5月25日に火星通信のCMO#372がアップされました。
今回は、4月16日から5月15日の1ケ月間の報告です。
この間の火星の季節は、λ=078°LSから091°Ls(天文年鑑の火星暦で6月21日頃で丁度夏至になったあたりですね)までです。
視直径は、δ=8.2″から6.6″まで小さくなりました。眼視での観測は、限界に近いとの事です。
詳しくは、下記にて
http://www.hida.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn5/CMO372.pdf
画像は、下記にて
http://www.hida.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2009/f_image.html
ヘラス平原は、全体が見えず、南部が少し見えている状態のようです。
靄が掛かっている様子と輝点が観測されてますね。
Peach氏の4月20日の315°W、DELCROIX氏の4月24日の293°Wなど。
アルギュレ平原は、見えにくいとの事。
赤道帯霧の観測では、大シルチスが霧の影響を受けている様子が観測されています。
DELCROIX氏の4月24日の293°W、Peach氏の4月20日の315°Wなど。
AMADORI氏の4月18日の341°Wは、大シルチスが夕方になったときの良い例だとの事。
赤道帯霧と大シルチスについては、下記を参照のこと。
http://www.hida.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note02.htm
オリンポス山が山岳霧をかぶっている様子は、PEACH氏の5月3日、4日で見ることが出来ます。
朝霧の中のタルシス山は、PEACH氏の5月11日、12日、15日で「鮮やかに捉えられており、白眉である」と南さんが絶賛されています。
北極冠の縮小状態でオリンピアとボレエールカズマが観測されています。
PEACH氏の5月11日、12日では、ボレエールカズマの切れ目が明確に出ています。
また、1997年5月のHSTの画像でも下記のとおり見えています。
http://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA01246
エリシウム平原については、森田氏の4月17日の画像でエリシウムとケブレニアがアエテリアの暗部をはさんでハート型に現れている姿を捉えています。
今年は、小接近でもあり、雨の多い天候にも拘わらず、皆さん頑張っておられます。
私も、毎回見させて頂くたびに少しずつではありますが、南さんのコメントが結構理解できるようになったと思いますので、楽しさ倍増です。
本文中で、来期(2012年)、再来期(2014年)の課題にまで触れられており、強い熱意を感じました。
今回は、4月16日から5月15日の1ケ月間の報告です。
この間の火星の季節は、λ=078°LSから091°Ls(天文年鑑の火星暦で6月21日頃で丁度夏至になったあたりですね)までです。
視直径は、δ=8.2″から6.6″まで小さくなりました。眼視での観測は、限界に近いとの事です。
詳しくは、下記にて
http://www.hida.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn5/CMO372.pdf
画像は、下記にて
http://www.hida.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2009/f_image.html
ヘラス平原は、全体が見えず、南部が少し見えている状態のようです。
靄が掛かっている様子と輝点が観測されてますね。
Peach氏の4月20日の315°W、DELCROIX氏の4月24日の293°Wなど。
アルギュレ平原は、見えにくいとの事。
赤道帯霧の観測では、大シルチスが霧の影響を受けている様子が観測されています。
DELCROIX氏の4月24日の293°W、Peach氏の4月20日の315°Wなど。
AMADORI氏の4月18日の341°Wは、大シルチスが夕方になったときの良い例だとの事。
赤道帯霧と大シルチスについては、下記を参照のこと。
http://www.hida.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note02.htm
オリンポス山が山岳霧をかぶっている様子は、PEACH氏の5月3日、4日で見ることが出来ます。
朝霧の中のタルシス山は、PEACH氏の5月11日、12日、15日で「鮮やかに捉えられており、白眉である」と南さんが絶賛されています。
北極冠の縮小状態でオリンピアとボレエールカズマが観測されています。
PEACH氏の5月11日、12日では、ボレエールカズマの切れ目が明確に出ています。
また、1997年5月のHSTの画像でも下記のとおり見えています。
http://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA01246
エリシウム平原については、森田氏の4月17日の画像でエリシウムとケブレニアがアエテリアの暗部をはさんでハート型に現れている姿を捉えています。
今年は、小接近でもあり、雨の多い天候にも拘わらず、皆さん頑張っておられます。
私も、毎回見させて頂くたびに少しずつではありますが、南さんのコメントが結構理解できるようになったと思いますので、楽しさ倍増です。
本文中で、来期(2012年)、再来期(2014年)の課題にまで触れられており、強い熱意を感じました。