旧聞ですが、メモしておきます。
2016年9月から12月にかけてNASAが「6日間着たままで活動できる宇宙服」のアイデア募集をして、その結果が2017年2月15日に発表されています。
その名も「Space Poop Challenge」。
賞金総額は、3万ドルです。
まず、募集は以下の通り
https://herox.com/SpacePoop/guidelines
日本語は、産経ニュースさんの記事でこちら
http://www.sankei.com/premium/news/170107/prm1701070015-n2.html
条件は
・微少重力を想定する。
・加圧された宇宙服内で糞便、尿、さらに月経の管理を6日間にわたって行い、乗組員の安全と健康を保護することを目標とする。
・1日当たり最大1リットルの尿収集を合計6日間可能にする。
・糞便収集率は、6日間で、1日当たり糞便量75グラム/75ミリグラムを目標とする。(月経収集システムは、6日間で80mLまで処理する。)
結果は、以下の通り3チームが受賞しました。
- Thatcher Cardon for the MACES Perineal Access & Toileting System (M-PATS)
- Team Space Poop Unification of Doctors (SPUDs) for the Air-powered Spacesuit Waste Disposal System
- Hugo Shelley for the SWIMSuit - Zero Gravity Underwear for 6 Day Use
NASAのサイトは、こちら
https://www.nasa.gov/feature/winners-of-space-poop-challenge-receive-30000
日本語は、engadgetさんの記事で、こちら
http://japanese.engadget.com/2017/02/16/space-poop-challenge-30/
ちなみに、このコンペをNASAとともに実施したHeroXは、XPRIZE財団から生まれた団体だそうです。
*実物の宇宙服が出来るのは、まだ数年先と言うことですが、実現すれば有人火星探査に役立ちますね。
それにしても、着たままで6日間生活できると言うことですので、移動可能な個室と言っても良いですね!