火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

黄塵発生!

2010-01-31 20:58:30 | Weblog
1月25日に火星通信のCMO #367がアップされました。
今回は、1月1日~15日までの情報が纏められています。
事務局の時間が無くてブログへのアップが遅れました。

詳細は、下記にて
http://www.hida.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn5/CMO367.pdf

今回は小接近ですが、北半球が良く観察できると言うことで、北極冠の状態がかなり詳しく観察されていますね。
アエテリアが晴れ上がっているという情報もあります。(アエテリアは、ユートピア平原の南でエリシウム山の西側のクレーターの少ない地域)
エリシウム山やオリンポス山には、午後には雲がかかる様子が観察されています。

1月31日の「Alert from the CMO」によりますとアキダリア平原(Mare Acidalium)でdustが発生したということです。
位置は、北緯44.68°、西経30.00°。
下記画像で報告されています。

1月29日の画像
http://www.hida.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2009/100129/PEd29Jan10.jpg

1月30日の画像
http://www.hida.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2009/100130/MLw30Jan10.jpg

横浜では、1月30日は諦めていたところ月と火星が昇って来て見ることが出来ました。
赤いですね。
1月31日は、雲で月の出も見えませんでしたが、今外を見たら月が朧に雲越しに見えています。
火星は、無理でしょうか?
火星通信の皆さま、頑張ってください。

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きれいな月の左側に赤い火星が輝いてます!

2010-01-29 23:34:47 | 日本
1月27日のMarsTodayによりますと火星の衝についてのTexas-Austin大学の発表が紹介されています。

1月29日に衝になると言ってます。
本ブログの09年12月24日の記事で火星通信さんのCMO365を紹介しましたが、その中では「火星は2010年一月27日の19hGMTころに最接近(δmax=14.1ʺ)し、黄経衝は同じく一月29日の19.5hGMT頃に起こる。」となってます。
日本時間に読み変えますと最接近が1月28日4時、黄経衝は1月30日4時ということですね。
「天文年鑑2010」だと31日となってますが、「衝」の定義が違うんでしょう。
とにかく、暫くは赤く輝く火星を見つめて居たいと思います。

詳細は、下記にて
http://www.marstoday.com/news/viewpr.html?pid=30092

「衝」については、下記にて
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%9D

Texas-Austin大学の発表した画像は、下記にて


大きい画像は、下記にて
http://stardate.org/images/mediacenter/stardate-mars-brightest-20100129.jpg
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スペースサイトの水元氏、横浜に現る!

2010-01-29 00:22:36 | 火星協会
水元さんが横浜に来られたので、私と村川さんと3人で宇宙ネタであれこれ盛り上がりました。
約4時間・・・ソコソコ飲みましたね。宇宙関連の話をしていると尽きないですね。
その中で水元さんも火星協会に参画して頂ける事になりました。
心強い味方です。
今回、特にお知らせするような内容は有りませんでしたが、3人にとって有意義な会合でした。

下記は、横浜の某居酒屋にて(塩ちゃんこ美味しかったです。)右から村川氏、水元氏、安濃。



本日28日は、火星接近でしたが、横浜は生憎曇り空で火星を見ることができませんでした。
「天文年鑑2010」によると31日には、衝となるので太陽と地球と火星が直線状に並ぶことになります。
晴れることを期待して今夜は寝ることにします。

1/29追伸
水元さんから太平燕をお土産に頂きました。



熊本では、学校給食に出るということですが、熊本以外では知られていないようですね。
太平燕を全国に広める活動をしているサイトを見つけました。

熊本太平燕倶楽部です。
http://www.h2.dion.ne.jp/~taipien/

今週末には、食べる予定で楽しみにしてます。
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次に期待です!

2010-01-22 10:25:05 | Phoenix


約3時間前のTwitterによりますと、今回はPhoenixからの通信を聞くことが出来なかったとのことです。
Twitterは、下記です。
http://twitter.com/Marsphoenix

日本時間で1月22日7時頃でしょうか?
次は、2月と3月に計画されていますので、待ちたいと思います。
現在の火星は、火星暦で5月1日頃です。
Phoenixが火星に着陸したときは、日本時間で2008年5月26日8時55分で火星暦で6月6日頃でした。
カナダの気象観測装置での気温の記録では、Sol1での気温は最高気温-30℃、最低気温-80℃でした。

1ケ月早いわけですし、2008年11月2日にOdysseyと最後の通信をした後、今まで永い眠りだったので回復に時間が掛かるのかと思います。
じっくり、充電を待ちましょう。
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未だ応答なし!

2010-01-21 22:14:55 | Phoenix
Twitterによりますと1月21日6時頃(日本時間)で、11回OdysseyがPhoenixの上空を通過しましたが、Phoenixからの通信は聞こえていないとのことです。
あと19回Phoenixの上空を通過する予定なので諦めず待ちたいと思います。

現時点でのOdysseyの場所は、下記の通りです。
GMTで21日13時5分です。日本時間では、21時5分ですかね。



今回、Phoenixからの通信が無くてもまだ、2月と3月にも同じ試みが計画されているので希望を持ち続けたいですね。
Phoenixが徐々に力を蓄えていることを信じましょう。
頑張れ!Phoenix!
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Spiritには冬が忍び寄っています

2010-01-19 22:46:31 | MER


1月18日のMarsTodayによりますとSpiritをHomePlateの西側面にあるTroyから脱出させる試みが続けられていますが、良い結果が得られていません。
1月13日のNASAのJPL(Jet Propulsion Laboratory)のSpiritのサイトでも同様のことが伝えられてます。
今後は、ロボットアームを使うとか、バックするとかを試すようです。
一連の救出の試みはSol 2,138(2010年1月7日)、Sol 2,140(1月9日)とSol 2,142(1月11日)にそれぞれ行われました。

詳しくは、下記にて
http://www.marstoday.com/news/viewsr.html?pid=33271

http://marsrovers.jpl.nasa.gov/spotlight/20100113a.html  

Sol 2,143(1月12日)でSpiritのソーラーパネルの発電量は、225ワット時となってます。
現在の場所から脱出できない場合は、冬に備えて少しでも電力を確保する為にソーラーパネルを太陽の方向に傾ける事を検討しています。
とにかく、残された時間は少なくなっていますね。


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耳を澄ましましょう!

2010-01-19 21:26:04 | Phoenix
いよいよOdysseyがPhoenixの上空を通過し始めました。
第一回目は、太平洋標準時PST(Pasific Standard Time)で18日3時38分でした。日本時間では、本日19日8時38分です。
Twitterをチェックしてますが、今のところ連絡はつかないようです。
Phoenixがいるところの火星時間では、何時だったのでしょうね。
暫く、じっくり待ちましょうか?楽しみです。

ちなみに、現時点でのOdysseyの位置は下記の通りです。
時間は、グリニッジ標準時GMT(Greenwich Mean Time)で1月19日12時45分です。



大きい画像は、下記にて
http://mars1.jpl.nasa.gov/mgs/realtime/odyssey1.jpg
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はやぶさ君、おうちの明かりが見えましたか?

2010-01-16 18:21:30 | 日本
1月14日JAXAの発表によるとはやぶさ君がいよいよ地球引力圏を通過する軌道に乗ったそうです。
この軌道に乗ってくると最接近時には、地球から約140万kmのところを通過する見込みです。
この軌道は、地球周回軌道に乗ることを目的にした軌道ではなく、直接、地球に突入する計画です。
今後は、「月軌道半径を通過する軌道へ移行 → 地球大気への再突入 → 地上
でのカプセル回収」と段階を踏みつつ進むとのことです。
サンプル回収は、6月の予定です。
初めてのお買い物から帰ってくる我が子を待つ気持ちですね。
流石に小さいので、はやぶさ君が肉眼で見えることは無いと思いますが・・・。

日本時間14日9:00時点のはやぶさ君の位置は、地球からの距離58,722,790km、赤経9h46m26s、赤緯17.35度ということです。
ちなみに火星の位置を見てみましたら、14日ですと赤経9h18m0s、赤緯20.10度(天文年鑑2010)です。
結構、近い方角といっても良さそうですね。

詳しくは、下記にて
http://www.hayabusa.isas.jaxa.jp/j/index.html

地球の引力圏の考え方は、いくつかあるようですが、JAXAの発表ではHill圏(150万km)を採用してます。

引力圏の考え方は、下記に詳しいです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E5%8A%9B%E5%9C%8F

Wikipediaによると「重力は遠距離力であって無限遠まで到達するから、1つの天体のみで重力圏を考えることは意味がない」とのことです。
①太陽と地球との2天体で考えると地球の引力圏は、約26万kmだそうです。
②作用圏(影響圏、Sphere of Influence)という考え方ですと93万kmだそうです。
③Hill圏だと150万kmとなり、ラグランジュ点L1と同じ位置だそうです。
月までの距離が約38万kmですから①は、感覚的には納得できない感じですね。
とにかく、此処からはかなり安心して待っていられるようです。
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Pheonix 起きてくれ!

2010-01-12 22:59:48 | Phoenix
1月12日スペースサイトさんに教えていただきましたが、下記の写真の通りPhoenixがいよいよ姿を現してきたとのことです。
心なしかソーラーパネルの三角形の形が見える気がしますね。



詳しくは、下記にて
http://jpl.nasa.gov/news/news.cfm?release=2010-008

2008年12月3日の当ブログに下記の通り記載してからいよいよ1年1ケ月が過ぎました。
「火星は、12月6日の合に向けて地球から離れているところです。Phoenixからの信号は、11月2日にOdysseyが受けたのが最後です。その後、1ケ月に亘ってOdesseyとReconnaissanceでPhoenixからの信号を待っていましたが、11月29日にOdesseyがPhoenixの頭上を通った時を最後にOdesseyとReconnaissanceでのPhoenixからの信号に聞き耳を立てるのを中止したそうです。」

NASAでは、1月18日から3日間、Mars Odyssey がPhoenixの上空を1日に10回通過する機会を使いPhoenixからの通信に耳を澄ますとのことです。
更に2月と3月にもそういう機会を捉えてこの試みを実行する予定です。

Phoenixは越冬仕様にはなっていないとのことなので、復活は望み薄のようですが全く期待できない訳ではないし、皆が期待していると思いますので最善を尽くしてほしいですね。
下記は、2008年6月16日のHiRISEからの写真です。PSP_008855_2485
懐かしい写真です。上には、パラシュートとバックシェルで下がPhoenixです。



火星の冬の間、およそ30cmものドライアイス(炭酸ガスの氷)に覆われてじっと耐えていたPhoenixですが、現在は最後の通信の2008年11月2日の頃の日照時間(地平線から17時間ほど太陽が顔を出していました。)となっているそうです。
これからどんどん日照時間が増えてきて5月14日頃が夏至となり、日照時間が最大の24.7時間(白夜ですね)となります。
Phoenixのシステムがまだ生きていて、ソーラーパネルが無事であれば・・・Phoenixは、火星軌道上の軌道船を通じて地球との交信を試みるように設計されています。
待ちましょう!
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黄塵

2010-01-11 23:28:26 | Weblog
火星通信#366がアップされました。

「今回は、最接近が近付いてきたので16 December (λ=024°Ls) から31 December (λ=032°Ls)の12月後半の期間を対象にする。」とのことです。
いよいよ火星の小接近が近づいてきましたね。
現状は、以下の通りです。
「δも11.2ʺから12.7ʺまで大きくなった。季節は北極雲が霧散し北極冠が縮小を始める頃に当たる。中央緯度φは19°Nの儘で安定している。位相角ιも30°から22°と縮まり、円くなってきた。但し視赤緯Dは再び上昇気味で17°N後半から18.6°Nまで高くなってきた。今回は二週間の観測のため、ヨーロッパではマレ・アキダリウム中心、アメリカではソリス・ラクス夕方といったところ、日本ではエリュシウム辺りであった。」とのことです。

詳細は、下記にて
http://www.hida.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn5/CMO366.pdf

北極冠の溶解期には、黄塵が発生するようですが12月21日の「エド・グラフトン(EGf)氏のω=168°W、ビル・フラナガン(WFl)氏のω=172°W、177°Wの画像では、Ω=170°W辺りの北極冠の端っこに黄塵が立ち、可成り内部に入り込んでいるのが分かる。」とのことです。
実際に、下記の画像を見ても素人には今一分かり辛いのですが・・・。
http://www.hida.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2009/f_image.html

黄塵については、火星通信の南政次氏の記載がありましたので下記に

http://www.union.sci.kyoto-u.ac.jp/icho/smars2.html

それにしても、火星の黄塵(砂嵐)から核の冬の問題提起がされたというのは面白いですね。
暖冬の筈がかなり冷え込んできてますので、火星通信の皆さま健康に気を付けて頑張ってください。
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JAXAも本気!

2010-01-11 18:22:37 | 日本


Spacerefさんのニュースリストに「2010-01-07 2110年 宇宙の旅 2週間で火星往復 20年かけ太陽系外」という題で産経新聞社のニュースが紹介されていました。

JAXAの若手技術者らが未来型ロケットの研究会を発足させ、「100年後」の開発を視野に、反物質ロケット等をテーマに上記の見出しにあるように「火星往復2週間 20年かけ太陽系外へ飛び出す」という壮大な将来構想を今年度中にまとめるとのことです。

詳細は、下記にて
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/m20100107026.html?fr=rk

壮大な初夢ですね。研究会の概要を知りたくてJAXAのサイトを探しましたが、見つけられませんでした。

それであちこち見ていたら「宇宙活動ガイドブック」のところでロケットの基礎知識が詳しく掲載されていましたので、素人でもあり興味深く見させて頂きました。
下記にサイトを紹介します。

宇宙活動ガイドブック
http://edu.jaxa.jp/materialDB/html/guidebook/guidebook/main.html

Mission3 ロケット
http://edu.jaxa.jp/materialDB/html/guidebook/guidebook/pdf/mission3.pdf

現在の技術では、片道6ケ月程度かかるため、人体への無重力や放射線の影響について検討されていますが、火星への往復が2週間で出来ると、対応方法が劇的に変わることでしょうね。
加速をずっと続けるような飛行計画を立てれば、飛行中に適当な重力が得られる訳ですね。
夢が膨らみますが、100年後ですか・・・。
しかしながら、目標がハッキリすれば人類の英知は、困難を瞬く間に解決してくれることと思います。
楽しみが増えました。
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新しい分析法!

2010-01-09 21:53:12 | MSL
1月5日のMarsTodayによるとNASA のGoddard Space Flight Centerの科学者のJennifer Eigenbrodeさんが大きい炭素化合物を分析する新しい提案をしてNASAのMars Science Laboratory搭載のthe Sample Analysis at Mars (SAM) に採用されたとのことです。

Jennifer Eigenbrodeさんです。


SAMには、潜在的に生命の成分かマーカーであるかもしれない炭素含有化合物がないかどうかチェックする重要な役割があります。
SAMは、別の惑星に着陸する今までで最も複雑な機器であるとのことです。
SAMは、ガス・クロマトグラフ、質量分析計、およびレーザー分光計を備えています。
探査車のロボットアームが土のサンプルや岩石のサンプルを採取して、それを分析する為の74個の受け皿があります。
その74のカップのうちの10は、遊離アミノ酸(タンパク質の素材)を分析する"wet chemistry"のために予約されていましたが、Eigenbrodeさんの分析法を評価して10個のうちの2個を提供することになりました。
その方法は、メタノールにtetramethylammonium hydroxide(TMAH)を溶解したものでサンプルを調整することで有機化合物をなるべく本来の姿で分析するとのことです。

tetramethylammonium hydroxide(TMAH)の構造式は、下記の通りです。


詳細は、下記にて
http://www.nasa.gov/centers/goddard/news/topstory/2010/sam-breakthrough.html

MSLは、2012年に火星着陸予定です。着々と準備が進んでいるようで楽しみなことです。
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Spirit 6周年!頑張れ!

2010-01-04 19:43:40 | MER
Spiritの活動の様子。


大きな画像は、下記にて
http://marsrovers.jpl.nasa.gov/mission/tm-spirit/images/MERA_A2081_1.jpg

NASAの探査車SpiritがPST2004年1月3日20時35分(日本時間で2004年1月4日13時35分)火星のGusev Crater内に着陸して活動を開始してから6周年となりました。
PST:太平洋標準時間
Gusev Crater:南緯14.54°、東経175.40°

素晴らしい活動を讃えたいと思います。
ただ、残念なことに現在「Home Plate」と言われている場所で砂地に車輪を取られて身動きできない状態で冬を迎えています。
5月(地球時間)には、Spiritがいる南半球は冬至を迎えます。
現在は、ソーラーパネルを太陽へ向けることもできない状態で、今まで3回の越冬を経験してますが、今回は電力不足が心配されています。
現在、NASAでは脱出することを最優先に対策を練っていますが、次善の策として何とかソーラーパネルを太陽に向けることを考えています。
動けないなら、その場で出来ることをやってもらおうということのようです。
無線などを使って火星の地軸の変動を測定できるようですね。
自転方向の長期変化から、火星のコアの大きさと密度が推定でき、短期変化からコアが固体か液体か推定できるとのことです。

一方、Opportunityは順調にVictoria CraterからEndeavour Craterへ移動しています。


大きな画像は、下記にて
http://marsrovers.jpl.nasa.gov/mission/tm-opportunity/images/MERB_Sol2063_1.jpg

Victoria Crater:南緯2.03°、西経5.5°
Endeavour Crater:南緯2.25°、西経5.23°
Opportunityは、PST2004年1月24日21時5分(日本時間2004年1月25日14時5分)に火星へ到着し、現在も活動を続けています。
Spiritを救出する為にOpportunityに駆けつけて欲しいという思いがありますが、お互いがほぼ火星の真裏に居るので無理ですよね。

Spirit頑張れ!
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明けましておめでとうございます

2010-01-01 01:28:08 | 火星協会


今年は、下記の3点に注目です。

①1月末に火星が衝になる。
②Phoenixの復活なるか?
③MARS500が5月頃に開始予定。

①1月31日に衝となります。ただし、最接近は1月27日です。
現在は、横浜では19:30頃東北東から顔を出して午前2時過ぎ頃南の空に上がって来ます。
観測には、良い季節ですが、寒いので皆さん体調管理には気を付けていただきたいですね。
肉眼でも異様に赤い星が見えますので、是非鑑賞しましょう。

②Phoenixの復活なるかというところですが、「天文年鑑2010」によりますと地球時間1月4日が火星時間4月23日となります。
そして、火星通信の村上さんの情報ですともうすでに北極環の溶解が始まっているとのことです。
近々Phoenixの状況が報告されることを期待を込めて待ちたいと思います。

③MARS500ですが、実際は行きに250日、火星滞在30日、帰り240日で合計520日を想定してシュミレーションする計画です。
開始は、5月頃の予定です。その前に4ケ月ほど参加ボランティアの訓練をするとのことです。
例えば、5月1日に開始したとして2011年10月2日に出てくる計算です。
サッカーのワールドカップが見れないのでしょうか?
そんなバカなことは無いでしょうね。
ワールドカップが見れないなんてこと想像すらできません。

では、今年もよろしくお願い致します。

友人から頂いた苺に花と実がなりました。
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