(C)NASA / JPL-Caltech
上図は、InSightと同伴しているCubeSatsのMarCOが10月3日に初めて火星を撮影したものです。
火星までの距離が1,280万kmです。はるばる3億9,900万kmを飛んできました。
InSightの着陸を見届けるために、あと8,500万kmを飛行しなくてはなりません。
https://mars.nasa.gov/news/8377/nasas-first-image-of-mars-from-a-cubesat/?site=insight
MarCOは、InSight打上時に同じロケットで打上げられて、InSightと同伴して単独で火星を目指して飛行しています。
その、目的は、InSightの着陸後の情報を素早く地球に届けることです。
InSightが大気圏突入してEDL(突入、減速、着陸)の情報は、MRO(マーズ・リコネイサンス・オービター)が担当します。
その補助をMarCOが担うというわけです。
MarCOに関しては、下記サイトで
https://www.jpl.nasa.gov/cubesat/missions/marco.php
下図は、MarCO-Aと-Bの2機の勇姿です。
今回のデモンストレーションミッションが成功すれば、将来の火星ミッションでの大気突入とタッチダウンの間の大変重要な数分間を自前で通信することが可能になります。
(C)NASA / JPL-Caltech
基本的なCubeSatユニットは、約10センチメートル四方の箱です。
MarCOは、6ユニットのCubeSatです。
2つのMarCOは、約36.6センチメートル×24.3センチメートル×11.8センチメートルの収納サイズを有するとのことです。
こんな小さなCubeSatで4億8,400万kmも飛行して、火星で一仕事するなんて・・・凄い!と思います。