寺薗先生の「月探査情報ステーション」のリニューアルの奮闘紀を読んで、サイトを覗いたところ・・・
「エクソマーズの火星行きは「危機一髪」だった?打上げロケット上段が分解していた可能性」と言う記事が目を引きました。
その記事で紹介されていたExoMarsの打上げ後の様子ですが、ESAのページにその画像が載っていましたので、紹介します。
*月探査情報ステーションの記事は、こちら: http://moonstation.jp/blog/marsexp/exomars/exomars-breeze-m-decomposition
ExoMarsの打上げに備えて、ESAのNEO coordination centre が宇宙船の様子を観測するために国際キャンペーンを組織したそうです。
NEOといえば、「a small near-Earth object:地球近傍小天体」ですね。
地球にぶつかる可能性のある小天体を観測するグループが、地球を出発する小さな宇宙船の観測に腰を上げてくれたわけです。
そして、以下の南半球の観測者が画像の撮影に成功しました。
・Alison Tripp and Sarah Roberts using a 1 m-diameter telescope in Australia
・Grant Christie at theStardome Observatory in Auckland, New Zealand.
・The Observatório Astronômico do Sertão de Itaparica team in Brazil led by Daniela Lazzaro, with Sergio Silva at the telescope.
下図の画像は、ブラジルチームが撮影したものです。
宇宙船を囲んで6つの上段の分解した物体が確認されます。
詳しくは、ESAのサイトにて
Date: 17 March 2016
Satellite: Trace Gas Orbiter and Schiaparelli
Copyright: OASI Observatory team; D. Lazzaro, S. Silva
*寺薗先生>月探査情報ステーションのリニューアルお疲れ様でした。前のも好きでしたが、このワードプレス(WordPress)版も見やすいです。
昨今、宇宙への関心が高まっている実感があります。
従いまして、今後ますます、月探査情報ステーションの閲覧が増えると思います。
お体に気をつけて、頑張ってください。