出来です。きっと全部完成したらみんな買いたくなりますよ~(^^
>はろさん
今回「箱を作る」こと自体初めてでしたので、この程度の作業なんて全然私の領分ですよ(^^
もっともっと先になるとは思いますが、他の箱の作成をご依頼することがありましたらその時ご相談させて頂けますと幸いです~。
>たくや君
オッス。もうどの黒ベタも1%の差異もございません(^^
そして次は本命のEPSファイル入稿、頑張りますよー。