中国航天局の実力は、確かなものですね!
予定通りユートピア平原に着陸したそうです。
下図は、2019年3月に中国航天局が着陸候補地として公表した場所です。
まさに「2」の地域に着陸したようです。
もっと詳しい場所が発表されれば、アメリカのパーシビアランスとも結構近い場所かもしれませんね~
楽しみです。
Soraeさんの記事によりますと、中国の火星探査機「天問」が火星に向かって飛行中の雄姿を自撮りして、送って来た画像が国慶節と中秋節を祝い、10月1日に公開されたそうです!
太陽系初の快挙ではないでしょうか!
https://sorae.info/space/20201001-tianwen-1.html
その雄姿が下図
(C)CNSA
Soraeさんの記事によりますと、撮影は天問1号の外側に設置されていた装置を分離して実施されたようです。その様子もSoraeさんの記事で紹介されています。
”凄い!!”の一言です。
天問は、CNSAによりますと「10月1日の早朝の時点で、プローブは地球から24.1百万キロメートル、1億8800万キロメートルを飛行しており、飛行は良好な状態です。」とのことです。
*CNSAの記事は、こちら:http://www.cnsa.gov.cn/n6758823/n6758838/c6810285/content.html
*China Radio International.CRIの記事は、こちら:http://japanese.cri.cn/20201001/dca6226a-e7df-6b5c-d465-6ef7a1a84240.html
4月24日のロイターさんの記事によりますと、中国国家航天局が今年8月前後に打上げ予定の火星探査ミッションを「天問1号」と命名したとのことです。
https://jp.reuters.com/article/space-exploration-china-mars-idJPKCN2260JT
「天問」の由来は、紀元前4世紀ごろの詩人、屈原の詩にちなんで名付けられたとのことです。
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*「天問」をgoogle翻訳すると「天国、Heaven」と出ました。
ただ、詩の内容を読むと宇宙誕生の物語のようです。
こちらのサイトに一部翻訳が載っています。
https://chinese.hix05.com/Soji/soji108.html
こちらは、屈原の天問の全文が中国語で
https://zh.wikisource.org/wiki/%E5%A4%A9%E5%95%8F
興味深いですね!どなたか、前文翻訳をしてくれないかな・・・
AFPBB Newsさんの11月14日の記事によりますと、中国国家航天局が来年打ち上げ予定の火星探着陸機の公開実験を行ったとのことです。一部の在中国大使館および国際機関の人たちが招待されたようです。
来年は、火星接近が10月6日なので、それに合わせて7月から8月の間に打ち上げられ、来年初頭に火星到着の予定です。
中国の計画は、着陸機と軌道船を同時に送り込む大変意欲的な計画となっています。
詳しくは、下記にて
https://www.afpbb.com/articles/-/3254817?pno=0&pid=3254817004
中国国家航天局(CNSA)の発表記事はこちらです。
http://www.cnsa.gov.cn/english/n6465652/n6465653/c6808105/content.html
*中国国家航天局(China National Space Administration:CNSA)についてはJAXAの資料にて:http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/cnsa.html
来年の火星探査については、当ブログ「オールカマー!その中で中国が目指すのは、ここだ!」もご参照ください。
どうも、2020年は大変な年になりそうです。
オリンピック(7月24日~8月9日)があり、米大統領選挙(11月3日)もあり、、、
その中で、火星探査機が4機も火星を目指して飛んで行く予定です。
・NASA MARS2020-打上:アメリカ
・ESA ExoMars-打上:ロシア
・UAE Hope Mars Mission-打上:日本
・中国 ローバー&オービター-打上:中国
*こう見ると、まさにオールカマーですね!
インドのオービターもミッション終了したけど、火星で待ってると思うし。。。
米惑星協会のブログにAndrew Jones さんが中国の火星探査機について書いてますので紹介します。
詳しくは、下記の惑星協会のサイトをご覧ください。
http://www.planetary.org/blogs/guest-blogs/china-2020-rover-sites.html
どうも、昨年の6月にオーストリアのウィーンで開催された国連宇宙利用平和委員会(COPUOS)のセッションで発表されていたようです。
2020年10月6日が火星最接近日で、距離が6,207万kmです。
中国の火星探査機は、打ち上げが2020年7月~8月頃で、到着が2021年初頭となっています。
上記の4チームとも7月辺りで打ち上げる模様です。(オリンピックの開催を祝うかのよう・・・)
①ローバーとオービター
・ローバーの重量は、240kg。90日の設計寿命。
6つのペイロードを搭載します。:ナビゲーションおよび地形カメラ、マルチスペクトルカメラ、地下探知レーダー、CuriosityのLIBS装置に似たレーザー誘起破壊分光装置、火星表面磁場検出器、火星気候検出器。
(C)Xinhau
・オービター
7つのペイロードを搭載します。:中・高解像度カメラ(NASAのHiRISEと機能が似ています)、イオン・中性粒子アナライザー、磁力計、地下探知レーダー、鉱物スペクトル検出器、そして高エネルギー粒子アナライザ。
②着陸候補地
下図の2か所を想定しています。なにかNASAの後追いをしているような感じもしますが、大気圏突入から無事着陸するまでの技術は大変難しいということです。
それで、高度の低い場所で科学的成果が狙える場所ということで選定すると、こうなっちゃうのでしょうね~
特に「2」は、NASAのMARS2020と被っちゃってるんじゃ~と思いますが、、、
(C)CNSA
③科学的成果
火星の電離圏や惑星環境の分析、火星の土壌の種類、分布、構造、火星の地形的特徴の分析といった科学目標。
地下探知レーダは、特に火星表面やその下の水や氷を探知するのに使われるとみられます。
(C)From Yingzhuo et al. (2018), Chinese Journal of Space Science
④火星探査の継続
2028年頃に超重リフトロケット長征9を使って、火星からのサンプルリターンを計画しています。
RecordChinaで、火星探査を含む中国の動向がレポートされていましたので、メモしておきます。
5月29日のニュースによりますと中国は、月・深宇宙探査に関して以下の方針を確認しています。
詳しくは、こちら: http://www.recordchina.co.jp/a139846.html
▽嫦娥プロジェクト科学データの研究深化、嫦娥3号の月面光学望遠鏡の任務遂行
▽嫦娥4号の開発任務
▽嫦娥5号の開発任務
▽初の火星探査の任務計画
▽中国の未来の月・深宇宙探査任務の論証
そして、8月24日のニュースによりますと、火星探査計画が動き出しているようです。
詳しくは、こちら: http://www.recordchina.co.jp/a148472.html
RecordChinaによりますと、
「23日に国家国防科技工業局月探査・宇宙プロジェクトセンターが中国初の火星探査機と火星ローバーのデザイン・構造図を公開した。」とのことです。
中国初の火星探査は、2020年7月から8月に海南省の文昌衛星発射センターから「長征5号」ロケットを使って打ち上げられます。
そして、約7カ月飛行した後、2021年2月から3月に火星に入り、周回・着陸・探査という3つの目標を一度に実施する計画です。
*意欲的とも言えるけど、私的には、少し違和感を感じてます。(なんで?いっぺんに?)
画像は、上記ニュースで公開されています。
周回機の他に、着陸機・プラットフォーム・ローバーの画像があります♪
*ちょうどこの記事を書いている時に「スペースライブラリ」さんから関連情報をいただきましたので、下記に記載します。
matuda様ありがとうございました。
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Wednesday, August 24
China unveils designs for orbiter, lander and rover for its first unmanned mission to Mars
http://www.scmp.com/news/china/policies-politics/article/2008041/china-unveils-design-unmanned-mission-mars
South China Morning Post — 6:17 am ET (1017 GMT)
China unveils its Mars 2020 probe and science goals
http://gbtimes.com/china/china-unveils-its-mars-2020-probe-and-science-goals
gbtimes — 5:48 am ET (0948 GMT)
China shows first images of Mars rover, aims for 2020 mission
http://www.reuters.com/article/us-china-space-mars-idUSKCN10Z07B
Reuters — 5:35 am ET (0935 GMT)
China unveils 2020 Mars mission probe and rover
http://www.bbc.com/news/world-asia-china-37171942
BBC — 5:21 am ET (0921 GMT)
Tuesday, August 23
China unveils Mars probe, rover for ambitious 2020 mission
http://news.xinhuanet.com/english/2016-08/24/c_135627828.htm
Xinhua — 7:56 pm ET (2356 GMT)
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*日本には、当ブログ2015年6月10日「フォボスか?ダイモスか?」に書きましたが、「火星の衛星に着陸して、砂や氷などを採取して地球に持ち帰る無人探査機を2021年度をめどに打ち上げる」という計画があります。
頑張って欲しいですね!
月の周回軌道への投入が順調なため、燃料が多く残っているようです。
それを利用して、下記の三点を検討しています。
①月面に衝突させる
②月から深宇宙へ飛び立たせる
③地球の周回軌道へ戻す
詳しくは、下記にて
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1002&f=national_1002_063.shtml
この時、中国がこの時期に早くも月へ行って帰ってくるというと結構大変なことだと感じていましたが、やはり出てきましたね。
10月22日のSciencePortalChinaによりますと、火星探査に意欲を見せています。
宇宙開発の視点から世界の宇宙先進国は、火星探査を最重要目標としていると位置づけて、中国は他の国々から遅れを取っているとの認識。
その差を埋めるためには、早急に独自の技術による火星探査をやる必要があるということです。
詳しくは、下記にて
http://www.spc.jst.go.jp/news/101003/topic_5_02.html
22日のSeachinaの記事では、2013年に火星探査機を打上げるということになってます。
その技術力を中国は既に獲得していると自信を示してます。
火星を人類が移住可能な天体と認識しているとのこと。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101022-00000022-scn-int
日本も当面の最高目標を火星有人探査としてあらゆる可能性を探るべきではないでしょうか?
いつまでも「夢」「希望」などだけでなく、その夢を叶えるための具体的目標が必要な時期になっていると思います。
日本は、宇宙先進国として誇るべき技術を持っており、計画的な人材育成と技術の蓄積をしていくべきです。
そのためにも火星探査への日本の参戦を期待してます。
王永志氏は、中国工程院院士で中国有人宇宙飛行プロジェクトの元総設計士だそうです。
中国の宇宙機構に関して全く知りませんので、かなり偉い人という感じを受けただけですが、有人宇宙飛行に関して並々ならない迫力を感じました。
詳細は、下記にて
http://j.people.com.cn:80/95952/6764742.html
10年後に長期運用可能な宇宙ステーションを持つということですね。
有人宇宙飛行ということで「飛行」がついているという事は、今のところ着陸は目的に入ってないようですね。
つまり、有人火星探査とかですけど。
世界で3番目の独自で有人宇宙開発事業を展開できる国となったと誇らしげです。
日本もやる気になれば十分やれる技術力は、有ると思います。
でも、最近ロボコンで優勝できませんね・・・。
頑張りましょう!
日本は、「ゆとり世代」がいよいよ社会人になるようです。
この件について、話し出すと切が無いかと思いますので、話しません。
「ゆとり世代」については、下記にて
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%86%E3%81%A8%E3%82%8A%E4%B8%96%E4%BB%A3