当ブログの2011年8月12日で予告していたMarsExpress搭載のレーダーによる北極冠の観測が終了したとのことです。
ESAの記事は、こちら
下図の通り北緯45°以北の全域をカバーしています。
大きな画像は、こちら
測定は、6月から11月まで行われました。
地球時間で6月から11月末までは、火星時間で1月下旬から4月下旬となります。
その間、測定可能な軌道の40%が使用できませんでした。
観測できなかった理由は、およそ4分の1が太陽活動により、その他4分の3が観測の停止があったとのこと。
MarsExpressは極軌道を回っており、北極冠を必ず通過しますが、楕円軌道でその中心が変動しているのが問題となります。
今回の観測のために北極冠を高度1,000km以下で通過するように調整したようです。
測定に使用したMARSIS(The Mars Advanced Radar for Subsurface and Ionosphere Sounding)は、太陽光や電離層の活動の影響を受けやすく、更に低高度(1,000km以下)でないと感度が落ちるのが弱点です。
測定可能な時間は、1周回当たり3分から7分と短く、観測可能だった600軌道の累計で3,000分の観測が出来ました。
結局、火星時間で2日間北極上空に居たことになりますね。
そのうちの半分の25時間は、観測に絶好な夜でした。
でも、残りの25時間は、日が当たっていたそうです。
観測結果は、現在解析中です。
データーの解析が終わった暁には、その場所が乾燥しているか?凍っているか?ウエットな状態か?地表下数kmまで分かるそうです。
待ち遠しいですね!
来年の楽しみがまた増えました。
良い年をお迎えください。
ESAの記事は、こちら
下図の通り北緯45°以北の全域をカバーしています。
大きな画像は、こちら
測定は、6月から11月まで行われました。
地球時間で6月から11月末までは、火星時間で1月下旬から4月下旬となります。
その間、測定可能な軌道の40%が使用できませんでした。
観測できなかった理由は、およそ4分の1が太陽活動により、その他4分の3が観測の停止があったとのこと。
MarsExpressは極軌道を回っており、北極冠を必ず通過しますが、楕円軌道でその中心が変動しているのが問題となります。
今回の観測のために北極冠を高度1,000km以下で通過するように調整したようです。
測定に使用したMARSIS(The Mars Advanced Radar for Subsurface and Ionosphere Sounding)は、太陽光や電離層の活動の影響を受けやすく、更に低高度(1,000km以下)でないと感度が落ちるのが弱点です。
測定可能な時間は、1周回当たり3分から7分と短く、観測可能だった600軌道の累計で3,000分の観測が出来ました。
結局、火星時間で2日間北極上空に居たことになりますね。
そのうちの半分の25時間は、観測に絶好な夜でした。
でも、残りの25時間は、日が当たっていたそうです。
観測結果は、現在解析中です。
データーの解析が終わった暁には、その場所が乾燥しているか?凍っているか?ウエットな状態か?地表下数kmまで分かるそうです。
待ち遠しいですね!
来年の楽しみがまた増えました。
良い年をお迎えください。