火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

金星探査に米露共同作戦!その名も”Venera-D"

2019-11-17 21:44:16 | Weblog

11月13日のYahooニュースさんによりますと、NASAとロシア連邦宇宙局が金星探査共同プログラム「ヴェネラ-D」を進めているとのことです。
NASAが長期間持続する探査機を、ロシアが周回衛星と短期活動の大型探査機をつくることになっています。
Yahooニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191113-00010000-wired-sctch&p=2

NASAの文書「Venera-Dモデリングワークショップの議事録」は、こちら:https://ntrs.nasa.gov/archive/nasa/casi.ntrs.nasa.gov/20180004539.pdf#search='LLISSE'

金星に探査機を着陸させるのは、この計画が初めてではなくて、1970年代ロシアがソビエト連邦のころ、盛んにチャレンジしてました。
その時代に金星の地表面の撮影を行っています。
1975年のソビエト連邦(現ロシア)による金星探査ベネラ計画については、こちらSpacesiteさんの記事が詳しいです。金星の地表面の画像も見れます。:http://spacesite.biz/ussrspace33.htm

*地球の兄弟星の金星の探査も大切なことだと思います。米露共同作業での新しい成果を期待したいですね!

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わたしら、火星に行くので!ぼくたち、お留守番ね!

2019-03-14 14:48:06 | Weblog

「火星に人類としての第一歩を印すのは、女性の可能性が高い!」とNASAのJim Bridenstineさんがラジオ番組で語ったそうです。
*ネタ元:CNN.co.jpの2019年3月13日のニュース。https://www.cnn.co.jp/fringe/35134129.html

その理由は、現在、NASAが進めている有人火星探査の有力候補に女性が上がっているということです。誰か?については、明言しなかったという。
更に、Twitterのユーザから「月への有人飛行についての質問」に、「今度、月に行くのも女性になるだろう」と答えたとのこと。
もう一つ、現在、ISSに滞在している第58次と第59次の長期滞在クルーの中から女性宇宙飛行士Anne McClainさんとChristina H. Kochさんが二人で今月末に船外活動を行うことになっており、女性だけでの船外活動は、初めてとなります。

*女性の社会進出が進んでいるとはいえ、どんどん凄いことになってきましたね!
NHKのコズミック フロント☆NEXT で失われたノーベル賞 女性天文学者とパルサーの謎」を見ましたが、、、
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2019095880SA000/

日本女性の社会地位に関しては、シャジニナ・ハンナさんがまとめた下記のレポートが面白いです。
そういえば、古代日本では、卑弥呼が権力を持っていたんですよね・・・
http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/files/public/3/38811/20160119101816722020/ReportJTP_23_56.pdf#search='%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%81%8C%E6%A8%A9%E5%8A%9B%E3%82%92%E6%8C%81%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E6%99%82%E4%BB%A3'

旧聞ですが、こんな女性科学者3人がレゴになった記事も!
https://www.cnn.co.jp/business/35051876.html

https://store.shopping.yahoo.co.jp/miraiya05/ra21110.html?sc_i=shp_pc_search_itemlist_shsrg_img

そして、手前みそですが・・・日本火星協会の女性理事が下記のような無重力体験ができる流しそうめんセットの開発を・・・
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000098.000009185.html?fbclid=IwAR0eKBbl5ParvW3il7dIOs2QFVTuTEnHtavWXIGTTHPt1scjE9UdbVI3DCU

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火星大接近を見逃さない!

2018-06-03 13:36:57 | Weblog

7月31日の火星大接近を見逃さない!
いくつかのサイトを紹介します。

国立天文台
https://www.nao.ac.jp/astro/feature/mars2018/

NASA
https://mars.nasa.gov/allaboutmars/nightsky/mars-close-approach/

月探査情報ステーション
https://moonstation.jp/news/20180315-website-for-mars-close-approach-2018-opens

AstroArts
https://www.astroarts.co.jp/special/2018mars/index-j.shtml

Youtube(2018年火星の動きが良くわかる)
https://www.youtube.com/watch?v=R8KtocA_yIQ

東亜天文学会 火星課(火星のプロの画像が見れます)
http://www.mars.dti.ne.jp/~cmo/ISMO.html

国立天文台 今日の星空

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火星の情報

2018-06-02 00:28:40 | Weblog

NASAのサイトで火星について分かりやすくまとめたサイトを見つけました。
これは、分かりやすい!!
https://mars.nasa.gov/all-about-mars/facts/

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火星で見る星空!

2018-02-01 18:44:58 | Weblog

@niftyニュースによりますと、セガトイズが火星で見える星空のプラネタリウム「HOMESTAR Classic MARS」を、2018年2月15日に発売するとのことです。
(価格:11,000円)
監修は、あの大平貴之さんです。
どんな星空でしょうね!
詳しくは、下記にて
https://news.nifty.com/article/entame/jcast/12144-319814/

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NASA>太陽系探査の2つのミッションを始動!

2017-01-21 12:14:44 | Weblog

NASAは、太陽系誕生から1,000万年も経たない時期の様子を探るために5つの候補の中から2つを選定しました。
それは、Lucy と Psycheと呼ばれています。
詳しくは、こちら> https://www.nasa.gov/press-release/nasa-selects-two-missions-to-explore-the-early-solar-system

①Lucy:木星のトロヤ群の調査を目的としています。
    詳しくは、こちら> http://www.hou.usra.edu/meetings/lpsc2016/pdf/2061.pdf

 Lucyミッションは、2021年10月に打ち上げ予定で、2025年には最初の目的地である小惑星帯に到着する予定です。
 2027年から2033年にかけてルーシーは、6つの木星のトロヤ小惑星を探索します。
 これらの小惑星は、木星と軌道を共有する2つの群(木星のラグランジュ点L4またはL5)に分かれています。
 トロヤ群は、太陽系の歴史の中で、はるか初期の時代の遺物であると考えられています。

②Psyche:火星と木星の間の小惑星帯を公転する、幅200kmあまりの巨大な鉄の塊であるPsycheを詳細に調査します
    詳しくは、こちら> https://sese.asu.edu/research/psyche 

 Psycheミッションは、地球よりも太陽から約3倍遠く離れた16個のPsycheとして知られている巨大な小惑星帯の中で、最も興味深いターゲットの1つを探索します。
 2023年10月に打ち上げられ、探査機が火星を超えてPsycheに到着するのは、2030年の予定。
 この小惑星は、直径約210キロメートルで、岩石や氷の多い大部分の小惑星とは異なり、大部分は地球の核と同様の金属鉄とニッケルで構成されていると考えられています。
 科学者たちは、Psycheが火星と同じ大きさであったが、何十億年も前に数多くの激しい衝突のために岩石の外層を失った初期の惑星の核となるのではないかと考えています。   

今日は、Psycheについて大きな話題になっているので、メモしておきます。
初期の惑星の核ということは、鉄を主成分とした大きな金属の塊です。
惑星の核を直接調査できるという素晴らしい機会を得たわけです。
下図は、目標のPsycheの画像です。サイケデリックな感じです。

下図は、金属核がむき出しになった様子です。

そして、巷でPsycheの出現によって地球上での金属相場が暴落するのではないかと話題になっています。
それによりますと、Psycheは、直径約210メートルで高密度(7,000 kg /m³)であるとのこと。
それから概算するとPsycheには、世界経済の総額(約7370兆ドル)のおよそ1356倍にあたる1000京ドル(約10垓円)相当の鉄が含まれているということです! 
さらに、金・プラチナ・銅などのレアメタルも含有しているとみられています。
でも、地球に持ってくるわけではないので、直接的な影響はないとのことです。
しかしながら、火星基地建設やバナール球を建設するための良い鉱山となるかもしれませんね。(笑

Daily Mail(1月17日付)
 は、こちら>http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-4128582/Nasa-plans-explore-expensive-asteroid.html

日本語のTOCANAは、こちら>http://tocana.jp/2017/01/post_12074_entry.html  

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何ですか?ペニテンテスって!

2017-01-18 14:32:56 | Weblog

冥王星から驚きの知らせが・・・

2015年7月14日に探査機New Horizonsが冥王星に最接近して取得した膨大なデーターの中に科学者たちを悩ませるものがあったそうです。
いろいろ調査した結果、それが地球でも見ることができるペニテンテスと同じものであるという結論に至りました。
ただ、地球上で見られるものは高さ数cm~5m程度で水の氷でできています。
一方、冥王星のペニテンテスは、メタンと窒素の氷でできていて、高さが約500mもありました。 
ペニテンテスのでき方は、地球も冥王星も同じで、個体が液体にならずに昇華して気体になることで形成されるとのこと。
*鍾乳石の生成とは、逆な感じですね。
生成条件は、大気があることです。

冥王星は、表面温度が-220℃で、薄い大気があります。 

Credits: NASA/JHUAPL/SwRI

発見された場所は、 冥王星のタルタロス・ドルサ領域(東経200~250度、北緯0~20度)です。
間隔が3000~5000 mで深さが約500 mのペニテンテスに似た形態の規則定な尾根が観測されました。

NASAの発表は、こちら https://www.nasa.gov/feature/scientists-offer-sharper-insight-into-pluto-s-bladed-terrain

Natureの概要は、こちら http://www.nature.com/nature/journal/v541/n7636/full/nature20779.html

日本語のニュース、TOCANAは、こちら http://tocana.jp/2017/01/post_12038_entry.html

地球上のペニテンテスは、こちら https://matome.naver.jp/odai/2141830808539965001

出典:「Wikipedia」アルゼンチンのペニテンテス

*とにかく驚きの光景です。

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時代は、動いている・・・

2016-08-30 00:02:04 | Weblog

7月19日にNASAが月面着陸機を台湾に発注したと言う下記のニュースを見て、
「なぜ?」「どうして?」と思いつつも、十分な情報がなかったので保留していました。 

台湾today
http://taiwantoday.tw/ct.asp?xItem=246305&ctNode=2316

Taipei times
http://www.taipeitimes.com/News/front/archives/2016/07/19/2003651332

そして、7月27日の下記のブログで、JAXAが失注したことが分かりました。
でも、まだ 「なぜ?」「どうして?」が解決してませんでした。

Ganymede's Garden(寺門和夫ブログ)」
http://blog.scienceweb.jp/?eid=197630

遅ればせながら、本日「月探査情報ステーション」を彷徨っていたら、下記の8月9日のニュースを見つけました。
凄くわかりやすいです。
これで、すっきりしました! 

NASA、次期月探査機の制作を台湾メーカーに委託」 
http://moonstation.jp/blog/lunarexp/nasa-orders-next-lunar-lander-to-taiwan-manufacturer

今回のNASAのプロジェクトは、 NASA’s Resource Prospector mission(RPM)と言うものです。
着陸機を送り込み、月面を掘って、資源(特に水)を発見することを目的としています。
発注金額は、Taipei timesの記事によりますとUS$46.84 millionと言うことですから、日本円で約48億円となります。
台湾は、着陸機を2018年に納入します。そして、NASAは、2020年に月へ向けて打ち上げる計画です。
水が発見できれば、月に人間が長期滞在することが可能になる時期が早まることでしょう。

それにしても、上記の「月探査情報ステーション」の記事で述べられている「月探査機が次第にコモディティ(一般品)化している」という指摘は、意味深いですね。
宇宙が主要産業になる時代が来ていると言うことです。
宇宙がいつまでも夢だけではなくて、実業として動き出している新しい大きな流れを目の当たりにする予感に痺れます。
日本、頑張ろう!

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火星へ手紙を送るのに、切手代220万円!

2015-12-06 10:24:12 | Weblog

12月5日のAFP BB NEWSによりますと、イギリスの5歳の男の子の質問に英郵便事業ロイヤルメール(Royal Mail)が回答したそうです。
 http://www.afpbb.com/articles/-/3069179

その男の子、オリバー君が「火星に手紙を送るのにいくら掛かりますか?」と質問したところ、ロイヤルメールは、NASAの協力を得て、Curiosityを火星へ送った時の費用を参考に、100gまでのものを火星へ送るのに約18,000ドル掛かると返事をしたそうです。

粋な計らいですね!

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秋です!灯かりを消して星空を眺めましょう!

2015-09-02 20:20:20 | Weblog

8月26日のEmillyさんのブログでBouletさんの webcomic が紹介されていました。
ちょっとの時間、星空の中に遊んで見ませんか?
私は、大変楽しかったです。

http://english.bouletcorp.com/2015/08/26/brassens-in-space/
 

You can hear the Void calling you…

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お素顔拝見、ハートをがっちり!

2015-07-22 00:14:14 | Weblog

New Horizonsは、2006年1月19日19:00(UTC)にAtlas V551に乗って地球を出発しました。
そして、2015年7月14日11:50(UTC)に冥王星に再接近しました。
地球を飛び立ってから約9年半、最接近時の距離は、12,500kmです。(メッチャ近い!)
人類の飽くなき探究心の勝利を記念してメモしておきます。

詳しくは、New HorizonsのHP、ナショジオさんの記事、スペースサイトさんの記事(7月16日頃)をみてください。
特にスペースサイトさんの記事は、打上当時の様子も含めお奨めです。 

下図は、New HorizonsのHPからの画像です。

下記の動画は、New Horizonsの最接近画像から作成されたもので、迫力あります。

Animated Flyover of Pluto’s Icy Mountain and Plains 

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お帰りなさい!

2015-07-13 09:14:44 | Weblog

7月8日の毎日新聞で日本惑星協会が4年ぶりに復活することが報道されています。
2011年7月20日に解散をしたのですが、2015年7月21日に活動を再開するとのことです。
HPは、こちらです。⇒ http://planetary.jp/
トップページには米惑星協会を設立した天文学者カール・セーガン氏の笑顔の写真が掲載されるそうです。
彼は、親日的でした。 


解散の原因は、メンバーの高齢化でしたが、今回は若手研究者の協力が得られることになったそうですね。

会長には、科学雑誌「ニュートン」の水谷仁編集長が就任されて、協会事務局には、井本昭事務長がなられるとのことです。
これで、惑星研究の情報基地として復活することと、日本での宇宙への探求心と宇宙活動への理解を深めることに繋がることを期待します。

私たち日本火星協会は、有人火星探査および宇宙活動に特化して活動して行こうと考えています。
ぜひ、私たちも微力ながら、日本の宇宙活動活性化に民間の力として協働して取り組めたらと考えています。

日本惑星協会の再開に大いに期待してます!

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Pluto!お待たせ!

2015-07-06 22:01:20 | Weblog

昨日、New Horizons に何らかの問題が発生してセーフモードに入っているとの報道がありましたので心配していましたが、NASAは、本日(7月6日)になって、停止している原因を特定したと発表しました。 
http://www.nasa.gov/nh/new-horizons-plans-july-7-return-to-normal-science-operations
7日には、科学観測が再開される見込みです。
セーフモードのままだと、既に始まっていた観測が中断されたまま、冥王星への最接近(7月14日20時50分ごろ:JST)での観測のチャンスを失うところでした。
2006年1月19日にアトラスVロケットで米フロリダ州のケープ・カナヴェラルから打上げられて、9年以上の月日をかけて目指してきたのですから、なんとしてでも冥王星の観測をして欲しいと願っています。

下図は、6月21日のPlutoとCharonの画像です。 

下図は、New Horizonsが6月22日から7月1日の間に冥王星を撮影したものです。

下図は、New Horizonsが6月22日から7月1日の間にCharonを撮影したものです。

New Horizonsの今後の予定は、以下の通りです。
・7月14日20時50分ごろ(JST)冥王星をフライバイする。最接近時の距離は、13,695km。速度は、14km/s。
・8月後半:接近後の探査終了。 
・2016年~2020年ころ:エッジワース・カイパーベルト内の太陽系外縁天体の観測
 探査目標は、まだ決まっておらず、日本のすばる望遠鏡も参加して探しているところです。
・その後は、太陽系を脱出する。

詳しくは、WikipediaSoraeスペースサイトをご覧下さい。

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火星でサッカーワールドカップを生中継で見れる!

2015-01-23 00:24:26 | Weblog

以前当ブログで火星-地球間の通信に関して「革新的なブロードバンドを求む!」で下記の通りお伝えしていました。

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NASAは、2020年代には、従来型の通信ではなく、革新的な通信手段を採用したい考えです。
そのため、民間の活力を利用したいとのことです。 

現在考えられている技術としては、レーザーや光通信だそうです。
レーザーは、2013年10月に月-地球間でLADEE(Lunar Atmosphere and Dust Environment Explorer) missionにより実証されました。
LADEE(Lunar Atmosphere and Dust Environment Explorer) mission
LADEEは、月-地球間の382,000km以上の距離で622メガビット毎秒(Mb/s)の驚異的なダウンロード速度を達成しました。

因みに、Curiosityが直接地球との通信をX-band direct-to-Earth (DTE) を用いて地球のDeep Space Network 34m antennaと通信した場合は、500 b/s以下の速度です。
Curiosityが火星周回機を経由して地球と通信する場合は、 2 Mb/sとなり、1Solあたりで500 Mbの通信が可能となります。 
*2Mb/sで1Solなら177,240Mbになりそうですが、周回機がCuriosityと通信する時間が限られているため500Mbとなってます。

-----------------------------------------------------

そうした背景の中で19日にGIGAZINEでElon Muskさんが火星でも通信可能なインターネット環境の構築を計画中という記事が掲載されました。
ネタ元は、Bloomberg Businessweek です。
以下、記事の引用です。
「複数の通信衛星を1,200km程度の低軌道に並べて宇宙空間でもインターネットが使用できるネットワークを構築するとのことです。
それによって、現在のインターネット通信よりも高速で安価なインターネット環境を提供できるようになる見込みです。
スペースXの計画では、何百という通信衛星が地球から1200km程度の低軌道を周回することになる見込みです。一般的な通信衛星は地球から1400kmから3万6000kmの距離の中軌道に存在するのですが、これらよりも地球に近い位置に通信衛星を配置することで、送受信機の発生電力を低く抑え、通信速度を高速化できるようになる、とのこと。」

さらに、21日にはEngadgetでSpaceXがGoogleとFidelityから10億ドルの資金を調達との記事が掲載されました。 
以下、記事の引用です。
「 SpaceX は今回の資金の使途について、公式発表では「宇宙輸送・再利用性・人工衛星製造分野での継続的なイノベーションのため」とふんわりした書き方をしています。」

SpaceX恐るべし!ですね。

ところが、日本も技術面では、負けていません!
22日のNikkeiのweb版で「照明光で高速通信 水中・病院でも自在に」という記事が載っていました。
以下、記事の引用です。
仕組みはこうだ。発光ダイオード(LED)などの照明に取り付けた通信モジュールが照明の光のオンとオフを制御する機能を持つ。これが光を点滅させて「0」「1」のデジタル情報で表現する。スマホやパソコン、テレビなどが光を受けることでデータを受信し、情報を閲覧できる。蛍光灯や白熱電球に比べ、高速で点滅が可能なLED照明の普及により実用化の動きが一気に進んできた。」
この分野は、日本が進んでいるようです。 

*事務局は、可視光通信について全く知らなかったので、調べてみたところ「可視光通信コンソーシアム:VLCC」という団体がありました。 
VLCCのHPから以下に一部引用します。
--------------------------------------------------
可視光を通信に利用することで、従来の無線や赤外線で生じていた問題点を克服することができ、「ユビキタス(遍在的)」で「超高速」で、「人体や電子機器にも影響しない」という、今までにない新しい通信手段として期待されています。

■特性

可視光を用いた通信には従来の通信にはないさまざまなメリットがあります。

●可視光域は人間に安全なため、照明に用いている数ワットという高い電力でそのまま送信する事ができる 
●照明は至る所に設置されているため、照明機器に通信機能を付加するだけでワイヤレス環境が構築できる 

また、現在携帯電話や無線LAN等で広く用いられている無線通信ですが、一般に

■電磁波の人体への影響から送信電力を上げることができない 
■電波法による制約から、広帯域な無線周波数を自由に使うことができない 
■病院や宇宙船内では精密機器への影響から無線は使用できない

といった問題があります。しかし、可視光通信では以上の問題が解決できます。

--------------------------------------------------- 

以上、通信についての最近の話題をメモしました。
とにかく、いろんなことが考えられていて、科学技術の進化は、凄まじいということですね。

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たまには火星でも見てみよう!

2014-03-16 13:11:04 | Weblog

いよいよ火星観測に最適な時期となりました。
今回の接近は、4月14日が最接近で地球との距離が9,239万km、最大視直径が15.16秒角です。
中接近ですね。
関東では、3月16日ですと20時半頃、東南東の空から昇ってきます。 
Vixen Webshopの星空newsによりますと、3月13日から5月19日頃までが見ごろだそうです。
おとめ座の1等星スピカを目印とすると良いです。
スピカは、青白い星ですので赤い火星と見比べるのも良いでしょう。
下図は、国立天文台のほしぞら情報からの引用です。

下図は、今後の火星接近の時期を示しています。2018年は、大接近となります。

実は、事務局は、まだ見ていません。
今日の夜こそは、探してみようと思っています。(酔って寝てしまわなければ・・・)

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