7月19日にNASAが月面着陸機を台湾に発注したと言う下記のニュースを見て、
「なぜ?」「どうして?」と思いつつも、十分な情報がなかったので保留していました。
「台湾today」
http://taiwantoday.tw/ct.asp?xItem=246305&ctNode=2316
「Taipei times」
http://www.taipeitimes.com/News/front/archives/2016/07/19/2003651332
そして、7月27日の下記のブログで、JAXAが失注したことが分かりました。
でも、まだ 「なぜ?」「どうして?」が解決してませんでした。
「Ganymede's Garden(寺門和夫ブログ)」
http://blog.scienceweb.jp/?eid=197630
遅ればせながら、本日「月探査情報ステーション」を彷徨っていたら、下記の8月9日のニュースを見つけました。
凄くわかりやすいです。
これで、すっきりしました!
「NASA、次期月探査機の制作を台湾メーカーに委託」
http://moonstation.jp/blog/lunarexp/nasa-orders-next-lunar-lander-to-taiwan-manufacturer
今回のNASAのプロジェクトは、 NASA’s Resource Prospector mission(RPM)と言うものです。
着陸機を送り込み、月面を掘って、資源(特に水)を発見することを目的としています。
発注金額は、Taipei timesの記事によりますとUS$46.84 millionと言うことですから、日本円で約48億円となります。
台湾は、着陸機を2018年に納入します。そして、NASAは、2020年に月へ向けて打ち上げる計画です。
水が発見できれば、月に人間が長期滞在することが可能になる時期が早まることでしょう。
それにしても、上記の「月探査情報ステーション」の記事で述べられている「月探査機が次第にコモディティ(一般品)化している」という指摘は、意味深いですね。
宇宙が主要産業になる時代が来ていると言うことです。
宇宙がいつまでも夢だけではなくて、実業として動き出している新しい大きな流れを目の当たりにする予感に痺れます。
日本、頑張ろう!