4月13日のWhat'sNewによりますと、CuriosityのREMSによる気象データとGaleクレーター内で過塩素酸塩を確認していることからかん水の存在が確認できるとのことです。
詳細は、Nature Geosciencesのオンラインで4月13日に発表されています。
*事務局は、会員ではないので、上記のレポートを読んでいませんが、概略は、以下のようです。
(表やデーターを見たいのですが、見れないですね。そのうち、どこかで発表されることを期待してます。)
・火星の土の中に液体かん水が生成する条件は、予想よりも赤道に近い所まで広がっています。
・土壌中の過塩素酸塩は、大気から水分子を取り込むことが出来て、凍結防止作用をします。
・ただし、かん水の存在がCuriosityの周辺を微生物の存在にとって有利になることはないでしょう。
過塩素酸塩は、火星の土壌中に存在することが、Curiosityだけでなく、2008年に北極圏に着陸したPhoenixによっても確認されています。
Phoenixの成果については、2008年11月13日の当ブログ「休息を!!」を参照してください。
液体の水そのものを発見したわけではないですが、液体の水の存在が確実になったと言えるようですね。
*事務局としては、生命の存在には、厳しい条件ですが、可能性が高まってきたと言えると思っています。
下図は、REMSです。
Boom2が見えますが、Boom1は見えませんね。
Curiosityが着陸した時にBoom1は、損傷したと見られています。
*そのため気象データで風速/風向のデータが発表されていません。
下図は、 "Artist's Drive."からのパノラマです。
Sol952(4月11日)にNavCamにて撮影されました。
左が東で右が南西方向です。左の地平線上にSharp山の上部が見えています。
下図は、"Artist's Drive."にいるCuriosityの進行方向の風景です。
Sol951(4月10日)にNavCamにて撮影されたものです。 西の方向を向いています。
Sol951時点のCuriosityの位置です。