火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

火星着陸は同じだけれど

2011-01-27 22:04:59 | 520MARS
1月26日にESAのサイトで火星着陸シュミレーションについて紹介されています。

詳しくは、ここにて

Diego Urbinaさんの記事です。


それによると、以下の点はロシアの発表と同じです。

・2月1日開始
・着陸メンバー(Diego Urbinaさん、Aleksandr Smoleevskyさん、Wang Yueさん)

ただ、地球からの距離など下記の点が違ってます。

・火星までの距離:44,824.02km
・地球までの距離:191,411,849.9km

現在の地球と火星の実際の距離は、2.38AU(天文年鑑より)となってますので3.57億kmです。
ロシアは、2018年の大接近時を想定していて地球-探査機-火星の位置関係が想定されていますが、ESAは今一分かりませんね。
また、下記の画像が一緒に発表されているのでARABIA TERRA(アラビア大陸)かTERRA CIMMERIA(キメリア大陸)への着陸を想定しているものでしょうか?



大きい画像は、ここ

何はともあれ、いよいよ宇宙服を着ての船外活動が実施されますので楽しみです。




コメント (4)
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最近変わったの・・・

2011-01-23 21:49:41 | Phobos
1月21日のESAのMarsExpressのブログにPhobosの最新の画像が報告されてますので紹介します。
HRSC(the High Resolution Stereo Camera)で1月9日撮影のようです。

下記の位置関係で撮影しました。



詳しくは、ここにて
各画像をクリックすると倍率を自由に変えて見ることが出来ます。
日々進歩してますね。

今回の画像で今年の後半に打ち上げ予定のPhobos-Gruntの着陸予定地も示されています。
当初の予定は、赤の丸で囲んだところでしたが、青で囲ったところに変わったとのことです。



こういった画像が定期的に撮影できるのは、MarsExpressの軌道がフラフープのようになっているからです。
そのアニメーションが紹介されています。

それにしても、Phobos-Gruntの着陸予定地が変更になっていたとは・・・
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火星着陸のスケジュール

2011-01-20 23:04:36 | 520MARS


1月18日のMARS500のサイトに火星着陸のスケジュールが載りました。
ESAの予定とロシア側の予定が違いますが、一緒にやっているのにどうしてでしょうか?
②のロシア側のスケジュルの方が新しいので、こちらのスケジュールで動くとしましょう。
2月は、火星の探査ですか~。いろいろ楽しめそうです。

①ESAのサイトのQuick factsでのスケジュール
1月27日 火星着陸、調査開始
3月 8日 火星での調査終了
4月17日 火星軌道からの出発

②ロシア側のスケジュール
2月 1日 – 火星軌道上で module EU-50 (landing Martian module)のハッチが開られる。
2月12日 – module EU-50にクルーが乗り込みハッチが閉じられる。離脱し、火星着陸。
2月14日 – 最初に火星地表に降り立つのは、Alexander Smoleevskyさんと Diego Urbinaさん。
2月18日 – 二回目は、Alexander Smoleevskyさんと Van Jueさん。
2月22日 – 三回目は、Alexander Smoleevskyさんと Diego Urbinaさん。
2月23日 – 火星地表から飛び立つ。
2月24日 – 母船にドッキング。検疫の開始。
2月27日 – 検疫終了。module EU-150 (living module)のハッチが開けられてクルーが揃う。
3月 1日 – module EU-50 (landing Martian module)のハッチが閉じられる。

火星へ降り立つお三方です。
Alexander Smoleevskyさん


Diego Urbinaさん


Wang Yueさん


下記の写真は、module EU-50 (landing Martian module)へ乗り込んだ様子でしょうか?


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いよいよ安定軌道に!

2011-01-15 21:27:45 | 520MARS
1月14日に新しい情報がアップされています。
クルーの様子は、変化ないようです。テストが順調に続けられているとのこと。
テスト内容も変化ないですね。

•Estimation of effectiveness of physical trainings – “PROPHYLAXIS” (IBMP).
•Sodium consumption, fluid homeostasis and arterial pressure regulation – “Nutrition” (Germany).
•Association between psychological characteristics and cardiovascular system functioning – “CardioPsy” (ЕSА).
•Autogenic training as self-regulation procedure – “Self-regulation” (IBMP).
•Questionnaire about sleep quality “Blue light-2” (ESA).
•Investigation of sleep system resistance to stress – “Sleep-1” (Russia).
•Monitoring of neurobehavioral functions “Operator”(USA)
•Group structure and cooperation “Distance” (ESA)
•Microbial ecology of confined habitats “MICHA” (ESA)
•Prophylaxis with vibration “Galileo” (ESA)

ただかなり火星周回軌道に入ってから火星に近づく速度が遅くなってきました。
ここで言う火星への接近速度は、公表されたものではなく事務局が勝手に発表された日ごとに
日割り計算したものです。
ですから、実際のロケットの想定速度とはかけ離れたものであることは、ご容赦ください。
例) (前回発表の距離-今回発表の距離)÷その間の日数÷24=火星への想定接近時速

12月3日  地球からの距離:52,659,000km、火星までの距離:5,163,000km

                    火星への接近速度 11,357km/時

12月10日 地球からの距離は、55,289,000kmで火星までの距離は、3,255,000km

                    火星への接近速度 8,024km/時

12月17日 地球からの距離:58,309,000 km、火星への距離:1,907,000 km

                    火星への接近速度 6,077km/時        

12月24日 地球からの距離:61,865,000 km、火星への距離:886,000 km

                    火星への接近速度 3,696km/時

12月31日 地球からの距離:65,897,000 km、火星への距離:265,000 km

                    火星への接近速度  741km/時

1月14日 地球からの距離:65,897,000 km、火星への距離:265,000 km

12月18日に火星周回軌道に入った想定ですので、その前は、6-14万km/時もの速度でした。
徐々に安定した周回軌道に落ち着いているところを想定していると推定できます。
安定した軌道になれば、同じ距離(接近速度ゼロですね)が維持されると思います。

ところで、同じ日にMARS500のローバーの写真が下記のように紹介されています。
もっと見る場合は、ここです。 
車輪が6輪ですね。車輪と車輪がかなりくっついている感じです。
物が挟まりやすいのでは・・・。
それに上下に余裕がない様で、平らなところしか走れなさそうです。ちょっとな~。
実際に動く様子が見てみたいものです。



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穏やかな年明けのようです

2011-01-13 22:47:26 | 520MARS
ずっとクリスマスの写真ばかりで今一でしたが、12月31日での実験の様子がアップされていました。
閉鎖開始から212日となりますが、皆さん元気で実験に取り組んでいる様子です。

下記のテストを行っています。
12月17日、24日と同じですね。

•Estimation of effectiveness of physical trainings – “PROPHYLAXIS” (IBMP).
•Sodium consumption, fluid homeostasis and arterial pressure regulation – “Nutrition” (Germany).
•Association between psychological characteristics and cardiovascular system functioning – “CardioPsy” (ЕSА).
•Autogenic training as self-regulation procedure – “Self-regulation” (IBMP).
•Questionnaire about sleep quality “Blue light-2” (ESA).
•Investigation of sleep system resistance to stress – “Sleep-1” (Russia).
•Monitoring of neurobehavioral functions “Operator”(USA)
•Group structure and cooperation “Distance” (ESA)
•Microbial ecology of confined habitats “MICHA” (ESA)
•Prophylaxis with vibration “Galileo” (ESA)

地球からの距離:65,897,000 km、火星への距離:265,000 km となってかなり火星に近づきました。
1月27日に火星着陸が予定されていますので、もっと動きが出ることを期待しましょう。

3Dでの室内の様子が紹介されています。ここにて

1月12日付けで新年を迎えた様子です。あちらでは、クリスマスも正月も一緒なんですね。



下記は、食事の用意です。




また、前後しますが12月20日にESAのサイトでテストの様子がビデオで紹介されていました。
結構、チェックしていたつもりですが、忘年会で見逃してましたね。でも、のんびりした感じです。
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見守ります!

2011-01-10 22:21:21 | MER


1月9日のMarsTodayによりますとNASAはSpiritについてまだまだ諦めていないようです。
昨年の3月22日(Sol 2210)以来、Spiritからの通信は途絶えたままですが、
いろいろ手を尽くしてSpiritの復活を見守っています。

①火星軌道船が耳を澄ましています。(低電力で一時的に落ち込んでいる場合。)
②the Sweep & BeepということでMROでの見守り。(ミッション時計の狂いによる影響の場合。)

Spiritへの日照時間は、2011年3月中旬頃から最大となりますので、まだまだ期待できますね。

朗報を待ちたいと思います。

詳しくは、ここから
しかしながら、SpiritのTroyからの脱出は難しいと思います。
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陰日なたなく

2011-01-05 21:54:53 | MER


大きいサイズは、ここ

1月4日のMarsTodayによりますとMROのHiRISEがSanta Mariaクレーターの南西の縁にいるOpportunityを捉えていました。
昨年の12月31日に撮られたものです。
クレーターの底に砂丘が模様を作っているのが見えますね。深さはどのくらいなんでしょうか?
Santa Mariaクレーターの南西部には、MROのCRISMのデーターから硫酸塩水和物があることが示されているそうです。
そして、フィロケイ酸塩やミネラルを含んだ粘土の存在が予想されています。
そのことから、後の硫酸塩の強酸性の環境よりも生命が存在しやすい湿った環境の時代があったと信じられています。
どうも合の時期をSanta Mariaクレーターの調査に使うようです。真面目にやりますね。
その後は、Endeavourクレーターの南西部を目指して移動するとのこと。
頑張れ!Opportunity!


①Santa Mariaクレーター
直径90m
比較的新しいが内部に砂丘が積もる程度には古いとのこと。
Meridiani平原に位置し、Endeavourクレーターから約6km離れている。
GoogleMARSにも載ってませんでしたので正確な位置情報は、ありません。

②ケイ酸塩には下記の種類があります。Wikipedia
・ネソケイ酸塩鉱物(四面体単体) — [SiO4]4−、カンラン石類、柘榴石類など。
・ソロケイ酸塩鉱物(四面体2量体) — [Si2O7]6−、ベスブ石、緑簾石類など。
・サイクロケイ酸塩鉱物(環状) — [SinO3n]2n−、緑柱石、電気石類など。
・イノケイ酸塩鉱物(単鎖状) — [SinO3n]2n−、輝石類など。
・イノケイ酸塩鉱物(2本鎖状) — [Si4nO11n]6n−、角閃石類など。
・フィロケイ酸塩鉱物(層状) — [Si2nO5n]2n−、雲母類や粘土鉱物など。
・テクトケイ酸塩鉱物(3次元網目状) — [AlxSiyO2(x+y)]x−、石英、長石類、沸石類など。

③フィロケイ酸塩については、こんなサイトもありました。
ロマンですね。
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ルナ月探査機

2011-01-03 00:18:45 | 火星協会
みずもとさんが「宇宙の傑作機14 ルノホート」に続いて、宇宙の傑作機15「ルナ月探査機」を出されました。
発行は、前回同様 風虎通信さんです。

米ソがロケット開発を競っていた時代に、ソ連が先駆けて人類史上初めて月の裏側の撮影に成功した状況が描かれています。
今回もコロリョフが主役ではありますが、彼を取り巻く新しい人脈が分かって興味深かったです。

スペースサイトさんのサイトで紹介されています。

事務局は、31日単身コミケ会場へ行き、無事ゲットいたしました。
夏にも会場へ行きましたが、暑さと参加者の熱気に当てられ、寝込んでしまいましたので今回は大げさかもしれませんが、かなり気合を入れて乗り込みました。
大井町駅では、左程ではありませんでしたが・・
国際展示場駅に着くとホームに人が溢れていました。
更に東館を目指して進むと松本楼のレストランがある辺りから東館の下りエスカレーターのある辺りまでびっしりで川崎大師の初詣の混雑を思わせる混みようでした。
少しやばいな~と思い、なるべく列の左端を進むようにして逃げ道を確保しながら行きました。(右端は、帰り組みの通路で、左端は、動く歩道のところが進入禁止で空間が確保されていましたので)
入り口からは、人がバラケテ、スムースに進めましたので、一目散に風虎さんを目指し、買い物をしたらわき目も振らず帰ってきました。
帰りも結構混んでましたが、大井町方面の電車は空いており座ることが出来ました。やれやれです。
TWITTERに風虎通信の高橋さんが書き込みをされていたので、お話したかったのですが大晦日ということで諦めました。
とにかく、無事にみずもとさんの本を購入できてホッとしてます。
高橋さんのTWITTERによりますと今回もくだん書房さんで通信販売をするとのことです。

くだん書房さんのサイトに入って

科学技術をクリックして宇宙の傑作機15「ルナ月探査機」へたどり着くと思います。
くだん書房さんは、1月5日までお休みなのでそれ以降のアクセスが良いかと思います。

下記は、本文とは関係ない事務局の近所からの富士山です。

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明けましておめでとうございます!

2011-01-01 17:00:56 | 火星協会
横浜は、穏やかなお正月を迎えております。
今年もお付き合いの程、よろしくお願いいたします。
現在火星は、2月6日に合となるので遠ざかっている時期ですね。
近づいて来るのは、2012年の3月5日の衝の頃まで待たなければなりません。
でも、2010年の時よりも遠い接近なので最大視直径で13.89秒角です。
2003年の25.11秒角と比べると小さいですね。
それでも、今年の後半から下記のとおり火星探査が活発化する年となりますので、楽しんで見守りたいと思います。

①Curiosity(MSL:Mars Science Laboratory):
  11月25日から12月18日の間の良き日に火星へ向けて飛び立つ予定です。2012年8月に火星へ到着予定です。

②Phobos-Grunt:
  同じく11月25日以降の打ち上げを予定してます。2012年8月末から9月初めの間に火星軌道へ入る予定です。

③MARS500:
  現在行われている閉鎖実験も1月27日に火星着陸、3月8日軌道船へ帰還、4月17日火星軌道を出発、11月6日地球着陸ということで終了を迎えます。
その後のレポートが待ちどうしいですね。


米火星協会の2011年のMDRSでの野外活動は、1月1日から始まっています。


スケジュールは、下記のとおりです。詳しくは、ここにて

最初のCrew 96は、MDRSの施設の検査や保守・運営をしてCrew 97以降の科学者達の活動を支援する役目です。
いろいろなメンバーが参加していますね。
今回は、知っている方が参加するので詳しい話を聞くことが出来るかもしれません。
楽しみにしてます。

Crew 96/ December 28-January 1 MDRS Engineering team
Crew 97/ Jan. 1 -15 Mars Society selected crew members
Crew 98/ Jan 15 – 29 Romanian crew ROMARS
Crew 99/ Jan 29 - Feb. 12 NASA Ames Space Academy Crew LAMBDA
Crew 100A/ Feb. 12 - 26 ILEWG Crew EuroMoonMars
Crew 100B/ Feb 26 - 12 March ILEWG Crew EuroMoonMars
Crew 101/ March 12 – 26 Georgia Tech Crew
Crew 102/ March 26- April 9 Mars Society selected crew members
Crew 103/ April 9-23 JUMP_Catholic University of Louvain
Crew 104/ April 23-May 7 NASA crew DOMEX
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