火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

究極の個室か?6日間着たままでOK!

2018-01-11 21:22:14 | 火星服

旧聞ですが、メモしておきます。
2016年9月から12月にかけてNASAが「6日間着たままで活動できる宇宙服」のアイデア募集をして、その結果が2017年2月15日に発表されています。

その名も「Space Poop Challenge」。
賞金総額は、3万ドルです。

まず、募集は以下の通り
https://herox.com/SpacePoop/guidelines

日本語は、産経ニュースさんの記事でこちら
http://www.sankei.com/premium/news/170107/prm1701070015-n2.html

条件は
・微少重力を想定する。
加圧された宇宙服内で糞便、尿、さらに月経の管理を6日間にわたって行い、乗組員の安全と健康を保護することを目標とする。
・1日当たり最大1リットルの尿収集を合計6日間可能にする。
・糞便収集率は、6日間で、1日当たり糞便量75グラム/75ミリグラムを目標とする。(月経収集システムは、6日間で80mLまで処理する。)

結果は、以下の通り3チームが受賞しました。

NASAのサイトは、こちら
https://www.nasa.gov/feature/winners-of-space-poop-challenge-receive-30000

日本語は、engadgetさんの記事で、こちら
http://japanese.engadget.com/2017/02/16/space-poop-challenge-30/

ちなみに、このコンペをNASAとともに実施したHeroXは、XPRIZE財団から生まれた団体だそうです。

*実物の宇宙服が出来るのは、まだ数年先と言うことですが、実現すれば有人火星探査に役立ちますね。
 それにしても、着たままで6日間生活できると言うことですので、移動可能な個室と言っても良いですね!

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火星でファッションショー!

2011-03-24 21:57:50 | 火星服
3月20日のロイターによりますと「NASAが南極で新型宇宙服をテスト」したとのことです。
新型宇宙服「NDX-1」は、アルゼンチンの航空宇宙エンジニアでNorth Dakota大学の宇宙服研究部門のPablo de Leonさんたちが設計したものです。
NASAの基金で作成された試作品は1着10万ドル(約810万円)とのこと。
ハチの巣状のケブラー(アラミド繊維)や炭素繊維など350種類以上の素材から成り、耐久性を維持した上での軽量化を目指して用いられている。
テストは、1週間で火星での使用条件に近い環境の南極にあるアルゼンチン空軍基地で行なわれたそうです。
下は、その時の様子です。



ロイターの独自の記事なのかネタもとは見つかりませんでした。
しかし、この研究はかなり前から継続して行われているようで下記のようにYoutubeにいくつか投稿がありました。

2006年のテストの様子

the Grand Forks TV stationによるPablo de Leonさんのインタビュー

2009年の火星の砂嵐のテスト

2009年のNASA Amesでのテスト

Pablo de Leonさんたちの宇宙服は、かなり動きやすそうですね。
下記には、ロシアの新しい宇宙服が載っていました。
MARS500でDiegoさん達が着たのとおなじです。
少し運動性が落ちるようですが、がっちりと丈夫に作られている感じですね。

2009年のロシアの宇宙服のテスト

下記は、MARS500での一こまです。


実際に火星へ行くまでには、もっと動きやすく着たり脱いだりが簡単に出来て、カッコいい宇宙服になってることでしょう。
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