6月9日付けでのCyrille Fournierさんのレポートです。WEBでは、11日か12日発表ではないかと思いますが・・・。私の見落しかも知れませんね。
レポートの最後にCyrille Fournierさんからエールフランス機事故に対する哀悼の意が述べられていますので拙訳ですが、引用させていただきます。
詳細は、下記にて
http://www.esa.int/SPECIALS/Mars500/SEMIUGQORVF_0.html
「本当に、エール・フランスの操縦士として、私は、機中の全ての人々(乗員であった私の同僚や友人並びに乗客の方々)に関する深い悲しみを感じます。
私たちが、完全なコントロールの下にリスクと危険性を考慮しても、空や宇宙は、高度が10kmであろうが、400km又は6千万kmであろうが、未だリスクをゼロにすることが出来ないエリアです。しかし、私たちは、可能な限りリスクを減らすことが出来るし、やらなければなりません。これが、搭載システムが発展している理由です。これが、乗員が徹底的に訓練されている理由です。これが、手順が確率されている理由です。そして、これが、獲得された経験が役に立つ理由です。
人生は、このような痛ましい出来事の後でも歩み続けなくてはなりません。世界とその先の世界への旅と発見が私たちに大きな喜びを与え、私たちの思考を焚きつけるので、私たちは、決して前進することを止めないでしょう。人生は、危険を意味します。そして、宇宙旅行者のために危険を減少させるのが、まさに、私たちのMars500プロジェクトの目標です。」
と締めくくってます。改めて、関係者の皆様の悲しみを深く感じご冥福をお祈りします。
エールフランスの事故の記事です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090612-00000003-cnn-int
さて、今週もいつものように訓練やテストを実施してます。
今回は、'Pilot light' や'MECA'という訓練をやったとのこと。
'Pilot light' は、ロシアの心理学チームよって作られたもので、ISSにドッキングするソユーズの運転のシュミレーションだそうです。Cyrille さんは、パイロットなので特に楽しかったといってますね。
'MECA'は、ESAによって作られたオンラインのゲームのようですね。
こういった情報がシステムを最適化する役に立つんですね。
装置の故障や非常事態への対応の訓練もやってますね。
休暇で来たフランスの国立高等中学校の学生たちと30分ほど話し、大変喜んでます。
彼らが多くの面白い質問したようです。
(あなた方は、スポーツをしていますか?何を食べていますか?ここをでたらすぐに何をしたいですか?など)
Bordeauxがフランスのフットボールリーグで優勝したこと、
Maria Sharapova がローランギャロス王冠の試合中だったこと(ほとんどの少年が言ったとのこと)
Rafael Nadal が負けたこと(ほとんどの少女がそれについて言及したとのこと)
などを教えてくれたそうです。
それで、この非常に楽しい訪問をしてくれた彼ら皆に感謝の意と6月8日に始まる期末テストでの健闘を祈ると言ってます。
サッカーの情報は、下記です。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0809/france/text/200906050001-spnavi.html
来週には、第17回symposium 'Humans in space'が Moscowで開かれるので、それにビデオメッセージを出すそうです。シンポジウムは、どんな内容なんでしょうか?