火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

MDRS天気予報 12/30 (MST) 雪が降りやすい傾向が継続しています。

2014-12-30 23:24:44 | 気候・天気

12/30
26日の記事では、25日以降は晴れ傾向と記しましたが、大きく変わってきました。
NOAAによる最新の気象図(画像)を見ますと、北米・北西部には強い高気圧があり、これが米国西・中部へ張り出しています。この高気圧に向かってカリフォルニアから入る湿った南西流がユタ州付近でぶつかっており、そのためMDRS付近も雪の降りやすい状態が続いています。

今後の予想図を見ますと、雪の降りやすい状態は現地時で大晦日(日本時で元日)まで続きそうな気配で、この間の気温は最低10F/-10C, 最25F/-4Cの間を動きそう。
その後は晴れが戻りそうです。MDRSからのレポートにもそれについて触れられるかどうか、興味あるところです。

それでは皆様、よいお年を!
新年もよろしくお願い致します。

By Yoh Mizumoto

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日本人研究者、火星の水を発見!

2014-12-28 23:13:31 | 水と生命

12月24日(イブの日)の発表です。
東京工業大学大学院理工学研究科地球惑星科学専攻の臼井寛裕助教がNASAとの共同プロジェクトにより、火星の地下に水が凍土または含水化した地殻として存在していることを突き止めたそうです。

詳しくは、東工大のプレスリリースにてご確認ください。

東京工業大学の臼井助教たちは、火星隕石の衝撃ガラスに含まれる微量な水の高精度水素同位体分析に世界初めて成功しました。
下図は、火星隕石に含まれる衝撃ガラスの電子顕微鏡写真です。

下図は、今回発見された水素の貯蔵場所を示す模式断面図です。

凄い発見ですし、日本人として誇らしい成果ですね!
ますます、有人探査および入植の可能性が高まりました。
まずは、サンプルリターンを目指しましょう!

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ホワイトクリスマス!

2014-12-26 22:17:06 | 気候・天気

     

12/26
先日(12/22)の記事では、25日のMDRSはみぞれないし雪が舞うのではないかと記していましたが、実際、雪が降ったようです。
下図は、世界時25日21時(現地時24日午後2時)の天気図・衛星画像合成図ですが、MDRSは気圧の谷の中で雲に覆わています。
別の観測データを見ますと、MDRSから近いハンクスビルという町で若干の降水記録があるのですが、これは恐らく雪ではないかと。
現地時25日も雲がかかっており、雪が舞った(舞っている)可能性があります。
MDRSもホワイトクリスマスになったようですね。

さて、NOAAから出ている最新の各種予想気象図を見ますと、今後暫くは目立った気圧の谷の接近などもなく、時折雲が広がることはあっても基本的に晴れの天気となりそうです。
この傾向、現時点で1月2日までは続きそうな気配となっています。

ちなみに、米国東部のクリスマスは、予想通り低気圧の接近で降水はありましたが、雨の域と雪の域とに分かれたようです。

*外部に置かれている水タンクと送水管の凍結に気をつけてほしいですね!

Note! Is the potable water supply pipe frozen?

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MDRS天気予報 12/22 (MST)

2014-12-22 22:03:23 | 気候・天気

12/22
NOAAによる世界時22日0時(現地時21日午後5時)の天気図および衛星画像を見ますと、ユタ州は気圧の谷が通過している影響で雲の多い天気となっています。
この傾向は22日(現地時・以下同)も続き、ひょっとすると雪が舞うかも。
ただ23日は晴れ間が戻りそうです。 

現時点ではNOAAの予想だと25日クリスマスは晴れとなっていますが、25日の各種予想図を見ますと、個人的には曇りでもしかしたらみぞれないし雪が舞うのではないかと思ったり(図は25日の予想地上気圧配置)。
さて実際はどうでしょうか。

なお、米国東部は発達する低気圧の影響でホワイトクリスマスの可能性が高まっており、一部で荒れるところも出る可能性が…。

By Yoh Mizumoto

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確信を得ました!

2014-12-18 01:07:47 | MSL

12月16日のWhat'sNewにCuriosityがGaleクレーターで有機物とメタンを発見したことを確認したと発表されています。
詳細は、こちらこちら
今までの発表論文は、こちらで 

1.Galeクレーター内で有機物を見つけたことが確認されました。
  既に有機物発見は、報告されていましたが、地球由来ではないということを確認していました。

2.大気中にメタンの存在を確認しました。

この2つが確認されたことで、火星に生命が存在していた可能性が高まりました。
また、メタンの存在は、つい最近に生命活動か地質活動があったことを裏付けています。
*火星は、生きているんですね! 

研究者は、上記の他に、次のことを報告しています。
the Cumberland の岩石の中の湖底の鉱物に固定されていた水の分析から、湖底が形成される前に大量の水が火星から失われ、その後も水の喪失が継続していたことが分かったそうです。
この湖底は、30億年以上前に形成されたと推定されています。

下図は、CuriosityがSol279(2013年5月13日)にドリルして採取した "Cumberland."からのサンプルをSAMで分析した結果です。
上の段が分析結果で、下段は、サンプルを入れない状態のブランクです。
分析の結果、確認された化合物を立体構造式で表示しています。
緑色のボールが塩素原子を表す。小さ な黒いボールが炭素原子を表す。炭素原子から延びるスティックは、水素原子への結合を表す。)
左から1:クロロメタン、2:ジクロロメタン、3:トリクロロメタン、4:四塩化炭素、5:ジクロロエタン、6:ジクロロプロパン、7:ジクロロブタン、8:クロロベンゼンです。
これらの化合物は、生命の存在がなくても生成する可能性がありますので決定的な証拠とはなりませんが、生命を形作るために必要な物質です。
これらの化合物は、サンプルの中に含まれていたものではなく、SAMで分析する際にサンプルに含まれている過塩素酸塩と前駆体とが化学反応した結果、生成した可能性があります。
また、その前駆体がもともと火星で生成したものか、隕石等によって外部から入ってきたものかということも可能性としてあります。
そういう訳で、まだまだ調査を深める必要が残っています。
でも、少なくとも地球外の物質に有機物が存在していることが確認できたということです。
*それも生命の原料となるものです。凄い!

下図は、クロロベンゼンの含有量を4つのサンプル採取場所で比較したものです。
左から"Rocknest" :Sol61(2012年10月7日)、"John Klein":Sol182(2013年2月8日)、"Cumberland.":Sol279(2013年5月13日)、"Confidence Hills": Sol762(2014年9月28日)
*各Solは、サンプルを採取した日です。
"Cumberland."以外の3ケ所では、分析値が機器のバックグラウンドレベルを下回っていました。 

各サンプル採取場所は、下記の通りです。

 

下図は、Sol1から750までに亘って大気中のメタンを測定した結果です。
SAMの TLS(the Tunable Laser Spectrometer)を使用しました。 
2012年8月から2014年9月くらいの範囲です。
2回ピークがありますね。
1回目のピークは、Sol300(2013年6月10日)付近です。まだ、Yellowknife Bayにいました。
2回目のピークは、Sol500を中心にSol50前後の幅があります。
Sol500は、丁度2014年の元旦ですね。 

Sol450-550の範囲というと下図のCooperstownとKimberleyの間の青い線の範囲くらいですね。

着実に前進しています。
Curiosityの山登りも待ち遠しいですね!

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Crew144 ミッション完了!また、新たな一歩を!

2014-12-14 20:40:14 | MARS on EARTH

Crew144のみなさん! お疲れ様でした!

Crew145への引継ぎも完了して、MA365プログラムが終りを迎えました。
Susanさん以外のみなさんは、14日にMDRSを離れることになります。

*今朝、MDRSサイトでも12月11日までの各レポートがアップされましたね。
 14日は、晴れますよ! 

Congratulation!Your mission completed!
fair/fine weather may return Dec 14, the final mission day.
 

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Crew144_Report_12/12 Onward then we go…to Mars.

2014-12-14 01:00:41 | MARS on EARTH

Commander Report
Gregory Leonard
12/12/14

----簡略です----

この火星擬似シミュレーションの最後の時間に相応しく、ハブは、おそらく今まででもっとも壮大な火星のような日の出に飾られました。
深い燃えるような赤い輝きが東の砂漠の地平線を越えて波状に盛り上がった雲の最下部から反射しました。シルエットの中にねじれた砂岩の奇石群と岩の尖塔を浮かび上がらせて。
約5時間後の12:34にCrew144は宇宙服無しで冷たい空気の中へ出ました。
10日間と14時間32分経って、私たちは、火星擬似シミュレーションからホームグラウンドの地球に戻って来ました。

今日の正午の興奮の前に、Toniさんが管理する最後の科学EVA-10の準備をしました。
Toniさんは、現在の地形、地質そして生物学的条件を評価しています。(それらが生命有機体の存在と相関するので)
メンバーは、MurakamiさんとSusanさんです。

ハブに残ったクルーは、最後の仕上げにかかりました。
ラボ作業の終了、簡易レポートの記載、機器の梱包およびハブのコーナーの整理。そして、EVAの帰還とシミュレーション終了のための計画。

私たちが擬似シミュレーションを終わった時には、ハブの外で全員で万歳をする、写真を撮る、そして他に何か・・・芝生ボーリング:地球人対火星人(宇宙服で)!
30分後にクルーは、ERV(地球帰還船)の中に殺到しました。
バーガー、チキンの丸焼き、炭酸飲料そして今晩の夕食と明日の食事のため食料を補給するのでハンクスビルに向かうのです。
私たちには、まだCrew145を迎えるための仕事が残っています。
(ところがこのCrew145は、他でもないわれらがSusanが指揮を執るのです。)

私たちは、シミュレーションを完了して、家に帰るのを楽しみにしていますが、同時に、エアロックを抜けて濃い砂漠の大気の中に出て、そして顔を軽く風が撫でる不思議な感覚を感じた時、悲しみの感情が芽生えるのを感じました。
ここで特別なことをやり遂げました。素晴らしい場所。私たちのチーム。そして、私たちは今、私たちが出来ると信じ、より成し遂げようとしている惑星探査の受け継がれてきたものの一員です。
前へ!いつか私たちは、行きます・・・火星へ!

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村上さんの応援をよろしくお願いいたします。
応援サイトは、以下の通りです。
日本火星協会 MDRSページ
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----原文です----

Appropriately, the MDRS Hab was graced with perhaps the most spectacular Mars-like sunrise to date, on this our final hours of full Mars analog simulation. A deep fiery red glow reflected from the bottom of a rippled bank of clouds across the eastern desert horizon, casting the twisted sandstone hoodoos and rocky spires into lifelike silhouettes. About five hours later, at 12:34, MDRS crew 144 exited the Hab into cool air, without spacesuits. After 10 days, 14 hours, 34 minutes we have returned from Mars surface analog simulation back to our home turf, Earth.

Before all of this mid-day excitement however, the crew readied for their final EVA, a science EVA-10 directed by crew Geologist Toni de Morais Teles. Toni is evaluating spatio-temporal geomorphic, geologic, and biologic conditions as they correlate with the presence of life organisms. (see Science Report). After a fine breakfast of walnut-blueberry-raspberry pancakes, Toni instructed his EVA assistants, crew Biologist Yusuke Murakami, and HSO Dr. Susan Jewell with their EVA directives; and he described his work, and details of the EVA plan. After the final EVA suit-up, the field party cleared the airlock at 0958.

The in-Hab crew completed odds and ends, finishing lab work, summary report writing, packing instruments, cleaning, and organizing corners of the Hab, and planning for the return of the EVA and simulation exit.

As we exited from analog simulation, we all cheered outside the Hab, collected photos, and what else, played bocce ball: Earthlings vs Martians (in space suits)! A half hour later the crew piled into the ERV, (our Earth Return Vehicle) to cruise into Hanksville for burgers, chicken strips, sodas, and to replenish our Hab food supplies for tonight’s supper, and tomorrow’s meals. We still have reports to deliver, final testing measures to complete, and the beginnings of a complete cleaning of the Hab, readying for tomorrow’s handover to the MDRS-145 crew (to be commanded by-the-way, by none other than our incredibly talented and capable MDRS-144 HSO, Dr. Susan Jewell).

As much as we all look forward to the completion of our analog simulation, and returning home, there was as well, an incipient sense of sadness when departing out the airlock, into the thick desert air and feeling the strange sensation of a slight breeze brush across our faces. In breaking simulation conditions, we step across the threshold of the Hab airlock as new persons, carrying with us the knowledge and gratification that we’ve really accomplished something special here, in this marvelous facility, and amongst our team; and we are now a piece in the legacy (incremental as it is) of planetary exploration pioneers that believe we can and will accomplish so much more. Onward then we go…to Mars.

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MDRS天気予報 12/13 (MST) 晴れてお別れ!

2014-12-14 00:34:44 | 気候・天気

12/13
CommanderのGregoryさんによる9日のレポートに、"There has been a slight turn of the weather over the past 24-36 hours. The cloud cover that has generally been present for much of our mission seems to have finally moved out, and high pressure has brought the return of warm sunny days and clear cold nights."とあります。
最後の方は「雲が晴れて冷える夜が戻った」と読めますが、これは放射冷却による冷え込みを意味しています。
これで上空に寒気が入っていればもっと冷え込むのですが、カリフォルニアからの暖気が入っていたので、最低気温は0℃くらいで留まっていたようです。

NOAAによる世界時13日6時(現地時12日23時)の天気図を見ますと、ユタ州は気圧の谷の影響で雲の多い天気となっています。
13日は曇りで雨もしくは雪が降りやすい状態となりそうですが、14日は晴れ間が広がり、Crew144最終日は晴れで迎えられそうです。
気温は最高46F/8C, 最低21F/-6Cくらい、風は西寄り10mph(5m/s)と見込まれます。

ちなみに、ここに掲げる衛星画像は、世界時12日21時45分の上層の水蒸気の様子。
カリフォルニアに熱帯から湿った気流の流れ込む様子がよくわかりますが、「パイナップル・エクスプレス」と呼ばれています。
これはメディアが使う言葉で、正式な気象用語ではありません。

Quoted from Crew144 report by Commander Gregory Leonard and saying"There has been a slight turn of the weather over the past 24-36 hours.
The cloud cover that has generally been present for much of our mission seems to have finally moved out, and high pressure has brought the return of warm sunny days and clear cold nights.",

at the end of that "..clear cold nights" means radiation cooling.
Minimum morning temperature about 32F/0C, would be much colder if northern cold air mass flowing over MDRS, however now Californian warm air instead.

NOAA analysis chart on Dec 13 at 06z (Dec12 at 2300MST) says Utah seeing cloudy sky due to trough, so it's expected cloudy with some showers or snow on Dec 13.
But fair/fine weather may return Dec 14, the final mission day.
Temperatures about max 46F/8C and min 21F/-6C, westerly 10mph(5m/s) are expected.

By the way, the satellite image shows upper water vapor on Dec 12 at 2145z.
Moisture flowing into California from equatorial tropical is called "Pineapple Express". It's very often used by mass media and not official meteorological word.

By Yoh Mizumoto

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Crew144_Report_12/11 火星に降り立つために!

2014-12-13 18:48:14 | MARS on EARTH

Commander Report
Gregory Leonard
12/11/14

----簡略です----

今朝は、雲が戻ってきて、昨日と違う壮大な火星の日の出です。MDRSの場所は、大変良く選定されています。うっかりすると人はここが本当の火星だと勘違いしてしまうでしょう。特に、朝の赤い光が風や水が作り出した赤、白そして茶色の地層を多様に彩る時に。確かにいくつかの未来の火星入植地の建物から見る眺めは、全く同じような眺めになるでしょう。

Murakamiさんの最後のEVA-9が午前中にありました。メンバーは、HeidiさんとVictorさんです。HabCOMは、Juhoさんでした。Murakamiさんの調査及びアウトリーチプロジェクトは、地球外生命が地球物理学的および生物物理学的ゾーンを特徴づけるどんな所にいるか?を観察するアナログ調査です。

EVA後の報告で問題となったのは、やはりヘルメットの曇りの問題でした。身体を動かす(例えば、歩くとか)と発生しやすくなります。ゆっくり歩くとか休息を撮ることで軽減されます。

Susanさんは、JuhoさんとGregoryさんを事前テストの対象者として、彼女のヨガ・瞑想研究をCrew145ミッション中に正式に履行するため唾液サンプル採取の試験計画表の作成に取り組みました。Toniさんは、その様子をビデオと写真で記録しました。

Gregoryさんは、2回のEVAで集めた地表面のサンプルを分光放射測定する実験室での作業の準備を始めました。Gregoryさんは、日没後に地質学研究室でこれらの仕事をするようです。サンプルからの測定値が日光や周囲の光の影響を受けるのを排除するためです。これで、Gregoryさんのミッションの基幹のデータ収集が完了しました。分析と解析は、明日から始めて、ミッション後にも継続します。

午後は、チームのコミュニケーション、個人間のコミュニケーションとミッション中の他のメンバーに対する他の個々人の認識について計画された議論を行いました。このクルーは、この1週間半の間、非常によくやって来ました。以下のようなさまざまな度合いの逆境にありながら。(例えば、先週はクルーメンバーの病気の拡大を防ぐため48時間抗感染マスクを付けていました。私たちは、故障が増加しているトイレについて、バケツの水で流すことで対応しました。私たちは、水ポンプが数日前に故障してから水の節約対策や使用基準を実行しました。等)

これらは、すべてここMDRSでもそしてMA365でも直面する課題です。しかし、私たちは、極限環境に閉じ込められた長期の偉大な挑戦が365日間の北極での閉鎖実験にチームとして如何に対応するか、対人関係とチームの活力の問題を如何に解決するかを解決する方法であると強く確信しています。みんなが11日間一緒に過ごした経験についてフランクに話し合いました。すべての面でCrew144のクルー全員が素晴らしい意欲とともに素晴らしい働きをしました。今日でミッションが終わるに際して、このチームは一緒に前進するための強固な基盤を持っていると感じました。この努力は、ここで始まってこの後も継続していく必要があります。

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----原文です----

Cloud cover returned this morning, and with it another in-simulation, spectacular Martian sunrise. The MDRS site was very well selected, and one can easily mistake this place for the real Martian surface, particularly when the red rays of the morning light strike the myriad of wind and water sculpted red, white, and brown geologic formations. Surely the view from some future Mars habitat structures will be very nearly the same.

This morning after breakfast Biologist Yusuke Murakami presented his planning and field objectives for MDRS science EVA-9, and directed his EVA team members XO Heidi Beemer and Engineer Victor Luo with their specific EVA tasks. Yusuke’s investigation and outreach project is an observational analog survey characterizing geophysical and biophysical zones where extra-terrestrial life could exist; he revisited a previous site, collecting more data, and one new site (see Science Report). Crew scientist Juho Vehviläinen managed HabCOM.

The EVA team was out onto the surface at 0949, first completing engineering EVA duties and then completing the planned science EVA using vehicles, and also on foot. Upon return to the Hab, the entire team held our post-EVA debriefing. Again fogging of helmets became an issue, due in part to heavy breathing associated with the on-foot overland traverses to each field station. Fogging is best mitigated by slowing the pace of walking or stopping to allow time for the in-helmet water vapor and condensate to clear.

This morning HSO Susan Jewell used Juho and I as pre-test participants for her yoga-meditation study by testing the protocol in collecting saliva samples for the bio-marker analysis that she will formally implement during her upcoming MDRS-145 mission. Juho and I did our best to gravity feed our saliva into the tiny straws and micro-vials (this wasn’t hard with our appetites growing and lunch approaching). Geologist Toni de Morais Teles documented the training with video and still photos. 

I began preparing equipment to complete the laboratory phase of my spectroradiometric measurements of the surface samples collected over my two science EVAs. I will work on these in the deck one geology laboratory after sunset, to eliminate the possibility of any daytime, ambient light illumination of my samples. This will complete my mission-based data-collection; analysis and interpretation will commence tomorrow and into post-mission.

The team spent most of the afternoon in a planned discussion regarding team communications, inter-personal communications, and reflecting on one another’s individualized perceptions of the other crew members during the mission. This crew has gotten along remarkably well in the last week and a half, this too in the face of varying degrees of adversity (e.g. we all wore anti-contagion masks for 48 hours last week to prevent possible spread of suspected crew-member sickness; we have been managing with an increasingly faulty toilet, using buckets of water for flushing; we have implemented water conservation measures and supply protocols since the in-Hab water pump failed a couple of days ago, etc). 

These are all anticipated technical challenges that all crews have faced, or will face here at MDRS, and certainly at FMARS during MA365. However, we all strongly believe and affirmed that one of the greatest challenges of long duration, confined simulation work in extreme environments can potentially be how we resolve interpersonal and team dynamic issues; and how we will simply ‘be’ as a team isolated in the Arctic for 365 days. Everyone spoke frankly about their experiences over the past 11 days together. There was much praise all around for each other’s personalities, work ethic, expertise, creativity, generosity, this in addition to insightful observations regarding how we might work to improve our team building. The willingness of this crew to enter into plain talk and support of one another is rather extraordinary, especially given the short time we’ve all been together; and at the end of the afternoon, all felt that we possess a strong basis for moving forward together as a team. This is a vital piece of what pioneering exploration requires, going boldly together with deeper appreciations and understanding of the team dynamic and of individual motivations, anticipations, and actions. All crew understand the importance of this self- and team-cognizant work; and that the effort to arrive at a more accurate and authentic understanding of the crew as individuals and as a team must begin here, and continue until, and throughout FMARS MA365. This we intend to do.

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Crew144_Reprot_12/10 KSL-TV(Salt Lake City)の取材がありました!

2014-12-12 21:48:48 | MARS on EARTH

Commander Report
Gregory Leonard
12/10/14

----簡略です----

火星のSolは、地球の1日24時間と比べて正確には24.6時間と少し長いという事実にもかかわらず、ここでのSolは急速に時を刻んでいるようです。
日ごとに冬至に近づくとともに私たちのMDRSでの残された日にちが減っていることによります。
しかしながら、その感情の大部分は、私たち全員がここで日々務める共同のプロジェクトと活動の信じられないほどの広さによります。

朝食は、コーヒー、紅茶、ジュース、そして急速にチームがとりこなったメープルシロップ付きの高く重ねられたパンケーキでした。
今日のEVA-8は、Juhoさんの調査でVictorさんが一緒です。JuhoさんのEVA-1とEVA-3の追加の活動となります。
HabCOMは、Heidiさんです。

今日は、9時過ぎに Salt Lake CityからKSL-TV (NBC affiliate) reporterの Mike Anderson さんが訪問してくることになっていました。
彼が来る前に、エアロックへ入って密閉するための指示をエアロックの窓に貼っておきました。そして、エアロックラジオを通してエアロック内での再圧縮を待つ3分間を経験してもらいました。
私は、彼がこの変わった出迎えを楽しんだし、MDRSで私たちが行いたいと望んでいる規範についても理解してくれたと信じています。
クルーの紹介とハブの案内のあと、Victorが彼がthe Occulus Rift viewerを使って開発したハブの3Dバーチャルモデルを見てもらいました。間違いなくMikeさんは、これを見た人みんなと同じに非常に感銘を受けました。
その後、Mikeさんは、JuhoさんとVictorさんのEVAに同行してEVAでの活動や操作を含め調査と報告などに1時間ほど費やしました。

ハブに戻ったMikeにGregoryさんとSusanさんがMDRS-144ミッション(MDRS-142、MDRS-143についても)の説明をしました。(北極でのMA365のための訓練を兼ねた選考。)
Susanさんは、遠隔医療手術のナレーションと実演をしました。、宇宙閉鎖空間そして火星探査者や入植者は、完璧な医療手術が必要です。
Gregoryさんは、分光放射計の測定値で表面材料を分類する研究を説明し、衛星ベースの画像を検証/校正、そして惑星マッピングすることの重要性を説明しました。
Mikeさんは、彼のMDRS-144レポートは、今晩(12/10)18:30に放送されることを教えてくれました。私たちは、名声の2-3分間を楽しみに待ちます。それは、MDRS、私たちのミッションそして火星協会が脚光を浴びる価値があることを認めるものになります。
*KSL-TVの放送は、こちらで見ることが出来ます。 

お昼は、a tuna-mac-n-cheeseを楽しみました。
JuhoさんとGregoryさんは、7番目の壁の外装とカーペットを敷きました。

Murakamiさんは、EVAで採取したサンプルの試験室での作業とデーターの取り纏めを完了しました。土壌、岩石および植物のサンプルの顕微鏡写真の見事な一連のシリーズが作成されました。
Susanさんは、ビデオの作成に勤しんでいます。
Heidiさんは、MDRS-SOPマニュアルの手直しの追加をし、さらに、驚いたことにパンを焼く時間と、下部デッキでトレーニングセッションを行う時間を見つけました。
Toniさんは、ジャーナリストレポートをポルトガルに訳していました。彼は、今日訪問してきたMikeさんの写真とビデオ撮影をしました。

ハブ内の水ポンプは、動作不良のままです。
ミッションサポートは、新しいポンプが必要であろうと指摘しました。
一方で、私たちは、以前から水を蓄えています。料理や飲料用にキッチンポットを満たし、トイレ用にバケツを満たしています。また、どんな水でも再利用します。(例えば、うどんやその他の調理に使用した水を保存しておくことなど)
チームの柔軟性を試す一つの方法は、ハブの生命維持システム上のストレス(または、完全な故障)に如何に対応するかを見ることです。
現在のところ、水の供給に関するこのケースがストレスに当りますね。クルー全員が平常心で対応しているのを観察することが大変嬉しい。

村上さんの応援をよろしくお願いいたします。
応援サイトは、以下の通りです。
日本火星協会 MDRSページ
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----原文です----

Mars sols seem to tick by so rapidly, this despite the fact that Martian sols are slightly longer than an Earth day, 24.6 hours to be accurate. This is in part due to the ever-shortening days here at MDRS, as we move each day closer to the winter solstice. Mostly however it is due to the incredible breadth of engaging projects and activities with which we all fill our days here.

Breakfast consisted of coffee, tea, juice, and a tall stack of pancakes with maple syrup that were rapidly devoured by the team. We completed our daily schedule briefing which ended with crew Scientist Juho Vehviläinen reviewing his planning and field objectives for MDRS science EVA-8. Engineer Victor Luo was provided with specific tasks to assist in Juho’s dielectric soil moisture and temperature measurements; today’s EVA was designed to add additional traverse sites to his EVA-1 and EVA-3 work (see Science Report). All crew then assisted in preparation for the EVA team. Executive Office Heidi Beemer managed HabCOM operations for the EVA.

Today we had our first visitor to the Hab, KSL-TV (NBC affiliate) reporter Mike Anderson from Salt Lake City arrived just after 0900. We left a note on the inside airlock window instructing Mike to enter and seal the airlock. From there we provided him with instructions via an airlock radio to enjoy his 3 minutes of re-compression! I believe he enjoyed this rather unusual greeting and also understood the integrity with which we at the MDRS wish to conduct our mission. After crew introductions and a brief tour of the Hab, Victor showed Mike the 3D virtual model of the Hab he has developed, this using the Occulus Rift viewer; no doubt Mike was quite impressed, as is everyone who sees this for the for time. Mike then decided to follow Juho and Victor on their EVA, spending an hour or so observing and reporting on MDRS field activities and EVA operations.

Upon Mike’s return and once again recompression before entering the Hab, HSO Susan Jewell and I informed him of what the MDRS-144 mission (and those of MDRS-142, MDRS-143) represents: crew training and selection for the FMARS MA365 mission in the high Arctic. Susan then narrated and demonstrated a telesurgery operation, showing what it might be like when space-bound, and Mars teams and colonists need to complete medical operations. I explained my research of classifying surface materials with spectroradiometer measurements and its importance for calibrating / validating satellite-based imagery, and planetary mapping. Both Susan and I discussed the MA365 mission, its place and importance within the context of what analog missions have occurred in the past and those that are planned or in progress. We also answered questions regarding the challenges of such deeply isolated and confined analog missions, and why we choose to take part is such difficult work. Mike informed us that his MDRS-144 report should be airing tonight at 1830. We look forward to our 2-3 minutes of fame, and allowing the MDRS, our mission, and the Mars Society its deserved place in the limelight.

Mike departed just before the EVA team returned. We all enjoyed a tuna-mac-n-cheese lunch, completed our post-EVA debrief, and reviewed our afternoon projects and plans. Juho and I completed sheathing the two walls of the new MDRS 7th stateroom in the loft, and laying down the carpeting. The space is ready for a crewmember slumber, although it requires some finishing work (e.g. perhaps priming and painting, adding some low-voltage lighting, a small desk fold-down desk, some cushions and a mattress, and covering for the domed ceiling, etc).

Biologist Yusuke Murakami completed more laboratory work and data recording from samples collected on his EVAs. This includes producing a stunning series of photomicrographs of his soil, rock, and vegetation samples. Some of us assisted Susan by providing short video bios and project descriptions; she is compiling team video for further outreach projects. Heidi added some material to the MDRS ‘Standard Operating Procedures’ manual that she has work very hard to compile; and she found time to bake another loaf of bread, and conduct an afternoon workout session in the lower deck! Geologist Toni de Morais Teles continued his translations of MDRS-144 journalist reports into Portuguese; this morning he also captured Mike Anderson’s visit using our cameras and video recorders.

Our in-Hab water pump remains inoperable; and mission support indicated that a new one will likely be required. In the meantime, we are conserving water even further than before, filling kitchen pots for cooking and potable water, and filling buckets for toilet flushing. We reuse whatever water we can (e.g. retaining water after cooking noodles other uses). One test of a team’s resiliency is how they respond to stresses (or outright failures) on the life support systems of the MDRS Hab. This is currently the case with our water supply. It is gratifying to observe that all crew have taken this in stride. While we continue to work the problem, we all accept the condition and adapt immediately to the new mode of water usage and living. Besides the time of day when we must replenish our in-Hab water for the day using the pots, pans, and buckets, there is no mention of the water issue whatsoever. It’s refreshing to have cool heads, and smart ones too, like we have here at MDRS-144.

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Crew144_Report_12/9 讃岐うどんを踏んで捏ねました!

2014-12-11 18:38:16 | MARS on EARTH

Commander Report
Gregory Leonard
12/09/14

----簡略です----

またEVA活動の再開です。何人かでヨガと禅を行いました。

1日から1日半で天候が僅かに変化しました。
いままでは雲があったのですが、高気圧で暖かく晴れた日中と寒い夜をもたらしています。これは、午前の早いEVAでは、EVAスーツの中の温度は、快適で、遅いEVAの場合は、僅かに暑い事を意味します。今日は、Gregoryさんの2回目EVAでJuhoさんとHeidiさんがチームです。09:45にエアロックを出ました。

Heidiさんが天文台でa novel pin-hole solar camera(ピンホールカメラでしょうか?)を設置したそうです。 
Gregoryさんは、今回のEVAで野外活動部分を完了しました。

今日、ハブと外側の封鎖状況が一瞬破られました。
それは、1人のクルーがリモートスピーカーを設置するため南側のエアロックの内側のドアから入った時、一方、同時刻にEVAチームの誰かがエアロックの外側のドアを開けてしまったのです。二人のクルーは、すぐにお互いのドアを閉じました。
*地球と火星の気圧差は、約170倍くらいあるので、実際だったらドアを閉めるのにどのくらいの力が必要でしょうか?
EVAチームがハブに入る前にHabCOMへ連絡をして、HabCOMが入ることを認めましたが、その後、この違反が発生しました。
この違反は、うっかり事故でしたが、私たちは、この事故の深刻さを認識して、かなりの時間議論をしました。:なぜ発生したのか?教訓は何か?そして、二度とこの問題が発生することを避けるため私たちおよび他のクルーのための手順を如何に改良するか?

最後に、HeidiがMDRSの標準作業手順書(SOP)マニュアルの正式なそして広範囲にわたる修正をしました。
次の3つの問題点が明らかにされています。
1)EVAが行われている間、ハブ内のクルーもHabCOMに確認して許可を貰ってからエアロックをあけること。
2)HabCOMは、エアロックが閉まっていることとEVAクルーの入室を許可する前に他のクルーがエアロックにいないことを確認する必要があります。
3)エアロックのドアには、外と内側に窓があるので、EVAクルーが外側のドアを開ける前にエアロックに人がいないことを確認する必要があります。
このSOPは完成されて、明日ミッションサポートに配信されます。

VictorさんとMurakamiさんが外部タンクからハブタンクへ水を供給するポンプの修理を行いました。

Murakamiさんが夕食にうどんを作ったそうです。生地を二重のビニール袋に入れて足で踏んで捏ねたそうです。
*讃岐うどんですね。
Gregoryさんがこんなこと知らなかった!とビックリです。

VictorさんがHab内部の3D画像作成に勤しみました。
Susanさんは、明日実施する遠隔医療セミナーの準備に取り組みました。
(明日MDRSに取材に来るKSL-TVレポーターに披露されるでしょう。)
JuhoさんとGregoryさんは、7番目の個室の建設作業をしました。
Toniさんは、ジャーナリストレポートをポルトガル語へ翻訳しました。
全員でハブを整理整頓しました。

毎日、充実して楽しく過ごしています。この活動を多くの人に知ってもらいたいとのことです。

----原文です----

After a fine day of rest, and team and personal projects yesterday, it felt great to return to EVA activities today. Before breakfast however, a few of us gathered in the kitchen / social space to do some Zen meditation and yoga. Yoga seems to be a good way to loosen up the muscles before squeezing into our EVA suits. 

There has been a slight turn of the weather over the past 24-36 hours. The cloud cover that has generally been present for much of our mission seems to have finally moved out, and high pressure has brought the return of warm sunny days and clear cold nights. This usually means that the in-suit EVA temperature feel great in the earlier morning portion of the EVA, and then a bit warm in the latter part of the EVA. Today was my second science EVA of the mission, so during our after-breakfast EVA briefing I informed the crew on my EVA plans, and directed my EVA team, including Scientist Juho Vehviläinen and XO Heidi Beemer on their expected Mars-Sim surface tasks. The field team exited the airlock at 0945. 

With HSO Susan Jewell managing HabCOM, we first completed engineering checks; and Heidi installed a novel pin-hole solar camera at the old observatory site, this on behalf of Geologist Toni de Morais Teles. My field area is the same location as it was last week, only about 300 meters south of the Hab, along Cow Dung road, and today I was completing surveys on my primary grid, and also collecting some infill survey points on an embedded secondary grid. My study is evaluating visible to near infrared (VNIR) spectroradiometric fidelity between in-situ, sunlit rock and soils with the same target materials brought back to the Hab and measured under calibrated, artificial illumination. The EVA proceeded very smoothly and I was able to complete the field portion of my work (see Science Report).

The Hab was breached for a brief moment today when a crew member entered the south-side inner-Hab airlock door to place a remote speaker, while at the same time someone from the EVA team opened the outer airlock door. Both crew immediately shut their respective airlock doors. Just prior to this, the EVA team informed HabCOM that they were ready to enter the airlock to complete the morning EVA. HabCOM acknowledged, and the breach occurred moments later. Though the breach was completely unintentional, we recognize the seriousness of this incident and we as a crew discussed this at great length: what had occurred, what are the lessons learned, and how we will improve the protocol for us and other crews to diminish or eliminate this from ever occurring again. 

To that end, XO Heidi Beemer has almost finished a formal and very extensive ‘Standard Operating Procedures (SOP) manual for the MDRS. Today she revised the section on HabCOM, EVA, and airlock procedures so that ours and subsequent crews will eliminate this risk. Briefly, three issues have been clarified: 1) While an EVA is in progress, no in-Hab crew should ever enter the airlock without consent and knowledge of HabCOM; 2) HabCOM must ensure that the airlock is sealed and clear of crew members before acknowledging the EVA-crew request to enter the airlock; 3) There is a window on both the outer (and inner) airlock door. EVA crew must ensure that the airlock is clear of in-Hab crew before entering the airlock. The SOPs will be completed and delivered to Mission Support tomorrow.

While the EVA was in progress, Engineer Victor Luo and Biologist Yusuke Murakami ended up troubleshooting a faulty water pump, the pump that brings water into the in-Hab tank from the external water tank. The pump remains non-operational. Until permanent repairs are completed, we are implementing protocols to access and conserve further, our daily water supply (see Engineer report). 

After lunch and our daily EVA debriefing, Yusuke, with the assistance of Victor and Heidi made a big batch of udon noodles for tonight’s dinner. It turns out there is plenty to be made from the limited amount and variety of supplied foods on this MDRS mission; indeed we’ve been eating well and the energy level of the crew is reflective of our adequate nutrition. I did not know however that udon noodle preparation requires that the dough be kneaded by someone walking on it (with the dough in a double plastic bag)!

Once again the Hab was buzzing with activity this afternoon. Victor acquired additional stereo infrared scans today, this time within the interior of the GreenHab / Zen garden structure. Susan worked on preparing equipment for the medical telesurgery seminar she will be conducting tomorrow (likely to be shown to the KSL-TV media reporter(s) visiting the site tomorrow). Juho Vehviläinen and I spent most of the afternoon sheathing the newly erected walls of MDRS 7th stateroom in the loft. There remains a couple more small sections of plywood to add to the knee-wall section, and then we’d like to finish framing the new access ladder. Toni worked to complete his Portuguese translations of the MDRS-144 journalist reports. All crew helped to clean and organize the Hab today. 

Every day here at the MDRS is incredibly new and exciting; we all wake up knowing much of the tasks and activities that are required, but also enjoy flexibility to make progress on many other projects, Hab improvement, and team building. Living, working, learning, playing, at the MDRS, and sharing this experience with others through outreach projects has thus far been an entirely fantastic and rewarding experience for our crew. How wonderful it is when our professional and personal achievements and satisfaction are also in the service to others.

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MDRS天気予報 12/11 (MST)

2014-12-11 14:48:44 | 気候・天気

   

12/11 担当者多忙のため少し間が空いてしまい申し訳ありません。
北米の西部には強い低気圧が接近しつつあり、中心から伸びる寒冷前線がカリフォルニアを通過しつつあります。
それに伴い、沿岸部では雨が降っているところも。
衛星画像を見ますと、やや発達した雲が通過しているのが見えています。
天気図は世界時10日18時(現地時10日11時)のものを2枚だしていますが、1枚は太平洋、1枚は米国西部のものです。

さて現在のユタ州は高気圧に覆われており、MDRSも晴れている模様。ほぼ、前回(12/7)の予想通りで推移しているようです。
現地時10日の夜まで晴れそうですが、雲の広がりは早く、11日の昼前までには曇りそう。12日には雨が降りそうですが、降水量はそう多くないかと思われます。
気温は最高55F/13C, 最低32F/0Cほどで、風は南から南東の風が主となりそうです。

Crew144の活動も終盤に近づいていますが、最終日は晴れて欲しいですね!

Strong low closing in on the west coast of north America and associated long cold front to pass through California, bringing rains to some parts of the state. Satellite image shows that well, also charts do.

Utah covered with high pressure, MDRS seems enjoying fine weather, as predicted on dec 7. Settled seems to continue till dec 10 night but soon cloudy by dec 11 noon. Some light showers possibly come on dec 12.
Temperatures around max 55F/13C to min 32F/0C, winds from south to southeast.

Crew144 activity has passed 2nd mid-week and approaching an end. Hope final day be fine!

※Sorry for a bit late update because of other works.

 

By Yoh Mizumoto

村上さんの応援をよろしくお願いいたします。
応援サイトは、以下の通りです。
日本火星協会 MDRSページ
火星のいきものをさがそう!(facebook)
MDRS天気予報(facebook)

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Crew144_Report_12/8 切磋琢磨で素晴らしい友情!

2014-12-11 00:04:21 | MARS on EARTH

Commander Report
Gregory Leonard
12/08/14

----概略です----

今日は、Sol7ということで休みがもらえたようです。
エネルギッシュに楽しんでいます。村上さんが漢字とカタカナの指導をしました。全員で「火星」と漢字で書道をしました。

とはいっても、ハブの家事仕事を片付けて、いくつかのEVAスーツの修理も行いました。

今日は、午前午後の大半を映像の脚本作りで過ごしました。
これは、いくつかのMDRS-144のアウトリーチプロジェクトの一つとして使用されるアクション/冒険/SF映画として記録するための準備です。
脚本はほぼ出来上がり、キャストが選ばれそして小道具も準備されています。ビデオ撮影は、今週後半に始まります。
Murakamiさんは、チーフプロデュサー兼監督です。      
*期待できますね!

JuhoさんとGregoryさんは、午後一杯、MDRSの7番目の部屋の建設をしました。

Heidiさんが美味しいパンを焼き、そして、今夜私たちがそれぞれで作って食べるためにパイ生地を作りました。
Gregoryさんは、このCrew144が如何に素晴らしいか、また一緒に成長していることを喜んでいますね。

Victorさんがハブ内部の3D画像を作成しました。こちらです。
行ったことがない人はもちろん楽しめますし、行ったことがある人もたぶん懐かしいですよ!

----原文です----

Although it’s Monday on this our 7th sol in Mars analog simulation, it sure felt like a classic Sunday. All crew enjoyed a well-earned day off from EVAs, and we spent the day together in the Hab. Knowing that we had the day off today, we all stayed up till just-past midnight last night, listening to music, sharing personal videos from past explorations, some playing cards, joking, singing and chatting, and binging just a bit on our allotted stash of snack foods. This group can sometimes be quite electric together, kinetic and really fun. Before the evening was over we all learned and tried our hand at Japanese calligraphy, both Kanji and Katakana styles, this under the expert guidance of Biologist Yusuke Murakami. All took turns at painting the letters for “Mars”, and then having Yusuke paint our given names and then the meanings of our surnames. These small paintings are true works of art, and our individual names (including some new crew nicknames), are now nicely adorning the doors of our respective staterooms. It looks like an art museum in here!

Considering late evening party, most crew slept-in this morning, past our normal waking hour. Yusuke and I both enjoy photography, and we were up at 0700 to watch the unfolding of an incredible blood-red Mars-like sunrise, and also view the setting gibbous moon. Later this morning, we all enjoyed a hearty breakfast of eggs, bacon, and porridge, and for some of us, several cups of coffee. Fortunately there are few coffee drinkers here on MDRS-144; and so those of us that are, have a veritable surplus of java on hand. 

There was a brief engineering EVA this morning, checking on generator diesel, propane gas, and water; plus the requisite taking out the garbage. Additionally, Engineer Victor Luo, XO, Heidi Beemer, and Yusuke completed some much needed routine repairs on some EVA suits (see Engineer report).

Much of the late morning and afternoon was occupied by movie script writing; we are prepping to record an action / adventure / sci-fi film to be used as one of our several MDRS-144 outreach projects. The script is mostly written, the cast selected, and the props designed. Filming is set to begin later this week. Yusuke Murakami is Executive Producer and Director. 

Scientist Juho Vehviläinen and I spent some afternoon time working on building the MDRS 7th stateroom in the loft. We both enjoy building and working with wood; and as a relatively new homeowner back on Earth, I especially delight in home improvement projects on Sundays. I certainly did today as well. The Hab will soon have a basic, but professional-grade framed and secure stateroom in the southwest quadrant of the loft.

Meanwhile in the kitchen, Heidi Beemer baked another delicious loaf of bread this afternoon, and made pizza dough for the pies we each created and devoured tonight. This is such a fine group of people assigned to MDRS-144. We live together, work together, laugh together, create together, and there is a palpable and increasing sense of comfort, safety, and team loyalty developing amongst us. This is not simply a good sign or convenient, it is absolutely essential for this (and any) group to have established some level of real team trust before considering participation in the very serious and unforgiving conditions that the FMARS site will dish out during the yearlong, high Arctic-based MA 365 mission. We are here, the crew of MDRS-144, growing stronger each day in trust, loyalty and friendship. Goodnight from the Hab.

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Galeクレーターは湖だった!

2014-12-10 14:04:47 | MSL

12月12日のWhat'sNewに先日の記者会見の結果が要約されています。
記者会見の様子は、こちらで見ることが出来ます。

Curiosityのこれまでの調査の結果、数千万年間にわたってGaleクレーター内部に大きな湖があり、Shrap山は、その湖による堆積物によって形成されたことが確認されました。
*やりましたね、当初から予想されていましたが、「だろう」から「「違いない」に変わった瞬間です。 
 有人探査による生命発見への期待が高まりますね~
 「私たちは、この広い宇宙で稀有で孤独な存在なのだろうか?それとも、宇宙は、生命で満ち溢れているのでは・・・」 

Ashwin Vasavadaさんは、次のように話しました。
「Sharp山形成の私たちの仮説は、火星では、暖かく湿った環境は、一時的、部分的または地下だけで可能であったという従来の見解に挑戦するものです。 より踏み込んだ説明は、古代火星の厚い大気が極寒の全体を温めたということですが、現在のところ私たちは、大気がどのようにそれをしたのか分からないのです。」
* Ashwin Vasavada:Curiosity deputy project scientist at NASA's Jet Propulsion Laboratory in Pasadena, California.

John Grotzingerさんは、以下のように話しました。
「現在、山がある場所で、湖が繰り返し発生した可能性があります。そのことによって、繰り返し発生した湖の堆積物を調査することで、その年代や環境を知ることが出来るのです。そして、Curiosityがより高くSharp山を登って調査をすれば、私たちは、大気、水そして堆積物がどのように相互作用するかというパターンを示すための一連の実験結果を持つことになります。」
*John Grotzinger(Curiosity Project Scientist ) :the California Institute of Technology in Pasadena. 

Galeクレーター内部を少なくとも数百メートル程度の高さまで水が満たし、堆積物が形成され、一部が硬い岩に変化したと考えられます。
その後、堆積層が風食によって時間をかけて削られることでSharp山が形成されたと考えられます。 
下図は、地球でも起こっている乾燥期と湿潤期の繰り返しによる土砂の堆積を示しています。 

「私たちは、お互いの上に積み重なった小さな古代のデルタの堆積岩を発見しました。」とSanjeev Guptaさんが話しました。 
Sanjeev Gupta( Curiosity science team member): Imperial College in London.

いくつかの火星ミッションで古代の火星で湿った環境を示す証拠を見つけているにもかかわらず、古代気候のモデリングは、未だ、地表面に安定的に長期に液体の水が存在可能な条件を発見するには至っていません。
*MAVENの調査結果にも期待ですね。 

Curiosityは、現在"the Murray formation"と名づけられたSharp山の最下層の堆積層を調査しています。

下図は、Curiosityが火星着陸後にたどった長い道のりです。上図、下図ともにSol817のものです。

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Crew144_Report_12/7 Toniさんの写真が少ないです

2014-12-10 01:22:14 | MARS on EARTH

Commander Report
Gregory Leonard
12/07/14

----概略です----

土曜日の夜は、カードゲームを全員でやって夜更かししたということで、日曜の朝は、2~3時間ほど遅く起きました。
*睡眠は、大切です。 

今日は、ToniさんのEVAです。MurakamiさんとSusanさんと3人で行いました。
Toniさんの研究は、古代の火星環境の類似環境として地質、地形および岩石学的特徴(生物学的活性とバイオマーカーとなる)の相関に焦点を当てています。
今日は、このミッションで最高に良く晴れた日だったとのことです。
なので、熱中症にならないように気をつけてEVA活動したそうです。
*熱中するのは、大切なことですが・・・     

・暖かい日は、決まってヘルメット内部の曇りが発生します。     
・時折、サングラスがヘルメットにかすかに当ったり、帽子が頭からずれて視界に影響を与えたりしました。
ハブを出る前にしっかり装置を固定する必要があるのと比較的ゆるいヘルメットが問題です。(ヘルメットが個々のメンバーのサイズに合っていないのとデザインや状態に関連しています。)

VictorさんとMurakamiさんは、ハブのロフトにある水タンクについて改良を試みたそうです。
水を補充する際に投入ポンプの止め忘れによって水があふれる事故が度々起こっているそうです。
2人は、Rube Goldberg’ type system というものを構成しました。予備試験は、限定的な成功を収めたようですが、更なる改善が行われるでしょう。

世界中の子ども達から寄せられた火星探査機関連の質問に全員で答えました。
これは、 outreach Q & A video sessionとして完了しました。
*どんな内容なんでしょうか?気になりますね。 

村上さんの応援をよろしくお願いいたします。
応援サイトは、以下の通りです。
日本火星協会 MDRSページ
火星のいきものをさがそう!(facebook)
MDRS天気予報(facebook) 

----原文です----

For many people on Earth, weekend days like today Sunday are days off, a day for rest. For us here at MDRS, and on a rather short two week mission, we choose sometimes to take advantage of our precious time and continue our Mars surface analog work. We are human however, and in addition to having meaningful work, we too require ample rest, play and sleep. So after last night’s card games shared amongst the crew, all crew slept in for an extra couple of hours this morning before prepping for a scheduled EVA. 

Geologist Toni de Morais Teles Biologist presented his EVA plan and field objectives and directed his EVA team members Biologist Yusuke Murakami and HSO Susan Jewell with their specific EVA tasks. Engineer Victor Luo managed HabCOM. Toni’s research is focused on correlating geologic, geomorphic, and petrologic characteristics with possible biologic activity and biomarkers as an analog for ancient Mars environments. He evaluated several near-Hab geologic units, collecting rock drill samples and site characteristics. The EVA team was out of airlock at 1002, and first completed the engineering EVA duties. Being our first clear sunny day on this mission to date, the EVA proceeded with caution so as not to overheat. Yusuke assisted with Toni’s field survey and sampling, and both he and Susan photo- and video-documented the EVA, and captured updated images of the Hab, GreenHab, and Musk Observatory. Post-EVA briefing revealed similar challenges experienced by virtually all EVAs on warm MDRS days: some fogging of helmets due to condensation from astronaut exhalations and light sweating. Occasionally, sunglasses were bumped slightly, or hats slipped downward off the head to partly obscure visibility. This is partly a matter of optimally securing the headware before EVA departure from the Hab, and partly a matter of the relatively loose helmets repeatedly bumping against glasses and hats (this related to proper fit of helmets to individual crew members, and overall helmet design and condition).

Engineer Victor Luo and Biologist Yusuke Murakami attempted improvements on the internal water tank located the Hab loft that seems to have been plaguing MDRS crews with occasional and completely unwanted in-Hab water spills. The problem arises when the filling system remains unattended and the tank overflows. Why is the filling tank left unattended? This usually occurs since the tank fills very slowly and the person monitoring the tank-filling process sometimes decides they can complete another task for a few minutes and return in time to switch off the filling pump. Occasionally the tank monitor has apparently forgotten the prime directive of observing the process and the tank overflows. So Victor and Yusuke have devised a ‘Rube Goldberg’ type system comprised of a (sterilized) inner tank float, strings, pulleys, and a mouse trap system; it is a glorified ‘kill switch’ it has been installed and is in trial phase. Pretesting shows limited success; further improvements will be trialed.

I worked on final measurements and designing the second wall for the 7th stateroom. Victor completed further 3D infrared stereo scans of the Hab, this time with crew performing in-Hab daily and research-related activities on decks 1 and 2. 

All crew completed further requisite in-simulation testing measures. 

In addition all crew completed an outreach Q & A video session, answering Mars exploration related questions submitted by school children from all over world. Our crew introductions and recital of questions and answers will be posted for viewers on social media, and made available as special internet video links to the schools that submitted the questions. Answering questions submitted by children from around the globe really reminds us, the crew of MDRS-144, of the technical challenges of Mars exploration and colonization, the harsh Martian conditions, and the day-to-day pragmatic issues of traveling through space or living on Mars. More so, we are reminded of why we are here, because each of us, all of us were once inspired in the past, by persons at least a little bit just like ourselves.

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