9月22日の
MarsTodayにISECG議長国のNASAが
「Global Exploration Roadmap」を発表したとの記事が出ました。
NASAの発表は、
ここです。
JAXAの9月7日付けの
「国際宇宙探査協働グループ会合の開催結果について」で8月下旬に京都で行われたISECG(国際宇宙探査協働グループ)での討議を踏まえてまとめた「国際探査の道すじ」(GER: Global Exploration Roadmap)の資料が10月初旬に発表されるとのことでしたが、早めに発表されたようです。
1)目標は以下の通りです。
・生命の探査
・人類の深宇宙への進出(目指せイスカンダル:事務局のつぶやき)
・科学の進歩/探査技術の開発、宇宙環境での有人探査技術、宇宙・地球等の知識を深める
・宇宙産業による経済効果の拡大
2)ロードマップは、以下の通りです。
1.ISS等の活用で宇宙空間での適応の研究・訓練
それから先は、2つの進め方があります。
2-① 月を目指す → 地球接近小惑星 → 火星を目指す
2-② 地球接近小惑星を目指す → 月 → 火星を目指す
最後は、当面の目標火星へ
3.有人火星探査は、2030年代半ばとなってます。
3)ISECGは、以下の14ケ国で構成されてます。
8月30日の会議以降、NASAから引き継いで日本が議長国となりました。
ASI (Italy), CNES (France), CNSA (China), CSA (Canada), CSIRO (Australia), DLR (Germany), ESA (European Space Agency), ISRO (India), JAXA (Japan), KARI (Republic of Korea), NASA (United States of America), NSAU (Ukraine), Roscosmos (Russia), UKSA (United Kingdom)
4)GERへの参加国は、以下の12ケ国です。CNSA (China)と CSIRO (Australia)が参加してませんね。
ASI (Italy), CNES (France), CSA (Canada), DLR (Germany), ESA (European Space Agency), ISRO (India), JAXA (Japan), KARI (Republic of Korea), NASA (United States of America), NSAU (Ukraine), Roscosmos (Russia), UKSA (United Kingdom)
ロードマップには、JAXAのMELOSも入ってますし、有人火星探査にもJAXAが入っています。
経済的なハードル等多くの困難がありますが、ロードマップを見ていると人類の英知で絶対乗り切れると感じました。
次回の会議は、2012年の夏にカナダにて開催されるということです。日本の次は、カナダが議長国でしょうか。
21世紀前半は、火星年期と呼ばれるようになることでしょうね。
火星への挑戦が人類の大きな目標となります。
・人類同士の戦争の終わりとなりますように!
・人類の生活圏の拡大による新たなフロンティアへの挑戦!
・経済、科学技術の発展!
・新しい文化・芸術を!